2006年5月26日金曜日

管理職のPC習熟度は・・・

ちょっと古い記事だが、管理職のPC習熟度についてのJapan internet.comの記事。

インターネットコム株式会社とJR 東海エクスプレスリサーチが行った管理職の PC 習熟度調査によると、部下に PC の操作方法を「日常的に/時々聞いている」と回答した管理職は3割強と、前回の部下を対象にした調査で出た6割よりかなり低い数字になった。
(中略)
前回の調査では上司が部下に依頼する PC 操作のトップ3は、「ワードプロセッサによる文書作成」(178人)、「イントラネット/インターネットでの情報検索」(165人)、「プレゼンテーションツールによる文書作成」(164人)だったが、今回調査に応じた管理職では、そのトップ3は「この中にはない/頼んだことはない」(155人)、「プレゼンテーションツールによる文書作成」(131人)、「ワードプロセッサによる文書作成」(118人)だった。
また、部下に PC の操作方法を聞いたことがあるかどうかについては、「日常的に聞いている」1.8%(6人)、「時々聞いている」31.7%(105人)で、合計33.5%(111人)が PC の操作方法を部下に聞いていることになる。 これは、前回の調査の「日常的に聞かれる」15.2%、「時々聞かれる」44.8%、合計すると60.0%よりもかなり低い数字だ。
部下に聞いた PC の操作方法トップ3は、「プレゼンテーションツールや PDF ファイルの操作方法」(50人)、「ワードプロセッサやスプレッドシートの使用方法」(31人)、「ブラウザの使用方法」(23人)となった。

聞かないつもりでいても、やっぱり部下に聞くしかない管理職のPC操作らしく、きっと照れとかもあるだろうから、管理職の申告分より、きっと部下に聞く回数とかは多くて、きっと部下の報告している数とほぼ近い数字なのだろうと思う。
ずっと以前は、こうしたPC系なんぞ操作するものではない、といった趣旨のことを豪語する管理職もいたものだが、(私は、「こんな機械をいじっていても仕事はできん」といった人や、PCを「タイプライター」と表現する人に仕えたことがある。)最近は、そうもいかなくなって、PCできないのは、仕事ができないのと同義ということになりはじめた、ということの証左かな、と思ってもしまう。
部下に何を頼んだか、上司に何を頼まれたか、所詮、伝聞状態みたいなものだから、本当のところはわからなくて、人にいじめられたことは覚えているが、人をいじめたことは覚えていない、といったところかな、思う(上司も部下もね)
こうしたPCの業(わざ)っていうのは、変化が激しいから、きっと上司に五月蠅そうに教えている部下も、数年経てば教えを請う上司になるんだろうなーと、DOS時代を知っている私は思うのである。
そういえば、外人の女の子とコンピュータ言語を使って会話をする弟が、そこまでできない兄を時代に遅れているといってケンカをしている場面を、cobolしかできない(しか、ですよ)父親が寂しそうに眺めている情景のあるショートショートが小松左京にあったような気がする。こうした寂しい父親っていうのは、私も他人事ではなくて、ゲーム機やPCに幼い頃にすでに身近にある、我が子たちとは、PCに対する気持ちからして違っていて、彼らが、まるで歯ブラシみたいな感覚にいるのに対して、私は自家用車ぐらいの感じで、ちょっと身構えてしまうところがあるのは否定できない。
きっと、こうした感覚の違いは、世代が進むにつれてどんどん加速していって、今のスパコンなみの機械を、鉛筆感覚で使う世代ってのも近いうちにくるんだろうなー、と時代の早さに驚いている私なぞは思ってしまうのである。

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