2012年1月29日日曜日

ノートブームは、まだまだ健在?

日本経済新聞のWeb記事によると、スマホやタブレットが普及してきてはいるが、アイデアを書き留めたりなにやらで、まだまだビジネスマンの間ではノートの人気が根強い様子。
 
 

モレスキン・ブームは2年ほど前だったと思うが、まだまだノート・ブームは収まっていない様子。
たしかに私の場合も、iPhoneもiPadも持っているが、レスポンスの早さと手軽さ、後からの追記の簡単さで、仕事の関係では、アナログのノートを使うことが多いし、リアルの新聞記事や雑誌のコラム、ちょっとしたデータはノートに貼り付けておくことが多い。
 
さらに、会議などでタブレットを出すと奇異の目で見られることがまだあるし、スマホを出すと会議に集中していないようにとられることもあるので、まだまだビジネス、とりわけ役所などの固い仕事場では鬼門のような気がする。
 
その点、紙のノートであれば、その場の話題と関係ないことをメモっていても、ほとんど気づかれないっていうのはかなりポイント高い。(もっとも、私の場合、字がとてつもなく汚い、ほとんど象形文字の時もあるので、その辺がひどく問題なのだが・・・)。さらに、記入の仕方や、記入面のデザインも自由にできるといったことが、デジタル・グッズにない自由さも魅力の一つだろう。
 
さて、ノートや手帳関係の書籍もたくさんあることだし、また個人的な工夫を考えましょうかね。
 

「iPhoneは米国で生産しない」が清々しく聞こえる。

J-CAST Newsによると、アップルのCEOであったジョブズが、オバマ大統領と会談した際、iPhoneをアメリカ国内で生産するつもりはないか質問されたが、言下に「そのつもりはない」と答えたそう。

世界的なビジネスを展開しているアップルであるから、その製造が、一国の状況に左右されてはたまらん、ということもあるのかもしれないが、製造の拠点の存置や誘致を望む国や自治体の多い中、こうしたアップルの態度は肝に命じておくべきだが、一方で、テクノロジーや知財の拠点は引き続きアメリカにある、ということに注意しておくべきだろう。
アップルのiPhoneをはじめとした製品の製造は中国であることや、Googleのandroid端末の製造の相手方が韓国のSamusunであり、台湾のHTCであることは周知のことなのだが、技術や研究の中心は依然としてアメリカであることは間違いない。円高が続き、大震災のあと、海外に製造拠点を移す企業が多い中、この際、産業立地について研究機能、開発機能のみを残す方策を考え始めたほうがいいのかもしれない。つい前にエントリーした産業経済の終焉ということが目の前にあるのなら、google,Appleを誘致するにはどうしたらいいか、ぐらいのレベルで考えないといけないのかもしれないですね。

Newsweekの「『平均的な労働者はどん底におちる』」で思ったこと

「平均的な労働者」ってのは私のことでもあるのだが、「まじめの罠」を読んでから日が浅いせいか、こうした記事が、目に飛び込んでくる。
 
 
・今の不況は、産業の時代の終焉を象徴しており、さらには「平和な労働者」の時代の終焉を示しており、今の不況は永遠に続く
 
・産業経済の時代が終わった今、与えられた仕事そすればいいという考えは捨てるべき
 
・誰かが評価してくれるのを待つのではなく、自分の力でキャリアを切り開くことが必要。大企業に選ばれるのを待つのではなく、自分で自分を選ぶ時代がきた。
 
ということなのだが、この記事のもとが、そこらの日本のしたり顔の経済人などではなく、アメリカ人で、ヤフーの元副社長でマーケティングのベストセラー作家 ゴーディン氏のトーク番組というあたりが興味深いところ。
 
どうやら、こういった事態は、日本だけではなく、アメリカでもそうなのだ、というところで、ちょっと大げさに言えば、世界的なホワイトカラーの終焉といったところか。
 
さらに、最近のノマドといったワークスタイルを考えると、普通に会社や役所に勤めている人も、フリーランス的な精神を根底に持っていないと、いつの間にか切り捨てられてしまうよ、といわれているように思えてならない。
 
長い不況の中で、再生の切り札として、日本的な勤務環境の再生が言われている。しかし、そのわりに状況が好転しない今、性根を決めて、企業や役所といった「固い組織」の中にフリーランスの精神をどう取りいれるか、外部との「協働」ではなく内部における「連携」による仕事とはどうやればいいのか、ちょっと考えてみるべきなのかも。

2012年1月28日土曜日

勝間和代「まじめの罠」

とかく「真面目」で、「ひたむきな努力」が賞賛される日本社会なので、物議を醸すネタになってしまうかも、といった印象を抱いてしまう、勝間和代さんの「まじめの罠」(光文社新書)をレビュー。勝間節炸裂、といった印象なのが本書。

ただ、不真面目さの推奨というものではなく

・「真面目」という言葉に錯角を起こしそうな我々の認識



・「真面目」=「権威」を無条件で信頼してしまう知的怠惰さ

といったことや、

・「真面目さ」とセットになってしまう「「視野の狭さ」「「思い込みの強さ」

と言ったことに対する警鐘と解釈すべきだろう。それは、筆者が本書の中で何度も引用する、村木厚子氏の事件の前田元検事であり、東北大震災直後から数ヶ月続いた、日本の当時の首相の立ち居振る舞いや行動への批判の舌鋒の鋭さに現れていると思う。

構成は

第1章 「まじめの罠」とは何か、そして、なぜ「まじめの罠」はあなたにとって危険なのか

1ー1 「まじめの罠」とは何か
1ー2 「まじめに生きる人生」は「幸せな人生」か?

第2章 あなたが「まじめの罠」にハマってしまうメカニズムを理解しよう

2ー1 「まじめの罠」を生む外部要因ー日本社会式エコシステムの存在
2ー2 「まじめの罠」を生む内部要因ー「まじめ」に特化したことによる大局観不足

第3章 「まじめの罠」の害毒

3ー1 「まじめの罠」が当事者に与える害毒
3ー2 「まじめの罠」が社会に与える害毒

第4章 「まじめの罠」に対する処方箋

1 失敗を恐れるな
2 問題設定そのものを疑え
3 動物的な勘、身体感覚を養え
4 独立した経済力を持て
5 自分のまじめさや常識を疑え
6 正しい自己認識を持て

となっていて、まず「まじめ」のもたらす悪影響をこれでもかってな感じで折伏してくるのは勝間氏らしい論法

ただ、

「まじめというのは、世の中で決められたコンセンサスのある枠組みの中でしか考えられない、ということで、まじめには限界がある」



「パクリのいったいどこが悪いのか。効率良く結果が出ればそれでいいのではないか」

といった主張は、爽快感がある。

何かと閉塞感が続く昨今、「とにかく、枠組みは自分でつくれ」という筆者の口車に乗って、力強く、少しばかりはわがままに生きてみるのが、精神衛生上も、将来の目的に向かって明るく生きるためにもいいかもしれませんね。


UbuntuでEvernoteを使う その2

先だって、UbuntuでEvernoteを使う方法として、Nixnoteを使うことを紹介したのだが、ハングアップしたりどうにも使い勝手が悪い。
 
やはりWeb版で利用するしか方法がないようなのだが、ブラウザを立ち上げて、Evernoteのサイトにアクセスして、といった手間はできる限り省いて、さっくりとEvernoteの操作画面に行きたい、ということであちこちググッて、ヒットたのが、こちらの「Ubuntu クラウド・オフィス(15):EvernoteをUbuntuで活用する」のページの"ChromeのWebページのアプリ化"をする方法。
 
やり方は、UbuntuのChromiumでEvernoteのページを立ち上げておいて、「ファイル」→「アプリーションのショートカットを作成」とたどると
次( ↓ )のようなポップアップが出るので、「作成」をクリック(黒塗りのところにはWebページの名前がでているはず)
 

そうすると、デスクトップにEvernoteのアクセスページへのショートカットができているはず。要は、通常立ち上げるChromeとは別に、Evernote専用のChromeを立ち上げている状態に過ぎないのだが、ネット環境さえ大丈夫なら、Evernoteのデスクトップアプリで操作しているのとかわらない。
 
これの応用形として、Ubuntu用のデスクトップ・アプリが提供されていないか、あるいは提供されていても使い勝手の悪い、SugersyncやPogoplugのWebページのアプリ化もやっておいた。WindowsやMacのデスクトップ専用アプリと同等とはいえないが、まあ使えるレベルではないかと思う。

2012年1月27日金曜日

UbutuでPDFの加工をするーPDFMod

PDFModは、PDFファイルの回転やページ削除などができるアプリ
インストールは、Ubntuソフトウェアセンターで、PDFModを検索してダウンロードするか、こちらのページから。
 
アプリを立ち上げるとこんな感じ
 

ページをホールドして、「編集」か右クリックで、ページの抜きだしや削除、回転ができる。
GUI的な操作ができるので、とまどうこともないだろう。
 
Linuxのビジネス利用も夢ではなくなりつつありますね。
 

UbuntuでPDFファイルを閲覧する

Ubuntuにもプリ・インストールされているPDF閲覧のアプリはあるのだが、使い勝手はいまいち
できれば、Windowsで使い慣れているアプリを使いたいので、Foxit Rader をインストールすることとした。
ダウンロードは、このFoxit RaderのHPのFoxit Non Windows Readerをクリック。
移動したージの「Foxit Reader for Desktop Linux」の「Download Now」をクリックし、さらに移動。
 
移動先でdebパッケージをダウンロードする(最新版は、2012.1.24現在では、バージョン1.1.0)
あとはdebパッケージなので、通常のアプリと同じく展開してインストール。
立ち上げるとこんなページに。
 

Windows版だと、アノテーション機能があるのだが、どうもLinux版にはない様子。
まあPDFの加工はPDFEditもあることだし、そちらを使うこととしようか。
 
Linux版のX-Change-Viewerに相当するようなのがあると便利なんだけどね。
 
追記)2012.2.18
 
Ubuntu 11.10になって、ubuntuパッケージセンターでインストールしようとしたら、エラーがでるようになった。
GDebiパッケージインストーラーでインストールしたほうがいいようですね
 

2012年1月22日日曜日

Ubuntuで"Evernote"を使う

Ubuntuで仕事やらブログ書きやら、諸々のアウトプット活動をやろうと思うと、Evernoteの利用は欠かせない。

もともとウェブアプリなので、ウェブから使ってもいいのだが、なんとかデスクトップ・アプリで作業したい、という向きには、この「nixnote」。

キリンのアイコンがかなり可愛らしいデザインで、まあ、なんとなくEvernoteのデスクトップアプリ風に使えるのがこれ。
といっても、けしてMACはおろかWindowsのアプリと比べても、ちょっと見劣りするのは事実である。
インストールは、nixnoteのこのページからパッケージをダウンロード。
 ダウンロードしたら、普通どおり展開すれば、インストールされる。
私の環境では、Dashホームの「インターネット関連ソフト」のところにインストールされていた。
操作画面はこんな感じ。


Evernoteとシンクロさせたのだが、全部のノートがシンクロされていないのは、ちょっと謎。
使い勝手は、すごく良いとはいえないので、通常はウェブのEvernoteを使った方がいいかと思う。
 

Ubuntuに"GIMP" をインストール

ブログにエントリーをアップしようとして、画像を編集しようとしたのだが、どうもプリ・インストールされているアプリに画像編集系のものが見当たらない
バージョン9のあたりは、GIMPがインストールされていたのだが、11ではどうも入っていないらしい。

本当はGIMPは高機能過ぎて、ちょっと手に余るのだが、他に思い当たるアプリもなくGIMPをインストールすることにした。
(その点、Windowsの「ペイント」は簡便で良いアプリなんだよな)

で、今の私の環境では、いまいち「Ubuntuソフトウェアセンター」の調子が悪いので、Synapticをインストール。

まず、ターミナル(「端末」)で

$  sudo apt-get install synaptic

と入力し、パスワードなどをいれてダウンロード。

その後、Synapticを立ち上げる

$ sudo synaptic

あとはSynapticで、GIMPを検索し、インストールのチェックを入れ、アプリの指示に従って、付属してインストールが必要なソフトをあわせてインストールすれば完了である。(アプリは、Dashホームの「その他のアプリ」にある)

UbuntuにDropboxをインストール

最近のビジネスワークはクラウドサービス抜きにはできないといっていいが、言い方を変えれば、クラウド・サービスが使えればOSには限定されないということにもなる。

今回は、クラウド・ストレージの定番 Dropboxをインストール。

といっても、さほど難しいことではなく、Dropboxに行って、下欄のインストールのところをクリックすると、デスクトップアプリのダウンロードページにたどり着く。

 そこで、Ubuntuの32-bitないしは64-bitのdebパッケージをダウンロードしてインストールすれば完了。
SugerSyncとかは、デスクトップ・アプリのレベルでLinuxに対応していないから、ここらはクラウド・ストレージ・サービスの老舗としてDropboxに一日の長あり、というべきか
 

EeePC1215Bはubuntuに

昨日、リストアに失敗したEeePCなのだか、ここでwindowsを買うのもシャクだし、今年の終わりごろには、8のDSPもでるだろうから、それをデスクトップに入れた後に流用すればいい、と思い、ubntu化することにした。CD版で動きを確かめると、まあまあのかんじなので、思い切ってインストール。

インストールは、特段迷うことなく、進行して、無事、ubuntu化終了。以前使っていた時の、10のバージョンの時と、さほど
見た目はかわらないのだが、無線LANの設定が、ドライバを探し回らなくてもよくなっていたところに妙に感動。
久びさに、Linux使いになってみます。

「フレッツ・スポット」 月額利用料→210円てのは嬉しい

RBBTODAYによると
 
 
とのことで、ソフトバンクのiPhone用のWifiエリアではちと狭いな、と思って光ポータブルを使っている、iPhone+フレッツ・ユーザーとしては、これは嬉しい。
 
原文記事のコピーは↓
 

サービス開始は2月1日かららしいが、スマホやタブレット普及に伴って、こうした安価な無線LANサービスがどんどん提供されるといいですね。

2012年1月21日土曜日

EeePc 1215Bのリカバリディスクは使い物にならなくって怒り心頭

すでに型落ちしているネットブックなので、あれこれ言ってもしょうがないのだが、なんとも頭に血が上ったので、備忘録として記録
 
最近、このPCのWindows7の挙動がどうも不審だったのだが、数日前にとうとうクラッシュしてしまい、リカバリに取りかかったのだが、これがもう最悪の状態。
 
数日間それに費やされた末に、リカバリできないという始末なのであった。
(おかげで、ブログにかまっている余裕は皆無なのであった)
 
もともと、このPC、リカバリのDVDとかが添付されているわけではなく、HDDにリカバリのディスク領域が確保されていて、それをUSBメモリにコピーしてリカバリするか、あるいはHDDからリカバリするのだが、そのどちらも恐ろしく時間がかかる上に、HDDからのリカバリは、数回に一度ぐらいしか起動しない。しかも、どちらの方法をとっても、「ファイルが足りない」とかなんとかのエラーメッセージが最後の最後にでて、十数時間が無駄になったことをしめやかに告げる、という代物であった。
 

たとえばUSBメモリの場合は、午後9時にリカバリ開始、12時になっても終わらないので、さすがに仕事もあるので就寝。明日の午前5時に起きるとエラーメッセージに気づいて愕然。
HDDからのリカバリは、午前11時に開始して、「デバイスのインストール」やらが終わったのが午後5時過ぎ、その後「システム設計の適用中」とやらに進んだのだが、午後10時過ぎにエラーが出てあえなく頓挫、
といった感じで、時間を使う上に実りはないという事態にふりまわされ、かなり怒り心頭の数日間であった。
 
ASUSのサポートは全くあてにならないらしいので、そこに頼ってもしょうがなく、さてどう始末してやろうか、と怒り狂っているんである。

2012年1月20日金曜日

これはちょっと気になる「iスキャナミル」

「テプラ」や「マメモ」など、ちょっと尖った文具やオフィス製品を出しているキングジムから、また気になる製品が発表されているようですね。
 
「iスキャナミル」というiPadとドッキングして使うシートフィードスキャナらしく
 
今回発売する、ドッキングスキャナ「iスキャミル」は、スキャナ本体とiPadをDockコネクタで接続してiPadに直接データを取り込める、iPad/iPad2用のシードフィードスキャナ※3です。使い方は、スキャナの電源をONにしてiPadを接続します。次に、スキャナ本体に書類や写真をセットして、「i-Scan」アプリを起動したiPadからスキャンを実行します。スキャンデータをiPadのカメラロールに保存すれば、電子化の作業は完了です。取り込み時にはiPadの液晶画面にプレビューがライブ表示されます。また、スキャナ本体の電源がOFFの時にiPadを接続すれば、iPadを充電することも可能です。 
読み込み寸法は、名刺や写真、A4判の書類など幅216mm×送り356mmまで対応しています。
 
とのこと。
 
写真をみると、大きさはかなりありそうだから、オフィスの机の片隅に、というわけにはいかないかもしれないが、ScanSnapよりは手軽そうで、ちょっとしたドキュメントの取り込みには便利かもしれない。
 
特設ページはこちら
値段もそう高くないし、ガジェット好きは、ちょっとそそられる製品ではある。

2012年1月15日日曜日

Kindleに新機能

狼少年よろしく参入、参入といわながらなかなか日本上陸しないAmazonのKindleを含めた電子書籍サービスなのだが、CNETの記事によると、KindleniPCからの文書転送機能が追加されるらしい。
 
Kindleは自炊PDFの閲覧がちょっと難という話はあるものの、軽量で安価なデバイスとしてはかなり魅力的。
Fireの日本上陸はまだ先にこととそても、第4世代Kindleは日本でも購入可能なことでもあり、ちょっと食指を伸ばしてみようか、思案中のこのごろ。

とうとうタバコも1000円か

国の財政難と健康ブームで受難の時を迎えていてタバコに関してはあまり良い話もないのだが、とうとう1000円のタバコが登場するらしい。
YOMIURI ONLINEの記事によれば、「値段にかかわらず品質の高いものを求める消費者のニーズ」に応えるとのことだが、景気も厳しく、小遣いに四苦八苦しているお父さんがたにそんな余裕があるかどうか、といったところ。
記事のコピーはこちら

値段が高くなったり、禁制品になっても、人間の欲望の琴線にふれれば、そんなことは問題じゃないことは、アメリカの禁酒法時代を初め、歴史の多くのエピソードが実証しているのだが、果たしてタバコがそうなるかどうかは、これから歴史が証明すること。
個人的には7年ほど前に禁煙した身としては、少ない小遣いの中で遣り繰りしてタバコ代を捻出しているお父さん方に心情を思うと、品質といっても、ちょっと高価すぎるよな・・と思うのである。

2012年1月14日土曜日

百均のB5ノートを仕事管理(Doingリスト)に使う

北 真也さんの 「Hacks for Creative Life!」 にヒントをもらって、ノートで日々の仕事管理をすべく試してみた。


もとになったのは、この「2011年の情報管理戦略 Chapter5 ほぼ日カズンをDTL&Doingリストとして使う」


 本家に従って、


Aはスケジュール。朝一に予定を書き出す

BはDoingリスト。やったことや考えたことを記録。

Cはタスクリスト

Dは今やっている仕事には関係ないが、思いついたことや気のついたことを書き留めて、とりあえず頭から追い出す。


という感じで1週間ほどやってみた。


やってみて、自分の場合で使い勝手が悪かったのは、ToDo、タスクリスト書くCのところ。

基本的にToDoはRTMやTodoledoといったウェブ・サービスをiPhone1で利用していることと、チーム・リーダー型の仕事をしているので、途中でのタスク追加は上司からも部下からも、外からも遠慮なくやってくる、といった感じで、会議や打ち合わせの席でiPhoneにその場でタスクを追加するのだが、ノートは机の上に置いていることが多く、タスクリストがどうにもシンクロしない。

(打ち合わせの場にノートを持ち込んで机の上に広げてもいいのだが、かなり大げさになって身構えられることが多いので、通常はロディアのメモ帳かレポートパッドを使うことが多い)

このあたり、仕事場でWebサービスが禁止されている北さんとは、ちょっと事情が違うよな、ということで勝手にカスタマイズ。

といっても、タスクのところを省略したこんなフォーム。


で、本筋は抑えて


Aはスケジュール。朝一に予定を書き出す

BはDoingリスト。やったことや考えたことを記録。

Cは今やっている仕事には関係ないが、思いついたことや気のついたことを書き留めて、とりあえず頭から追い出す。


そのほか


・タスクリストは折角スマホが使える職場にいるんだから、iPhoneを使う。


・原則として、仕事の打ち合わせや会議のメモなど仕事上の記録は全てこのノートに帰結するようにしているので、日々のDoingリストも、実は、このBの欄だけに収まる日もあれば、収まらない日もあって、収まらない日は、遠慮なく次ページに書いていく(その場合も、ノート1ページを半分に仕切って、追記のしやすい1本線ノート的に使う)。


・さらに、スケジュールは、Googleカレンダーで原本管理しているものを転記するのだが、行事予定や会議名だけでなく、会議であれば簡単な議題や、決めるべきことや留意点もあわせて書き出すようにする。


ひとまずは、こんな感じでやってます。

2012年1月13日金曜日

英国では電子書籍の売り上げ増がリアル書店に影響しているらしい

IT mediaの ebook userによると
 
 英BBCの報道によると、英国の書店業界における2012年度の紙書籍売上高が前年比で4.6%低下したことが、書店POSデータなどを集計している現地Nielsen Bookscanによって明らかにされたとのこと。
 
最近の電子書籍や書店に関する報道をみていると欧米と違い、リアルの書店や本は、けしてなくならないし、減少も限定的で、紙の本優勢という話が多いのだが、大方の予想より以上に販売数や書店数を減らすのではないかと思っている。
もちろん、紙の本はなくならないと思うし、いくら若い世代になっても、紙の本の購入の簡単さと取扱いに簡単さは薄れることはないと思っている(現にうちの中学生の息子も、Koboなどの端末より紙の本を好んで読んでいる)
 
ただ、書店というものはどうだろう。
地方書店の事情でよく言われるように、売れっ子本は出版社から配送される数もごく限られてしまい、もともと狭い店頭に並べられるのは、ごく限られたものになってしまっていることを考えると(今、週刊誌などのトップの売り上げを誇るのは、書店ではなくてコンビニらしいからね)、個人的には、これまで以上にAmazonをはじめとしたネット販売が買い物の主流となり、さらには電子書籍の普及を考えると、地方の書店、とりわけ中小の書店というものの先行きはうーむ、と思ってしまう。
当然、書店の中にも、本に関するアドバイスとかレファレンスを、その店のオーナーあたりがやってくれる特色ある書店はあることはあるのだが、そのレファレンス機能自体も、ネットで膨大に紹介される各種の書評で代用されてしまうようになってしまうのではなかろうか。
 
ひょっとすると、将来は出版社や作者の委託を受けて、リアルの本を目で確かめたりする、展示場的な存在に書店がなってしまうのかもしれないな、と妄想するのであった。
 
とはいっても、まだまだ頑張っている地方の書店は多いらしい。ひとまず頑張ってね、エールを送ろう。
 

2012年1月12日木曜日

浅田次郎 「珍妃の井戸」(講談社文庫)

「蒼穹の昴」と「中原の虹」の間に位置する 「珍妃の井戸」 をレビュー。
続編といわず、「間に位置する」といったのは、本作の微妙な感じを表現したつもり

義和団事件で列強の軍隊が北京の宮城の中に攻め寄せ、光緒帝や西太后など帝室が難を逃れるなか、光諸帝の愛姫の珍姫の謎の死を遂げる。その死の真相を、イギリスから派遣されたソールズベリー提督など列強から派遣された面々が探っていくという物語。

時代背景的には、「蒼穹の昴」の続きに当た理、登場人物も共通しているのだが、のだが、続編というわけではない。

筋立ては、前述のソールズベリー提督らが、珍姫の死に関わったであろう人物に次々と会い、その彼女を殺した犯人を捜していくといった形

で、構成を紹介すると

第1章 載沢殿下の舞踏会
第2章 誰が珍妃を殺したかーニューヨーク・タイムズ駐在員 トーマス・E・バートン氏の証言
第3章 老公胡同ー元養心殿出仕御前太監 蘭琴氏の証言
第4章 梟雄ー直隷総督兼北洋通商大臣兼北洋常備軍総司令官 袁世凱将軍の証言
第5章 魔宮からの招待状ー光緒皇帝側室 瑾姫殿下の証言
第6章 現場検証ー永和宮首領太監 劉蓮焦氏の証言
第7章 小さな悪魔ー廃太子 愛親覚羅侗氏の証言
第8章 天子

となっていて、そうそうたるメンバーへの聞き取りが続くのだが、聞き取りが進むにつれ真相がハッキリしてくるかと言ったらそうではなくて、ますます混迷してくる。

有り体に言えば、聞き取りの順番が、犯人と名指しされていく順番といえばいいのだが、その様子を読んだところで、誰が珍姫の死の現場に立ち会っていて、誰の言うことが真実なのか、正直のところ、最後の最後に至るまで、五里霧中の中で読み進めていかされる。

で、最後の最後、嘘をつくことが許されない皇帝という立場にある光諸帝が名指しする犯人とは、といった感じで最終章に至っていくのだが・・・。

珍妃暗殺は西太后の命令によるという話が一番有力らしいのだが、いまだ真相は明らかになっていない。

ネタバレ承知で言えば、このあたりの真相を明かす歴史ミステリーと思って読んだら間違い。義和団事件によって殺されたのは誰、あるいは何だったのか、というところか。

歴史小説というより、清朝滅亡という大歴史ドラマの中の異譚として読むべきか・・・。

2012年1月8日日曜日

中国の企業の採用基準もかなり・・・

MSNの記事による中国の企業で、採用基準に星座や血液型を用いるところがあるらしく
 
てな具合。
 
原文記事のコピーはこれ ↓
 
いろいろなお国柄ともいうべきだが、世界に冠たる状態になってきた中国企業で、こうしたものが残っているというのも興味深いもの。
まあ、理屈は別にして、旧来の地縁、血縁による採用などが崩壊しつつある中で、優秀な従業員を確保し、競争力を維持しようとなると、こうしたものにも頼りたくなるかもしれないですね。でも、まあ、中国企業だからということもなくて、実際、私の実体験でも、十数年前、採用面接で受験生の血液型を真面目に聞いていた試験管に出くわしたことがあるから、日本でも、まだやってるところあるんじゃない、と思ったりもする。
 
とはいっても、星座による性格診断は信用していないが、血液型の性格診断は結構信じている、家族全員の血液型がB型の管理人なのである。
 

ラーメン 神楽

今日は、ひさびさに息子とラーメンをたべに出かけた。
ちょっと郊外にある、たぶん山陰の小規模ラーメンチェーンの神楽。
チョイスは、おきまりのように、とんこつ濃。これに半炒飯を付ける。かなり濃い味なので、替え玉をするのがせおりーなのかもしれないが、最近食べ過ぎなので、自重。といっても大変美味しくいただきました。息子はとんこつ淡に煮玉子をトッピング。彼も満足とのこと。

2012年1月7日土曜日

美崎栄一郎 「「結果を出す人」の手帳の秘密」(日本経済新聞出版社)

「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」などの著作で有名な美崎栄一郎氏の「手帳」に関する本、と思いきや、ビジネスに対する取り組み手法、全体効率をどうあげるか、といったことについてのビジネス本。以前の個人的なスキル重視の感じから、かなり全体志向、チーム志向になっている感じがします。もっとも「手帳の秘密」とはあるが、手帳の手帳のスタイルとか、手帳の記入の仕方、使い方といったことが紹介されている本ではない。

本書の主張は初めのあたりのページで

手帳に秘密があるわけではなく、時間に関する考え方のところに秘密がある



大事なことは、その手帳に書く内容の時間の調整の仕方、スケジューリングの仕方、実際に実行する時の思考方法

といったところに端的に現れているように、テクニックというより、ビジネスに向かい合う思考方法についての本というべきだろう。

構成は

第1章 時間に対する考え方
第2章 時間に投資する
第3章 仕事時間をどう活かすか
第4章 移動時間の活かし方
第5章 プライベートの時間の活かし方

となっていて、

道具を探す場合は「自分に必要なことを絞り込むことによって時を有効に使える」(P93)

とか

仕事は段取りが8割なのだから「自分自身で下準備するのもいいですが、前にそれをやったことがある人に聞く、という方法もあります。そうすると時間がすごく短縮されるのです」(P102)



「ごっちゃんゴール」のためにスケジュールを空けておく(P120)

といった個人のスキルを上げるノウハウももちろん掲載されているのだが、本書で特徴的なのは、筆者の過去の著作である「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」などで顕著だった、個人のスキルをあげていくことが、すなわち仕事の効率化と成果に結びつくんだという感じが強かったのが、チームとしての活動や全体としての成果の問題や、ビジネスとプライベートの関係に力点を移してきていることだろう。

それは

仕事はドリブルでなくパスで回す。早く仕事を終えるには自分がドリブルする時間が長いとだめ(P45)

とか

能力があってもやる気がなければ、結局時間がかかることになるのです。ヤル気のある人にやってもらうことが、時間をいちばんうまく使うことになります。(P132)



プロジェクトの成功はプロジェクトリーダーのやる気で決まる(P135)

といったところとか、飲み会があった時は2次会まで参加する、とか空いている時間をやる気を生みための時間にすることに時間と気をつかうことがリーダーの役割、といったあたりに現れている。

これは、小山龍介・原尻淳一氏の「IDEA HACKS 2.0」と共通することのように思え、東北大震災がビジネススタイルに与え始めた影響と思う。

あれ以後、私たちは個人のパフォーマンスをあげることでは解決できないチーム力、あるいは協力し合ってのプロジェクトの遂行のパフォ
ーマンスをどうあげるか、といったことをビジネスモデルの中心の一つとして意識しなければならなくっているのだろう。

手帳術やノート術といったテクニックの話ではなく、ビジネスへの向き合い方とか時間管理の思考方法とか、ちょっと理念的なところで自分の方法論を検証したい人にお奨めな一冊である。

七草粥

息子には不評なのだが、家でも今日は七草粥。一般的ではないかもしれないが、白粥と七草、そして青海苔入りの餅。
たまには、こうした旧来からの行事もいいものかも、と思うのは年をとったせいかな。

2012年1月6日金曜日

PDF-XChange-Viewerでコメントやマークアップの文字色を変える

無料バージョンでも、かなりの機能を持つPDF加工ソフトであるPDF-XChange-Viewer。
画像の向きの変更などの加工のほかコメントをいれたり、PDFに書きしたりする機能まで無料で提供されている。

デフォルトで使ってもかなり便利なのだが、書き込んだ文字や線の色や太さを変えたりする場合の操作を備忘録として記録。

まず「表示(V)」→「ツールバー」とたどり「コメントとマークアップ ツールバー」と「プロパティ ツールバー」にチェックを入れ、それぞれを表示。

「コメントとマークアップ ツールバー」でタイプライターツール、テキストボックスツールをクリックすると、それぞれのプロパティが「プロパティ ツールバー」に表示されるので、ここで、フォントの大きさやフォントの色、線の太さなどを変更できる。
 


2012年1月3日火曜日

下川裕治「世界最悪の鉄道旅行ーユーラシア横断2万キロ」(新潮文庫)

タイ→沖縄からアフガニスタンまで、アジアの地を席巻し、最近はLCCの空の旅ものを著してきた下川氏なのだが、今回は、彼の念願ともいえる「鉄道」の旅である。

地上交通の「王」というべき鉄道に対し、「女王」あるいは「不実な妃」ともいうべき「バス」はすでに「バスの窓から世界が見える」で、その悲惨さは記されているから、今回は、「鉄道の旅」のすみずみを伝える、というのが本書

旅の道程は、ロシア極東→中国→旧ソ連の西アジア諸国→トルコ→ヨーロッパ→ポルトガルの西端。
旅の行程を物語る目次を引用すると

第1章 サハリンから間宮海峡を渡る
第2章 シベリアのおばさん車掌
第3章 中国は甘くない
第4章 ダフ屋切符で中国横断
第5章 中央アジアの炎熱列車
第6章 アストラハンの特別ビザ
第7章 憂鬱なコーカサス
第8章 ヨーロッパ特急

となっていて、この旅の長さと、トラブルさ加減がわかるというもの。鉄道による移動の旅」そのもので、内容も、列車の中、乗換駅のエピソードがほとんどなので、通常の街への滞在のあれこれとか、そこでの美女との出会いなんてのを期待してはいけない。たいがい、出会うのは、列車のたくましい車掌さんたちなのである。

とはいうものの、旅本に必須のトラブルは、さすが下川さんの著作らしく、そのあたりは抜かりない

例えば

列車の接続遅れなどのビザ切れの違法滞在を余儀なくされたり、

乗り換え列車の指定搭乗時間より早く来すぎて公安警察に捕まったり、

旅程の都合で、一旦日本に帰国し、改めて出直したら、乗るべき列車が廃止になっていたり。

とか、数々のトラブルはきちんと用意されている。

ただ、総じての印象は、カツカツとした旅の厳しさ、険しさの度合いがちょっと薄いかな、という感じ。
もちろん、阿川弘之さんや宮脇俊三さんの鉄道旅ものに比べると十分品は悪いのだ、今までの下川さんの旅本の中では上品なほうに入ると思う。そこは、道があるようでないところをひた走るバスの旅や点と点とのつなぎ合わせの飛行機の旅にはない、「「列車」「鉄道」の旅のもつ安定感、安心感かもしれない。

一方で「食」、食事の面では、かなり貧弱。

というのも、列車の中の食堂車か駅弁、あるいは、列車に持ち込みのサラミ、チーズ、そしてカップラーメン(この本で知ったが、ヨーロッパ域にはいるとカップラーメンが息を潜めるというのも、眼に見えない東西文化の壁かな)といったあたりがせいぜいで、旅本につきものの、現地で出会う意外な珍味とか安価で旨く満腹になるご当地の食なんていうのは、期待しないほうがいい。
事や現地での出会いといった定住系の旅本の楽しさをとるか、移動系の旅本の楽しさをとるか、このあたりは読者の好み次第というべきか。

といったところで、勝手な締めくくりをすると、鉄道マニアには、かなりお奨めの旅本と思う。最近、飛行機による旅が主流になったせいか、移動そのものを楽しんでしまう「鉄道」の旅の楽しみを描いた旅本は影が薄くなりつつあるように思う。

アームチェア・トラベラーとしては、「鉄ちゃん」の奮起を期待して、旅本の隆盛を願う次第である。

2012年1月1日日曜日

内田和成 「プロの知的生産術」(PHPビジネス新書)

最近、クラウド・サービスやデジタルグッズを使った、情報のインプットやオウトプットが大流行(おおはやり)なので、そろそろ逆張りのものくるんだろうな、と思っていたところに、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の前代表である著者による本書であった。
ということで、デジタルよりアナログ風味をという趣旨のものなのだが、デジタル嫌いでアナログ大好き、という人より、デジタルやクラウドの世界に鼻の上ぐらいまで浸かっている人に読んでほしい一冊ではある。

構成は

 第1章 「情報整理」では差がつかない時代ー「自分のスタイル」を確立しよう
  1 情報活用のボトルネック
  2 「目的」をもって情報と接する
  3 自分の「立ち位置」を明確にする
  4 「期待役割」を意識する
  コラム 私はなぜ、ガニェットにこだわるのか
 第2章 大事なのは梁ではなく「質」-必要な情報、不要な情報をどう見抜くか
  1 少ない情報で勝負する
  2 「目的」というフィルターで情報を選別する
  3 「差別化」できる情報をいかに手に入れるか?
  コラム プロの出張道具
 第3章 情報を最大限に生かすための「二〇の引き出し」
  コラム デジタルグッズにとことんこだわる
 第4章 デジタルとアナログを使い分ける
  コラム 手書きの情報収集にもこだわりを
 第5章 私の情報源ーメディア、仕事、日常からどう情報を得るか
  1 新聞、雑誌、本、ネットー各種メディアの活用法
  2 「仕事の現場」からどう情報を得るか
  3 もっとも重要な情報は常に「人」から得られる
  4 「キョロキョロする好奇心」で、日常すべてが情報の宝庫に
  コラム パソコンをもっとつかいこなす

ということになっていて、途中、筆者のデジタル・ガジェットについてのコラムがさしはさまれているが、基本的に、デジタルとの親和力は薄くて、クライド・サービス、のどんなものを使うか、というあたりはかなり記述は少ないので、そうしたことを期待して読んではいけない。

むしろ、「情報にアナログを入れる(P145)を主張したい本で、クラウドツールを使いこなしているデジタル派にはあちこち、ガリッとくるところが多いだろう。

ただ、まあ、

ネットの情報は「誰もが知っている情報であることがほとんど」(P192)

とか

ネットの情報だけで、「差別化」を図るのはどうしても難しい(P193)

とか

情報は現場で探すべき・・・やはり、現場でこそ、日々いろいろな事件が起きている(P203)

といったところは、知的作業の大部分をデジタルに預けている人も心しておくべきこと。

ただ、紙ベースの情報整理は、「仕事のやってる感」は半端ではないが、カードを作成したり、ノートにまとめることは、インプットの労力のわりにアウトプットの頻度が少なく、費用対効果が悪すぎる点に限界があるといった点は、最近、小山龍介氏のHACKS本を読んで、鶴見良行氏の情報整理にちょっと感銘を受けている私としては、アウトプットの量にもよるよね、と異論も唱えたくなったりもして、全てについて本書の言うことに頷けないのも本音のところ。

勝手に結論付けて言うと、この時代、デジタルの中で知的作業、インプット、アウトプットの大部分をこなすのが効率的であるのは間違いないところなのだが、あちこち、綻びが生じるのは間違いなくて、その辺をアナログで上手にパッチをあてましょうよ、というところか。