2009年12月30日水曜日

ウィルコムの行方やいかに

2009.12.29の asahi.com に

経営再建中のPHS大手ウィルコムのスポンサーにソフトバンクが名乗りを上げたことが28日、わかった。ウィルコムの約445万人の顧客基盤を取り込むほか、PHSの基地局網を携帯電話にも活用するのが狙いの模様。実現すれば、PHSを巻き込んだ携帯電話業界の再編となる。
 ただ、取引銀行との交渉は支援の条件などを巡り難航している。交渉は年明け以降も続く見通しだが、正式決定までは曲折も予想される。

といった記事。

内容自体は、先日、読売新聞のサイトで取り上げていた内容とほとんど変わらないのだが、複数のマスコミに複数回取り上げられ出すと、なんとなく信憑性が増したように思うから不思議。

決着までには、紆余曲折がいろいろあるのだろうが、2年縛りの残ったアドエス利用者としては、気になるところではある。

2009年12月10日木曜日

ubuntu 9.04 に Google Chrome をインストール その2

昨日、Linux用のGoogle Chromeのβ版がリリースされましたね。

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/12/09/012/?rt=na

すでに、開発者版をインストールしている人は、まず開発者版を削除してからインストールしたほうがいいみたい。

Ubuntuにいれてみたが、いまのところ、トラブルなく動いている。FireFoxがいまいち重いから、こっちをしばらく使ってみるかな、と思っているところ。

ダウンロードはこちらから。

http://www.google.com/chrome/intl/ja/landing.html?hl=ja&hl=ja

2009年11月30日月曜日

ネットブック(Asus EeePC 901-X)でEVERNOTE

どこでも入力できて、参照できるメモツールのEVERNOTE。
デスクトップだけでなくネットブックにもインストールしようと思い立ったのだが、少々問題が発生。

オフラインで使うには、.Net Frameworkの2.0、3.0、3.5あたりのインストールが必要になるようだ。

容量に余裕のある機種ならいいのだが、残念ながら初期ネットブックの901だと、全体で400Mもとられるのはあ、ちょっと厳しい。

可能ならDドライブにインストールするのだが、そうもならず・・・

結局、オフラインで使うことは諦めて、Webで使うことにした。
ネットブックは、ネットブックらしくということか・・・・・・。

でも、EVERNOTEだけでなく、DropBoxやSugarSync、RTMそれからGoogleのカレンダーをはじめとした各種のWebサービスが充実してくるのは、嬉しいことですよね

2009年11月29日日曜日

事業仕分け雑感 ー こんなスパコン開発もあるんだね。

西日本新聞に長崎大のスパコン開発がゴードン・ベル賞を受賞したっていう記事を発見。まずは長崎大の関係者にお祝いを。

市販のGPUを使って、国内最高速を達成したとのことで、研究開発費は3800万と、事業仕分けのウン億円とは、桁が違う。

スパコンの様子は、写真を見ると、普通のマザボとグラボ(といっても、結構ハイエンドっぽいグラボだけどね)が並んでおり、そのチープさは、いつぞやTVで見た、国立の研究所の整然とした様子とはエライ違いである。

なんとなく大外から、普段目立たないランナーが、いつの間にかするするっとあがってきたっていうようなイメージだよな。

事業仕分けの「1位になる必要はない」ってな結論には異論があるけど、事業費をどれだけかけるかは、こうした目立たない技術研究の成果とかをよく考えてほしいところ。

特に、今要求されている事業に参画するのは、富士通だけだし、富士通支援じゃないのかとか、ベクトル方式をやめてスカラー方式だけにするってのことだが、ベクトル方式の開発にかけた金の検証はどうなってるんだ、なんて批判も世間にはあるらしい。

今回の事業仕分けは、ちょっと文系志向と生活委員・学級委員志向が強くて肌があわないところがあるんだが、丼勘定になりがちな科学教育予算に点検の光を当てたところは評価していい。今後の予算編成で、どんな結果になるか見ておきましょう。

でも、事業仕分けってのは、もともと予算のついていたか、予算要求されるものが対象だから、たとえば、このブログでとりあげるようなことやubuntuやLinuxがどうたらとか、ブックレビューで取り上げているようなミステリーや旅がどうこうといった、国の予算といったことに関係ない、一種の「辺境」の諸事には、およそ関係ないんだよな。

中原の戦乱も辺境には及ばないってことか・・・

2009年11月28日土曜日

iPod touch で 青空文庫

モバイルには、やはり青空文庫だよね。ということで、青空文庫を読むアプリを検索。
いろいろあったのだが、値段も勘案して i-文庫 を購入。
値段は500円なので、まあ御値頃といえば、御値頃。
立ち上げるとこんな感じで

実際に読みたい青空文庫を選択する画面はこれ。
はじめから、150冊程度は、芥川龍之介をはじめ有名作品がプリインストールされているので、これから読んでもいいのだが、私の場合は、定番ということで、岡本綺堂の半七捕物帖ほかをダウンロード。
ダウンロードも、「作家別ダウンロード」か「作品別ダウンロード」からGUIで簡単にダウンロードできる。かなりお勧めであります。

北沢 秋「哄う合戦屋」(双葉社)

時代設定は戦国時代、天文18年春から天文19年夏にかけての2年間の物語である。そして、舞台は信濃。

ということなら、武田信玄(晴信)が信濃制圧に向けて着々と動き始めていた頃、さては、そのあたりの信濃の国を統一する話か、と思ったのだが、かなりの見当違い。「勝者」の物語ではなく「敗れていった者」の物語であった。

だが、この「敗者」の姿が尋常ではない。いったいに「敗者」というものは美しく見えてくるのは、日本人の性なのだが、この物語の主人公、諸国を渡り歩く合戦屋 石堂一徹 の姿は、「颯々」として、なにかすっきりとした爽快感を覚えるたたずまいで、これぞ「武者」であるな、と喝采をおくりたくなる。

さて物語りは、中信濃の深志と北信濃の塩田平の間の横山郷、遠藤吉弘の居館のあたりで、吉弘の娘 若菜と、一徹が出会うところから始まる。(もっとも、一徹と若菜の恋物語が云々、という展開ではない)。
この遠藤家、三千八百石程度の身上で、近隣の土豪との争いにあけくれていた家で、さほど有力な家であったわけではない。それが、石堂一徹が、軍師として食客になってから、以前から仇敵であった隣の高橋家を滅ぼし、ついで不破、といった風に、領地を拡大していく。このまま進めば、中信濃一の豪族、小笠原長時との対決は必至では・・・といった形で展開し、「天下」を狙う、石堂一徹の野望の片鱗も明らかになる。

ところが、この時、武田晴信(信玄)が、中信濃制圧に向け、兵を送ってくることが明らかになり、遠藤家にも小笠原、武田双方から、味方につくようにという誘いの使者がくる。双方に全幅の信頼をよせることのできない一徹は、遠藤家独立の策を献ずるが入れられず、小笠原に加勢することなり、さて、中信濃の行方を決する一大決戦へ、と最終章へ

といったのが主な展開。

一徹の策略で遠藤家が領地を拡大していくあたりの爽快感もよいのだが、やはりなんとも暖かくて、よいなー、と思うのは、遠藤家の姫、若菜であろう。
容姿は
この娘の目鼻立ちは、必ずしもこの時代の美人の典型に合致しているわけではない。
たとえば、若菜の眩しいまでにはっきりした瞳は、かすみが掛かったような細い目をよしとする都風の好みからすれば、明らかに欠点といえるであろう
といった感じなのだが、そこかしこにでてくる彼女ののびやかさ。ころっころっとした明るさが、物語に華やかさを添えている。
物語に途中の新美山の紅葉狩りのあたりを読むと、領民ならずとも、この姫ならば、とも思ってしまうのである。

で、もう一つの読みどころは一徹をめぐる人々の嫉妬、妬ましさに起因する不信がいかに生まれ、いかに拡大し、人の行動を蝕んでいくか、というところ。この一徹という男に象徴されるような、才気煥発ではあるが、その野望が巨大すぎるがゆえの一途さと倣岸さは、一種の爽快感を与えつつも、危うさを覚えるものだが、やはり、というか案の定というか、遠藤吉弘の不安と不信を生み、それが結局は遠藤家と一徹の行く末に大きな影響を与えるのだが、これ以上は営業妨害になってもいけないので、ネタばれはここまで。

さて、最後。石堂一徹は彼の野望と引き換えに何を守ろうとしたか、これもまた、本書をお読みあれ。おぅ、そうなのか、と思うこと間違いない。

ひさびさに一気に読めた時代小説、戦国小説でありました。

2009年11月24日火曜日

WINDOWS7でHOSTSファイルの編集

Windows7に入れ替えたところ、自宅の玄箱DebianへLAN内から、ドメイン名でアクセスできなくなってしまったので、hostsファイルをいじることに。
やり方はXPとかVistaとかと変わらないみたいなのだが、後々のためメモを残しておく。
「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「メモ帳」を右クリック。

管理者として起動

c:/windows/syetem32/etc/driver

の中に、

192.128.0.※ hoge.hoge.jp

といった風に、自鯖のIPアドレスとドメイン名を追記して保存する。

2009年11月17日火曜日

アドエス(Windows Mobile)のTodayをiPhone風にする

いまさらアドエスでもなかろう・・・とも思うのだが、縛りが残っている身としては、今のところiPhoneに乗り越える資金もなく、アドエスのチュンーナップに励むことにした。

やり方は、先人の方たちの教えに学んでやればあまり迷うことはなかったのだが、アイコンとアプリの関連付けなどで、手間をくうことはたしか。

先人の方のサイト
Forget-Me-Not さんの「誰でもできるアドエスのiPhone化」
mBlog さんの「Advanced/W-zero3[es]をiPhone化中」
Webディレクションやってます blog さんの「Advanced W-ZERO3/[es]のToday画面(デスクトップ・初期画面)をiPhoneのようにしてみるチュートリアル 」

でも、最終的に、iPhone2チックなTodayが出現すると、妙な達成感もあって、ちょっと嬉しくなる。(そこまで、iPhoneに未練があるなら、思い切って機種変更してしまえよ、と言われそうだが、GIGAZINEの「<a href = "http://d.hatena.ne.jp/itokoichi/20090407/p1" target = "_blank">ついにウィルコムが新型スマートフォンを発売へ、最新OSを採用</a>」によれば、2009年度内にも新端末がリリースされるらしいから、ちょっとこれも気になるしね。)

まあ、Handspring → Clie → アドエス とPDAと渡り歩いてきてみるとPalmやWMとかはカスタマイズしないと、満足して使えないような具合になっているので(WMなんか特に、MSはほったらかし状態だもんな)、暇にあかしてのカスタマイズそのものが楽しいといえなくもない。

で、今のところこんな画面になりました。
(EverNoteとか、ToDoとか、手書きメモなんかのアイコンは、無料のアイコン配布サイトやEverNoteの紹介サイトからそれらっしいPNGファイルを落として、サイズを64×64にリサイズして使ってます)


アドエス(Windows Mobile)で Evernote

EvernoteにはPC版ばかりでなく、モバイル版もある。
今回は、アドエスにインストールしてみた。
インストールは、EvernoteのHからWindows mobile版のCABファイルをダウンロードして、通常のソフトと同じようにすればよい。

Todayのソフトの選択画面にEvernoteのアイコンができていると思うので、これをクリックすると次の画面が立ち上がる。


ID登録を行っている場合は、この画面のLoginをタップしてログインする。
(ID登録をしていない場合は、右のSign Up から新規登録もできるが、アドエスの画面は小さいので、PCからやったほうが快適です。)

ログインするとこういう画面が立ち上がって、Evernoteが使える。

これは既にエントリーしていたメモを呼び出した画面。

難点は、ネットにアクセスした状態でないと使えないところ。iPhone/iPod touchの場合は、オフラインでも使えるので、このあたりはWindows Mobile版でも対応をお願いしたいところ。
私は、新Willcom定額プランなので、もっぱら無線LAN環境にいるときに使ってます。このあたりがWillcomのスマートフォンがいまいち普及しなかった原因かもね。
 

2009年11月16日月曜日

ubuntu 9.04 に Google Chrome をインストール

まだβ版ながらリリースされている、との話なのでものは験しとインストールしてみた。

 ファイルのダウンロードは、Google の Chromium Developer Documentation の Early Access Release Channels の Linux のところから google-Chrome-unstable current i386.deb をダウンロードして展開。

立ち上げてみると、Ubuntu に同梱されている FireFox よりも軽くていい感じ。

 エラーが出るとの報告のあったHPもあったが、私の環境の場合、今のところトラブルもなく動いている様子。

2009年11月4日水曜日

iPod touch で DLNA

玄箱Debian で MediatombのDLNAを構築したので、家の中のどこからでもDLNAクライアントがあれば、配信している動画が見えるようになった。
ところが、以前は、家庭内でもEeePcを持ち歩いていたのだが、iPod touch を入手してからはiPod touchが手軽なせいか、EeePCは「さて、ネットにでも」という時以外は立ち上げなくなってしまった。
となると、iPod touch で手軽に家庭内DLNAの動画も見たいよね、ということで、インストールしたのが、この
「 Plug Player」。残念ながら有料で、600円なのだが、以外に手軽に使えて、払ったかいはある。
ソフトをたちあげると、こんな画面になるので


設定画面を立ち上げて、ここで、サーバー(私の家庭内の環境の場合は、家庭内LANのIPアドレス 192.168.0.** を入力。)

そうすると、サーバーに接続するので、見たい動画を選択すればOK


2009年11月3日火曜日

iPod touch で Evernote

オンライン/オフラインで使えるEvernote。最近は、メモのほとんどをこれに移してしまっている状態なのだが、これをPIM機として使っているiPod touchでも使えるようにした。
インストールはapp storeからダウンロードすれば即、使えるようになる。

立ち上げるとこういう画面が立ち上がって、


ログイン画面に移行。


ログインすると、こんな操作画面に。

新しいメモを作るときは、下の New Note を
既に保存しているメモを見るときは、下の Note wo
タップ。
で、実はiPod touch用のEvernoteはオフラインでも使えるようになっていて、ネットにつながった状態で、個々のメモの上の方にある☆印をタップして青色にかえるとiPod touch本体に記録されて、オフラインでもメモが参照、編集できるようになる。


新規作成あるいは編集したメモは、再びネット接続した時に、シンクロされるという仕掛け。

私の場合、ある程度、本体に記録されていれば、逐一、メモを同期している必要はあまりないので、こうした使い方でとりあえず満足。
 

2009年10月27日火曜日

佐々木 俊尚「仕事するのにオフィスはいらないーノマドワーキングのすすめー」(光文社新書)

ちょっと乱暴な総括だが、ネットワークサービスをフルに利用して、多数の人が集合して、同時期に仕事をする「オフィス」という形から脱却して、雇用関係も、場所も自由な仕事のスタイルをつくろうよ、といったことかしら。

構成は

第1章 ノマドワーキングのすすめ

第2章 アテンションコントロール

第3章 情報コントロール

第4章 コラボレーション

第5章 クラウドを使いこなす

第6章 ノマドライフスタイルの時代へ

と言う構成で、筆者のいう「ノマド」というのは「テクノロジーで武装したフリーランサーたち」のこと。

こうした会社に依存しない、あるいは会社との契約で仕事をし、生計を立てるという働き方が、「派遣」という今では手垢のついた言葉ではなく、「ノマド」という新しい言葉で語られるのは、昨今の「派遣切り」から始まって「正社員切り」にまで進みうる不況の長期化と無縁ではないだろう。従来型の不況が、いわゆる「正規化」への要望を増していったのに対し、昨年から始まる不況が「正規社員」すら聖域ではない、安全ではないレベルに達してきたことの裏返しなのかもしれないね、といった、ちょっと斜め目線から読み始めたのだが、どうして、どうして、この「ノマド」という仕事のスタイルは、何かしら魅力と誘惑をもっていることは間違いない。

それは、会社に入社して、いわゆる「勤め人」「サラリーマン」という形で仕事をし、生計をたてている者が常に抱いている「組織」というものと一定の距離をおきながら、自らの才覚で仕事をするという「見果てぬ夢」なのかもしれないなー、と本書を読みながら、ぼんやりと思うのである。

とまあ、とりとめもない感想は、これぐらいにしておいて、普通の会社勤めのサラリーマンにとっても、こういった仕事のスタイルというのは参考になるところは多い。
とりわけ、多くのホワイトカラーが、PCを使ったデスクワークからは逃れられないわけで、そうしたデスクワークをこなしていく上での「クラウド」サービスの活用の仕方やら、「ノマド」型のフリーランサーがネットカフェや、街中の無線LANサービスを使いながら仕事をこなしていく手段といったものは、日々の営業の中でも応用できるものが多くあるのは間違いない。

例えば、彼らがオフィスの代用として使う「サードプレイス」としては昔ながらの「ルノアール」が意外と便利だ、といった情報とか、iPhoneをはじめとしたスマートフォンとデスクトップ、モバイルPCとのコラボの仕方とか、各種のネットサービスなどなど、私も既に便利に使わせてもらっているものもあるし、本書を読んで、新たに加入したサービスもある。

ざっくり読んで、自分の仕事に使えそうなところをチョイスして、取り入れていくと、結構仕事のやり方をかえてくれそうなビジネス本である。「ノマド」にはそうそうなれないけれど、仕事のやり方を変えると、ひょっとするとライフスタイルを変えていけるかもしれないですね。

2009年10月24日土曜日

iPod touchでPDFファイルを見る。

PDAとして使うとなると、iPod touchでもPDFファイルが見えるようにならないといけないと思い、あれこれググッてみた。

いくつか選択肢はあるようだが、Goodrreaderという台湾製のアプリが具合がよさそうだ。
おまけに、2009.10.24現在、特価で115円でApp Storeで売っているので、あまり迷うことなく、ダウンロード。

で、次はPDFファイルのアップロードだが、標準ではWi-Fiで転送する方法になっているのだが、ここはPCからUSBで転送できないと不便でしょうがない。

そんなそアプリはないかいな、とあちこち探すのだが、どうも有料アプリしかヒットしない。まあ、しょうがないかな、と思った矢先、i-FunBoxというアプリが見つかった。
ダウンロードはここ

左側の「DOWNROAD」の下の「日本語」というところをクリックすると日本語版がダウンロードできる。ダウンロードしたら、任意のフォルダに解凍して「iFunbox.exe」をクリックすれば立ち上がる。

アプリを立ち上げてから、iPod touch をPCに接続し、DCIMのフォルダの下に「My Folder」といった転送先のフォルダを作成。

あとは、このフォルダにPDFファイルを転送すれば、iPod touch のGoodReader からPDFファイルが見えるようになる。

iPod touchを買ってしまった・・・

Advanced[es]をiPhone風にして、しばらくは使い勝手がよくなって満足していたのだが、EVERNOTEやDropBox、SugarSyncなど、ビジネスに使えそうなWindowsMobileのアプリをあれこれ試していたら、どうもiPhone/iPod touchの方が使い便利がよさそうで、物欲に負けてしまった。

といっても、Advanced[es]の2年縛りがまだ残っている身としては、iPhoneに奔るわけにもいかず(家族や仕事上の通話用のDocomoもあるしね)、ぐっとこらえてiPod touchにした。

おまけに、Sofmapの中古で、第一世代を買うというケチくささである。我ながら、50代男性、有職にしては、ちょっと貧乏たらしいな、とは思ったのだが、中古を買って、がんがんカスタマイズするのが、男ってものよ・・・、と自己肯定。

注文は10/23早朝にしたのだが、本日、16時過ぎには管理人の住まう辺境の地に届いた。いつもながら、Sofmapの早業には恐れ入る次第である。早速、ソフトウェアを3.1にアップデート。以前は「脱獄」といった技が必要だったのだが、iPhoneの登場で、もはやそんなことも必要なくなったようだ。
おまけに、今回のソフトウェアアップデートは600円と安価なのが嬉しい。

で、itunes StoreからDropBoxとEVERNOTEのアプリをダウンロード。iPhone/iPod touch版は、オフラインでも使えるってのが良いんだよね。

次は、outlookのアドレスやカレンダーとシンクロ。

最後に、文庫本をScanSnapでPDF化したものをJPGにしてアドエスに読めるようにしたものや、DVDをPSP用に変換したものやらをアップロード。

うーむ、やっとPDAらしくなってきたぞ。

2009年10月12日月曜日

久々の焼き肉屋ー庶民の味方「牛角」

岡山にいる娘が「メンチカツが食いたい」ということで連休を利用して突然、帰省してきた。うちのメンチカツは中毒性はないはずなんだが、と思いつつも、まあ良しとする。

で、帰省していた日はメンチカツなのだが、連休中、一回は外で食べようよーーーー、という息子の声に押され、本日の夜は、ひさびさの焼き肉。
といっても、高価な店ではなく、庶民の味方「牛角」。


牛角といえば、やっぱり、やみつき塩キャベツ。この味は、なかなか家では作れないんだよねー。


と、まあ安価なりに満足の焼き肉でありました。
あとでググると、「やみつき塩キャベツ」のタレは、ネットでも売ってました・・・。

2009年10月11日日曜日

xoopsのモジュールを入れすぎたときはphp.iniを編集

あれこれモジュールをいれていると、いつのまにかメモリを使いすぎているらしくエラーがでた。

で、のぶのぶXoopsさんのサイトを参考に、PHPのメモリの上限を変更。

具体的には

# vim /etcphp4/apache2/php.ini



memory-limit = 8M となっているところを 12M ぐらいに変えると、エラーは消えました。

2009年10月10日土曜日

MovableTypeのバージョンアップ

大変重い腰をあげて、ようやくMovableTypeのバージョンアップをした。

といっても、ベータ版が公開されているMT5へのバージョンアップではなく、MT3.3→MT4.261へのバージョンアップである。何をいまさら、という話もあるのだが、ブログを書くには別にMT3でも不自由なかったので、放っておいたのだが、さすがに2世代も離れてしまうとまずいな、と思って、ちょうど3連休の初日でもあり、Windows7もまだリリースされないし、ということで思い立った次第。

で、結果は・・・・・・・

案の定、手こずりました・・・・・

単純なアップグレードであれば 小粋空間 さんの「Movable Type 3 から Movable Type 4 へのアップグレード方法」 やら WEBデザイン BLOG さんの「MT3.3xからMT4.1システムアップグレード データ移行のポイント」 といった記事があって、こちらに忠実に従ってやるとシステムアップグレードまでは何とか、こぎつけることができた。
ところが・・・、である。

既存のブログを移行することまではできるのだが、どうにもデザインが崩れてしまう。
では、といって、MT4でデフォルトで用意されているスタイルを使おうとするのだが、こちらもどうにもうまくいかいない。どうも、ウィジェットで取得しているウィジェットセットやウィジェットテンプレートが違っているようだ。(どういうわけか複数あるブログのうち、一つが、あれこれスタイルを変えているうちに偶然、新しいスタイルが使えるようになったので、判明)

てなわけで、蛮勇をふるい、ブログを削除して、新しいブログをつくり、そこに3.3の「エントリーの書き出し」機能をつかってエクスポートしたファイルを使ってバージョンアップ。こんどは何とかうまくいきました(てか、当たり前か・・・)
たしかMT3.2→MT3.3の時も手こずったし、MTのバージョンアップには、いつも苦労させられますなー。

次は、MT5なんだが、こいつもSQLiteが使えなくなってMySQLのみのサポートになっているし、ロリポップのDBはMySQLが遅くてSQLiteにDBを切り替えた記憶があるし(システム改修をしたらしいから、今は改善されたかもしれないけどね)、どうせMTのことだからMT5.1、MT5.1.1,MT5.2といった具合に矢継ぎ早に小刻みのバージョンアップが繰り返されるんだろうし、しばらく様子見かな、と思っている次第である。

2009年10月9日金曜日

ubuntuの/etc/hostsのエラーを修正する

「本を読む」さんのブログによれば、Ubuntuのhostsファイルにはエラーがあるらしく、起動の時の立ち上げがもっさりしている一因の一つらしい。

 (http://emasaka.blog65.fc2.com/blog-entry-220.html を参照してね) で、原因といわれる /etc/hosts を編集

127.0.0.1      localhost
127.0.1.1      hogehoge

となっているので、これを

127.0.0.1 localhost hogehoge

に修正。

これをやれば、もっさり感はたちどころに解消ーーー、となればいいのだが、体感できるほど、劇的な変化はありませんでした。
でもエラーもでなかったから、これはこれで良しとすべきなのだろうね。

2009年9月30日水曜日

PSPのバッテリーを買う

数年前から使っていて、ほとんど初期モデルに近いPSP-1000のバッテリーが、そろそろへたってきて、いくら充電しても30分ぐらいすると電源がダウンするようになってきた。

もう、買い換えたら、という話もあるのだが、CFWを導入済みで、PDF化した書籍やらのデータをJPEGにして読書端末に使っているほか、MPG4化した映像データなんかの簡易DVDプレイヤーとして使っているので、そう簡単には乗り換えられない状態である。
ということで、amazonであれこれパチものも含めて物色。

純正品が間違いないのだが、そうはいっても高価い。かなり高価い。
しかし、中国製は、うーむ・・・・、としばし、画面を睨んで思案・・・・・。

で、結局はROWAのバッテリーに決めました。

ROWAのバッテリーは、SONYのCLIEやThinkPAD A21eのバッテリー交換で利用していて、一定の安心感があるのが、一番の理由。

充電切れした時の、スリープモードへの移行がちょっと、とか書き込みにはくつかの不安要素もあるのだが、まあ、そんなに根をつめてゲームをする性質ではないし、それなりに安価だしね、というのが最後の理由。

数日したら届くでしょうから、またレポートしますね。

2009年9月22日火曜日

ばり馬 「ばり濃」ラーメン

買い物にでたついでに、お昼はラーメン。
行ったのは、ばり馬鳥取トリニティモール店
買い物では近くを通りかかるのだが、ついぞ入ったことのなかった店。和歌山ラーメンのチェーン店で、どういう訳か中国エリアのチェーンが多いところだ。
で、私の注文したのは、定番っぽい「ばり濃」ラーメン。名前のとおり、濃ゆい。

娘はばり馬半熟卵いり

息子と奥さんは、あっさり系をそれぞれ注文
これは息子が注文

これは奥さん

でも、基本はみんな「濃厚」でありました。

大江ノ郷自然牧場で「ソフトクリーム」を食す

連休にもかかわらず、サーバーいじりばかりしていたら、案の定、というか家族からブーイングがおきた。
連休中どこにも行かないのはどうも許せん、ということだ。

ということで、山あいの大江ノ郷自然牧場にやってきました。牧場といっても、自然卵とケーキの店なんだけどね。で、バウムクーヘンと卵かけご飯専用醤油を購入。


ここでソフトクリームを食す。
正式名称は、大江ノ郷たまごソフト。自然卵が使ってあるせいか、かなり濃い、とは娘の言。


入口から外をみると田んぼ中なことが、ハッキリしますな


動画プレイヤー TOTEM でDLNAにアクセスする

Elisa Media Center が使い物にならなかったので、別の方法を模索。
UBUNTU Weekly ReceipによるとTOTEMでDLNAにアクセスできるようになっているということなので試してみた。
まずsynapticでtotem-plugins-extras をインストール。
その後、totemを立ち上げて、プラグインで設定。
「コヒーレンス DLNA/UPnPクライアント」をチェック

次にサイドバーをチェックし、同じく「コヒーレンス DLNA/UPnPクライアント」を選択。
そうすると、MediaTombのメニューが出るので、お目当てのファイルをチェック。


UbuntuでDLNA

玄箱にMediaTombを導入して、ストリーミングサーバー化後、Windowsではアクセスできるようになったので、こんどはUbuntuで挑戦することにした。
まず導入したのは、Elisa Media Center
Synapticからインストールできて、バージョンは5.0.3だ。
で、立ち上げると・・・・


スタイリッシュな画面が立ち上がるのだが、如何せん、これ以上動かん・・・・

2009年9月21日月曜日

玄箱 DLNAサーバー に Windowsからアクセスする

MediaTombをインストールして、目出度くDLNAサーバーに玄箱が生まれ変わったわけだが(まだ日本語ファイルは使えないけどね)、辺境駐在員は、ネットワークプレイヤーもPS3も所有していないので、なんとも寂しい限りである。
といっても、このまま放っておくのもなんなので、PCからアクセスすることにした。
まずはWindows機である。
Windowsからは、VLCとRDLNAを使えばアクセスできるらしい。
まずはVLCを、このページ(VideoLAN - VLC media player)からダウンロードして、インストール。
次は、ネットDEダビングのページからRDNLAをダウンロードして解凍。
(サイトにはRDNLA005a.zip と rdmnla-008.zip の二つのファイルがあるが、私の環境では、両方とも稼働した。)
解凍したら、RDLNA.exeを実行するのだが、Vistaの場合は管理者権限で実行しないとうまく動作しないので注意。
アプリを立ち上げると、こんな画面がでる。


まず、下のVLCのところ(茶色で囲んだところ)に、「参照」のボタンを使って、VLCのexeファイルを指定。
次に、緑色で囲んだ「検索」をチェック。するとセキュリティを確認してくるので「はい」をクリック。このほかにファイヤーウォールの例外の確認も聞いてくるので、これも許可する。


すると赤で囲った接続先の欄に、玄箱のIPアドレスが表示されるので「接続」をクリック。MediaTombで配信しているフォルダ(PC Directory)などが表示される。


ツリーを辿って、再生したいファイルを選べば、VOLが立ち上がって再生が始まる。


玄箱のMediaTombを設定する

MediaTombにアクセス(例えば、http://192.168.*.*:49152)すると、こんな画面が出る。
フォルダやファイルの横にある+印をクリックすると、MediaTombに登録され、ストリーミングが配信される。
配信を中止する場合は、同じく横にある×印をクリックすればいい。




玄箱をメディアサーバーにする

玄箱に、MP4のビデオやMP3の音楽ファイルを置いて、sambaで共有していたのだが、やはりsambaは速度が遅く、この際、本格的にメディアサーバー化してみようと思い立った。
インストールするソフトは、あちこちのHPで定評のあるMediaTomb。
このソフトは、先人の方々のおかげで、丁寧なインストールの仕方がアップされている。大切なのは、それらのサイトを丁寧にみて、自分の環境に置き直すことなのだが、あれこれ躓いたので、後日のために記録しておくことにする。

まずは、ソースリストの編集。

# vi /etc/apt/sourcelist

一番下に、次を追記

# MediaTomb
deb-src http://apt.mediatomb.cc/ etch main

ここでパッケージリストを更新して、MediaTombのソースを落とそうとするのだが、認証されていないと蹴られるので、認証キーを取得

# wget http://apt.mediatomb.cc/key.asc -O- -q | apt-key add -

MediaTombのHPには

# wget http://apt.mediatomb.cc/key.asc -O- -q | sudo apt-key add -

となっているが、これはUbuntu環境の場合だろう。玄箱Debianの場合は、sudoは必要無し。

ここで
# apt-get update

ここからは先人の方々の教えに従い、開発環境やら、DBやら、MP3関連やらのパッケージをインストール
(何が何やら分からないが、ともかく先人の教えに従う)

# apt-get install dpkg-dev
# apt-get install debhelper
# apt-get install mysql-server-5.0
# apt-get install libmysqlclient15-dev
# apt-get install libsqlite3-dev
# apt-get install libid3-3.8.3-dev
# apt-get install libmozjs-dev
# apt-get install libmagic-dev
# apt-get install libtag1-dev
# apt-get install libavformat-dev
# apt-get install libexif-dev
# apt-get install libexpat1-dev
# apt-get install quilt
# apt-get install automake

MediaTombのソースパッケージを取得し、ディレクトリを移動。

# apt-get source mediatomb
# cd mediatomb-0.11.0

MediaTombをビルド

# dpkg-buildpackage -uc -us -b -d

ここで、私の場合、g++ がないため、エラーメッセージを吐いてストップ。
あわてて

# apt-get install g++

で、再度、ビルド。
やっと走ってくれるが、ビルドにはけっこう時間がかかるので、お茶でも飲みながら見守りましょう。私の場合、40分程度かかりました。
ビルドできたら、インストール。

# cd ..
# dpkg -i mediatomb-common_0.11.0-1etch1_powerpc.deb
# dpkg -i mediatomb-daemon_0.11.0-1etch1_all.deb

で、次のようなメッセージが出る。

*mediatomb: Not starting upnp media server
* mediatomb: Disabled in /etc/default/mediatomb

ここで、MySQLにデータベースを構築。

# mysql -p
Enter password: xxxxxx
mysql> CREATE DATABASE mediatomb;
mysql> GRANT ALL ON mediatomb.* TO 'mediatomb'@'localhost';
mysql> quit
# mysql -p mediatomb < /usr/share/mediatomb/mysql.sql

パスワードを聞いてくるので、mysqlのrootのパスワードを入力
MediaTombを起動する

# mediatomb

最後に「INFO: Server bound to: (玄箱のIPアドレス)」と表示されれば、OKであります。
この後、ブラウザを立ち上げて、

http://(玄箱のIPアドレス):49152

で、MediaTombにアクセスして、配信の設定をいたしましょう。

<先人の方々の参考サイト>
TOMの気まぐれブログ 「MediaTomb」
何かの感想 「玄箱HGをDLNAサーバにする
ひまにあ日記「玄箱をDLNAサーバーにする」

2009年9月19日土曜日

sambaの復旧

一夜明けると、どういう訳か再びSambaの共有ができなくなっていた。
うーむ、とうめきながら、再び普及作業。
「場所」→「サーバへ接続」→「WINDOWS共有」
ここで
サーバ名にIPアドレス
ユーザー名にsambaでログインするユーザー名を入力


次に「接続」をクリック。
そうすると下記のような画面が出るので、ログインパスワードを入力すると接続でるように復旧しました。


2009.9.20追記
再び、一夜明けたら、「場所」→「ネットワーク」で普通に接続できて、「サーバへ接続」の方がログインできなくなっていた。謎である

2009年9月17日木曜日

ubuntu 9.04で家庭内LANにアクセスする

ubuntu 9.04をインストールしたのだが、家庭内LANのSAMBAにアクセスできなくなっていたのだが、やっとこ復旧した。

まずはsambaをインストール

$ sudo apt-get install samba

これでいいかと思ったら、もう一つ入れ忘れていた。

$ sudo apt-get install smbfs

この後、/etc/samba/smb.conf を編集。

38行目ぐらいにある、global の設定を変更

workgroup = WORKGROUP

とデフォルトではなっているので、ここを家庭内LANで使っているワークグループ名に変更して上書き。

ubuntu を再起動すれば、無事、家庭内LANのSAMBAサーバーにアクセスできます。

2009年9月14日月曜日

ubuntu 9.04でBuffalo WLR-UC-Gを使う

昨日に引き続き、USB接続の無線LAN子機の接続テスト。
本日はBuffalo WLR-UC-Gに挑戦。

この子機は、Windowsに接続した場合でも、あまり速度が出ないのだが、結構安価なのでとりあえず買っておいたものを転用する。
この子機は差し込んだだけでは認識しないので、ndiswrapperwpを使う。

まずはインストールなのだが、これはSynapticを使えば簡単にインストールできる。
インストールするパッケージはndiswrapper-utils-1.9 と ndiswrapper-commonは必須。
もっともndiswrapper-utils-1.9をインストールするよう選択するとndiswrapper-commonは自動的に併せてインストールする設定になる。
このほかにndisgtkはインストールしておけば、GIUで操作できる。

インストールできたら、CDディスクに、WLR-UC-Gに添付されていたCDを挿入。

CDの driver → U2SG54HP とたどりWin2000のフォルダを本体の任意の場所にコピー。
そしてndiswrapperを立ち上げたら(システム → システム管理 → Windows Wireless Driver とたどる)、「新しいドライバのインストール」を選択し、「win2000」のフォルダの中から netsg54.inf を選択し、Enter。

ドライバがインストールできたら、WLR-UC-G を差し込んだら自動的に認識し、ネットワーク設定が立ち上がるので、そのままネットワーク設定をして、インターネットにアクセスすれば・・・・・


つながりました。

2009年9月13日日曜日

ubuntu 9.04をインストールした

ThinkPad A21eにいれていたubuntu 8.10が、ちょっと調子が悪くなってきたので、気分一心とばかりに、Ubuntu 9.04を上書きインストールした。

インストール自体はisoファイルを落としてきてCDに焼いて、CDからbootして・・・といった具合で、いたって簡単。HPには「Desktop CDを使ってインストールする場合は少なくとも384メガバイトのRAM」といった表現もあるのだが、256Mのメモリがあれば、問題なくインストールできた。

おっ、と思ったのは、USB形式の無線LAN端末のBuffaloのWLI-U2-KG54Lを、差し込んだだけで認識して使えるようになったこと。この端末、デスクトップで使っていたものを転用したのだが、(デスクトップ用には別のIEEE802.1g対応のUSB子機を使ってます)おかげで、UbuntuでIEEE802.1g環境にやっとこ到達しました。

8.10の時は、USBの無線LAN端末はほとんど認識しなかったし、カード型のものもほぼダメ。今回再インストールするようになったきっかけも、IEEE802.11Gで無線LANが使えるように悪戦苦闘しているうちに本体設定がおかしくなってしまったせいだから、もっと早く9.04に切り替えておけばよかったのかー、と少しばかり後悔したのだが、まあ結果よければすべて良しということで、今のところメデタシメデタシ。

ネットワーク設定とか、あれこれ操作パネルが変わっているので、まだ慣れたとは言い難いが、ぼちぼち使っていくことにいたしましょう。

2009年9月12日土曜日

泉 麻人「なぞ食探偵」(中公文庫)

町角でふと目にとまった、ちょっと不思議な料理を紹介していきたい。

といったところから始まる、ちょっと変わった食物記である。
とりあげられる食べ物屋が、やはり東京が中心になるのは、筆者の住居と活動の中心がそうであるせいもあるのだろうが、やはりそこは「首都」の威力というもので、人やモノが集まれば集まるほど、妙な食べ物も集積してくるのは人の世の常なんだろうが、本書のエライところは、「不思議な料理」の食物記であって、ゲテモノの食物記になっていないところだろう。

料理は、東京・日本橋の「ドイツ風ライス」からはじまるのだが、「ハムカツ」(東京・上野)や「マカロニグラタン」(東京・浅草)、「カニヤキメシ(東京・人形町)など、名前をみればおおよそ察しがつくのも多いのだが、「ず丼」(東京・新大久保)や「イタリアン」(新潟)、「すじ玉丼」(神戸・三宮)、さらには「セイロンライス」(大阪・西心斎橋)、ナポリライス(東京・銀座)などなど、何を食わされるのかちょっと心配になってくる料理も数々あって、一種怖いものみたさの欲求も満たされる食物記である。

筆者手書きのイラストも味があって、少しばかり暇な時、暇にあかせて、ぱらぱらと読んでいくにお薦め。

(最近、御当地グルメで定番の「佐世保バーガー」などを含んだ「九州篇」も入ってます。)

Corega CG-WLR300Nの設定をする

光フレッツにしたのに浮かれて、ついでに家の中の無線LAN環境を改善しようと、IEEE802.1nの環境を導入すべく Corega CG-WLR300N を購入。

選択理由は、価格がこなれていたのと、価格comでの評判もまずまずだったこと。ついでにUSB端子もついていて、USB-HDDのNAS化もできそうで、後々遊べそうな気がしたあたり(すでに玄箱Debian2台とV-GearのNASが家庭内LAN上にあるのに???という家人の批判には耳をふさぐ)。

ところが、どうにも、設定画面にアクセスできない。

どうも、ルーター機能のある光フレッツのCTUの下に、さらにYahooの光BBユニットをぶらさげて、Wルーター状態になっているのが災いしているらしい。

で、うーむとあれこれ悪銭苦闘したのだが、結局、こちらのページを参考に、やっとこ設定できた。(http://ameblo.jp/satomasami/entry-10252236295.html)ということで備忘録を残しておく。
(今回はXP機を使いましたので、あしからず)

まず、WANから切り離して、Corega CG-WLR300NとPCをLANケーブルでつなぐ。
この時、ルーター機能はONにしておく。
で、「コントロールパネル」→「ネットワーク接続」から、「ローカルエリア接続のプロパティ」を開く。

次にプロパティの「全般」の中の「インターネットプロトコル(TCP/IP)」のプロパティを開く。

ここで「次のIPアドレスを使う」にチェックを入れ、
IPアドレス  192.168.1.5
サブネットマスク  255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1
に設定。

さらに下の方にあるDNSサーバーのアドレスの優先DNSサーバーを 192.168.1.1 にして保存。

で、ブラウザで、http://192.168.1.220にアクセスすると、CG-WLR300Nの無線LANの設定画面がでてくる(はず)

設定画面がでたら、ログインして、IPアドレスを設定。
私の場合は、YahooBBユニットの下に192.168.0.*のLANを構築しているので、 192.168.0.5 ってな感じに設定。設定を保存するとCG-WLR300Nが再起動しはじめ、自動的に接続が切れる。

CG-WLR300Nが再起動したら、さきほど設定したIPアドレスへブラウザからアクセス。
無事アクセスできたら、今度は、はずしておいたWAN側のLANケーブルを、YahooBBユニットへつなげば、OK(と、私の場合はなりました。)

設定が分かり難いと、価格comにも書いてあったのだが、しっかり、はまってしまったのでありました・・・。(でも、価格を考えると、良い無線ルーターであるように思うぞ)

2009年9月8日火曜日

塩野七生 「ローマ人の物語ⅩⅤ  ローマ世界の終焉」(新潮社)

長く、長く続いてきた「ローマ人の物語」もこれが最終巻である。そして、千年以上続いてきた、ローマ帝国も、この巻で終焉を迎える。もっとも、東ローマ帝国(ビザンティン帝国)はこの後も存続するのだが、これはもう、いわゆる「ローマ帝国」とは異なるという説に私も賛成したい。

この巻では
・紀元395年~410年までが「第一部 最後のローマ人」
・紀元410年~476年までが「第二部 ローマ帝国の滅亡」
・紀元476年~が「第三部 帝国以後」
という構成で、西ローマ帝国が瓦解するまでが語られる

しかし、この時代のローマ帝国をめぐる人々の名前が、なんと蛮族的なことか・・・。敵である人は当たり前だが、帝国を支えた人の名前すら蛮族的なのだ。
典型的なのは、皇帝テオドシウスから、死後の息子を託された将軍スティリコであろう。
彼は、ヴァンダル族出身なのだがテオドシウス帝に抜擢され、彼から、若年の皇帝の後見を頼まれるのだが、その彼が、ローマ人よりもローマ人らしく、ローマ帝国の存続に力を尽くし、非業の最期を遂げるたあたりは、衰えた国家を象徴するものなのだろう。

さて、この書では、ローマ帝国の「滅亡」が語られるのだが、不思議なほど、その「滅亡」が静かなのである。というのも、ローマ帝国の滅亡は、大きな戦いによる大破壊とそれに伴う異民族支配、あるいは大災厄に伴う荒廃といった、イベント的な終末を示すのではなく、帝国がいくつかに分裂し、尾民族の侵入が続き、自由な交通が途絶え、ブリタニア、ガリア、北アフリカ、イスパニア、と属州がローマ帝国の支配から離れ、といった具合に、砂の山が、さわさわと崩れていくよう「滅びて」いっているからである。
そして、それは人類史上初めて誕生した「大帝国」、大文明ともいえる「大帝国」であったローマ帝国らしい終わりかたといえばいえなくもない。ちょっと関係ないかもしれないが、「盛者、必衰の理あり」といったところか。


最後に、本書の途中で出会った、一節を紹介して、この稿を終わろう。

帝国は、傘下に置いた諸民族を支配するだけの軍事力を持つから帝国になるのではない。傘下にある人々を防衛する責務を果たすからこそ、人々は帝国の支配を受け入れるのである。

国というだけでなく、人々の理としても、ウムと頷かせる言葉ではないですかねー。

2009年9月4日金曜日

Yahoo光 with フレッツ で家庭内LANの設定をする

導入にあたって、いろいろなトラブルはあったが、まあシステム的には無事、Yahoo with フレッツ光 で光回線の導入ができたので、家の中のLAN環境を再構築することにした。
今まではYahoo ADSLで、LAN環境としては、有線のPC数台、無線LANに繋がるPC数台、玄箱Debianのファイルサーバー2台、NAS1台といった次のような環境。


(PC、サーバー、NASのIPは、192.168.0. までは実際のものと同じだが最後の数字は仮のもので、実際に割り振っているものとは違います。あしからず。
サーバーにはFTPやPuttyでアクセスするので、実際には、もっとわかりやすい番号を振っています。)
これをそっくり今回の光フレッツを使った環境に持ち込めないか、やってみた。
つまりは、
といったLAN環境を設定できないかやってみたということ。
Yahooの光ユニットの下に、今のBuffaloのルーターをぶら下げてもいいんだが、出来るだけ接続機器を少なくしたかったのと、Buffaloのルータは別用途に転用しようかな、と助平心を出したがため。
といっても、たいして難しいことはしておらず、まず、
●光回線のNTT-CTU側の設定は、
・PPPoEでLAN内のルーターからアクセスできる設定に変更
・初期設定で、IPが192.168.23.1となっているCTUのIPの変更はしない
・当然、初期値で光電話ユニットに192.168.23.2を割り振っている設定の変更もしない。
・Yahoo光BBユニットのWAN側のIP指定は必要なし。
(最初BBユニットが届かない時に、BuffaloのBBルーター経由で、インターネットにアクセスするためには、BuffaloルーターのWAN側IPを、例えば192.168.23.3といったような形でIPを割り振ってやらないといけなかったが、Yahoo光ユニットではその必要はなかった)
●Yahooの光BBユニットの設定は
・LAN側のIPアドレスの初期設定が、192.168.3.1 となっているのでこれを 192.168.0.1に変更
●エンドユーザー側のLAN内のIPは、それぞれが起動時にルーター(192.168.0.1)に取りに行く設定で、ルーター側でMACアドレスを指定して割り振る設定にはしていないのは、移設前と同じ、
と言う形にして、LANケーブルとかを繋いで、Yahooの光ユニットを再起動。
・・・・・・
OKでありました。インターネットに無事繋がりました。LAN内のファイルサーバへもアクセスできます。
今までのBuffaloのルーターのスループットは最大54mbpsだったのが、YahooのBBユニットの公称値は100mbpsなので、インターネットやファイルサーバーへのアクセスも、アクセス速度が上がったのが体感できて、ちょっぴり嬉しかったりしたのであります。。
(もっとも、しばらくすると、それに慣れちゃうんだけどね)
フレッツスクエアとかのアクセスはLANの中からはできないけど(光のCTUに、別にFonを繋いでいるんで、こちらのMyplaceからはできるけどね)、まあ、そんなに頻繁にアクセスするものではないから、ひとまず完了、といたします。
次は無線LANがIEEE802.1bなのを、どうにかしないといけないなー。

2009年9月2日水曜日

やる気があるのか? Yahoo光 with フレッツ

(2009.08.25)
いままで使っていたから、と言うことでyahoo光のフレッツに切り替えをしているんだが、今のところ対応、よくないなー。
なにせ連絡ひとつこない。申し込み後の自動返信メールすらなし。
NTTのほうは、申し込みから1週間で連絡がきたんだが(土日こみでね)、Yahooのほうはさっぱり。
今日、フレッツは無事開通したんだが、yahooから切替するIDとか、機器も届かないからどうしようもない状態である。なにが、切れ目なくインターネットが切り替えられるのが売りのはずなのだが、どうも、一旦、囲いこんだユーザーには餌は必要ないってな感じだろうか。

(2009.08.29)
やっとこ、開通しました。
といっても、BB光ユニットは、まだ届いていないので、手動でIPや認証IDなどを入力して開通。
開通のためのスターターパックなどは、フレッツ開通から2日後の発送で、機器は3日後の発送だから、まあ、そんなに遅くないといえなくもないのだが、こちらは、新規加入のサービスやら、利用料の免除なんてのがないところで、切り替えしているんだから、そのあたりの迅速さやフォローは、新規加入より丁寧にしろや、ってのが本音のところ。普通は、フレッツ開通までに送るのが筋ではないのか???
まあ、開通したから当分は使うんでしょうが、既存ユーザーから切り替えする人は、よーく考えたほうがいい対応でありましたねー。
もともと、切り替えに伴う料金サービスはないに等しいんで、切り替える人もほとんどないのかもしれませんがねー。
(あ、サポートはちゃんと対応してくれていたんで、そのあたりの不満はないです。フレッツ開通後の翌日にスケジュールや進捗についての質問メールを送って、次の日には回答がきました。ひょっとしたら、そういうメールを送らないと事務処理をする気がなかったのかもね。
まあ、あくまで、こうした切り替えの機器の発送の対応スピードとか、切り替えの申し込みに対する返答のレスポンスとかは、既存ユーザーの切り替えに対する、ソフトバンクの、そもそもフォローする気がほとんどない姿勢そのものが問題なんだろうなー、と思ってます。)
最後に・・・・
今のところ、まだbbユニット届かねーぞ。こういうところがサポート最悪っていわれる原因だって、いい加減ソフトバンクは気づくべきだと思うぞ。
理由は何にせよ、ネットが使えない期間が、切り替えによって生じるんだから、そのあたり、既存ユーザーへのサービスを、ちっとは考えたほうがいいんじゃないか???

(2009.09.02)
スターターパックは届いたのだが、今度はBBユニットが届かず、8月25日からフレッツの利用開始になっているにもかかわらず、9月2日をユニットの発送指定日(勝手に指定ですぜ!!)にしている対応に再びブチ切れて、Yahooのサポートにメールをしてしまったのでありました。
サポートの対応は迅速で、翌日には返事をくれたし、8月分のフレッツのプロバイダ料はまけてくれるということなので、まあ、この辺で矛を納めることにいたします。
ただ、一連のことで思ったのは、Yahooは既存ADSLユーザーが光フレッツに切り替えるのを歓迎していないんだろうな、っていうこと。(フレッツ側のサービスもほとんどないしね)
たしかにADSLの分野ではYahooの一人勝ちっぽい状況だから、いけるところまでいこうってのは企業戦略としてわかるんだが、一ユーザーとしては、どうかねー、といった思いである。
特に、私の住まう辺境は、光はおろかADSLも難しいところもあるから、その意味では、ADSLを守っていくっていうのもありなんだろう。でもねー、白パラソルの落下傘部隊の頃からYahooを使っているユーザーなんだから、もうちょっと大事にしてよね、っていうのが本音である(囲い込んだ客には、何も与えないっていう、最近の資本主義の原理からすると法外な望みなんですけどね)
まあ、Yahoo ADSL ユーザーでYahoo with フレッツに切り替えようと思っている方は、ここらあたりの情報を、他の方からもしっかり入手されて検討してください。とりあえず、私は面倒がりやなので、しばらくはYahooを使うと思いますぅ~~~。

2009年8月16日日曜日

モツのもやし炒め

本日は、もう一品。
モツのもやし炒めを食す。
モツ炒めだけだと脂っぼいんだが、もやしが加わると、くどさが消えるのが、不思議だね。


アジの刺身と塩焼き

立派なアジの頂きものがあったので、早速、塩焼きと刺身で食す。


新鮮な魚介は、どう調理しても旨いね。



2009年8月15日土曜日

塩野七生 「ローマ人の物語ⅩⅣ キリストの勝利」(新潮社)

ローマ帝国を根本から変えたといっていい、コンスタンティヌス大帝の死後、跡をついだ息子のコンスタンティウス、そして背教者といわれたユリアヌスと続くのが、この巻である。そして非常に象徴的なことに、この巻の最後の第三部は「司教 アンブロシウス」とされていて、皇帝ではなく、キリスト教会の司教の名前が表題である。

まず最初は、コンスタンティヌス大帝の次男であるコンスタンティウスである。とはいっても、最初から、コンスタンティウスが帝国全土を継ぐという形になっていたわけではない。
最初は、コンスタンティヌスの息子三人、甥二人で帝国を5分して統治することとなっていたらしい。
それが、大帝の葬儀の際に、甥二人が暗殺され、その後帝国を三分して統治していた兄弟が、最初は、長兄のコンスタンティヌス二世が、末弟のコンスタンスと北アフリカをめぐって対立して敗死し、コンスタンスは、圧政による民衆の不満を背景にした配下の将軍の謀反により自滅する・・といった経緯をたどって帝国を一人で支配することになったもので、この流れをみて想像出来るように、なんとも疑り深い皇帝であったようだ。そうした皇帝が副帝を任命するというのも不思議なのだが、もう、この時代のローマ帝国は、一人で全土を治めるには、皇帝によほどの能力と体力を必要とするほど、国家の体力が弱っていたということかもしれない。


 そのコンスタンティウスから副帝に任命されたのがユリアヌスで、彼は兄のガルスが謀反の疑いで処刑された後の任命になる。こうしたプレッシャーのかかるシチュエーションであったにもかかわらず、とんでもない力量を発揮している。けして万全の体制と軍備で送り出されたとはいえない、任命後のガリアで、ゲルマン民族を打ち破り、内政を整え、ガリア再興を果たすなど、とても20歳過ぎまで幽閉状態で統治の経験や戦闘歴などなかった若者とは思えない活躍ぶりなのである。さしずめ、哲学者風の織田信長といったところか。
 信長風なのは、そのガリアでの見事な戦ぶりだけでなく、その最期もまた似ている。古のペルシャ帝国の復活を目指して、ローマ帝国東方の攻め入ってきたペルシャ王シャブールとの戦闘で、(おそらくは、ユリアヌスのキリスト教の弱体化に不満をもった)味方のサボタージュにあって、戦闘の最中に、ひょっとすると味方からの槍傷で命を落とすことになるあたり、光秀の謀反にあって、味方と思っていた部下から攻められ最期を迎えるあたりと似ていなくもない。
 そして、もうひとつ共通するのが、宗教への対応ではないだろうか。ユリアヌスがキリスト教の特権を排除しようとした動きは、比叡山焼き討ちや、一向宗との戦に全力をあげた信長の姿がダブって見えてくるのである。

 で、最後の章。こいつが曲者なんだよなー、という思いにかられずにはいられない。時代背景的には、ユリアヌス亡き後のヴァレンティニアヌス、その副帝のヴァレンス、ヴァレンティニアヌス死亡後、ヴァレンスによって帝国の西半分を任されたテオドシウス、そしてヴァレンスがゴート族との戦いで命を落とした後、テオドシウスが帝国全体を治め、といった、まあ、内乱とその後の帝国統一といったお決まりの構図といえなくもないのだが、その陰に見え隠れして、そこかしこでキリスト教の国教化を進め、教会の力を強めているのが、この章の表題でもある「司教 アンブロシウス」で、こいつが時代の黒幕でっせ、と筆者が耳打ちしてくれているように思えてならない。
 こうした宗教者でありながら時代の黒幕的な人物がでてくるってのは、専制君主の体制によく見られるように思えて、共和制や元首制の時のローマが、なんとなく夏の青空を連想させるに対し、この時代のローマは、どんよりとした梅雨空を連想させるのは、おそらくは、こうした、なんとなく胡散臭いというかくぐもったような支配体制の持つ暗さによるのだろう。そして、ヨーロッパ中世を宗教はリアルを支配した時代と考えれば、中世の始まりというのは、西ローマ帝国滅亡で突然始まったわけではなく、こんな頃から、じわじわと墨が布に染みていくように始まっていたのだなと思い、時代の変化というのは、いつもこうした感じですすむのかな、とも思ってしまうのである。

なにはともあれ、ローマ帝国に限らず、すべての体制における「ぐずぐずとした崩壊」に、思いを馳せてしまう一巻でありました。

グリーンカーテン

これが、我が家のグリーンカーテン。ちょっと乱雑ではあるが、窓先の緑は、安らぎを覚えますな。


2009年8月14日金曜日

塩野七生 「ローマ人の物語 ⅩⅢ 最後の努力」(新潮社)

塩野七生氏の代表作といっていい、「ローマ人の物語」もこの巻あたりになると終幕に近づいてくる。

この巻で語られるのは、三世紀終わりから4世紀はじめの、ディオクレティアヌス帝から、コンスタンティヌス帝の時代である。歴史家によれば、ディオクレティアヌス帝から、ローマ帝国は、元首制から独裁君主制に移行したといわれていて、5世紀には、ローマ帝国も迎えるのだから、このデイオクレティアヌス帝、コンスタンティヌス帝の治世というのは、蝋燭が燃え尽きる前に炎が大きくなる現象に似ていなくもない。

ディオクレティアヌスは、帝国を2人で治める「二頭制」や4人で治める「四頭制」といった、国力の落ちてきているローマ帝国がペルシアや蛮族の侵攻をくいとめる苦肉の策ともいえる統治策を打ち出す。この統治方式はローマ帝国を蛮族から守るシステムとして有効に作用するのだが、このシステムの本質は、長年、苦楽を共にし、心の通じ合った友人や部下と、帝国の統治を分担しあうという美しい側面ではなく、

分担とは、現にあるものを分割したのでは済まないという問題を内包している。分担とは各自の責任を明らかにすることでもあるから、その人々の間に競争状態が生まれるのは、人間の本性からもごく自然な方向とするしかない。四人はいずれも、自分が責任を負うと決まった地域の成績をあげようとする。

システムであるらしい。
しかし、この制度も、彼の引退後の、正帝、副帝の食い合いともいえる内乱が頻発する。やはり、国力の衰えというものは、統治制度だけでは補いきれないものなのだろうと、嘆息せざるをえない。

しかも、このシステム、どうやら、行政改革なんぞとは縁遠く、軍隊と官僚をかなりの規模で増加させ、増税も必要になったらしい。まあ、正帝、副帝とはいっても皇帝は皇帝である。そうであるならば、それぞれの宮殿や国を維持するシステムがそれぞれに作られるようになったであろうし、軍隊もそれぞれで独立してつくり運営されるということになったであろうから、当然の帰結というべきか。


ディオクレティアヌスで、ちょっと悲劇的なのは、まだ体力も知力もあるうちに引退し、後進に道を譲るのだが、影響力の衰えは如何ともしがたく、妻や娘の幽囚を、隠居先で黙って見ていなければならなかったあたり。本人にしてみれば、キングメーカーよろしく、「天下のご意見番」あるいはローマ版「水戸黄門」をきめこみたかったのかもしれないが、現実は甘くなかったらしい。



このディオクレティアヌスの引退後、六帝が並び立つなか、天下を征したのがコンスタンティヌスである。この人、西方の正帝でブリタニア・ガリア・ヒスパニアを統治していたコンスタンティウス・クロヌスの息子なのだが、生みの母親は、父の政略結婚で離婚されていて、ディオクレティアヌスのもとで成長している苦労人であったようで、統治の術も巧みであったようで、ローマ帝国を再び一人で治める体制を作り上げたのは「大帝」という名にふさわしいといえる。(もっとも「大帝」と賞賛されたのは、キリスト教の国教化によるらしく、領土的な拡張によるものではないらしいけどね)

ただ、私には、なんとも「暗いな」と思わせるのである。
それは、元老院の弱体化をはじめローマ帝国を完全な独裁君主国家に仕上げたあたりと、六帝の乱立から、帝国全体を手中に収め、さらには支配体制を確立した程の中で、妻の実兄のマクセンティウス、異母妹が嫁いでいるリキニウス、そして実の息子のクリスプスと、自分のライヴァルあるいは、自分の支配を揺るがす種子になりそうなものを、着実に、じわじわと片付けていく風情にあるのかもしれない。

まあ、なんにせよ、彼の下でキリスト教も国教のみちを歩み始めることになる。彼のキリスト教政策がなければ、ヨーロッパ社会はおろか、世界の姿も変わっていただろうから、平和を享受している今の日本の住まう私としては、ひとまず彼に感謝すべきなのだろうな。

2009年8月13日木曜日

熟れたゴーヤはどうなるか?

ゴーヤってのは、普通、緑のうちに食するのだが、娘に我が家のグリーンカーテンにゴーヤがなっているところを見せてやろうと、一個置いておいたら、いつの間にか、緑を通り越して「黄色く」なってしまった。
で、これを捨てるのも惜しいな、と採って置いていたら、なんと、腹が割れてこんな状態に・・・。
中には、赤い種があって、ちょっとグロテスクである。
・・・・が
「この種が食べられる」「実は甘い」、という話をどこかから聞きつけたので、食してみた。
確かに、ほのかに甘い。
野生では、これを動物や鳥に食べさせて繁殖してるんですねー。
うーむ、貴重な体験をいたしました。


2009年8月12日水曜日

鳥取県倉吉市「ひょうたん」でドライカレーを食す

知人に地鶏が食せる「ひょうたん」という焼き鳥屋に連れて行ってもらった。
場所は、鳥取県倉吉市上井町のビルの2F.
焼き鳥は、ねぎまから肝、手羽など、どれも肉が身もしっかりしている。それを塩焼きしてあり、味もしっかりとしている。甘いたタレよりも、やはり焼き鳥は塩焼きが一番。ビールによくあって絶妙なのである。
そして、さらにこの店ならではのメニューが、長芋の素揚げとドライカレー。
長芋は、こちらの隠れた特産のねばりっこという長芋で、ほくほくとして旨い。皮ごと揚げてあるところがまた美味なのである。


そして、さらに絶品なのが地鶏のドライカレー。
なんと隠し味に沢庵が使ってあって、食べるうち、沢庵のほんのりとした甘味がカレーの辛さを和らげてくれて、ガフガフとがっついてしまう味。
場所は、このページに地図が載っているので、焼き鳥好きは寄ってみて、損はないどころか、必ず得をする店である。日本酒も各種取り揃えてあるので、日本酒好きにも良いかもしれない。

CHUBUナビ 「焼鳥屋 ひょうたん」 
http://www.chubunavi.net/category/view.php?shop_id=32&cat1=0&cat2=11

2009年8月9日日曜日

岡山 「中島ブロイラー」の鶏焼き各種

娘を岡山へ送り迎えしている道中にあって気になっていたのだが、いつも客が多くて、立ち寄れないままになっていた「中島ブロイラー」にようやく立ち寄ることが出来た。
この店は、国道53号沿いにある、鶏の丸焼きや腿焼き、焼き鳥の店。ネット上では隠れもない名店なのだが、管理人は、本日が始めての来店である。

で、まずは、丸焼きを1/4にカットしてもらって、腿のほうをもらう。一匹丸ごとなら1800円なのだが、1/4ということで450円。うーむ良心的。(店で見たときは、そんなに大きく感じなかったが、家で皿に載せたら、1/4でも、かなりデカかった。)

このほかに本日ゲットしたものは、まずは腿焼き。一足 300円。


焼き鳥串。一本 60円。

手羽焼き。1パック 300円。

ミンチにして揚げたもの。これも1パック 300円。

味はどれもあっさり系なのだが。鶏の旨味がしっかり感じられて、絶妙。
うーむ、今度はいつ買出しに行くかなー。

岡山剣岡山市 岡山駅前「富士屋」の中華そば

岡山の西口の駅近くのラーメン屋で、最近、雑誌とかによくでるせいか、長い行列ができていた富士屋。
本日は、昼時をちょっとずらしたせいで、待たずに入ることができた。
注文したのは、「中華そば 普通盛り」にもやしをトッピング。
大盛にしようかと思ったのだが、「メン二玉」の文字にビビって、普通盛りに。
スープの味は醤油味であっさり系。厚めのチャーシューがまた嬉しい。
雨がひどく降っているというのに、12時を回るとどんどん客が入ってくる。
隣には、新幹線の短い待ち時間を使って来店しているお客さんもいて、あっという間に満席になってしまった。ラーメン屋はこれぐらい、わさわさしているほうが、なんか活気があって良いよね。


2009年8月6日木曜日

玄箱の自動バックアップHDDをFAT32でフォーマット

(2009.08.03)
玄箱サーバーのバックアップに使っていた外付けHDDが今年の夏の暑さで吹っ飛んでしまったので、替えの自動バックアップ用の外付けHDDを用意することにした。
ただ、今までのように、このHDDをEXT3でフォーマットしたのでは、Windowsで普通では読めないので、万が一サーバが吹っ飛んで、Sambaで接続できない時に、Windows PCにUSBにつなげば接続できる方策を考えることにした。
そのためには、DebianでもWindowsでもアクセスできるファイル形式でフォーマットしておけばいいのだが、玄箱導入のDebian etchでntfsファイルを使うというのは、いまいち安定性が不安である。そこで、ちょっと古い形式で制約も数々あれど、FAT32でフォーマットしようと思ったのだが、XPやVistaでは32G以上のサイズでフォーマットできない。(98やMeでは2Tまでできるらしいのに、これはシステムとして退化ではないのか?)
うーむ、と思ったのだが、ふと、UbuntuのGpartedでFAT32形式でフォーマットできることを思いだし、Ubuntu-ThinkPad A21eを引っ張り出して、フォーマット。嬉しいことに、250Gもなんの障害もなくフォーマットできるではないですか。しかも、フォーマットした後、Vistaに繋ぐと、フォーマットはできないくせに、250Gは認識する。よしよし。
この外付けHDDを玄箱サーバに繋いで、rsyncを使えば、万が一、サーバがクラッシュした時もWindowsで読めるバックアップHDDが出来そうである。
(もっともFAT32では、4G以上のファイルは扱えないから、DVDのリッピングデータの保存なんかはできないが、まあ、それぐらいは良としようではありませんか)
残る問題は、属性が755から変えられなくて、rootからの書き込みしかできないところなんだが、まあ、バックアップ専用とすれば良しとすべきか。
しばらく運用して、またレポートすることにしよう。

(2009.08.06)
バックアップができあがったので、早速、玄箱からはずして、Windows機に繋いでみた。
HDDは認識する。Vistaでは40G以上のFAT32のフォーマットはできないが、認識は支障がないようだ。
では・・・、と思ったのだが、どうやらファイルを書き込む際の文字のエンコードが違うせいが、文字化けして、どうにもこうにもファイル名がなんなのか、さっぱりわからない。
それなら、とUbuntu機に繋いでみたのだが、こちらも文字化けしたまま。
うーむ。うまくいかないものですねー。今度はDebian機で試してみるかなー。


2009年8月1日土曜日

ゴーヤチャンプルと亀の手

最近の流行りにのって、我が家でもグリーンカーテンを始めた。
で、これが初収穫のゴーヤ。
ゴーヤのほかにキュウリも植えている。キュウリは横に広がらないので、グリーンカーテンとしては失敗なのだが、まあ、窓先でキュウリが収穫できれば、これも面白いので、良しとする。


収穫したゴーヤはさっそく、ゴーヤチャンプルーに。ゴーヤの苦味は、白いところにあるらしいので、奥さんに丹念にとって調理してもらう。豆腐の大きさにばらつきがあって、ゴーヤチャンプルの素がまだらなのも、家庭料理の愛嬌というものか・・・。


本日は、珍しく「亀の手」が手に入ったので、これも塩茹でして、食す。
なじみの魚屋の主人が亡くなって廃業してしまったので、こうしたキワモノもなかなかお目にかからなくなってしまった。この亀の手は、漁協と農協がタイアップしている店で入手。