2011年9月29日木曜日

護国寺に道草

仕事の途中だったが、護国寺に道草。公方様由来のお寺は立派だね。
 

五代将軍綱吉の生母 桂昌院ゆかりのお寺らしい。あやふやな記憶だが、星野之宣の「宗像教授シリーズ」に護国寺の地下に「ミニ江戸」みたいなものがあって、そこは体格の小さな綱吉が・・・、ってな話があったような気がする。

2011年9月27日火曜日

マクドナルドの定年制復活に思う「ナレッジマネジメント」

J-CAST NEWS の「日本マクドナルドが定年制を復活 「成果主義」思惑はずれ若手育たず」によると
 
   日本マクドナルドは2012年1月から、60歳定年制を復活する。同社は年功序列の人事・賃金制度の廃止など、成果主義の人事体系を目指しており、その一環として06年に定年制を廃止していた。
   いったん定年制を廃止したものの、復活するケースは非常にめずらしいという。
 
  定年制の復活について、同社は「若手社員を伸ばしていく企業文化を根づかせていくため、年功序列を廃止するなど、実力主義への意識を高めようとしたなかで、定年制を廃止すべきと考えたが、時期尚早だった」と説明する。
   定年制の廃止は、ベテラン社員の経験やノウハウ、スキルが活かされるメリットがある。しかし同社によると、経験豊かなベテラン社員が自身の成果をあげることを優先してしまい、若手社員の育成が疎かになってしまったという。ベテラン社員のもつノウハウなどの若手社員への伝承がうまく進まなかったと反省している。
 
とのこと.
 
マニュアル至上主義の感のある同社で、こうした理由での定年制復活は妙に興味深い出来事。
 
ただ、社員の方からすると、マニュアルが最重視されて、若手育成が成果主義の下での評価がさほどではないのであれば、好き好んで力をいれないよな、というのはまあ、人の常というものだろう。
 
これが定年制の復活ということで、社員の一定期間の在職は確保されることになるのだろうが、若手育成に対する評価をきちんと上位にもってこないと、そのへんのモチベーションは働かないのではなかろうか。
 
確かに、昔は、物を教えてくれる先輩とか、部下に気をつかってサポートしてくれる上司とかが、ノンオフィシャルな意味でも尊敬され、いわば「おせっかい」が歓迎された時代ではあったが、現代の職場環境は、成果主義、個人主義の浸透によって、とても、「おせっかい」を歓迎する雰囲気ではないし、むしろそんな暇があったら自分の成績を上げろよ、と言われんばかりの風情すらある。
 
もし、こうした若手育成、ベテランのノウハウや技術の移転ということをまじめに考えるなら、そうした育成をしている間や手間の部分で、どうしても個人の成績の面ではロスになるのは間違いないのだから、そこを補う明確な評価というか報償のシステムを考えるべきなのだろう。いかに社員とはいえ、人の持っているノウハウは安く使おうというのか考えないほうがいいですよねー、と辺境にある身としては思ってしまうのである。

2011年9月26日月曜日

そろそろ終盤に近づいたゴーヤ

うちのグリーンカーテンに成っていたゴーヤもそろそろ終盤に近づいてきた。
今年は肥料と水が不足していたのか、成りはあまりよろしからず。
 
ただ、家内消費としては、ちょうど良い具合だった、ということで、夏の記録
 

2011年9月25日日曜日

星野之宣 「宗像教授異考録 3」(小学館 ビッグコミックススペシャル)

宗像教授異考録シリーズもいよいよ三作目

収録は

第1話 人穴
第2話 鬼の来た道
第3話 神在月

簡単にレビューすると

まず第1話の「人穴」は長野県の洞窟で発見された蛇体の神像の調査に赴いた宗像が、忌部神奈に出会うところから始まる。当然、いろんなトラブルというかアクシデントをもたらす彼女の登場なので、通常の遺跡調査に終わらないのは想像のとおり。今回は、実在のIT界の革命児を模した網野富倍という人物をトリックスターとして物語が展開。三人が地底の穴に落ちたところから、甲賀三郎伝説、あるいは徳川家康の伊賀越えの話に展開が及んでいく。蛇神像が出てきたり小道具はおどろおどろしいが、本質のところは歴史の謎解きアクション(インディジョーンズみたいなもの?)かな


二つ目の「鬼の来た道」は宗像が学生時代の旧友で、今は歴史ノンフィクション作家になっている若緒と福井県で再会するところから事件が始まる。といっても本来の目的は、日本書紀に登場する「ツヌガアラシト」あるいは鬼、「物部」氏の調査。そのため「鬼狂い神事」を探りにいくあたりで、山深い山村に入り込み、といったところから、いつもの怪しいゾーンに突入。製鉄を生業としていた物部の子孫が、山中で鉄資源を探りながら渡り歩く姿や、製鉄のため激しい音と炎の中で裸で作業する姿が「鬼」の機嫌となっていったのでは、という話のあたりにふむふむと頷かせながら、突然、古代の秘事にもっていく手腕はさすが。

三作目の「神在月」は、日本古代史ではおなじみの舞台「出雲」である。島根の歴史文化館で開催される古代史のシンポジウムに招かれた宗像と忌部神奈が出会う、古の「出雲退社」。それは単なる神道の神社なのか、それとも、巨木遺跡をもつ「縄文」の何らかの意思をあらわした物だったのか?といった感じですかね。この話の狂言廻しを務める「古代史の権威」たちがなんとも神々しくて独特の味わいを醸し出している。

第1作、第2作とヨーロッパやインドの話も混じったグローバルなところがあったのだが、今回は、どちらかというと国内シリーズ。どちらが良いかは好み次第だろう
ただ、ヤマタイカ以降、「縄文」を扱うときの筆者の筆の冴えは、他の作者の追随を許さないように思う。以前と変わらない星野ワールドを堪能してみてはどうだろうか。

星野之宣 「宗像教授異考録 2」(小学館 ビッグコミックススペシャル)

異端の民俗学者 宗像伝奇(むなかたただくす)が歴史の隠された謎を暴く「宗像教授シリーズ」season2の第2集

収録は

第1話 花咲爺の犬
第2話 割られた鏡
第3話 織女と牽牛

まず1話目の「花咲爺の犬」はおなじみ「花咲爺」の民話に秘められた縄文人と弥生人の「犬」観の違いが興味深く読める話。花咲爺の民話が広く語られるようになった根底に、犬の埋葬に見る縄文→弥生→→鎌倉を経て、戦国時代の愛玩犬の流行、そして徳川綱吉の生類憐れみの令までの、「犬」に対する感情の変化があるとするのは、ちょっと面白い発想。本編の物語は、このあたりとはあまり関係なくて、幼い頃に拾われてきた子犬とともに育った子供が成長につれ、「犬離れ」する。再び会ったときは、その犬の最期の時なのだが、犬は彼女のために・・・、といった「三丁目の夕日」でもありそうなお話

二つ目の「割られた鏡」はうってかわって、正調の「邪馬台国論争」の話。邪馬台国論争では、よく卑弥呼の鏡の所在が語られるのだが、その鏡の所在に、マスコミで持てはやされている考古学教授がからむのだが、実は、その鏡は・・・、といったことが発端。邪馬台国は畿内にあったのか、それとも九州かといったところの宗像の見解は本書を読んでほしいのだが、卑弥呼の鏡が見つからない訳の推理は秀逸。ヒントは、鏡は、姿を映した本人を象徴する、といったところか。もっと言えば、それを完全な形で残すということは・・というあたり。


最後の話は、珍しくヨーロッパからの留学生が登場。おまけに宗像の私設助手となっている姪の瀧ちゃんとのなんとも淡い恋愛沙汰もあったりして、本筋以外にもそのあたりが楽しめる。本編の謎解きは、七夕伝説と日本神話のスサノオが高天原で大暴れしたところとの関係性をメインにしながら、留学生のギリシア神話のミノタウロスとの相関性をめぐって、宗像と彼が大対立といった形で進行。宗像の隠し子疑惑も途中でてくるあたりが、このシリーズらしくなくてご愛嬌。

この巻は、最後の話がギリシア神話に亜半紙が及ぶが、最初の二つの話は、星野之宣が「ヤマタイカ」以来お得意とする、「縄文と弥生」「九州と大和」の話。筆者の手にのって、うかうかと楽しむのが一番良いのではなかろうか。

中国とカレー

日経電子版の"「中国にカレー売り込め」ハウス食品、五輪選手起用し販促。3年後めど、売り上げ2倍に"という記事を見て、日本の食文化も寿司、スキヤキの次はカレーか、と思った。記事を見る限り、2011年の売り上げ見通しが10億円ということなので、まったく売れていないマーケットとも思わないが中華料理のレシピにカレー粉が使われているものをあまり見かけないので、やはり中国全体としては、カレー、カレー粉のシェアは、そんなに大きなものではないのだろう。
その上に、カレーないしカレーライスというのは、インド料理というよりは、日本両栄として進化しているような思いがあるから、中国においてカレーが普及していくというのは、電気製品やアニメ、オタク文化と同じように日本の食文化が外へ出て行くようで、なんとも日本の地位が国際的に低下しているような折、妙に嬉しさを覚える。

ちなみに、世界のカレー粉、カレールウの消費量を調べると、インドがNo1、日本がNo2で、中国はちょっと見当たらない。もともと料理国粋主義の面では、フランスと双璧をなす中国のこと、扉をこじ開けるのは難しいだろうが、一旦消費するとなると、日本アニメと同様、貪婪ともいえる消費欲で日本の消費量など、あっという間に追い抜いてしまううだろうな・・・。
ハウス食品はもともと薬種問屋に勤めていた浦上靖介氏が設立した「浦上商店」がもとで、「ホームカレー」をつくっていた稲田商店を吸収したことで、本格的なカレー製品へ参入したというヱスビー食品と並ぶカレールウメーカーの老舗。バーモントカレー、ジャワカレーの産みの親でもある。健闘を祈っております。
ちなみにアンサイクロペディアによるとカレー好きのことを「ルーマニア」というらしいですね。でルーマニアの多数政党は、福神漬けを好む右派のルーマニア自由党。対抗政党にらっきょうを好む左派のルーマニア共産党(鳥取県に多いらしい)、マヨラーとかがいるらしい。
ついでに、ヨーロッパの国のルーマニアには「ルーマニア」はほとんどいないらしいので念のため
<詳しくはアンサイクロペディアのルーマニアの項を見てほしい>

2011年9月23日金曜日

星野之宣 「宗像教授異考録 1」(小学館 ビッグコミックススペシャル)

日本の歴史を斬新な角度から読み解き。一種爽快ともいえる新たな解釈を与えてきた、宗像教授伝奇考」の次シリーズ

収録は

第1話 巫女の血脈
第2話 百足と龍
第3話 天平のメリークリスマス
第4話 大天竺鶏足記

の四話

コミックの筋立てを事細かにレビューするのは、これからの読者に興ざめだろうから、ざっくりとしたところをレビュー

「巫女の血脈」は、東北のイタコがテーマ。宗像の教え子が青森から出てくる。どうやら彼女は夫と死別したらしく、その死別もなにやら訳ありの様子。で、宗像は、土面をはじめとする縄文の文化を調べるため、青森に出かけ・・、といった展開。彼女が過去の呪縛からの解放とイタコのインタビューをメインの軸にしながら、縄文の土偶、特に遮光式土偶の謎に及ぶ話。イタコの話が近代の日本の歴史をなぞりながら、古代の悲しみにもオーバーラップするところが物悲しい。


「百足と龍」は、いってみれば宝探し奇譚のようなもの。田原藤太の百足退治の話を発端にしながら、戦国時代の金山の採掘跡を舞台にした、武田信玄の埋蔵金探しの話。この話では狂言廻しともいえる忌部捷一郎が登場。最後のほうで、武田信玄の軍師 山本勘助の意外な正体に及ぶが果たして真実はいかに

「天平のメリークリスマス」の舞台は群馬県。この話で、今後、このシリーズで宗像の、ある意味、大事な相方ともいえる忌部神奈が登場。美人の考古学者だ。で、話のほうはこの地を8世紀初め頃治めていた「羊太夫」という渡来人らしい人物の話から、聖徳太子へとつなげていく。日本へのキリスト教の伝播への考察も絡んできて謎ときとしてはかなり秀逸。

「天竺鶏足記」は文字通りインドが舞台。お寺さんの団体に随行した宗像が出会う、仏陀入滅後、56億7千万年後に現れて衆生を救うといわれている弥勒に関する話。仏陀の高弟 マハーカッサバが入定したのが鶏足山、弥勒が現れるといわれるのが鶏頭山。さて、その関係性は、ということで、古代の化石が絡んできて面白いが、ちょっと乱暴な筋立て。

このシリーズ「伝奇考」の頃から、その伝奇性が魅力。真偽は別として、古代史のロマンにひたってみるにはお勧め。

紙の本以外にもebookjapanで電子書籍にもなっているので、タブレットをお持ちの方はそちらも良いかも。自炊した場合よりも画面はクリアなので私は結構愛用しております。

iPhoneというお姫様の行方

iPhone5の販売がソフトバンクだけでなくauでも、という報道があちこちで飛び交って(元は日経ビジネスオンラインの「KDDI、「iPhone5」参入の衝撃 ソフトバンクの独占崩れ、auで11月にも発売」という記事が共通のソースなのかもしれないが)、結局、最後のところはアップルのプレス・リリース待ちといったこととなるのが、iPhoneに関するニュースの通例なので、一日ほどスルーしていたが、日本経済新聞のWebの記事でも「KDDI、iPhone販売へ ソフトバンク独占崩れる 来年から」といった記事が出始めたので、ここらで、ちょっとコメントをしておくことにした。
 
基本的に複数のキャリアからiPhoneが出されるのは、ソフトバンクには悪いが歓迎。もっとも、ウィルカマーのようにソフトバンクに悪いイメージを持っているわけではなく、アップルの方針を呑んだとはいえ格安の利用プランでiPhoneを普及させたソフトバンクはスマホの普及の面で多大な役割を果たしたと思っているので、ソフトバンク関係者の方はお許しを。(むしろBlacckberryという当時、素晴らしい端末を販売しておきながら、馬鹿高価いプランで、実質的に日本のスマホの普及を遅らせてきたDocomoの方が罪は重いのではないか。Docomoが仮にiPhoneの販売権を取っていたら、今のようなスマホの普及はなかったのでは)
 
ただ、やはり、ソフトバンクの電波の悪さというのは、なかなか解消されていないわけで、auでもiPhoneを科販売するということで、両社の競争の中で、少しでもそのあたりが良くなれば、と思う次第。(ウィルコムを子会社化することで、基地局の共同利用なんて話もあったが、最近、とんとその辺で電波事情が良くなったということを聞かないしね)
 
 
しかし、スマホの一端末がどこのキャリアで販売されるかどうかで、ここまで大きな報道になっていくなんて、やはりiPhoneの強大な鋭意協力というものを感じざるをえない。このあたり、androidの端末では、どの機種も持ち得ない影響力というか、優れたガジェットの持つカリスマ性の凄さを思い知らされるのだが、ひょっとするとauのiPhone発売で一番影響を受けるのは、どこかのニュースのエントリーにもあったが、ソフトバンクではなくて、国内の携帯キャリアなのかもしれない。最近、尖った端末といえばサムスンかファーウェイとかが多くて、国内のandroid端末はなんとなく、ガラケーにandoroidを乗っけた、つまりいままでのsynbionがandroidに変わっただけのようなものが多いと思うので、ここらで踏ん張らないと、国内メーカー総崩れなんて悪夢が起きてしまいそうで怖い。
 
ま、かといって、iPhoneを使うために、docomoからソフトバンクに乗り換えた私としては、iPhoneが使えている限り、auには乗り換えないと思いますので、ソフトバンクの皆さん、安心して、電波環境の改善に取り組んでやってください。(音声はWillcomなので、完全にソフトバンク・グループに取り込まれているといえなくもないのだが・・)
 

2011年9月22日木曜日

来る者あらば、去る者も・・・ さらばプリントゴッコ

Willcomの新機種発表のエントリーを書いていたら、少し古い記事になるがプリントゴッコの販売終了の記事が引っかかってきたので、プリントゴッコへの感謝の意味をこめて備忘録を残しておきたい。
 
日本経済新聞の2011/09/20付けの記事によると
 
 
とのこと。
 
プリントゴッコ全盛期は、パソコンが一人一台どころかパソコン・スマホ・タブレット一人各一台の時代が来るとは思いもせず、年賀状印刷といえばプリントゴッコで、年末のあわただしい中、夜に家族総がかりで、ピカッと原版をつくっては、ガチャガチャと葉書に印刷していたのを思い出す。(今では、お父さん、このイメージで○枚印刷しといてね、だからな・・・。隔世の感あり)
 
技術の進歩ということで、まあしょうがないのだが、プリントゴッコとともに「年賀状」というものがそれなりに意味を持ち、それをつくることで家族というものを意識できた「昭和」という時代が、歴史の一幕になったような感じがしたのである。
 
現物をしらない人、Amazonで検索してほしいが、すでにAmazonでも「お取り扱いできません」状態になっているんだな・・・。

Willcomが秋冬向け新機種発表。復活に向けよい兆し

本当に数年ぶりともいえる新機種の大量発表(C-net 「ウィルコムの秋冬モデルは10機種--スマホも来春発売へ」)に、アドエス利用者としては、喜びに耐えない。ここ数年は、新機種といっても、Hybrid W-Zero3やHoney Beeの単発的なものしかなかっただけに、なんとも感慨無量である。これもやはり「誰とでも定額」「2台目以降基本料無料」の効果だろうから、佐々木希さんへの感謝とは別に、やはり、逆風の中、先駆けて「誰とでも定額」をはじめたウィルコム沖縄の面々へ感謝をすべきだろう。(そういった意味で、利用者激減の暴風雨の中で、ブログ中止に追い込まれていた、札幌とか盛岡とかの代理店さんのブログの復活、許してもいいんじゃない?)
 
ま、それはさておき、今回の新機種で気になるのは
 
セイコーインスツル製「SOCIUS WX01S」
 
 
エイビット「ストラップフォン WX03A」
 
かな。
 
WX01Sの他のスマホのBluetoothハンドセットになるところや、WX03Aの通話専用だがフリスクと同じサイズであるなど、なんとなくWillcomの良い意味でのチープ感とキッチュなところを醸し出していて、なんか良いなー。
 
確かエイビットのは、かなり以前から話題にはのぼっていたが、なかなか製品化されてこなかったもの。2008年ごろからちらほら話が出ていたが、Willcomの業績悪化とともに歴史の波間に飲み込まれていた機種。
 
 ソウルに通いながら考えた 「フリスクフォン?いやストラップフォン」
 
 
 (WILLCOM NEWS の方でも記事があったと思うが、見つからないな)
 
Willcomの復活の兆しとともに、製品化されるというのはかなり嬉しい。(Bluetoothのハンドセットにもならないし、メールが使えないっていうのがちょっと不満だけどね)
 
 
なんとなく、しばらくすると今のアドエスから上記の2機種いずれかに機種変していそうな気がする・・・

2011年9月19日月曜日

GARAPAGOSは健在だったようですね・・・

撤退という報道があったシャープのGARAPAGOSだが、asahi.comによると
 
 シャープは16日、タブレット型端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」について、今後も事業を強化していく方針を明らかにした。「電子書籍専用」だった初代モデルの直販は今月末で終了すると発表したが、新機種の投入や販路拡大を進めていくという。
 
 
今後もイーアクセスで販売している機種のほか、新機種のリリースもあるとのこと。シャープのタブレットの灯が消えなかったのは良かったですね。
 
ついでに、国産スマホの草分けアドエスを出したシャープさんにウィルコムでタブレットも出してもらうと嬉しいんだが・・・。
ネットアクセス無料の、通話も「どこでも定額」でできるタブレットなんてどうでしょう。

「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」

あっとおどろくようなテクニックを期待しているようであれば、本書から得られるものは少ないので、他の本を読んだほうがいい


本書はディズニーという、遊園地として一流である上に、バリバリ、アメリカの企業で、従業員、しかもアルバイトを、どう教育し、どうビジネスの中で戦力としてしっかり使うか、を教えてくれる本であるのだが、質は、そのやり方とというのは、王道中の王道で、基本をきちんとやっていくというあたりが、ちょっと意外でもあり、日本的なメンタリティを持っている私としては安心をするところ。

目次は

Chapter1 育てる前に教える側の「足場」を固める

ディズニーが考える理想の上司・先輩とは/「教える喜び」を感じないと後輩は育たない/自分が扱われたように、後輩は人を扱う/「見て覚えろ」では後輩は育たない/ミッションを正しく理解し、後輩に伝える/行動指針をもち、有線順位をはっきりさせる

Chapter2 後輩との信頼関係を築く

リーダーシップをもって後輩と接する/後輩に「いつも見てくれている」と意識させる/何か感じたら、すぐに「声をかける」/仕事の成果だけに注目しない/間違った考えに染まった後輩を変える

Chapter3 後輩のコミュニケーション能力を高める

後輩の"存在"を認める/後輩に、常に思いやりをもって行動させる/価値観を共有する/後輩との面談・話し合いは、ここに要注意/後輩の状態に合わせて対応を変える

Chapter4 後輩のモチベーションを高める

笑顔のあふれる職場をつくる/仕事の重要性を認識させる/「誇り」をもてる環境をつくる/指示するときは、必ず「理由」も伝える/後輩によい点を見出せば、すぐにほめる

Chapter5 後輩の自立心・主体性を育てる

後輩に自信を持たせる/後輩に「スモールステップ」をもたせる/後輩に自立のチャンスを与える

で、この本のアルバイト(従業員。なにせ、ディズニーのアルバイトは18,000人ということだから、そんじょそこらの会社の正社員より多いよな)を教育する上での基本は、上司、先輩がミッションをきちんと認識して後輩に伝え、行動指針ををもち、優先順位をはっきりさせる、といったことを丁寧に、根気よく、繰り返し教え、ディズニーに対する忠誠心というか同士としての精神をつくっていく、ということになろうか。
これを聞いただけでは、また、あのアメリカ流の社員管理術あるいは組織運営術かよ、と思うところだが、このやり方を進める上の随所随所に、人と人とのスキンシップ、「自主的・主体的に相手を思いやる」ホスピタリティがはめこまれているのがディズニー流ということなのだろう。

たしかに、従業員の大半をアルバイトが占めるであろうディズニーでは、価値観や職場に対する意識もまちまちであろうから、一人ひとりをつなげていく術は、マメに声をかけ、価値観を共有していく人間的な関わりあい(本書のP119では「ストローク」といっているが)がもっとも効果的なのだろうと思う。そうしたことが、「カヌー探検」や「コンタクトレンズ捜索」のエピソードや、電車でディズニーの仕事について喋っている筆者を注意するアルバイトの女の子(ディズニーのキャストは、ゲストになるであろう人の夢を壊さないため、ディズニーのバックステージや仕事の話を公の場では慎むことになっているそう)、バックステージの様子が客に見えると「ショーのクオリティが下がる」と憤慨する一般のスタッフなどの姿に現れているのだろう。

職員、従業員の教育というと、ともするとテクニック論に頼ってしまうところがなきにしもあらずなのだが、天下のディズニーで、こうした一種泥臭い社員(アルバイト教育)が主流を占めているということは、基本の基本、会社と社員の精神的なつながり方、紐帯がどこまで形成できるか、の重要性を改めて教えてくれるのではなかろうか。

本書の細かなところは、「読書メモ」の形にでもして紹介しようと思うが、肩肘はらずに、社員教育、職場の組織づくりの基本を教えてくれる一冊である。

2011年9月18日日曜日

「SONYの新タブレット発売」に「SHARPのGARAPAGOS」がかぶさる

SONYが新タブレットを発売すると、ほぼ同じくして、SHARPのGARAPAGOSの販売終了がリリースされている。
 
もちろん、iPad追撃を狙うSONYの新タブレットと読書リーダーであるGARAPAGPSと同列に扱っててはいけないのだろうし、SONYがひさびさに力を入れていると思われるタブレットの発売に水を差すわけではないのだが、AmazonのKindleやAppleのiPadなどのアメリカ勢の前に、国内勢、死屍累々といった風情を感じてしまう。端末としては、ガジェット好きとしては、結構興味を引くものではあるのだが、どうもコンテンツの囲い込みの臭いがきつすぎて食指が伸びないのである。
 
KindleやiPadの囲い込みがないかといえば嘘になるのだが、たとえば電子書籍やアプリの提供にしても、純正のものが多くプリインストされているようで、例えばiPadのように、サファリといくつかのPIMソフトとフォト・ビデオビューワや音楽プレーヤーぐらいで、あとはAppストアでご随意に、といった一種あっさりとユーザーに任せている感じがなく、窮屈な感じがするのである。(あとお値段もそこそこ張るしね)
 
ここらで、中華Padよろしく、格安高性能な日の丸Padを売り出すってのは、どうだろう。(ソフトとかは絞り込んで、アンドロイド・マーケットに任せてしまってね)iPadは手に入れたが、ついでにAndroidも触ってみたいガジェット好きは、かなりいると思うのだが・・・
 
でも、HPがWebOSを放棄したときにTouchPadを投売りして、急激に売り上げが伸びたらしいから、GARAPAGPS投売りされるようであれば、iPad使いの私も、買ってしまうかもしれません・・・
 

2011年9月17日土曜日

NHKの番組ネット配信に民放連が反対って・・・・、アナクロっぽいのだが

J-CASTニュースによると
 
 
ということのようだが、民放連の主張については、個人的には「うーむ」というところ。
 
著作権の問題やら解決すべきことはあるのだろうが、いわゆる受信料をもとに作成されているNHKの放送は、心情的には、受信料を払っている私たちの共有財産と思えて、その意味で、様々な媒体で番組を配信されることは、受信料という不可思議なものをなかば強制的に払わされているこちとらの当然提供されるべきサービスのような気がするのだが・・・。
 
特に、仕事の形態や生活スタイルが変化している中、TV普及時のような茶の間で家族なかよくTVを見るという姿はもとより、自室で一人ひとりがTVを見るという時代も過ぎ、TVに限らずインターネットをはじめとして様々に映像や情報を提供するものがある今の時代に、TVの前に縛り付けようとする魂胆がなんとなく、時代遅れの臭いがしてくる。
 
あれこれ小難しいことはいわず、NHK,民放とも、ネットの大海に泳ぎだしてもいいころではないのだろうか。

2011年9月16日金曜日

大容量のストレージサービス Yahoo!ボックスが提供されるってのは、嬉しい出来事

最近、オークションに出品するわけでもなく、目新しいサービスもないので、Yahooプレミアムを解約してもいいかな、と思っていたら、
 
(JAPAN INTERNET COM のニュースを引用)
 
というニュースを遅ればせながら見つけた。
 
普段からDropboxやSugerSyncのサービスは使っているのだが、今のところフリープランなので容量が限られている状態なのである。(SugerSyncは日本語版正式サービス開始前からのユーザーなせいか、容量がちょっと大きいんだが・・)
有料版にすると、Dropboxが50Gで9.99$、SugerSyncがサービス期間中で30Gで420円だから、Yahooボックスのサービスはお得な値段ではある。
 
個人的にYahooプレミアムの解約は当分お預けと思っているのだが、できうれば、iPhone/iPadのi文庫やGoodreaderと連携できるアプリも同時提供していただけるとありがたいのだが・・・

2011年9月12日月曜日

ニンテンドー3DSの値下げ効果が失速、って、なんとなく想定できたような

先だって値下げして、結構な騒ぎになったニンテンドー3DSなのだが、ITメディアの記事によると
 
 ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京都千代田区)によると、3DSが値下げされた直後の8月第2週(8~14日)の国内販売台数は約21万5千台に達した。2月26日の発売初週(約37万1千台)に次ぐ水準で、値下げ前の買い控えがあった8月第1週(1~7日)に比べ約58倍と大幅に増加した。値下げのインパクトが販売台数を大きく押し上げた形だ。
 しかし、その効果は長続きしなかった。値下げの翌週(8月15~21日)には約10万7千台と早くも半減。8月第5週(8月29~9月4日)には約5万5千台と、値下げした週(8月8~14日)に比べ、約4分の1に落ち込んだ。値下げからほぼ1カ月で、その効果は吹き飛んだ格好だ。

ということらしいのだが、目だったソフトのない3DSが値下げだけでは、どうにもならなかったということだろう。

記事中には

 3DSは発売直後こそ好調だったが、発売2カ月後には最大のライバルであるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」に国内販売台数で抜かれた。6年以上前に発売されたPSPに3DSが売り負けるのは、任天堂にとっては屈辱の事態と言っていい。

といったこともあるのだが、なに、PSPもハードが素晴らしいから巻き返したわけではなくて、モンハン人のおかげといえなくもなくて、そのあたり、ソフトに恵まれたかどうかの差なのだろう。

まあ、ライバルもSONYもプレステ・ヴィータの発売を予定しているので、勝負はそれが出るあたりに、ひとまずの決着がついてくるんだろうが、SONYもハード偏重で大ゴケすることがよくあるから、ニンテンドーの巻き返しもけして夢ではなかろう。

要は、面白いソフトをいかにつくれるということにかかっていると思うのだが・・・.。ただまあ、最初ボロクソに言われていたDSが大化けした時代を経験した身としては、まだまだ勝負はこれから、と思いたいのである。

コグレマサト「ネット速読の達人ワザ」 (青春出版社)

人気ブログ「ネタフル」の管理人 コグレマサトさんの、ネタバレといってもいいぐらい、手の内を教えてくれるのが本書。

目次は

Chapter1 "情報が集まる人"は何をどう見ているのか

ネット速読の達人、はじめの一歩/情報はフローとストックで考える/フローの情報をキャッチ&ストック/自分がほしい情報はどこにあるのか/眺めているだけで"選球眼"はきたえられる

Chapter2 ツィッターを使って誰よりも早く最新ニュースを知る方法

ツィッターは情報の鉱脈だ/手っ取り早く情報力がアップするリスト使いこなし術/Togetterで効率よく話題の流れをつかむ/「情報の目利き」はこう探す/あの人の情報源がわかる「Paper.li」/情報が集まってくる発信のコツ/

Chapter3 検索では見つからない"使えるネタ"が集まる仕組み

コグレ式ネタ集め術/フローの情報源はこれでチェック/フロー情報はiPhoneでキャッチ/情報収集のあり方を変えた「Reader」/GoogleリーダーにRSSを登録する/Reader使い倒し術/2チャンネルまとめサイトを素早く読んで情報通になる/2チャンネルを見るときは「BB2C]で/ネットで盛り上がっている話題は「はてな部区マーク」をチェック/今一番熱いフェイスブックを積極的に使おう/情報の一時保管庫「Instapaper」で生活が一変する/ストック情報「Evernote」に集約/は「Instapaper」と「Evernote」のカシコい活用法



Chapter4 もう検索難民にならない!ネット活用秘テク

面白いか面白くないかはここで見分ける/タブブラウザのひとつ上の使い方/MacユーザーにはSafariStandがオススメ/ショートカットキーを駆使して「超」時間短縮/Webブラウザーで「後で読む」するには/WebページをEvernoteに保管する一発ワザ/知らない言葉をsらべるちょっとしたコツ/しぼり込みの検索で使いたい便利機能/一歩先行くグーグルテク/ブログに絞って検索するには/ツィッターを対象に「今」をサーチ/時事ネタは「ニュース検索」が便利

Chwpter5 処理能力3倍アップ!パソコン画面の速読ワザ

パソコン上でより速く読む/大事なことだけの"つまい食い"式速読術/キーワードだけ目立たせるグーグル技/長文ブログを読むときのブラウザー活用テク/テーマごとにウィンドウを分ける/拡大縮小を使いこなしてタイムロスゼロ!/重点的に読むべきは、ブログの出だしかしめくくりか?/ニュースサイトの効率的な読み方/広告を省いてシンプルな表示にするには/モニターよりも神で読んだほうがいい情報とは/ネットの情報の真偽はどう確かめる?/動画を速く見る裏ワザ

Chapter6 量でも質でも差をつける!情報の目利きになる習慣術

情報通になるちょっとした習慣/クチコミ情報はツィッターで集めよう/「時間がない!」急場の検索使い分け術/ライバルに差をつけるとっておきのネタはここで仕入れる!/「次ページへ」の煩わしさを解消してくれるツール

となっていて、これをざっと見ただけで、アプリの使い方から、情報の集め方、捌き方を懇切に見せてくれているのがわかるはず。


といって、単なるアプリの紹介や、技術論、テクニック論になっていないのが、本書のすごいところで

例えば

P20
「本当に必要な情報には出会うべくして出会う」というわりきりが必要



P22
どの界隈に自分が必要としている情報が流れているかということは、いずれ意識していると、そのうち自然とわかってくる
これに関してもじつは、量稽古のようなもので、大量の情報をシャワーのように浴びていると、少しづつ勘所がつかめてくる

とか

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規模が大きくなればなるほど情報の取捨選択の作業は大変ですが、しかし役に立つ情報が見つかる可能性も高まります。
そして、これは量稽古的な側面もありますが、大量の情報のシャワーを浴び続けているうちに、それはいずれ慣れてしまうものです。
集めた情報すべてをじっくり読み込む必要はありません。なんとなく眺めているだけでも、後々、情報の取捨選択の判断に大きく影響してきます

といったあたりには、さすが人気ブログの運営者らしい言で、うむと唸らせられる。
特に印象に残るのは「量稽古」といった言葉で、やはり、どの道も抜け道というのはなくて、王道をきちんと歩まないといけないのだ、ということを改めて思い知らされる。

何はともあれ、「量は質に転化する」を信じて、もう少し頑張ってみましょうか、皆さん。

2011年9月11日日曜日

「夏休みの宿題をためない方策」は、仕事のやり方に通ずるものがある

所さんの目がテンの再放送(うちは田舎なので、8/27放送分が、今日の午前中に放送される)をふと見ていると、子供がなぜ「夏休みの宿題を、ギリギリまでためてしまうか」というのをテーマにしていた。
 
それによると
 
「子どもはペース配分が苦手なため、まとめて渡すと、すぐにできると思い、遊んでしまうのに対し、小分けに渡した場合、宿題のペースが掴めるので、集中して計画的に終わらせることができる」
 
だから、夏休みの宿題のようにまとめて渡してしまうと、ついつい遊んでしまっ、夏休みの終わりの頃までためてしまうことになりがち
 
とのことなのだが、これは普段の仕事のやり方にも通じるものがあるのでは。
 
何かのプロジェクトとか、イベントとかを任されたとき、あれやこれや会議をしたり、いろいろ準備をしたり、けして仕事をしていないわけではないのだが、どういうわけか本体の準備や本筋が遅れ遅れになり、期限ぎりぎりになって、大慌てするのはよくあること。
こんな時、スケジュールや計画をじっくり組み立てておけば良かった、と悔やむのだが、この夏休みの宿題のように、そもそも、プロジェクトやイベントを、「丸ごと」の状態で認識して、「丸ごと」仕上げようとしているのが、間違いなのかも。
宿題を「算数」「国語」「理科」「自由研究」といったように分類し、小分けしてプリントを片付けていくように、仕事を、要素ごとに分類、小分けして、それを片付けていく、というやり方が、目標達成までの近道かもしれませんね。
 
 
ちなみに、「所さんの目がテン」のHPはこちら http://www.ntv.co.jp/megaten/

2011年9月10日土曜日

iPhone/iPadに証明書をインストール

CitirxのClientを使って、証明書の認証が必要なサイトにアクセスする必要が生じたので、iPhone/iPadに証明書をインストールしてみた。
やり方は、あちこちのサイトを参考にさせていただいたのだが、備忘録的にメモ
 
まず、インストールする証明書を、iPhone/iPadで読むことのできるメールアドレスに送っておく(私の場合、どちらも、G-maiとl同期をとっているので、G-mailへ送っておく)
 
iPhone/iPadで、G-mailにアクセス。証明書を送ったメールを開いたら、送った証明書をタップ
 
すると、こんな画面が開くはず
 

黒塗りのところに送った証明書の名前が出ているはず。インストールをタップすると


といった警告画面が出るので、かまわず「インストール」をタップ。するとインストールが始まり


といった画面になると完了。以外と簡単であるが、インストールは、あくまでも自己責任で、お願いします。

2011年9月4日日曜日

Synergyを入れてみた

最近、暑い日が続いたせいか、メインPCを設置している仕事部屋での作業が辛くなっていて(なにせ西日の入る屋根裏部屋のようなところなので、日中は殺人的な温度になる)、EEEPC 901-Xを下取りに出して購入した、EeePC 1215でクーラーの効いた居間や、喫茶店やファーストフード店で仕事をすることが増えてきている。
そのせいで、よく使うファイルやらがこのノーパソに移行してきているのだが、たまに仕事部屋で作業するときは、メインPCの中のデータやメインPCでブラウザとかを立ち上げておいて仕事をするので、マウスとキーボードが複数ある環境にちょっと不満がでてきた。
 
ということで、マウスとキーボードの一元化をするため、Synergyを導入した。
 
以前XPを使っていたときには、LinuxとWindowsという環境でマウスとキーボードを一元化するために使っていたのだが、SynergyのVista対応が遅れたせいもあって、すっかりご無沙汰になっていたソフトだ。
導入はかなり簡単で、Synergyのページからインストールし、いくつかの設定をすればすぐに使えるようになる(設定については、いずれレポートしたいとは思っているが、ここのHPがかなり詳しいので、参照してほしい)。
 
ノートとデスクトップで4画面にもなると、マウスのカーソルがどこにあるか、時折見失うが、やはり2つのマシンを1つのキーボードとマウス(今のところ、ノーパソをメイン、デスクトップをサブにしている)で操作できるのがかなり便利なことは間違いない。
 
複数のマシンを同時に使って効率を上げたいと思っている方は、導入してみてはどうだろうか。

FFFTPの開発終了に思う

最近、デスクトップのM/Bがいかれてしまって、M/Bを換え、OSの再インストールを余儀なくされたため、今まで使っていたソフトをぼちぼち入れている状態である。
 
今日は、玄箱Debianのお手入れをするため、FFFTPの再インストをしようと、SotaさんのHPを訪れたところ、開発中止の報にぶつかってしまった。
 
その理由は、開発をしていくモチベーションが維持できなくなったから、とのこと。残念ではあるが、本当にご苦労様というねぎらいと、いままでサーバーの管理やらなにやらに利用させていただいた御礼を言っておきたい。
 
最近は、クラウドサービスや、ブログサービスも各種提供されてきて、FTPソフトのお世話になることは少なくなってしまったが、自鯖の構築や、レンタルサーバーでのHPやブログの運用をやる際には、かかせないソフトであったし、PC関係の雑誌には必ず紹介され、付録のCDには必ず入っていたソフトであった。
 
現在のネット社会の隆盛に、このFFFTPが果たした役割っていうのは、かなり大きなものがあると思っている。
幸いに、開発は終了しても配布は続けてもらえそうなので、ひとまずは安堵というところだが、たとえばWindowsのバージョンアップとかいったOSの改変があった際に今までどおりに使えるかどうかは、一抹の不安はある。
こうした不安を抱えつつも、なにはともあれ、作者のSOTAさんに心から感謝をささげたい。
ご苦労様でした。そして有難うございました。
 
 

2011年9月2日金曜日

トリプル・ディスプレイ環境を構築した

寝室のTVを地デジ化を機会に液晶TVに買い換えた。そのついでに寝室でDVD鑑賞とネット用に置いていたデスクトップを液晶TVに接続してTVの画面でDVDやネットが見られるようにしたのだが、そのあおりで、15インチの古い液晶モニターが余ってしまった。
 
これを、もっけの幸いとして、今までデュアル・ディスプレイだったメインPCをトリプル環境にしようと思い立った。
 
といっても、USBのディスプレイアダプタやグラボを2枚刺しにする環境をつくるといった新たな設備投資も嫌なので(実は結構節約家であると個人的には思っている)、今使っているメインPCのM/Bが、VGAがオンボードなのを幸いに、グラボとオンボードのVGAでなんとかならないか試してみた。
 
といっても、何のことはない、BIOSでオンボードのVGAの機能とグラボを双方有効にするだけ。
 
私のM/BはASUSのP5QPL-AMというソケットがLGA775の古いマイクロマザーなのだが、その環境でいうと、
 
①起動時にDellキー長押しでBIOSの画面に入り
 
②Advanced → Chipset → North Bridge Configuration と移動し
 
③Inifiate Graphic Adapter の設定を [IGO+PEG(Dual)]に切り替え
 
③F10で保存
 
といういたって簡単な手続きで、あっさりとトリプル・ディスプレイ環境が実現した。
 
グラボのグラフィック・ドライバがnVideaで、オンボードのドライバがIntel GMAであったので、最初、グラボに同梱されていたCDのグラフィック・ドライバでは、立ち上げてから、オンボードの方のディスプレイを有効にしないといけなかったのだが、グラボのドライバを更新したら、最初からトリプル・ディスプレイの環境で立ち上がるようになった。
 

オンラインゲームとかはやらないので、うちに奥さんの言のようにトリプル環境にする必要があるの、と言われるとそれまでなのだが、ちょこちょこと仕事や作業にするときにブラウザとEvernoteとPDFビューワを同時に立ち上げておいて、それを見ながらテキスト入力なんてことをやるときには、かなり便利だ。
 
ディスプレイもかなり安価になってきたことでもあるし、デュアル、トリプルの環境構築も今までに比してかなり簡単にできるようになったと思う。PCを使っていて、ちょっと画面が狭いかな、と感じている人、特にノーパソを使っている人にはお勧めである。一回、デュアル、トリプルにするとやみつきになること間違いなし、と思うのである。