2007年2月28日水曜日

エクスプローラの「送る」メニューに送り先を追加する

一回設定すると、よく忘れるのでメモ
まず、エクスプローラを開いて「プロファイル・フォルダ」を見つける。
開いたときに、「スタートメニュー 」の色が反転するところがプロファイルファイル
そのファイルを開いて「ツール」→「フォルダオプション」→「表示」を選択
詳細設定の中の「ファイルとフォルダの表示」を「すべてのファイルとフォルダを表示する」に変更(ラジオボタンをチェック)
そうすると隠しファイルである「SendTo」が表示される。
この中に、追加したいメニューのショートカットをコピーすると「送る」メニューの中に送り先が追加される

2007年2月26日月曜日

蔵前 仁一 「インドは今日も雨だった」(講談社文庫)

近頃、旅本といえば蔵前仁一さんのものを読むことが多いのだが、本書はひさびさに蔵前氏のお得意の地「インド」である。
 
旅本作家によって、お得意というか、取り上げる地に偏りがあることは、この前のレポートに書いたところだが、やはり、お得意の地となると、作者の思いの入り方も違うのは、この本の場合も変わらない。
 
 
インドといっても、そこは大国なので、北から南、あるいは東から西まで、行くところによって風情も何もかわってしまうのだが、この本で主にとりあげるのは、北インド(ダラムサラ、ニューデリーカルカッタ)、チベットあたりである。
 
 
で、北インドの旅はどうかというと、そこは、やっぱりインドはインドで、
 
おまけに旅慣れた筆者のようなバックパッカーは、なおさら現地の人に近い安いホテルや、路線バスでの観光を目論むものだから、本当に出発するのかどうかわからないバスチケットを買って、やはり、お決まりのように行き先の違うバスに騙されて乗せられたり(「ダラムサラは遠かった」)や、山中で車のシャフトが折れて立ち往生したトラックに遭遇し、乗客たちが力をあわせて工事中の排水溝を埋めて道をつくってすり抜けたり(「キナウル・カイラスを求めて」)、といったアクシデントには事欠かない。
 
おまけに、
 
ダライラマは外国の観光客とも会ってくれて(もちろん予約制らしいのだが)握手までしてくれるといった話や、
 
バスで通勤している物乞いのばあさん(「ダラムサラの日々」)とか、
 
よそ者と触れると穢れると信じていて、外国人に土産物を売りつける時も、足下に投げ出して売ったり、村の至るところに外国人がさわってはいけない聖なる石がころがっているマラナの村(「マラナ伝説」)
 
とか、
 
なぜインドには「野良牛」が多いのか(「街の中で暮らす牛」)といった「インドだよねー」というか「外国だよねー」といったエピソードは、いつもながら豊富である。
 
 
最後の締めは、カルカッタで一番汚いところといわれている「サダムストリート」の安宿紀行。
 
こういった旅本の場合、旅先の美しい風景とか、現地の人との心温まる交流とかよりも、こうした安宿街の、ザワザワとしていながら何かしら儚いエピソードの方が興味深く読めるのは、私だけではないはずだ。
 
いつの間にか消えてしまった物乞いとか、相も変わらず怪しげなものを売っている絵葉書売りとか、いかにもボリそうなリキシャの親父とか、あやしげな安宿街の風情を楽しむことにしよう。
 
そして、この章には、汚いだけと思っていたカルカッタが美しい街に変わった瞬間のエピソードが紹介されている。あえて、まるごと引用すると
 
「初めて僕がカルカッタにやってきたのは、もう十年以上も前のことだが、最初は僕もその不潔さに動揺した。見方が変わったのは、サダルから少し歩いた安食堂に入って食事をした夜からである。テーブルからふと外を見やると、ドアの外に広がっている景色がまるで映画のスクリーンのように見えたのだ。
 小さな食堂には裸電球がひとつぶら下がっており、ドアの外にはオレンジ色に輝く街灯が立っていた。通りはほこりっぽく、街灯の光はほこりに反射してオレンジ色にきらきら光っている。その中を、色鮮やかなサリーをまとった女性が通り過ぎ、リキシャが鈴を鳴らしながら走り去っていく。
 熱帯のうだるような暑さの中で立ち上る人々の汗、食べ物の臭い。あれほど汚いと感じていた街から、その瞬間、現実感がすーっと消えていき、自分がまるで映画の場面の中に投げ込まれたような錯覚に陥ったのである。」(「美しきカルカッタ」)
 
埃っぽいだけの街が一瞬にして変わっていく姿を、鮮やかに感じさせる一文である。

旅本の良さは、こうした他人の経験を追体験できるところにあるのだろう。

一般人が「ネットの世界に住むように生きる」世の中

「ウェブ進化論」の著者の梅田望夫さんのコラム「シリコンバレーからの手紙」のバックナンバーが雑誌のフォーサイトのウェブページに掲載されていて、その中の連載115話の「ブログ・ブームは私の勉強法をどう変えたか」にある「ネットの世界に住むように生きる」というフレーズに、心の中のどこかの部分が鳴った。
コラム自体は梅田氏のコンサルティングとその勉強法として、ビジョナリー(シリコンバレーで人には見えない10年先を変える「力の芽」が見える人のことをいうらしい)の肉声に耳を傾け、その断片の意味をを考え、組み合わせてIT産業の未来像を構造化する、といったことやブログやネットワークの進展によってネット世界で過ごす時間が長くなっていったことなどが載っているのだが、その中の「一日に五時間から六時間は最低でもネットの世界に住み、リアル世界からネット世界へと「時間の使い方」の軸足を大きく移して」いき、「以来、リアル世界での異動を私はあまりしなくなった」といったところに妙に心が鳴ったのである。
私自身は、リアル社会では、どうかするとペンと紙での仕事が多いアナログ的なホワイトカラーの世界で生計を立てているので、その意味では、梅田氏のように「ネットの中に住むように生き」ているわけではないのだが、それでも、会社内のネットワークシステムに依存して仕事をしているし、情報収集の方法も図書館や書籍に代表される「紙」よりも「」ネット」でのことが多い状態になっている。
しかし、アナログ的な部分が色濃く残る状態の中での、身近な「ネット社会批判」といったものが根強くあって、いわく「話し合いをしている風景を見なくなった」「パソコン(身近な社会では、どういうわけかPCという言葉は余り使わないのだ)の画面ばかり見ていて冷たい」といった声がある。
今のところ、こうした声は相応に大きな力を持っているのだが、それは、PCが「一種光り輝くもの」として生活の中に登場してきた世代が多数を占めている組織であることも影響していて、おそらくPCが「既にそこにあったもの」である、我が娘や息子の世代が社会の主流になれば、消えていくであろう声のように思う。
もう一つ気になるのは、「リアル世界での異動をしなくなる」ということが、社会とか思考の中にどういう影響を及ぼすかといったあたりだが、正直のところ、生計に追われながら暮らしている中で、「異動する」ということは、通勤を除いて、さほど日常的ではない。電話(携帯を含め)で社用を済ませることは多くなっているし、資料の入手自体もメールといったネット経由で手に入れて、ペーパーに印刷するという、わざわざデジタルをアナログにする作業をしているような具合だ。
ただ一つネットによっていないのは、face to faceでの内部協議やら、相手方との対面折衝なのだが、それすらも、「会社に一同に集まって仕事をする」という非常に20世紀的工業社会のワークスタイルが未だ主流だから、といった理由でしかなくて、これすら事務所管理経費の具合と「雇用のスタイル」の変化によってどうなるものかわからない。おそらく、ネットの大容量化と機器の安価化に沿うように、仕事のスタイルもサテライト化や分散化、ホームオフィス化は進んでいくと思えるのである。
近い将来、勤め人の多くが、朝起きて、顔を洗って食事をしたら、自室のワークステーションを立ち上げて仕事を始める、といった風景が当たり前になるような気さえする。
もし、そうなるとしたら
太るな・・、と思うのである。

2007年2月24日土曜日

Vista、Core 2 Duo 発注

PCの電源スイッチを外へ引っ張り出す、「セリング ひもつき君」が届いたので、装着。
無事、駆動  パチパチ、といったところで、PCケースが一つ余ってしまったことに気がつき、物欲が刺激される。
今のCPUはsocket478だしなー、3.2GHzでもなー、と逡巡したあげく、結局、Vista DSP版、Core 2 Duoをネットで注文してしまった。
もっとも、できるだけ組み立てコストを抑えるため、AGPとPCI-EXPRESS併用、DDRとDDR2併用可の鵺的M/Bも注文するという、ちょっと中途半端な選択。(古いマシンには、余っているDDRメモリをまわして、今のグラボとメモリを使いまわそうという魂胆)
週末には組み立てに入るだろうから、またレポートしますね

2007年2月22日木曜日

Debianサーバの時刻あわせ

Debianには普通はCoreの部分しかインストールされないので、時刻あわせをするアプリケーションも別途インストールする必要がある。
ということで、ntpdate をインストールする
いつものように、Debianサーバにアクセスして
# apt-get install ntpdate
でOK(apt-get install ntp としているサイトもあるが、私の場合、これはヒットせず)
インストールしたら、まずは時刻あわせ。
NTPサーバのIPを指定して
# /usr/sbin/ntpdate 133.100.11.8
を実行(これは福岡大学のNTPサーバを使用する場合)
一度時刻をあわせても、時間の経過でずれていくので、定期的にNTPサーバと時刻あわせをするように、WebminでCronを設定

2007年2月21日水曜日

Debianにapache2

自宅サーバーをVune LinuxからDebianに変えたのを機会にインストールするサーバ・プログラムを選別。
HPやブログは、日頃の管理の手間からレンタルサーバーに置いているし、LANには玄箱とLANDISKを設置して、共有ファイルは、そこに置いているので、今のところ自宅サーバを使うのは、職場との、ちょっとしたファイルのやりとり程度。
なので、インストールするものを絞って、WebDAVとSambaぐらいにする。
まずはapacheを導入。
Vine Linuxの時はapache1.3を使っていたのだが、これを機会にバージョンをあげてapache2.0を導入することにする。
ということで
# aptitude install apache2
これで必要なものは依存関係もチェックされた上でインストールされる。
apache2はapache1.3のhttpd.confの一括管理になっていないので、ちょっと戸惑うが、先達のページを参考にして編集を始める。

先達のページによると、
apache2の構造は
/etc/apache2/apache2.conf :apache2の全体設定用ファイル
/etc/apache2/ports.conf :ポート番号
/etc/apache2/mods-enabled/ :使用するモジュールへのリンクファイルが
            置かれるディレクトリ
/etc/apache2/mods-available/:モジュールファイルが置かれるディレクトリ /etc/apache2/sites-enabled/ :使用するサイト定義ファイルへのリンクファイルが
            置かれるディレクトリ
/etc/apache2/sites-available/:サイト定義ファイルが置かれるディレクトリ
となっている。
まずは、/etc/apache2/apache2.conf を編集
まず冒頭に
NameServer aaa.bbb.net
といったようにサーバーのドメインを追記。
LanguagePriority en da nl et fr de el it ja ko no pl pt pt-br ltz ca es sv tw

LanguagePriority ja en da nl et fr de el it ko no pl pt pt-br ltz ca es sv tw
とja(日本語)を最優先にする
#AddHandler cgi-script .cgi

AddHandler cgi-script .cgi .pl
にする(cgi-binの外でのcgiスクリプトの実行を可能にするためらしい)
追記・修正したら保存。
次は/etc/apache2/sites-available/defaultを編集。
ただし、オリジナルファイルを編集してしまうのは良くないので、コピーを作成する。
# cd /etc/apache2/sites-avilable ← /etc/apache2/sites-avilableにディレクトリ移動
# cp default aaaa ← aaaaにdefaultの内容をコピー
       (aaaaは任意のファイル名なので、お好みに応じて名前をつけてね)
# vim aaaa ← aaaaを編集
Serveradminは適当なメールアドレス
DocumentrRootは /var/www で変更せず。

Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
allow from all
# This directive allows us to have apache2's default start page
# in /apache2-default/, but still have / go to the right place
RedirectMatch ^/$ /apache2-default/



Options -Indexes ExecCGI FollowSymLinks MultiViews
AllowOverride All
Order allow,deny
allow from all
# This directive allows us to have apache2's default start page
# in /apache2-default/, but still have / go to the right place
#RedirectMatch ^/$ /apache2-default/

ServerSignature On

ServerSignature Off
に、それぞれ変更
変更がすんだらaaaaをensiteする。
# a2dissite default ← defaultを無効化
# a2ensite aaaa ← aaaaを有効化。
          これによってサイト定義はaaaaが使用されるようになる
ここまでやったら、ひとまずapache2を再起動
# /etc/init.d/apache2 restart
/var/wwwに適当なindex.htmlをおいて、http://(IP番号)かhttp://(ドメイン名)でアクセス
ページが見えたらOK

2007年2月18日日曜日

VineからDebianへ

サーバー機にVine4.0をインストールしたが、PCが古いせいか、どうも調子がよくなくてエイヤッとばかりにDebianに乗り換えた。
余計なディストリビューションが入ってないので、使うものだけを入れるというスタンス。
今のところ、家の外からのちょっとしたファイル置き場に使うぐらいなので、WebDAVぐらいを入れておこうかなー、と思っているのでありました。

2007年2月15日木曜日

鰤の炙りカルビ

刺身をとった残りの鰤のアラのアバラのところを入手。
早速、塩を振って焼く。結構、生臭いので塩はきつめに。
醤油をすこし垂らして、あばらの骨からみ身をはがすように食べれば良。
アラではあるが、絶妙の味わいである。


2007年2月14日水曜日

蔵前 仁一 「旅人たちのピーコート」(講談社文庫)

最近、蔵前仁一さんの旅本にこっている。
 
旅本作家の旅先は、行き先が自然に偏ってくるのが通例みたいで、例えば下川裕治さんの旅先は、沖縄、タイといったところが多くなっているし、今は旅本を出すことも少なくなった岸本葉子さんの場合は、中国・台湾がメインで、ときおり北方領土といったところだ。
 
そうした目で蔵前仁一さんの旅本をみるとアジア、それもインド、チベットあたりが一番多いように思うのだが、この本の場合は、そういうことではなく、それまでの蔵前さんの旅を集大成するかのように、アジア、中国、インド、アメリカ、ヨーロッパなどなどと幅広い。
アメリカやヨーロッパを取り上げる旅本は最近珍しいのだが、それよりもまして珍しいのは、「イエメン」が取り上げられていること。
 
 
ところで、「イエメン」ってどこか知ってます。実は、私もとんとどのあたりか御存じない状態だったのだが、章前の地図を見ると、アラビア半島のさきっちょである。
 
 
昔はシバ王国であったとのことで、歴史的には日本よりずっと老舗なのだが、そこはアラビア、なんとも風情が違う。部族国家であったことを反映して、未だに半月刀をもった男がいたり、ライフルで武装していたり、砂漠に残る巨大な廃墟であったり、アジアの豊饒で湿っぽい感じのたたすまいとは、まったく違う、なんというか乾燥してパリッとしたアラビアが広がるのである。
 
 
おきまりの安宿、香港・重慶(チョンキン)マンションにまつわる旅行譚や「舌が痺れるほど辛い」のであって、「ご飯を大量に口にかきこんでなんとか辛さをしのぐ」元祖麻婆豆腐を体験したり、インドの「ホテル・ラクシュミ・ナラヤン・ババン」の想像を絶するほど大量で、しかも最後まで食べないと、その内容をすべて味わえない仕組みになっている南インドのミール(定食)とか、定番っぽい旅本のワハハ的エピソードは満載である。
 
そのほか1979年のアメリカ留学と1999年の再びのアメリカ・ニューヨーク旅行まで、アジアからアメリカまで世界に様々な旅の姿が楽しめる一品。
 

ちなみに表題の「旅人のピーコート」とは筆者がギリシア・アテネで同じような境遇の日本人の旅人からもらった厚手の紺色の分厚いコートのこと。このコートを着て寒いヨーロッパを旅したらしい。まさに袖すりあうも他生の縁を地でいく旅のエピソードである。

2007年2月10日土曜日

カツとじとソースカツ丼

トンカツばかりだと飽きてしまうので、今日はちょっといたずらして、カツとじにしてもらう。
タマネギと一緒にダシをいれて玉子でとじるだけ。なんのことはない、かつ丼の上だ。


息子が羨ましそうにしていたので、彼にはソースカツ丼をつくってやる。
丼飯の上にキャベツを敷いて、カツをのせたら、ウスターソースをかけまわすだけ。
単純だが、結構美味しいのである、ホント。


2007年2月9日金曜日

イガイ

今年は海が温かいせいか、大きなイガイが、この時期からでる。
もっとも、高価なので、これ1個ね。


2007年2月3日土曜日

節分の豆まき

今年も節分、鬼やらいの季節がやってきた。
おきまりの行事なのだが、息子とやると妙に盛り上がるのはなぜか。
なんとなく一所懸命、豆を撒いてしまうのである。


今年の恵方はどっちだったかしら。
恵方の方を向いて巻き寿司を切らずに黙ってほおばるってのは、コンビニが始めた風習らしいが、ここまでマスメディアで繰り返しコマーシャルされると、すっかり定着した行事になってしまうね。
ここらあたりは、バレンタインデーと一緒かな。