2013年11月24日日曜日

Feedlyに切り替えて思った「Web情報の断片化」

Googleリーダーのサービスが終了したので、Feedlyに切り替えているのだが、最近、Webの情報が断片化してきているような気がする

Googleリーダーでは記事の一部が見えたので、一応Webの記事を見てオリジナルを結構読んでいたような気がするのだが、feedlyのデフォルト設定がタイトルだけを表示するようになっているせいか、タイトルで読む読まないを判断してしまい、Webサーフィンをすることが少なくなったような気がする。

Goolgleリーダーを使っていたときでも、それより前のBookmarkで興味のあるサイトを管理していた時よりも、記事をスキップする割合は増えていたのだが、それ以上に記事を選別する割合が増えているような気がするのである。

その一方でSmartnewやGunosyといったサービスも併用しているので、自分向けにカスタマイズされた情報は以前に比べ増加している状況であることは否定できない。

で、これが高ずるとどうなるか、というとブログやニュースサイトの情報にしても、まず「自分の興味」というフィルターをまずかけられることになるから、情報はどんどん断片化と深掘り(悪く言うと蛸壺化)の状態になっていくのではないかと思うのである。その結果、今までテレビ、新聞とかで最低限、共通化、普遍化されていた「世間の情報、共通の情報」というものが、どんどん個別になっていくのだろうな、と思う次第である。

それが今後、様々な全体的な意思決定の中で、どう影響してくるか、ということなのだが、ちょっと問題が大きいので次回の考察に送りましょうかね。

2013年11月17日日曜日

駿井麻里「魔法のフセン術」(秀和システム)

フセン(付箋)を使ったメモ、仕事術についてはWebではよく目につくのだが、の本はあるようで少ないというのが実感なのだが、その少ないのが本書。Webではどうも情報が細切れで、という人は手に取ってみてよいのではなかろうか。

構成は

第1章 フセンで悩みをかたづけよう
第2章 家事も育児も散らかり放題だった私が変わったワケ
第3章 こんなにある「フセン」のメリット
第4章 バツグンの効果を引き出すフセンの使い方
第5章 頭の中がスッキリ片づく魔法のフセン術
第6章 家事・雑事・仕事がテキパキ片づく魔法のフセン術
第7章 コミュニケーションがラクになる魔法のフセン術
第8章 人生がワクワク楽しくなる魔法のフセン術

最初は整理や仕事や日々の暮らしに付箋を活用することのメリットが説かれ、最後の方は付箋を使った暮らし方といった色合いが強いので、付箋による仕事術が知りたい人は、真ん中あたりの章を集中して読むといいだろう。

筆者の使用しているのは全面に糊のついた付箋なのだが、ちょっとお値段も張るし、入門編としては普通の付箋を使ってもいいように思う。

要は

・たくさん書くこと
・一枚の付箋に多くのことを書かず、できれば一項目にしておくこと
・思いついたらすぐ書けるよう、いつでも持ち歩くこと(筆者は金属製の名刺入れを使っているとのこと。いまは百均で手に入るからこれはオススメ)

が肝心であるようだからだ。

気になるTipsは「辺境駐在員の備忘録」の方で紹介しようと思うのだが、一つだけ紹介していくと「アイデア・バタフライ・ネット」というアイデア出しの方法。大きめなものと小さめの付箋を二種類用意して、大きめの付箋にゆーっくりとアイデアを出したい内容を書いていき、書いている間に浮かんでくる解決法などのアイデアやイメージをどんどん書いていくといったやり方である。頭の中に解決したい内容をゆっくりと沁ませていって、ブレインストーミングをやる、というイメージ。ゆーっくりと書いている間は、おそらく頭が空っぽになりつつあるだろうから、強制的に「空」に意識をもっていく方法論で、これは確かに有効そうだ。

あまり悩み込まずに使えそうなアイデアが数々あろうのだが、残念なのは、パソコンやスマホに頼らないシステムに拘っているせいか、クラウドやネット・サービスとの連携に及んでいないところ。このあたりは読者のほうで、Evernoteを始めとする今時のクラウド・サービスと組み合わせた方法を考えてみるっていうのも楽しみかもしれない。

2013年11月16日土曜日

ToodledoでNOTEのアイコンを左端に表示する

デフォルトの設定ではNOTEのアイコンは右端に表示されるようになっているのだが、スライダーを動かさないと見えてこないので使い勝手が悪い。

特にこのNOTEは入力できる文字数も多いので、タスクの処理状況や参考情報をできるだけ詳細にしれておくのに活用したいところ。
そこで、いつでもNOTEの内容を表示する操作ができるよう左端にもってくるようセッティングしよう。

まず、「Setting」→Task内の「Display Preferences」の「edit」をクリック

表示された画面の中の「Account Settiings」の中の「Grid」が選択されていることを確認し、その下の「Show note icon on the left」のチェックボックスをオンにすれば完了

ちきりん 「未来の働き方を考えよう」

ちきりん氏の「未来の働き方を考えよう」をブックレビュー。

ちきりん氏の本は実は3冊ともリアルないしは電子本で保有していてはいるのだが、今のところ読了したのはこれが最初の本。
メイロマ氏と同様、好きか嫌いか両端に分かれる可能性の高いコラムニストではあるのだが、論客であることには間違いない。

ちきりんさんのブログは特に「うむ」と唸らされ、時に「ん」と疑念をもったりと、まあ付かず離れずといった感じで購読しているのだが、この「未来の働き方を考えよう」は世情、彼女のキャリアが恵まれているからでしょ、とか、ブログが売れてるもんね、とかamazonでも否定的な談話がない訳でもないが、私的には次代に「働き方」を思い描き、あるいは考察するのに読んでおいたほうが良い一冊として上げておきたい。

特に「ワークシフト」を読もうか、と思っている人はどうかすると「ワークシフト」より先に読む方が指南書駅な位置づけとしてよいのかもしれない、と思う次第。

序章 "働き方本"ブームが示すモノ
第1章 現状維持の先にある未来
第2章 世界を変える3つの革命的変化
第3章 新しい働き方を模索する若者たち
第4章 ふたつの人生を生きる
第5章 求められる発想の転換
終章 オリジナル人生を設計するために

という感じで、有り体な感想を言えば、第3章までは、よくある「働き方本」と同工異曲(筆者の40歳までの経験や統計的なデータがでてくるのが他の本、特に若書きのものとの違いではあるのだが)の感が強いのだが、本書の真骨頂は第4章。「40代後半で働き方を選びなお」そうというところだろう。

正直なところ齢五十を過ぎ、一応の定職に就き、部下という存在も一応あり、役職というものも一定程度ある、という我が身に照らすと、これからは競争が厳しくなりますよ、組織に頼って生きるってのは社畜ですよ、悔い改めて弱肉強食の世界に躍り出るか引退しなさい、という雰囲気がぶりぶり出ているモノや定職なんてのは愚者の真骨頂で働かないほうがいいのよ、てな「働き型本」「ノマド本」には「テヤンデぇ、お前らの仕送りはお父さんやお母さんがしてきたんだぞ、この野郎(野郎だけではないかもしれないが)」と悪態をつきたくなる世代なので、ちきりんさんの「今まで20年から30年間働いてきたんだけど、これから70歳代まで、さらに20年から30年同じ仕事を続ける気がある?」という問いかけのほうが、ストンと落ちてくるのである。

冷静に考えれば、昔は50歳や55歳が定年年齢であったものが今は60歳まで伸び、さらには65歳まで延ばす(高齢者の活用なのか、年金支給の関係なのかは知らないが)、そしてさらには70歳代へ、という流れが起きているのは間違いないし、人の寿命も伸びていっているのは間違いないので、ここらで人生90年を見据えて、一体自分はいつまで働く気があって、どんな働き方をしようと思っていて、何で働こうとしているのかってことは、高齢世代に突入しつつある我々の年代こそ考えていかなければいけないものなのかもしれない。

そう考えた時に最初の就職は口に糊するため、40歳後半以降自分の気持ちにあわせてもう一回職業を選択し直してみる、変えないまでも考えてみる、っていうのはなんとも蠱惑的な囁きである。ま、そんな感じで、いわゆる定年なり先が見えてきた世代が、これからの働き方、ひいてか生活のスタイルをどうするか、ということを振り返ってみるにも読んでおいてもいい一冊では。


ちなみにこの本、Koboの90%割引サービスでやけに安価に手に入れることが出来たもの。リアル本では古本でないと無理な仕業だが、このあたりが電子本の良さの一つでもある(筆者にとってはどうかはわからないが・・・)

2013年11月15日金曜日

新幹線のぞみと羽田空港のWifi雑感

辺境の地に住まっているせいで東京などへの出張は飛行機でないととてつもなく効率が悪いので、新幹線を使う機会はめったにないのだが、運悪く満席で全く席がとれない事態になったため、久々に新幹線出張の仕儀となった。
 
そのおかげでのぞみのwifiサービスを使う機会を売ることが出来たのだが、感想はう〜〜〜、といった感じ。
 
ソフトバンクのモバイルサービスを使っているせいなのか、自由席で席も車両の端っこということなのかもしれないが、いやなんとも遅いというか、繋がらないというかネットに繋がって仕事を、というのはほど遠い状態であった。通路を隔てた臨席のビジネスマンがポケットWifiらしきものを使って仕事をしているのでセキュリティ対策かな、と思っていたのだが。どうもそれだけではないような気がする。
 
それに比べて、羽田空港のWifiは最初つかみがわるいこともあるのだが一旦接続すればかなり改暦に使えることを思えば、回線環境はどうもお粗末なような気がする。
 
東京の地下鉄内でもネット接続の環境は大幅に改善されたし、アメリカでは航空機内でもネットに接続できるようになりつつあることを考えると、首都圏を除いた地方部の鉄道のネット環境の接続改善を切に望む次第なのである。

2013年11月2日土曜日

携帯電話の番号枯渇 070利用に思う

通話専用のWillcomライトユーザー(普通のiPhoneも持ってるのでメールやあれこれはそちらで処理)としては070が携帯でも使われるようになれば、PHSで電話をかけたり、音声用の電話番号を知らせたりする時の、あれっ、という相手の反応が少なくなるので、寂しいようなホッとするような。

枯渇の原因は利用者が増えたから、ということなのだろうが、これは、けして携帯人口が増えたということではなくて、スマホとガラケーとかPocket Wifiとか複数台利用が増えたということなんだろうな、と思う一方で、実はキャリアの契約者数の中に、未利用状態なのだが番号だけは占有している幻の利用人口があるのも要因ではと疑ってもいる。
実は私も以前使っていたb-mobileの電話番号が契約切れ後そのままになっているし、e-mobileのsimを解約しようとしたら2年以上利用者は利用料金0円のプランにしておくとお得ですよ、ってなことをいわれてそうしたのだが、よく考えてみれば、こうした電話番号が枯渇の一因でもあるのだろう。

これからは、こうした未利用端末の電話番号をどうしていくか、ということも考えないといけないんでしょうね。