2006年5月31日水曜日

鮭のソテー

鮭は塩・コショーをして、うっすらと衣をつけて焼いてもらった。これに、醤油をたらす。
これがよいのである。
鮭の脂とコショーと醤油が絶妙にマッチして、飯がワサワサと食べられるのである。
ちなみに、今日は、娘の予備校の送り迎えがあったので、休肝日。


FireFox→Sleipnir

ブラウザをFireFoxからSleipnirに変えた。
タブの開き方とかがちょっと不満になってきたのと、気分一新。
ひさびさのSleipnirだが、使い勝手は、以前のバージョンと同様か、それ以上になっている感じがする。
こうしたブラウザはIE7.0は超えることができるのかなー?

青井夏海 「赤ちゃんがいっぱい」(創元推理文庫)

前作「赤ちゃんをさがせ」で、ワトソン役の聡子さん、陽奈ちゃん、ホームズ役の「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生の最強の助産婦シリーズの2作目で、今回は長編。


ところが、聡子さんは、元ダンの宝田さんとヨリを戻して、2番目の子供ができた為に、育児休業中である。大事な収入源と栄養調達源が休業中に、なんと陽奈ちゃんは。アルバイト先の助産院をリストラされてしまうのである。

さあ、困った。公立病院の採用試験は終わっているし、民間の病院はどこも出産の数自体が減っているから、採用はほとんどない。もう実家にも頼れないしー、ということで、陽奈ちゃんが、聡子さんの紹介で再就職したのが。「ハローベイビー研究所」という似う研究所の妊産婦さんのカウンセリングをやるといった仕事である。


ところが、この研究所、結構怪しげ。

昔(研究所創設当時だ)胎内教育で、天才をつくり出したが、天才をつくるより子供は元気が一番だ、といったことを売り文句にする、研究所に通えば「天才」ができるかもしれませんよー、でも、できなかっても、子供は愛情込めて育てるのが一番よねー、といった抜け道をつくっていながら、信者を集めるやり口。
おまけに、その天才児が、成長してスーパーバイザーを勤めているのである。

まあ、怪しげで。事件が起きないと、ミステリーってものは成立しないのだが、この研究所の研究に利用されたと訴える妊産婦さんの出現とか、研究所の前に赤ちゃんがおきざりにされるとかの事件が発生する。



で、こうした事件の過程で、元天才児が、この研究所の乗っ取り(本人の弁では、元の所有者の返してもらうのだそうだが)を企んでいたり、この研究所の所長や提携の産婦人科医院も、このおきざりの赤ちゃんをなかなか警察に届けようとしないといったことが並行して重なって・・・。研究所と産婦人科医院の秘密が、それもふたつの存続すら脅かす秘密が明らかになっていくのである。

感想からいえば、そうした秘密が、今まで20数年もばれないって、ちょっとないんじゃないのー、という思いはあるが、何か軽快に秘密が暴かれて、悪事を働いていた奴らが、ふんづかまってしまうので、そうした爽快感で許すとしよう。


最期は、研究所と産婦人科医院がつぶれたおかげで、育児休業中の聡子さんも、突然、大量の自宅出産を受けおわないといけなくなるし、そうなると当然、陽奈ちゃんも手伝いに忙しくなるし、生活費のほうも当分は大丈夫だね、と陽奈ちゃんにVサインを送りたくなる結末である。


でも、このシリーズ、ここで終わりかなー、もう少し出ても良いよね、と思う、ほんわかミステリーである。

2006年5月30日火曜日

こむぎの煮付け

今晩の煮魚は「こむぎ」


ググッてみると、この名前は丹後地方の方言だ、とある。標準名では「ウスメバル」と言うとのこと
ちなみに
日本海側では、北海道南部から対馬、朝鮮半島南部まで分布し、沿岸の水深100mあたりまでの岩礁域に生息する。体長約25センチメートル。やや冷水性の魚。
ということらしい。
こんな姿。

煮付けにしたのだが、ちょっとクセがある。塩焼きはもっとクセがでそうだ、という料理人の弁により、煮つけでいただく。
隣の刺身は、ハマチ。息子が欲しいというので、まず一切れ、献上。結局全部食べられてしまった。

もうひとつは、夏の定番。冷奴。今夜は、鰹節もちょっと散らした。



企業は田舎に貢献できるか?

IT による経済発展を目指す米国内の経済後進地域大学を IBM が支援という記事を見つけた。
概略は

IBM (NYSE:IBM) は先ごろ、米国のアパラチア山脈中部周辺5州 (ケンタッキー、ノースカロライナ、テネシー、バージニア、ウェストバージニア) の私立教養大学および私立総合大学35校が所属する Appalachian College Association (ACA) との共同取り組みを発表した。同協会所属校の学生が財政的に豊かな大学の学生に遅れを取らないよう、IBM のソフトウェアやサービスを無料で提供するというものだ。
「テクノロジには、競争条件の不平等や地域格差を是正する力があると思える。われわれがやろうとしているのは、アパラチア地方の学生たちに世界という舞台で競争する機会と、それを可能にする技術を与えることだ。そして IBM は、次代を担う従業員およびその従業員を輩出するであろう地域のことに関心を抱いている」

ということで、狙いは企業の優秀な従業員の囲い込みの一環なのだろうが、こうした、いわゆる過疎地域に企業が投資をしていくのは賛成である。
IT技術の進化っていうのは、人口の集積地と非集積地の差を縮める、あるいは地方の格差を埋める、っていった謡い文句もあったような気がするが、現実のところは、人口集積地にますますITやネットワークの様々なサービスや技術が集積していくという、製造業などの第2次産業の集積と同じ構造を辿っているように思う。
考えてみれば、IT産業であっても、収益をとる構造は、他の産業と同じだから、人口が集積している地域で、その集積をさせるのは自明の理であるし、人口が多ければ、その分優秀な技術者が確保できる確率も高くなるから、拠点を人口集積地に求めるのも当然のことなのだが、、なにか「IT」あるいは「ネットワーク」という語感に騙されて、人口の非集積地においても集積地と同じサービスや技術集積ができるよう思いこんだこちらが悪いのかもしれない。
ではありながら、である。IBMのこういった取組は評価したい。IBMがんばれって応援したいのである。テクノロジの条件不平等や格差是正をする力っていうのは、確かにあると思うので、人口非集積地(まあ、田舎のことだよね)が元気がでそうなことは、日本の企業にもマネをしてほしい、と田舎住まいの私としては素直に思ってしまうのである。

2006年5月29日月曜日

鯛とアジとイワシの刺身、ブリの煮付け

今夜は、うちの奥さんが、佐賀出張からご帰還。で、佐賀のお話を少し聞く。なんでも、お城の博物館とか陶器の博物館とか、ここ数年のうちにバンバン建てているらしいとのこと。へー、お金があるんだなー、と感心するとともに、ひょっとして道州制を睨んで、なんか考えているのかなー、他所の地のことながら、いろんなことを邪推する。

で、なにはともあれ、今日の晩御飯のメインは、「鯛とアジとイワシの刺身」。青魚が非常に多い刺身である。でも、この時期の青魚は脂がのってきて、平凡な白身の魚よりこってりして旨いと思うが、どうだろうか。
もう一つは、「ブリの煮付け」
魚づくしの晩飯であった。



2006年5月28日日曜日

牛肉の網焼き、うなぎ蒲焼

今日はじいさんの退院日。普通は平日に退院するものなのだろうが、動きのつきやすい日曜日にしてもらった。
晩飯に、小さな缶ビールを飲んで、じいさんはご満悦である。
今日のおかずのメインは、牛肉の網焼き。塩コシューだけで焼いたものを、ウスターソース、焼肉のタレなどお好みに応じてかけて食べる。熱いうちは、ソースなしで食べても十分いける。高い肉というわけではないのだが、熱のなせる技か。
うなぎは、当然、スーパーの輸入物。1本を皆で分ける。
うちの息子は、うなぎの蒲焼の本体は食べずに、汁をご飯の上にかけたものを食べるのが好物。変なやつである。

2006年5月27日土曜日

冷奴

気候が夏に近づいていくにつれ、冷奴が無性に食べたくなる。
とりたてて、おおげさなことをするのではなく、ネギを刻んだのを載せるだけ。ただし、冷たいままを維持するため、氷水をはったガラスのボールに浮かべておき、食べるときに一片づつ取る。これが秘訣


ほかは、ブリの煮付けと、市販のタレにつけた焼肉を少々。昨日から、うちのおくさんは佐賀に出張中。結構、きままに過ごした休日。明日は、じいさんの退院日だ。




アガサ・クリスティ 「杉の柩」(ハヤカワ文庫)

始まりは、陪審の場面から、というちょっとかわったスタートである。

この本の主人公のエリノアが、メアリイ・ゲラード殺人の疑いで裁判にかけられているところからこのミステリーは始まる。

このエリノアの風貌は、「輪郭の美しい整った顔立ちをしている。瞳は鮮やかな深い青。髪は黒い。」ってなところで、この人は犯人ではないなー、と思ってしまうのは、ちょっと思い込みが強すぎるかな。だって、クリスティの場合、「金髪」っていうのがキーワードのこと多いものな、と予断を持ちながら、読みはじめることにしよう。


展開は、そう複雑ではない。殺人を疑われているエリノアには、金持のおばあさんってのがいて、それが具合が悪くなったということでロンドンから呼び寄せられてくる。彼女一人ではなくて、婚約者のロデリックと一緒だ。(この二人、従兄弟同士ということなのだが、こうした設定、クリスティにはよくみかけるのだが、この時代、こういう結婚が当り前だったのかな)


こうした、一見仲が良さそうで、そのくせ熱烈でないカップルによくあることで、このロデリック、ここでであった美人に一発でいかれてしまう。
これが、物語の中ほどで、殺されてしまうメアリイで、村の貧乏な一家の娘ながら、エリノアのおばあさんに可愛がられて、学校にもいかせてもらうし、ドイツにも勉強にいかせてもらっている、という「芸」というか「美」は身を助く、という具合の娘である

(ちょっと甘ったれぽいが、性格良さそうなんだがなー。これも、金髪美人に弱い男の思い込みかなー?)


この金持のおばあさんの容態がちょっと持ち直して、ロンドンにまたこの二人は帰るのだが、隙間風がちょっと気になりはじめたところで、二度目の発作がおきて、この「金持のばあさんが死んでしまう。

エリノアは、このばあさんの遺産を相続することになるのだが、婚約者のロデリックは、メアリイに未練タラタラで、とうとう二人は婚約解消。
この痛手を忘れすべく、エリノアは、ばあさんの家を売りに出し、家の後始末をしようと、みたび帰ってきたときに、メアリイとばあさんの付き添い看護婦だったホプキンズを呼んでお茶をするのだが、その席でメアリイはモルヒネ中毒で死んじまう。

モルヒネが結構簡単に手に入ってしまう状況(この話では、看護婦が無くしてしまう設定)というのが、ちょっと時代を感じさせるが、クリスティのミステリーというのは毒殺が多いねー。毒殺殺人犯は陰険な人が多いっていう話があるが、毒殺殺人の好きなミステリー作家の性格はどうなんだろう。


で、婚約者を奪われそうになっているエリノア(彼女は「お茶」にメアリイを招待しているし、おまけにこの「お茶」で出た何かにモルヒネが混じっていたようなのだ)が殺人犯だー、と捕まって裁判。というところで、彼女を慕っている医者が,が、ポアロに無実を晴らしてくれるよう頼み込むといったのが、物語の謎解きの展開。


頼まれたポアロは、あちこち聴き込みを開始。やがて、殺人の真実が・・・、というお決まりの筋立なのだが、メアリイが実は不倫の果ての子供だったことがわかったりして、結構、色恋沙汰も昔からいろいろありそう。ネタばれとしては、結局、こうした人間関係が殺人のモロの原因になっているのだが、途中、メアリイがニュージーランドに住む叔母に遺産を残すよう遺言書を各場面なんかがでてきて、さすが大英帝国、ワールドワイドですなー、と妙な感心をしてしまう。


で、もっとネタばれをすると、このワールドワイドが事件のヒント。


ところで、このミステリーの時代設定は、作中でメアリイが「今年は1939年ですわ。そして私は二十一になってます。」と言う場面があることではっきりするのだが、
この1939年の出来事を、wikipediaで調べると

9月1日 - ナチス・ドイツ軍ポーランド侵攻、第二次世界大戦勃発。
9月3日 - イギリス・フランス・オーストラリアがドイツに宣戦布告。
9月3日 - 大本営が関東軍にノモンハン事件の作戦中止を指令。
9月4日 - 日本、第二次世界大戦への不介入を表明。
9月6日 - 南アフリカがドイツに宣戦布告。
9月10日 - カナダがドイツに宣戦布告。
9月16日 - 日本軍・ソ連軍の間でノモンハン事件の停戦成立。
9月17日 - ソ連軍、ボーランド東部に侵攻。
9月27日 - ワルシャワ陥落、ナチス・ドイツの占領下に置かれる。

とある。

おいおい、やけに物騒な年じゃないか。ポアロさん、こんな殺人事件を解決して悦に入っている時じゃないじゃないですか・・・、と思った次第だが、「出物、殺人、ところ構わず」といったところかな。


ちなみに、「杉の柩」というのは、シェイクスピアの「十二夜」という戯曲が出典らしく、

来をれ、最期よ、来をるなら、来をれ
杉の柩に埋めてくりやれ
絶えよ、此の息、絶えるなら、絶えろ
むごいあの児に殺されまする

という坪内逍遥の訳が冒頭に載っているが、どういう関連かは浅学にして知らない。誰か教えてください。

2006年5月26日金曜日

鳥からのピリカラ丼

スーパーのお弁当。鳥の空揚げにチリソースがかけてある。それをご飯、キャベツの上に載せたもの。
ちょっと、鳥から揚げが。固いかな。
アイデアは悪くないよね


あとはタコとメバルの刺身。メバルは、ちょっと珍しいね。脂がのってます。
ほかは、これまた出来合いの鳥の空揚げ。最近、おかずがカブルなー


青井夏海 「赤ちゃんをさがせ」(創元推理文庫)

「スタジアム 虹の事件簿」で自費出版デビューした、青井夏海のユーモアミステリー第2弾。


今度はワトソン役もホームズ役も助産婦さんである。ワトソン役を務めるのは、自宅出産専門の出張助産婦の聡子さんと陽奈(ひな)ちゃんの二人組。そしてホームズ役は、二人の報告を聞いて推理をめぐらす「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生という設定である。

分類すれば、安楽椅子探偵の分野に入るのだろうが、ワトソン役の一人、駆け出し助産婦の陽奈ちゃんのドタバタした、とんでもなく明るいところが、こうした安楽椅子探偵ものによくある取り澄ました感じをなくしている。
さて、収録は「お母さんをさがせ」「お父さんをさがせ」「赤ちゃんをさがせ」の三編。


一作目の「お母さんをさがせ」は、剣術屋敷とよばれるでかいが古くさそうな邸宅に、食品会社経営の夫婦に呼ばれるところから始まる。この夫婦、旦那さんの最初の奥さんは病死して再婚で、やっと子供がさずかったのだが、なんとしても、跡継ぎの男の子が欲しい。なんと考え付いたのは、生活に困っている妊婦さんを、昔からこの家に勤めている家政婦さんが、あと二人確保して、生まれた子供は全員面倒をみるし、多額のお礼をはずむ。そのかわり、男の子が生まれたら最初に生まれた男の子を、その夫婦の子供として届け出る、ということを考えた。病院で生むと、そんな取り替えっ子みたいなことはできないから、自宅出産・・というわけなのだ。

さあ、これを聞いた陽奈ちゃん、依頼を断ろうとする聡子さんを説き付せて、この世紀の陰謀(ということのものでもないか)を阻止するため、本当の奥さんを見つけ出そうと、単身、ではなくて二人づれで、この剣術屋敷の自宅出産の仕事にとびこんだという筋立て。

というわけで、本物は誰だとばかりに、三人の妊婦さんに話を聞くのだが、流行らないラーメン屋で、潰れそうな店の奥さんだったり、子供だけをとりあげようとする旦那と姑から逃げてきた奥さんだったり、生活に困窮したシングルマザーだったりという話がいずれももっともらしくて本物は見付からない。そんなこんなのうちに出産日は近付いてくる、さあ、どうしよう。というところで、明楽先生の登場である。謎解きのキーワードは、「なんとしても跡継ぎの男の子」なんて執念みたいな話を一体誰がふきこんだのか、というところ。で、ふきこまれた話の裏に、娘を想う母心といったのがあって、なんのためにこんなことまでするんだー?、といったところの隠された理由になっている。


で、最後は、三人、ほぼ同時の出産、ということになるのだが、さて、その性別は・・・、というところは原本をどうぞ。母性本能は健在ですねーというところで、ちょっとほろり。

2番めの「お父さんをさがせ」は、高校生同士のできちゃった婚(あ、話の段階では結婚はまだしていないから、できちゃった婚約か・・)の自宅出産を頼まれた二人組。

女の子(理帆ちゃんという名前だ)の実家が産婦人科なので、病院では産めない、といった事情らしい。こんな幼そうな女の子に子供が育てられるのかなー、と心配していたら、なんと、子供の父親だとあと二人の男が名乗り出てきた(一人は、この女の子の家庭教師、一人は、メル友の中年男)。うむ。本当の父親は誰だ、そして、この女の子、テキトーに男たちを手玉にとっている娘なのか・・・、というのがこのお話。


話が進んでいくにつれて、この女の子の家庭が皆が仲良く不倫している家だったり、家庭教師がマザコンだったり、中年男の奥さんが、大手ブライダルチェーンを経営するカリスマ主婦だったり、なんとも、いろんな家庭環境のてんこ盛り状態をひきずりながら展開していくのだが、まあ、最後は、この女の子、意外と考えの深い方だったんですねー、と自分だけでなく、他の人達のぐちゃぐちゃした人間関係を、ぴっちりと解決しながら、純愛を貫くお話である。


と、ここで、話の筋とは関係ないのだが、理帆ちゃんの相手の男の子(透君)が自分の父親(画家で今は、アメリカのメインに住んでいる)を評した言葉が妙に気にいったので、ちょっと引用
「ああいう人間ってたぶん、絵描きになりたいとか、なろうとかは考えたこともないんだろうな。絵描きとして生きてるだけ。何になりたいか考えてるようじゃだめなんですよ。」
絵描きに限らず、何かの分野で「天然」に凄いやつってのはこんな感じだよなー、としばし感慨にふける。


最後の「赤ちゃんをさがせ」はでは、聡子さんのカレではなくて、元ダンが登場する。その元ダンナの仕業かどうかわからないのだが、聡子さんの自宅出産の予約の取消が入り始める。そのせいか、聡子さんの体調もなんだ悪そうで・・・。

ということで、この予約キャンセルを阻止すべく、われらが陽奈ちゃんが立ち上がる、といった筋立て。


キャンセルの内側には、キャリアウーマンの高齢出産の悲哀みたいなのや、本妻に対抗してくる愛人の鞘当てみたいなのもあるのだが、そのうちに、今回の話の本筋、自然の出産を呼びかけ、結構ぼってそうな◯◯宗教まがいのセミナーの誘拐事件に巻き込まれていく。誘拐された自宅出産の依頼人を救うため、三人(陽奈と聡子さん。そして元ダン)は、セミナーの本拠に潜入するが・・・。といった展開である。

この誘拐騒動が、なにやら別の事件などを連想させてしまうのだが、ちょっと時間が経つと、この辺りは風化してしまうのだろうな、と思ってみたりもする。ただ、あやしげな勧誘ものっていうのは種こそ変われ、時代を超えて不変なような気もするから、時代と場所が変われば、また別のことを連想するのかもしれない。


で、まあ、事件の解決の具合は、原本にあたってほしいのだが、このお話で聡子さんは、元ダンとヨリを戻してしまうのだが、この夫婦と陽奈とのつきあいは、次作「赤ちゃんがいっぱい」でもしっかりと続いていくのである。

管理職のPC習熟度は・・・

ちょっと古い記事だが、管理職のPC習熟度についてのJapan internet.comの記事。

インターネットコム株式会社とJR 東海エクスプレスリサーチが行った管理職の PC 習熟度調査によると、部下に PC の操作方法を「日常的に/時々聞いている」と回答した管理職は3割強と、前回の部下を対象にした調査で出た6割よりかなり低い数字になった。
(中略)
前回の調査では上司が部下に依頼する PC 操作のトップ3は、「ワードプロセッサによる文書作成」(178人)、「イントラネット/インターネットでの情報検索」(165人)、「プレゼンテーションツールによる文書作成」(164人)だったが、今回調査に応じた管理職では、そのトップ3は「この中にはない/頼んだことはない」(155人)、「プレゼンテーションツールによる文書作成」(131人)、「ワードプロセッサによる文書作成」(118人)だった。
また、部下に PC の操作方法を聞いたことがあるかどうかについては、「日常的に聞いている」1.8%(6人)、「時々聞いている」31.7%(105人)で、合計33.5%(111人)が PC の操作方法を部下に聞いていることになる。 これは、前回の調査の「日常的に聞かれる」15.2%、「時々聞かれる」44.8%、合計すると60.0%よりもかなり低い数字だ。
部下に聞いた PC の操作方法トップ3は、「プレゼンテーションツールや PDF ファイルの操作方法」(50人)、「ワードプロセッサやスプレッドシートの使用方法」(31人)、「ブラウザの使用方法」(23人)となった。

聞かないつもりでいても、やっぱり部下に聞くしかない管理職のPC操作らしく、きっと照れとかもあるだろうから、管理職の申告分より、きっと部下に聞く回数とかは多くて、きっと部下の報告している数とほぼ近い数字なのだろうと思う。
ずっと以前は、こうしたPC系なんぞ操作するものではない、といった趣旨のことを豪語する管理職もいたものだが、(私は、「こんな機械をいじっていても仕事はできん」といった人や、PCを「タイプライター」と表現する人に仕えたことがある。)最近は、そうもいかなくなって、PCできないのは、仕事ができないのと同義ということになりはじめた、ということの証左かな、と思ってもしまう。
部下に何を頼んだか、上司に何を頼まれたか、所詮、伝聞状態みたいなものだから、本当のところはわからなくて、人にいじめられたことは覚えているが、人をいじめたことは覚えていない、といったところかな、思う(上司も部下もね)
こうしたPCの業(わざ)っていうのは、変化が激しいから、きっと上司に五月蠅そうに教えている部下も、数年経てば教えを請う上司になるんだろうなーと、DOS時代を知っている私は思うのである。
そういえば、外人の女の子とコンピュータ言語を使って会話をする弟が、そこまでできない兄を時代に遅れているといってケンカをしている場面を、cobolしかできない(しか、ですよ)父親が寂しそうに眺めている情景のあるショートショートが小松左京にあったような気がする。こうした寂しい父親っていうのは、私も他人事ではなくて、ゲーム機やPCに幼い頃にすでに身近にある、我が子たちとは、PCに対する気持ちからして違っていて、彼らが、まるで歯ブラシみたいな感覚にいるのに対して、私は自家用車ぐらいの感じで、ちょっと身構えてしまうところがあるのは否定できない。
きっと、こうした感覚の違いは、世代が進むにつれてどんどん加速していって、今のスパコンなみの機械を、鉛筆感覚で使う世代ってのも近いうちにくるんだろうなー、と時代の早さに驚いている私なぞは思ってしまうのである。

2006年5月25日木曜日

牛肉のタタキ、焼肉

今日は、妙に肉の多い日だ。特売日にでも重なったか。
でも牛肉のタタキは、ちょっとひさびさ。柔らかい肉で、美味だったです


2006年5月24日水曜日

くろあいのアラ煮

先日、刺身で食べた「くろあい」の頭のアラが手に入った。
ところが、なんと、あまり肉が残っていない。どうやら、頬とかにあまり肉のつかない魚種なのか、魚屋の掃除が行き届いているのか、かなりほじったのだが、頬肉のあごのあたりにしか肉のないアラである。
味はアラらしくなく、淡白。格好は大きいのだが、なんとも不満の残ったアラ煮であった。

焼肉は、取り分けるのが面倒なので一皿に盛ったとのこと。これをチチャで包んで食べる。チチャは自家製。
本日は、娘の予備校の送り迎え、父親の病院へ見舞いのため、運転しなきゃならなくなったので、ビールはなし。


2006年5月23日火曜日

亀の手

今日は、「亀の手」が手に入った。夏が近くなると、いつもよく買う魚屋さんに時々並ぶ。
ちょっとグロテスクな貝である。
塩茹でして、皿に「どん」と盛る。飾り気は不要である。たしか、コミックの「美味しんぼ」にも、ちょっと奇を衒いすぎた食べ物のような感じで出ていたように思うが、どうしてどうして、けっしてゲテモノではない。

近くで見ると、こんな感じ。「亀の手 というより、イグアナの手 という感じ」というのは、うちの娘の談。
たしかに、茶色くてザラザラしたところが、陸生の爬虫類っぽい。

茶色いところを取って、中の身を出すとこんな感じ。出すときに水気が飛び散ることがあるので、要注意。
このピンク色のところを食べる。小さなものだが、貝の濃密な味がする。
あまり大きいものは、くどい味がするので、ちょっと小さめの平たいのを選ぶのがコツかな。
食べた後は、この爪のようなものが散乱した状態になるので、ちょっと不気味ではある。

アジの海鮮丼

最近、刺身を少し残して、丼っぽくして食べるのに凝っている。
今日は、「亀の手」もあったので、ビールの肴は、それと、豆腐、かわはぎの煮付けに務めてもらい、刺身は一切れ程度にとめておく。
かなり、大きくて新鮮なアジの刺身だったので、誘惑にかられるが、ここは我慢。


アジは軽く、山葵をまぜた醤油に浸してヅケ状態に。
熱いご飯には、味付け海苔をおおぶりに千切って載せて、ちょっと、しんなりさせる。
そのうえに、アジののせて、のこった醤油を掛けまわせば・・・出来上がりである。
こうした海鮮丼は、鯛とかの白身の魚だと、なぜか物足りないのだが、青魚だと味も濃い目になって旨いような気がする。豪快に、ザックザック食べると旨いんだよねー。


2006年5月22日月曜日

ウニ丼

刺身は「くろあい」という魚らしい。
どんなものかと、ググる。標準的な魚名では、グレ、とかメジナとかいうらしい。
磯の上物釣りの代表的な対象魚だが、釣り場は関東以西で、日本海側は比較的釣り場が少ない。最大70cmを越えるが、通常は30~40cmくらいが釣られている。引きが強く、ある程度数が釣れ、しかも食べてもおいしいことから非常に人気が高い釣り物である。とくに西日本ではグレと言って、盛んである。
とある。



「しまねブランド/食つづり」の隠岐のページには、冬の魚になっていて 木枯らしが吹き荒れる岩場の日本海では、脂がのり、一番美味しいくろあいがとれます。春になると磯臭くなるといって嫌われます。 と書いてある。あらら、旬が違うのか。でも、コリコリして美味しかったから許そう。磯臭さも感じなかったぞ。

そして・・・・(ドラムの音ぐらいを効果音でいれよう)・・・「ウニ丼」である。
最近、一つずつぐらい、手に入っていた、生ウニが、今日はちょっとたくさん、お安く入手できた。
なので、自家製丼である。
ごはんの上に海苔をちらし、ウニをテンテンと載せて、醤油を少しかけまわすと、できあがりー。
ワシワシとほおばろう。


2006年5月21日日曜日

小いわしの煮付け

小いわしの煮付けは、10cm程度の小さなイワシを煮付けたもの。小さいので、骨まで食べられる。(さすがに尻尾は残すけどね)。ビールを一口飲んでは一匹ガブリといった具合。
焼肉は、ひさびさにチチャで巻いて食べる。最近、雨が多いせいか、家庭菜園の葉野菜が、順調に生い茂っている。ついでに雑草も、生い茂っている。


で、もう一つは贅沢して、生ウニ。半分に割って、スプーンで身を出して、そのまま口に。うーん、エグミもなくて良い、ですねー。でも、これ100円なんだよなー。
昨日、本日とLinuxノートをいじって終わってしまった。でも、anthyは導入できて、日本語入力環境は格段に改善したし、タッチポインタも使えるようになった。ひさびさに実績のあがった、PCいじりだったのである。


鳥取県鳥取市松並町「昇竜 坦々麺」

今日のお昼は、ひさびさに昇竜。
ちょっと気分をかえて、坦々麺にする。ご飯をつけるのはやめて、娘のチャーハンを分けてもらう。


この1/3ぐらいを分けてもらう。坦々麺に、ご飯類は必須だ。

これはサービスのスープ。

うちの奥さんは、揚げソバを頼んだ。ここの焼きソバの麺は、結構太いが、揚げそばは、そんなにカリカリに揚げてはないので、汁がしみこむまで、やたら待っている必要はない。

息子は、いつものように醤油ラーメン。定番が好きな奴だ・・・


あとは、ちょっと奮発して、ギョーザと

春巻き。ここの春巻きは、卵焼きの皮で巻いてある。ふんわりしていて、中の具の味とあわせると絶品なのである。


ThinkPadのトラックポインタを使えるようにする

USBマウスは使えるのだが、PS/2マウスやトラックポインタは、あっちこっち飛び回って思いどおりに動かない。
机の上に置きっ放しだった時はいいのだが、最近は寝室と居間の間とかを持ち歩くので、電源のほかにマウスを持って歩くのがちょっと面倒になってきた。この際、トラックポインタが使えると少しは身軽になるだろうと、ネットを検索
OTABLOGというところで発見。
/etc/X11/xorg.confを編集すればよいらしい。
では、ということで #gedit /etc/X11/xorg.conf(2.*ぐらいのVineのことが書いてあるページでは/etc/xorg.conf とかファイルの格納位置やファイル名が変わっているので要注意。3.2では、このファイル名でok)
この中のマウスについての記述のところを修正

Section "InputDevice"
Identifier "Mouse0"
Driver "mouse"
Option "Protocol" "IMPS/2"
Option "Device" "/dev/psaux"
Option "ZAxisMapping" "4 5"
Option "Emulate3Buttons" "no"
EndSection
Section "InputDevice"
Identifier "Mouse9"
Driver "mouse"
Option "Protocol" "IMPS/2"
Option "Device" "/dev/input/mice"
Option "ZAxisMapping" "4 5"
Option "AlwaysCore"
EndSection
の中の
"IMPS/2" → "PS/2" に変更して保存

再起動すると、トラックポイントが動くようになっている。
ひょっとするとUSBマウスの方が動かなくなっているのでは、と心配したが、そういうこともなく、PS/2マウスもUSBマウスも両方使えた。

2006年5月20日土曜日

北村 薫「覆面作家の愛の歌」(角川文庫)

「覆面作家は二人いる」でデビューした、外弁慶(?)のお嬢さま 新妻千秋さん登場の第二作目である。
収録は「覆面作家のお茶の会」「覆面作家と溶ける男」「覆面作家の愛の歌」の三作

まず「覆面作家のお茶の会」は、新入社員が社内に正式に御披露目されて配属になる5月頃だろうか、覆面作家の担当編集者である岡部了介の先輩編集者 左近雪絵が、このお嬢さまに会いたいというところから始まる。
何の用かと思いきや、どうも本人がニューヨークへ転勤になるため、あれやこれやの引継を兼ねての呼び出しとであったいう、ちょっと唐突な導入部。先へ読み進めるとわかるが、これは、千秋と了介の周辺のキャストのさりげない交替。しっかり者の左近先輩の代わりに、ちゃっかり者のライバル雑誌「小説わるつ」の編集者 静 美奈子への交替である。

この女性、この本の三作ともしっかり筋立てに絡んできて、凖レギュラーの扱いになってくる。

もっとも、一話目は、この静さん(なんか「どらえもん」っぽいな)の高校時代の友人が事件の主役なので、彼女が登場しないと話も進まない。
その彼女の友人、お菓子づくりに天賦の才をもっていて、老舗のケーキ店のお嫁さんになってしまう。しかも、店の先代(旦那さんの父親。この人がまたフランス仕込みの大職人)に、息子以上の腕だと評価されるというおまけつき。これで将来は薔薇色、「あなた、いっしょに店を大きくしましょうね・・・」ってな具合にいくかと思いきや、菓子の新作が元で、このおやじさんが修行にでてしまう。なんと、このお嫁さんのつくった菓子に自信をなくして、修行のやり直しだーと家出してしまったという訳。
で、困ったのは若夫婦、なんか追い出したような具合で尻が座らない、なんとか行方を探して連れ戻せないかと言う頼みに、わが名探偵の覆面作家 千秋さんが乗り出す、という展開なのである。

ネタばれは、ケーキ店を守るためのやむなき偽装と、昨今の相続税の高さ。特に都内の一等地に昔から店を構えている人は悩み大きいだろうなー、でも、そんなところに土地あるってのは恵まれているよねー、といういろんなものが混じり合った感情を残して、善意あふれる人たちによる善意あふれる偽装事件を、お嬢さまが解決していくのである。

2作目の「覆面作家と溶ける男」は、梅雨時の、小学生の誘拐事件にまつわる話。しかも、この誘拐事件というのが、身代金目的のやつではなくて、女の子を自分のものにするために誘拐する、あのいやな手のやつ。

その誘拐されて殺された女の子の近くの小学校で、また女の子が誘拐される。その女の子捜索を、了介の兄、優介が担当されているのだが、その捜査中にでてくる、晴れの日に小学生に血液型を聞いて、ある血液型だと封筒に切手を貼って投函してくれるよう頼む妙な男の存在。
しかも、その頼まれる小学生というのが男の子ながら、殺された女の子によく似ている、という設定である。

この男の妙な行動の理由と誘拐された女の子探しとが並行するのだが、最後の方に、お嬢さまの活劇があって、楽しい。千秋お嬢さん、カッコイー、拍手、拍手ってな感じである。

展開の本筋とは関係ないが、途中に車の排気管にじゃがいもを詰めるとエンストする、というなんか本筋に関係なさそうな話がでてくる。しっかり最後の方に使われているのは用意周到、まいりました。


三作目は、「覆面作家の愛の歌」。時期は新年である。

この話の最初の方で、岡部了介も知らない、新妻千秋の家庭環境が明らかになる。っていうか、明かすのは、静 美奈子だから、了介の調べが足りないっていうところだろう。どんな環境かは、読んでのお楽しみということで、ここには書かない、あしからず。

で、事件は、このお嬢さまの家庭環境には関係なく、お嬢さまたちが観にいった劇団の新進女優が殺されるというもの。
この女優さん、高校時代に高校演劇の大会にでているところを、その劇団の主宰者が惚れ込んで、親の反対を押しきって女優にしたという、才能あふれる俳優。で、とことん可愛がっていたのだが、なんと同じ劇団の男とできちゃって結婚すると言い出したから、この主宰者にとってみれば、可愛い娘、というより年の離れた奥さんに浮気されたような感じだろう。


で、この主宰者が犯人らしく、らしく感じるのだが、この主宰者と女優さんと結婚する相手とが会っている最中に、その女優さんが殺されていて、なんともそのアリバイが崩しようがない。しかし、怪しいなー、という具合に話は展開していく。

で、ネタばれをちょっとすると、本当は、かなり本格派の北村さんの作品らしく、電話をつかった時間差トリック。ちょっと複雑で、酒を飲みながら読んでいたら、なかなか頭に入らなかった。犯人も結構器用だな、私なら途中で、混乱するぞ、と妙に感心する。

最後の方は、このシリーズの定番っぽく、犯人とお嬢さまの大活劇と思いきや、今回は不発。活躍するのは、了介の兄の優介である。2作目、3作目と、この優介、静さんとちょっと仲良くなってしまっているような雰囲気があって、これが今後どうなるのか、ちょっと気をそそる展開である。

あ、それと、この三作目で、お嬢さまはどさくさまぎれに了介にキスされてしまう。身動きのとれないお嬢さまに不埒なことをしかけるとは、了介も悪いヤツである。


千秋お嬢さまとうっかり者の了介、そしてちゃっかり者の静 美奈子、とこのシリーズも円熟みを増して、楽しい仕上りになっている。で、千秋お嬢さまが、なんとも、どんどん可愛らしくなっているのが良いのですよねー。

anthy+SCIMを導入

Vineに標準で入っているcannaは、ちょっと変換に難があり、ストレスが溜ることが多いので、いろんなサイトで評判の高いanthyを導入することにした。
導入すると、日本語の入力のコンソールがでる。ちょっとIMEっぽい。操作も、CANNAに比べてすこぶるGUI的

Synapticでanthyとscim-anthyをインストール。
次に
gedit で ~/.bash_profile を開いて、末尾に
# using SCIM
XMODIFIERS=@im=SCIM
GTK_IM_MODULE=scim
export XMODIFIERS GTK_IMを_MODULE
scim -d
を追加

その後
# gedit ~/.vine/system/ime で開いて、全ての行の前に # をつけてコメントアウト
最後に /etc/gtk-2.0/gtk.immodules を修正(root でなければ編集できないので su でrootになっておく)
# gedit /etc/gtk-2.0/gtk.immodules で開き、
"scim" "SCIM Input Method" "scim" "/usr/share/locale" "*"
の最後の部分を "*" → "ja" に修正
これで設定変更は終了
仕上げに、kinput2 を無効化する。
$ setime none
これで PC を再起動
再起動後に[アプリケーション]→[デスクトップ設定]の中に
SCIMメソッドの設定が出てくるので、お好みの設定をしよう


2006年5月19日金曜日

サバの味噌煮、河豚+鯛茶漬け

昨日に続いて「サバの味噌煮」。何ということはない、昨日の残り物の始末だ。二日続くと新鮮味はないが、味噌煮は煮込むほど、味はしみてきていて、それはそれなりに美味しい。


刺身は「鯛」と「河豚」。ひさびさの「河豚」ですねー、と口に入れたが、切り身が厚くてなんとも噛み切れない。こうなると河豚に弾力があることが恨めしい。なんとか一切れは飲み込んだが、後はどうしようもない。
うーん、どうしよう。ということで、ここは、お茶漬けにする。
作り方は、以前の「鯛茶漬け」と同じ。醤油の中にしばらく浸しておく。ただし、河豚は、醤油に漬けすぎておくと鯛と違って固くなってしまうので、味がすこしつく程度に。
ついでに、鯛も一切れ浸す。

頃合を見て、飯の上に載せ、市販のお茶漬け海苔をかける。

そして、そして・・・。熱い湯を、魚が満遍なく白くなるようにかけまわすと・・・・

出来上がり、である。

2006年5月18日木曜日

サバの味噌煮、アジの刺身

「最近、太ってきた」といっていたら、めっきり肉が少なくなってきた。1年半前に、40本/日喫煙していたタバコをやめて、3kほど太ったのが解消しないままのせい。
そんなわけでもないのだろうが、今日も「魚」である。

鯖の味噌煮は、個人的には旬がいつというわけでなく、一年中通しておいしい惣菜。
アジはけっこう脂がのっていて、トロリとしている。
週も半ばになるとちょっとお疲れ。今日は、早く寝よう。


北村 薫 「覆面作家は二人いる」(角川文庫)

ミステリ雑誌の「推理世界」に、新人賞応募〆切をすぎた原稿が送られてくる。

箸にも棒にもかからない応募原稿かな、な、と思ったら、「面白い。着想といい展開といい、非凡である。・・・

ただ、ところどころ確かに妙である。テレホンカードというものが何なのか分っていなかったり、突然世にも難しい言葉が出てきたり、取ってつけたような手順(!)のおかしなベッドシーンがあったりする」というわけで、「推理世界」の中堅編集者の岡部了介は、有望(そう)な新人ミステリー作家を担当することになる、といったところからスタートする。

この新人作家というのが、さる(というか名前が出てこないので、こういっておく)の財閥にゆかりの金持ちのお嬢さま。しかも、楚々たる風情出しまくりの文字どおりの「お嬢さま」。ところが、このお嬢さま、屋敷を一歩出るや、とんでもないじゃじゃ馬に変身する。で、ありながら、その推理力と、乱暴さは極めつけ・・・、という札付のお嬢さまである、といった、こういった設定思い付いたら成功だよねー、というシチュエーションができあがっている。

もともと、作者の北村 薫さん自体が、デビュー当時は男性か女性かわからない、経歴も何もわからない、といった、このミステリーのような「覆面作家」状態にあった人だから、この「覆面作家」シリーズのディテールはお手のものだろう。
極度の恥ずかしがりやのために、覆面作家になってしまう(この小説の設定では、お嬢さまのペンネームは「覆面作家」だ)新妻千秋お嬢様のそこかしこに見せる覆面ぶりは、作者の経験も入っていると思うがいかがだろう。


それはともかく、この本の収録は「覆面作家のクリスマス」「眠る覆面作家」「覆面作家は二人いる」の三編。


まず、「覆面作家のクリスマス」は新妻千秋お嬢様の、デビュー作。
作家としても、探偵としてもである。事件の舞台は、お嬢さまのお屋敷近くの女子高校でおきた殺人事件。絵の才能があって、その方面で将来を嘱望されている女子高生が殺される。彼女の最近の自信作である「壺」で頭をかちわられて。しかも、殺される少し前に下級生がもってきたプレゼントがなくなったいた、何故?といった事件。

ネタばれは、クリスマスという時期と、プレゼントをもっていても怪しまれない人物ということなのだが、事件の底には、屈折した芸術家精神というか、高校生の不安が内包されている。
北村 薫さんの学校を舞台にした事件は、「秋の花」や「冬のオペラ」もそうだけど、なんかしんみりと悲しくなってしまうので、のほほんと読めなくなってしまうのが難といえば難。
2作目は「眠る覆面作家」は、新妻千秋お嬢様こと覆面作家さんが、初めての原稿料を水族館で受け取ることにするのが発端。
その水族館が、偶然にもお医者さんの幼い娘さんの誘拐事件の犯人との金の受渡し場所になっていて、そこで、千秋お嬢さまが、了介の双子の兄、優介(刑事だそうだ)に犯人と間違われるといった設定。

おかげで、お嬢さまは、この事件を解決しないといけない羽目になってしまって、という、まあ、巻き込まれ的探偵ストーリーの典型的展開。このお医者さんと奥さんは再婚らしく、お医者さんの娘とは何か心理的な確執がありそうな雰囲気を漂わせながら、結局は、誘拐された娘さんは無事帰ってくる、、しかし、犯人は捕まらない、といった設定。

ネタばれとしては、犯人って本当にいるの?ということと天使の純真さに惑わされちゃいけないよ、といったところ。


最後の3つ目は「覆面作家は二人いる」は、家の内と外とで豹変するお嬢様は、本当に一人なのか、岡部優介、了介(こう並べると漫才コンビみたいだね)のように双子なんてことはないのか・・・っていう謎。了介の職場の先輩の娘さんが最近CDやら尾お小使いが潤沢になっているが、万引きをしているんじゃないかという疑惑。その先輩のお姉さんが勤めているデパート(このお姉さん、そこのガードウーマンという設定)で、ある時センサーが間違って反応したために女子高生を万引きと間違って捕まえてしまった。それ以来、センサーがきちんと反応しているにもかかわらず万引きが増えている謎。この三つが同時並行に転がっていく展開。

結局、お嬢さまはお嬢さま一人であるし、先輩(左近雪絵という、さも・・という名前のしっかり者だ)の娘はやはり先輩に似てしっかり者だった、ということで大団円なのだが、うーむ、と唸ったのは万引きの急増の謎。
万引きのセンサーというのは大概ゲート状か柵状になっていて、商品についたタグが消し込みがしていないと反応する仕組なのだが、このタグさえ手に入れば、確かにセンサーのすき間というか盲点はつけるよなーと思わず、かなりの部分をネタばれしてしまう。


といったところで、新妻千秋さんこと覆面作家さんのでデビュー作。

謎解きもそれなりに唸らせますが、なんといっても、このお嬢さまの家の内と外との変化というか、このギャップが良いんですよねー。おまけに外に出たときのざっかけない感じが、また可愛らしくって、・・・とオジサンらしい感慨を覚えたのでした。

Vine Linuxで画面をキャプチャする

Vine Linuxなんかに標準でついてくる、GIMPの標準機能で画面キャプチャがあるので、それを利用する。
[ファイル]→[取り込み]→screenshotを選択
Single Window(選択した部分)かWhole Screen(画面全体)のいずれかを選択してokをクリックするとキャプチャできる。
あとは、画像の保存形式を選んでHDDに保存すればok

2006年5月17日水曜日

もさえび

「もさえび」というのは、産地限定のようで、全国的に知名度は高くないようだ。こちらでは、刺身にもするが、今日は塩焼き。
気が向くと、頭のほうまでカリカリと食べたりもするが、生臭身が鼻につくときは、脳みそをほじるぐらいにする。

ネットで検索すると川口商店というところのページで この「もさえび」は、日本海特有の底エビで、見た目はあまり格好良くありませんが、お刺身にすると驚くほどの甘さがあり、あの「あまえび」よりも美味しいという声もあるくらいです。また、「あまえび」ではあまり料理しない、塩焼き、唐揚げ、煮付け、味噌汁となんでも美味しくいただけます。
と紹介されている。

横にあるのは、きゅうりとサバの酢の物。サバに、よく酢がきいていて脂もしっかりとしている。
5月も半ばを過ぎて、年度かわりの落ち着きの無さも、おさまってきているが、これからあちこち、綻びが見えてくる頃かな。5月病という言葉は、妙に定着してしまって新鮮な言葉でもなくなったが、この時期から、倦怠や違和感がいろんな部分ででてくるのは事実。
と、サバをかみしめながら思った次第でした。なにはともあれ、これから、魚も野菜も、いろんな食べ物が旬をむかえてくる頃、美味しいものを食べて頑張りましょうね。


2006年5月15日月曜日

うに、かに、ほたて

今日は、どういうわけか、豪華食材が、半端な数だけ手に入った。つまり家族一人づつに一つ、というわけでなく、家族全体で一つか二つという数。なので、分け合って食べる、原始共産制的食事になった。
これは「ムラサキウニ」。まだ生きていた。それを半分に割って、スプーンで慎重に身を取り出して食べる。醤油はつけなくても十分うまい。当然、家族で、小さなウニを取り合い。


これは「ホタテ」。写真ではアップにしているが、大きくは無い。これは、皆で取り合うわけには「いかないので、代表して、娘がいただく。


結局、まともに私が食べたのはこのあたりのもの。「ボウフウ」は、ドレッシングをかけて食べる。通なら酢味噌なのだろうが、まあ、ここは簡便にいきましょうよ。独特の風味というか、味わいがある香り野菜系。香菜とかハーブが好きな人なら、きっとお好みになると思う。
カニは「アオテガニ」。このカニは、こぶりなのだが、身はみっちりと詰まっていて、味が濃い。濃ユイ、という表現が似合うぐらいだ。こいつを娘と半分こ。
いずれも、分量の割りに、食べた後の「殻」が大量に出る食材でした。


xoopsで、サイトを作成中

xoopsが自宅serverで動き始めたので、ついでにxoopsでサイトをつくりはじめた。
ブログツールはMTで満足しているし、いまさらコツコツHPをつくるのもメンドイし・・・
ということで、会員制のファイル倉庫とお役立ちリンク集をつくっているところ。
xoopsってレゴブロックみたいなもんですね。

2006年5月14日日曜日

いわしのつみれ汁

これが、いわしのつみれ汁。いわしをまるごと、すり鉢ですりおろし、しょうがをまぜて団子状にする。これをすまし汁にいれてできあがり。しょうがのおかげで、いわしの生臭さは消えている。
連休の後の週休日なのか、なにか慌しく過ぎてしまった感強い休日。町内の祭りの手伝いや、PCメンテ、HPメンテなどなど、細切れの用事があれこれあったせいかなー。休んだ感じがしない。

母の日ということで、近くのスーパーで、寿司の盛り合せ
子供向けにサビ抜きになっている。。「はまぐり」があるのは、ちょっと珍しい。


あとは、ハタハタの煮付けと、練り物。かにのように見えるのは「カニちゃいまっせ」というカニカマボコ。食感は、カニに似ているが、味は完全なカマボコ。カニの香り付けがしてある「カニカマ」とは、ちょっと違う。


2006年5月13日土曜日

お祭り

今日は近所の神社のお祭りである。
獅子舞や、猩猩などが出て、家々の軒先で舞いをまってくれる習わし。
当然、舞ってもらった家は、金一封を包み、これが舞手の酒手となる次第。
うちの息子は、子供のころ、獅子と猩猩が恐くて、いつも蒲団の中にもぐりこんでいた。今は、そこまではしないが、やはり猩猩は嫌いらしい。
といっても今年は雨が降っていて、祭りの方もちょっと景気が悪い。
雨が降っても、人の入りが良いのは、夜店の屋台。





山菜のてんぷら

本日は肉気なしの晩ごはん。
メインは、山菜のてんぷら。ゴールデンウィークに山の方へ行った際に買った「こごみ」、庭に生えている「たらの茅」、「なす」のてんぷらの盛り合せ。
「山菜」は血がきれいになるような感じがするのと、菜食主義的なストイックな風情があって、たまには良い。田舎の方なので、「山菜を買った」というと、驚く人もある(山でとってくる、という感覚らしい)のだが、「自給自足は、我が亊にあらず」、という主義なので気にしない。なにせ、PCやネットワークなんか自給自足できない(自分で、少々の自作はやっても、部品は製造できないよなー)から、もともと、私の場合、独立独歩で生活をたてることなんか無理というもの。
これに関連して、わが国の農林水産業が衰退していったのは、農家が自給自足幻想に浸っていたからのような気がしてならない。オータルキーの幻に惑わされることがなければ、もっと現実的に、ビジネスとしての農業として見切りをどこでつけるか、損切りをどう考えるか、といった経営論的なアプローチがもっと増えていたのではないかと思う。民を庇護する官僚的発想は、農業分野からも手をひいた方が良い。
「山菜」のほかは、昨日のおでんの残りと、「タイとハマチの刺身」
いずれも、ビールの肴にもってこい。
本日は、近くの神社のお祭りなので、奥さんが「チラシ寿司」を少量つくっていたが、そちらの方までは手がでなかった。残念・・・



娘のPCのマザボ交換

娘が使っている自作PCのマザボのコンデンサが液洩れをおこしているので、マザボ交換。
マザボは5月の連休特価で、tsukumoから買っていたのだが、なんか面倒くさくて今まで延び延びに。
娘にせっつかれて、ようやく、今日、交換。
ーこれが液洩れを起こしていたマザボー
jetwayという台湾のお手ごろマザボをつくっているメーカー製。
SD-RAMとDDRが排他利用で、両方使えるようになっているのが、時代を感じさせる。


ーこれが今度買ったマザボの箱、BIOSTARのものにしたー
マザボを換えても、PCを換えるほどのお金はないので、PCは今までのP4 2.4GHzをそのまま使う。いまだに、socket478版なのだが、そうはいっても、お小遣いにも限りがあるので、使えるものは使い倒すのが、私の自作PCのモットーである。


こんな感じで換装完了。平成15年に買ったバルクのCD-RWドライブをまだ現役で使っている。


もう、ちょっとマザボに接写


マザボ換装は、XPの再インストも必要なく、あっさりと完了。マザボを換えるので、再インスト必須と思い込んでいたので、ちょっと拍子抜け。
最近、世間はコアデュオやらなんやらでているし、AMDはまたソケットを変えるらしいし(ここ変え過ぎと思うがどうだろう)、物欲がむらむらとおきてきているのだが、vista発売までは、自重、自重。

2006年5月12日金曜日

イカの刺身、おでん

これは単純に「イカの刺身」。イカを短冊にしたもの。イカソーメンのように細く切るのではなく、少し厚めに切る。甘みとコリコリ感が、イカの刺身の醍醐味。


昨日の、豚足をいれたおでん。おでんといっても、冬に食べるような、てんぷらから大根から具沢山のものではなく、初夏のおでんは、てんぷらと豆腐程度にとどめておく。冬と違って、初夏のおでんは、濃厚な感じがでると食指が動かないような気がする。
豚足は、ダシをよくだしている。ただ、原形がしっかり残っていて、ちょっと今日は食べられないね。