すでにコモディティ化してきているともいえるScansnapなどのドキュメントスキャナを使ったファイリングの、改めての入門編といったところだろうか。
こういった類いの書籍は、そもそもなぜスキャニングするのか、とか、いくつかの機種を選定して操作方法やらが書籍の半分ほどを占めてしまうことがよくあるのだが、類書と違って、「とにかくスキャニングする」を大前提にして、方法論からテクニックまでが記されているのが本書の良いところ。
いわゆる「自炊のススメ」というより紙データをどうするかが中心で、スキャンのメリットが,マニアックでなく説かれているのも好印象で、たとえば
紙もデジタル化したからといって、問題が何もなくなるわけではないが、少なくとも物理的にはちらからないし、テクスト化すれば検索できる。
最も重要なメリットは「クラウドに一元化」できること。どんな情報でもiPhoneやiPadがあれば読めるようになる(P48)
と割り切られているところが小気味よくてよい。
本書を読みながら思うのは、やはり、未だ「紙」のデータの豊富さというか、多さだろう。一頃、メールやウェブサービスによって「紙」媒体がとってかわられるような話があったが、自分の身の回りを見渡しても、電気などの請求書、企業からのお知らせ、ダイレクトメールなどなど日常生活で「紙」によって伝えられてくるものは大量にあるし、仕事上に至っては、紙書類は減ってはいるのだろうが未だ膨大であるという事実である。
だからこそ自衛の手段として、こうした「スキャニングのススメ」がまだまだ枯れたネタにならないところで、このあたりは同じような時期に流行った「ノマドのススメ」と違うところだ。
いくつか本書のトピック的なところを紹介すると
従前のドキュメントスキャナを使った紙データ管理に加えられているところは「スキャンしたデータはクラウドにアップする」(P68)、
「大事なものはクラウドのあげる」というルールづくりは不要。買い物メモだろうと、落書きだろうとかまわないからとにかく機械的にアップすること。クラウドにメモの履歴、メモの歴史を築いておく(P72)
とクラウドでの管理が前提となっているあたりは、Dropboxなどのクラウドサービスのコストがとても安価になっている時代背景とマッチしているといってよいし、
レシートのスキャンは習慣化する。1日分まとめてスキャンする。予定というものはカレンダーを見ればなにがしかのことはわかるので、これに紐づけできるようにする(P99)
といったところは昨今のライフログ・ブームにも沿ったところではある。
また、取り込んだ情報の整理に「ピンポイント情報」かどうかという尺度を入れて
「ピンポイントで必要になる情報」は「それが何であるか」で分類する、例えば「名刺」であれば「名刺」というフォルダやEvernote の「名刺」と名付けたノートブックにいれる、とか
「領収書」「交通費」「クレジット明細」など「それが何であるか」で分類整理するのがもっとも現実的
ピンポイント型情報では、「それがいつ利用したものか」をスタンプする
ピンポイント型情報の書類は「もらった日に取り込む」「手に入れた日に取り込む」という習慣をつける。「一言コメントをいれる」習慣をつける)日付、場所など)(P92)
といったところも参考になるか・・・
何にせよ、紙データのスキャニングは、始めないことには実感しようもないものでもであることは事実で、個人的な経験でもやりはじめると、みるみる周りの紙が減っていってすっきりしていくのも事実であるし、スマホやタブレットを使っている人であれば、いつでもどこでもスキャンしたデータにアクセスできる便利さはこたえられないものがある。いきなりハイエンドの機種には敷居も高いかもしれないので、モバイル用のものからスタートするというのも一つの選択肢、本書の購入とセットでドキュメントスキャナ・デビューというのもいかがか、とおススメする次第である
日本の人口最少県である鳥取県に住まう、リタイア生活の途上人の田舎の日常のあれこれ。「辺境」には地理的、意識的の二つの側面があり、 あくまで『”中心”ではない』と宣言中。このサイトは、本編「辺境駐在員の備忘録」の過去ログ+私的な記録+補遺なのであしからず
2014年10月26日日曜日
2014年2月11日火曜日
新しい習慣をどうつくるか
LifeHackerの記事で「自炊を習慣化するには「フライパンをコンロの上に奥だけ」を毎日繰り返すべし」で、自炊の習慣をつけることを元ネタに、毎日の生活の中で「習慣づける」ためのヒントが出ていた。
自炊を習慣づけるためには、料理を始めようと構えたり、火をつけたり、食物を刻んだりせずに、単にフライパンをコンロにただ置くことを毎日繰り返すからはじめるべき、ということ。
プロセスとしては「きっかけを明らかにし」→「習慣を変え」→「ご褒美で習慣を強化」ということのよう。
で、個人的に翻訳すると、新しい習慣をつくる上でまずすべきは「型をつくることを繰り返す」ということかと。
例えば、ブログを書く、ということを習慣化しようと思うなら、定期的な時間にブログのページを開く、ということであろうし、早起きであるなら目覚ましが鳴ったらともかく体を起こして布団からでる(後から、また潜り込むかどうかは別にして)ということを繰り返していけば、そのうち実際にブログを書き始めたり、寝床から出て何かを始めたりするようになる、といったことかもしれませんね。
2013年10月27日日曜日
デジタルLifehack:紙のレシートを保管しない
日頃から紙の書類はスキャンしておいて、PCやタブレットが使えない時など用以外は廃棄するようにしておくのだが、知らず知らず溜まっていくのが、紙のレシートやクレジットの控え、伝言メモやアイデアメモなど。
メモの類いは賞味期限がごく短いものが多いので、確認しておけばいいものは見たらすぐ捨てたり、しばらく保管のいるものはスマホのカメラでキャプチャしておく(この場合、Evernoteには入れない。)のだが、領収書やクレジットの控えが財布の中に残りがちで下手をするとしわくちゃになった紙の塊がある日突然、財布の中から発掘されることになる。
エイやっと捨ててしまってもいいのだが、領収の類いはいつ何時といった思いがつきまとうもの。
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」で、"仕事場から帰ったら、鞄の中身をすべて出すようにする"といったHackネタを最近実践しているので、それにならって財布に入っているレシートやメモも、それにあわせて外に出し、ついでに複合機のスキャナで何はともあれスキャンしてDropboxに保管しておくことにした。
幸い、最近の複合機はごく安価なものでも無線LANで繋がるから仕事場から帰ったところであれば、スリープ状態になっているノートPC(会社のPCは業務用の資料閲覧やDB入力ぐらいの用途にしていて、実際の仕事は手持ちのPCでやるようにしている)のDropboxのフォルダに格納されるという単純なやり方である。
ライフ・データは集まってこそ意味があるともいえるし、残すかどうするかはデジタルデータにしてから考える、という自動化をすることで、思い煩うことを少しでもなくそうという目論み。デジタル化したデータを使う機会は、正直のところ極々少ないのだが、あれはどうしたっけと思うことが少なくなって精神衛生的にはラクになりのは間違いないので、興味のある方はお試しあれ。
(複合機は、安価なエントリーモデルで十分でありますので、念のため)
2013年7月15日月曜日
内向型と外向型
ちょっと流行っているらしいスーザン・ケインの「内向型の時代」を買ったはいいがまだ積ん読状態なところにLifeHacker.jpの「内向的な人と外交的な人がうまく共存するための方法」という記事を見つけた。
記事の趣意は、例えば仕事の打ち上げをどするかや金曜日の週末に何をするか、何かの集まりに誰を呼ぶかといった社会的なイベントの中で内向型の人間と外向型の人間のコンフリクトをどう少なくするか、といったところなのだが、傍論であるが興味深かったのは、内向型と外向型を見分けるのは
決定的な違いは、その人がどのように英気を養うかにあります。あなたにとって活力を一番得られるのはどんな環境ですか? ほかの人たちに囲まれることで元気になるのであれば、その人は外向的な人です。彼らは、1人で孤独に向き合っていると疲れを感じます。逆に、元気になるために1人で過ごす時間が必要な人たちは、内向的な人です。彼らは、大勢の人がいる環境に置かれると疲れてしまいます。
といったところにあるという主張。これは非常に示唆的で、アグレッシブで外に外にと出てくる人だから外向的だと考えるのはちょっと乱暴であるというのは個人的な感じからして首肯できる(基本的に、管理人も内向型だと思っているが、仕事上はかなり強引な方だと思われているので、そう思うのですよ)のだが、このエントリーの主論は、そうした隠れ内向型も含め、内向型が「英気」を養うにはどんな効率的な方法があるのか。というところ。
確かに内向型が英気を養うというかエネルギーとパワーを回復するには人から離れている時間が必要なことは間違いなくて、正直なところ仕事が立て込んで、おまけにそれがグループ作業である場合、四六時中、人と身近に、生身でやりとりをする状態が長ければ長いほど、内向型は消耗してしまうのである。
そこで必要なのは、強制的に一人になる、あるいは一人になっている状況をつくるということが重要で、いくつかの提案をしてみよう。
1 出張の時は書類を復習することにしてわざと離れた席に座る
2 昼寝や居眠りをしているふりをして会話から遠ざかる
3 休みがとれない場合は、無理に出張や遠目の外回りを入れる。しかもできるだけ一人で
といったところだろうか。要は孤独の状況で英気を養える状態をつくりあげることが重要だと思うので、内向型と思われる方は、そうした視点で工夫してみてはいかがだろうか
2013年5月6日月曜日
自信を取り戻すには「他人を気にするのはやめる」こと
LifeHackerの記事で「自分に自信が持てないあなたへ:他人を気にするのはやめましょう」を読む。
この記事によると
自尊心が危険ゾーンにまで落ちている時は、自分の精神的状態や感覚を直すのではなく、他人の目を気にするという姿勢を正すほうが、正しい反応と言えるでしょう。
とのこと。
確かに、自信を失っているときは、自己評価や達成度合いの評価が自分の目線ではなく、他人(特に社会的な意味で評価を気にしている人、上司、親、恋人とか)の目線や評価で自分をとらえていることが多いもの。郎自大に陥らず、客観的な評価や立ち位置を確認するのは「他人の目」というのが大事だが、それに囚われすぎることは、自分の人生を他人の考えのままに生きていることにつながってしまう。
とりわけ、今まで数々の実績をあげてきた人や出来の良い人は、他人の評価・目線をより意識してきていることが多いから、とりわけ、他人の評価で一喜一憂してしまいがち。
適度な「自分目線」というのが大事なんだろう。
2012年8月13日月曜日
「ライフ・ログ」ブーム(?)に思うこと
「人生は一冊のノートにまとまなさい」や「たった一度の人生を記録しなさい」やいくつかのモレスキン本などを発端として、ちょっとしたブームの気配もある「ライフログ」なのだが、生活の記録を残すというのは、日記をはじめとして特に珍しいことでもなく、誰しも三日坊主になった経験はあると思うのだが(もし三日坊主でなく続けていると言う人があれば、読み飛ばしてもらっていい)、やはり最近のデジタル=スマホのブームが、その敷居をさげているように見えるのは確かだろう。さらに本書で紹介されているように、クラウドにその記録を残しておけるようになると、以前の記録すること自体の時間的、場所的な制約から解放してくれているのは間違いない。
だが、ライフログをつける人は、どんどん増えるでしょうとなるかというと必ずしもそうとはいえないだろう。「たった一度の人生を記録しなさい」でも、「何も考えずにただひたすら「記録」を繰り返していると、あるときふと「何のために記録しているのか」という疑問がわき起こります」と言われていて、そうならないためには「記録を見返し」て自分自身の行動を客観的に見つめることが必要だ、と言われているのだが・・・。
まあ、個人的には、肩肘張らずに、簡単な日記というか行動メモぐらいの気持ちでやりましょうや、と言いたい。ライフハッカーの人たちの提案は私たちの行動や仕事の作法を劇的に改善してくれることが多いのだが、あまり生真面目に服用すると呼吸困難に陥ることがあるかもしれないので、体質とか体調を見ながら、あせらずに続けてみるのがよいような気がするのだが如何か。
2012年7月29日日曜日
「日次レビュー・日次クローズ」の方法論
大橋悦夫さんが シゴタノ!で「日次レビュー」をきちんと回せば「週次レビュー」は「クリエイティブ・ワーク」に変わるで、日次レビューと週次レビューについて結構詳しいエントリーをされているので、タスク管理に興味のある人はチェックしておいたほうがよろしいかと。
勝手に総括すると、「日次レビュー」のポイントは何時、何を、どういう順番で処理していくかを、一日の初めに、何をし残して、何が新たなタスクとして生じたかを、一日の終わり、それぞれチェックし、振り返る作業を、どう効率的に自動化しておくか、ということが肝のよう。
例として氏のToodledoが掲載されているのだが、かなり細かいタスク示されているので。タスクはできるだけ細かくしたほうが良いとのことなのであろう。
さらに重要なのは、Toodledoなどのアプリを使って、デイリールーチンとして登録し、さて今日は何をやらないといけないんだっけ、という作業自体を自動化するということなのだろう。ついでに、その間は面会を遮断して、ひたすら、その作業を仕上げてしまうということも必須。
無精者の我が身を振り返っても、毎日、新たな気分で、さて何をやるんだっけ、とタスク確認をして、メールのチェックをしているうちに、あちこちから持ち込まれる相談や会議に振り回されてしまうというのが通例なので、これは非常に有効な方法かと思う。
氏のブログから引用させてもらうと
日次レビューは
・昨日の記録を読み返す
・昨日やり残したタスクをチェック
・今日の予定とタスクを整理
・今日の全タスクをメインのタスクリストに転記
日次クローズは
・その日に入手した資料を整理
・今日使い終えた資料をアーカイブする
・今日発生した予定をカレンダーに転記
・今日やり終えたタスクをチェック
・明日以降のタスクを整理
が1セット、とのことなので、これを参考に自分なりのタスクリストをつくるところが第一歩かな。
2012年2月27日月曜日
堀 正岳「理系のためのクラウド知的生産術」
研究活動をしながら精力的にLifeHackについての著述を発表している堀 正岳氏の「理系」に向けたクラウドを使ったLifeHack本。
構成は
第1章 クラウドサービスを使った仕事環境
第2章 メールに振り回されない環境をつくる
第3章 手間をかけない論文管理法
第4章 アイデアをなくさない情報整理法
第5章 クラウド上で論文を書く
第6章 時間も空間も超えるコラボレーション術
第7章 細かい時間を時間を稼ぐテクニック集
使い方などが紹介されているアプリで目新しいのは「メンデレイ」という論文管理ソフトがあるが、後は、Gメール、
Dropbox、Evernote、そしてGoogleドキュメントといったところなので、目新しいアプリはないので、こうしたアプリのアーリーアダプ
ターにはちょっと物足りないかも。
ただ、むしろ本書は、「理系」ではあるが、こうしたクラウド系のアプリや仕事の仕方にちょっと疎遠な理系研究者やビジ
ネスマンが基礎知識を知るためのノウハウ本として位置づけるべきだろう。そうした意味で、ハイスペックなPCや最先端のガジェットなど特異なものは必要な
く、ふつうのノートPCやスマホがあればこの本で紹介されていることは、ほとんどこなせてしまうのが良いところ。
まあ、入門書として気楽に読んでみてはどうだろう。
構成は
第1章 クラウドサービスを使った仕事環境
第2章 メールに振り回されない環境をつくる
第3章 手間をかけない論文管理法
第4章 アイデアをなくさない情報整理法
第5章 クラウド上で論文を書く
第6章 時間も空間も超えるコラボレーション術
第7章 細かい時間を時間を稼ぐテクニック集
使い方などが紹介されているアプリで目新しいのは「メンデレイ」という論文管理ソフトがあるが、後は、Gメール、
Dropbox、Evernote、そしてGoogleドキュメントといったところなので、目新しいアプリはないので、こうしたアプリのアーリーアダプ
ターにはちょっと物足りないかも。
ただ、むしろ本書は、「理系」ではあるが、こうしたクラウド系のアプリや仕事の仕方にちょっと疎遠な理系研究者やビジ
ネスマンが基礎知識を知るためのノウハウ本として位置づけるべきだろう。そうした意味で、ハイスペックなPCや最先端のガジェットなど特異なものは必要な
く、ふつうのノートPCやスマホがあればこの本で紹介されていることは、ほとんどこなせてしまうのが良いところ。
まあ、入門書として気楽に読んでみてはどうだろう。
2011年12月29日木曜日
原尻淳一 「PLANNNING HACKS!」 (東洋経済新報社)
「PLANNNING HACKS 2.0」が刊行されたところなのだが、そちらは注文したもののまだ届かないので、第1作をレビュー。若書きのせいか、かなりシャープに尖っている雰囲気がばちばち伝わるHACK本なのだが、HACK本はこれぐらいの電撃感があるほうが刺激があっていい。
最近様々な場面で見る「HACK」という言葉を流行らせた元の一つといっていいのが本書
目次は
Chapter1 企画システム・ハック 変数の代入式
Chapter2 アイデア発想ハック 量と質
Chapter3 プランニング・ハック 失敗と本質
Chapter4 プロジェクト・ハック コミュニケーションとモチベーション
Chapter5 プレゼン・ハック 離見と保険
Chapter6 実践編 コンセプト・ハック 文脈と応用
となっていて、まずプランニングで必要なことを総覧しようとしているのは間違いない。
だが、本書の良さは、よくあるプランニングの紹介本によくあるようなきれいなテクニックや横文字の技術論をとやかく論評するのではなく、ちょっと泥臭くプランニングについて論ずるところだろう。
少々の要約はあるが、例えば
P78
発想のヒントは現場にある
真実とは何か。それは自分の眼でみて確信したこと
発展途上国の現地で暮らしてみると貧しさを実感できない。そもそも何をもって貧しいとするのか。
自分でやってみる。そこでの納得感と違和感を大事にする
P80
量質転化=継続は力なり
現場を何百回も踏めば、何か本質的なものが見えてくる
・飲料のマーケティングでコンビニを100店舗回って、飲料の棚をひたすら観察する
・週に最低5回は書店を回って、いろいろな本の目次を見る
P150
鶴見良行「東南アジアを知る」
一つだけ、キーパーソンつまりリーダーの資格をあげると、その人物は他の参加者たちよりも五倍も十倍も対象にトチ狂って、自分が面白くなっていなければなりません。キーパーソンは、自分は面白くなくて、どうして会員をひっぱっていけるでしょうか
といったあたり、「企画」というものにかける「気迫」を感じて、このあたりなんとも好ましい。
この歳になって、いわゆるシンクタンクやイベント屋とつきあった経験もそれなりに増えてくると、個人としての熱意とか気迫といったものが、通常の企画より力をもつってなことを感じることは多
く、やはり人間、ヤル気だよな、てなことを思ってしまうのである。
テクニック論はさておき、企画、プランニングというものにちょっとかけてみようかな、という人は必見の一冊といっていい。
最近様々な場面で見る「HACK」という言葉を流行らせた元の一つといっていいのが本書
目次は
Chapter1 企画システム・ハック 変数の代入式
Chapter2 アイデア発想ハック 量と質
Chapter3 プランニング・ハック 失敗と本質
Chapter4 プロジェクト・ハック コミュニケーションとモチベーション
Chapter5 プレゼン・ハック 離見と保険
Chapter6 実践編 コンセプト・ハック 文脈と応用
となっていて、まずプランニングで必要なことを総覧しようとしているのは間違いない。
だが、本書の良さは、よくあるプランニングの紹介本によくあるようなきれいなテクニックや横文字の技術論をとやかく論評するのではなく、ちょっと泥臭くプランニングについて論ずるところだろう。
少々の要約はあるが、例えば
P78
発想のヒントは現場にある
真実とは何か。それは自分の眼でみて確信したこと
発展途上国の現地で暮らしてみると貧しさを実感できない。そもそも何をもって貧しいとするのか。
自分でやってみる。そこでの納得感と違和感を大事にする
P80
量質転化=継続は力なり
現場を何百回も踏めば、何か本質的なものが見えてくる
・飲料のマーケティングでコンビニを100店舗回って、飲料の棚をひたすら観察する
・週に最低5回は書店を回って、いろいろな本の目次を見る
P150
鶴見良行「東南アジアを知る」
一つだけ、キーパーソンつまりリーダーの資格をあげると、その人物は他の参加者たちよりも五倍も十倍も対象にトチ狂って、自分が面白くなっていなければなりません。キーパーソンは、自分は面白くなくて、どうして会員をひっぱっていけるでしょうか
といったあたり、「企画」というものにかける「気迫」を感じて、このあたりなんとも好ましい。
この歳になって、いわゆるシンクタンクやイベント屋とつきあった経験もそれなりに増えてくると、個人としての熱意とか気迫といったものが、通常の企画より力をもつってなことを感じることは多
く、やはり人間、ヤル気だよな、てなことを思ってしまうのである。
テクニック論はさておき、企画、プランニングというものにちょっとかけてみようかな、という人は必見の一冊といっていい。
2011年12月24日土曜日
原尻淳一・小山龍介「IDEA HACKS! 2.0」(東洋経済新報社) 読後感
2006年に、本書の前作である「IDEA HACKS」が刊行されてから、5年を経て、新たに出されたのが、本書「IDEA HACKS! 2.0」。
ただ、本書は、この5年間の間に筆者たちの変化、そして日本自体の不幸な出来事、さらにはIT界の巨星の死去といったことを経て、「新たなステージ」での"IDE HACK"本と考えたほうがいい。
それは、筆者たちが、「はじめに」で訴えていることでもあり、本書を読めば前著との違いが歴然とした形でわかるだろう。
この変化は、私にとって好ましい面とこそうでない面と両面を示していて、内心複雑な心境である。
好ましいのは、筆者たちも言っているように、HACKの<技術>に偏りがちで、どことなく<中央>にいない人間のことは知ったこっちゃない、といった金属質の臭いが薄くなっていること。齢を重ねると<テクニック><技術>ではどうしようもなくて、<心意気><意気地>といったことで解決できることの多さがわかってきて、その意味で、<テクニック至上主義><技術至上主義>からの脱却は好ましい。
一方で、技術的、テクニック的な側面が手薄になっていないか、といった懸念がある。たしかに、HACKの技術があらゆる場面で紹介され始め、新奇なものは層が薄くなっているのはわかるのだが、やはりそれを乗り越えて、尖ったものを提案することが、"HACKS"の真骨頂と思えるのだが・・・
まあ、なにはともあれ、熟練の書き手によるものらしく、よくまとまったHACK本であることは間違いない。特に前著の「IDEA HACKS!」から数年たち、ITのサービスもかなり進化してきている。そうしたもののフォローの意味でも、一読しておいて損はない。
ただ、本書は、この5年間の間に筆者たちの変化、そして日本自体の不幸な出来事、さらにはIT界の巨星の死去といったことを経て、「新たなステージ」での"IDE HACK"本と考えたほうがいい。
それは、筆者たちが、「はじめに」で訴えていることでもあり、本書を読めば前著との違いが歴然とした形でわかるだろう。
この変化は、私にとって好ましい面とこそうでない面と両面を示していて、内心複雑な心境である。
好ましいのは、筆者たちも言っているように、HACKの<技術>に偏りがちで、どことなく<中央>にいない人間のことは知ったこっちゃない、といった金属質の臭いが薄くなっていること。齢を重ねると<テクニック><技術>ではどうしようもなくて、<心意気><意気地>といったことで解決できることの多さがわかってきて、その意味で、<テクニック至上主義><技術至上主義>からの脱却は好ましい。
一方で、技術的、テクニック的な側面が手薄になっていないか、といった懸念がある。たしかに、HACKの技術があらゆる場面で紹介され始め、新奇なものは層が薄くなっているのはわかるのだが、やはりそれを乗り越えて、尖ったものを提案することが、"HACKS"の真骨頂と思えるのだが・・・
まあ、なにはともあれ、熟練の書き手によるものらしく、よくまとまったHACK本であることは間違いない。特に前著の「IDEA HACKS!」から数年たち、ITのサービスもかなり進化してきている。そうしたもののフォローの意味でも、一読しておいて損はない。
2011年12月18日日曜日
小山龍介 「クラウドHACKS!」(東洋経済新報社)
刊行から時間が経ってしまったが、最近、クラウド関係のおさらいをしていて読み直したので、レビュー。
最近流行りのクラウド本だが、HACKの手誰である筆者の手によるものらしく、そこらのクラウドのテクニック本ではないところが流石といったところ。
クラウドに関するビジネス所が最近やたらと流行のような気がして、自分の仕事にクラウド・サービスをかなり使っていると思う管理人としては、最新のサービスの様子がわかって有難いのはありがたいのだが、大概のものが、アカウントの取りかたなどがやけに詳しく載っていて、こういうのはネットで知れべたほうが簡単にわかるんじゃね、と思うものが多いのが不満なところ。
HAKAS本の手練れの筆者は、そうしたところはよくご存知のようで、ページを稼ぐ割に内容の少ない、そんなところはすっ飛ばして、即、中身に入ってくれる
それは目次でも明らかになっていて
chapter1 データハックークラウドライブラリーとインデックス読書術
chapter2 情報収集ハックーエージェント活用と情報の自己組織化
chapter3 ノマドワークハックー遊牧とヨソモノ感覚
chapter4 クラウドタイムハックークラウド時間とライフログ
chapter5 クラウドチームハックープロセス管理とチーム連携
chapter6 アウトプットハックーアウトプット集中力と「天才」への道
chapterX クラウド手帳ハックー点から線
という構成をみれば、例えばEvernoteのアカウントのつくり方とかでページを稼いでいないよね、ということがわかるはず。
本書で語られているのは、今までのHACK!と共通した。クラウドを使って仕事をどう効率的にストレスなく勧めるか、ということである。
当然、筆者の仕事がフリーエージェントであることから、そのワークスタイルに色濃く影響されたHACKではあるのだが、通常のデスクワーカーにとっても参考というか、かなり真似してみてもいいものが多いし、ノマド的な仕事は、デスクに座っていることが勤務時間の大半を占めてしまうホワイトカラーにとっては、憧れでもあるだろう。
前者については例えば
・Google Calender を自分の業務データーベースにするテクニック
や
・skypeによるミーティングやツィッターによる情報共有、普段の職場から離れた場所で行うチーム会議の効用
・参加者の意識の焦点をあわせる議事録ドリブン会議
といったことや、後者に関しては
・3種類(作業オフィス、発想オフィス、アウトプットオフィス)のノマドオフィスの確保の仕方
・メモのGmeil保存や外出先でのFAX、印刷
といった、普段はオフィスワーカーでも出張や取引先周りなどで活用できる具体的なノウハウが紹介されている。
まあ、こうしたHACK本の出来不出来は、読了した後、なにかしら自分の仕事の能力が増したり、自分でも何か真似してみようと思う量で量ればよいと考えているのだが、その意味で、本書は出来の良いHACK本であることは間違いない。
迷っているなら"買い"の一冊である
最近流行りのクラウド本だが、HACKの手誰である筆者の手によるものらしく、そこらのクラウドのテクニック本ではないところが流石といったところ。
クラウドに関するビジネス所が最近やたらと流行のような気がして、自分の仕事にクラウド・サービスをかなり使っていると思う管理人としては、最新のサービスの様子がわかって有難いのはありがたいのだが、大概のものが、アカウントの取りかたなどがやけに詳しく載っていて、こういうのはネットで知れべたほうが簡単にわかるんじゃね、と思うものが多いのが不満なところ。
HAKAS本の手練れの筆者は、そうしたところはよくご存知のようで、ページを稼ぐ割に内容の少ない、そんなところはすっ飛ばして、即、中身に入ってくれる
それは目次でも明らかになっていて
chapter1 データハックークラウドライブラリーとインデックス読書術
chapter2 情報収集ハックーエージェント活用と情報の自己組織化
chapter3 ノマドワークハックー遊牧とヨソモノ感覚
chapter4 クラウドタイムハックークラウド時間とライフログ
chapter5 クラウドチームハックープロセス管理とチーム連携
chapter6 アウトプットハックーアウトプット集中力と「天才」への道
chapterX クラウド手帳ハックー点から線
という構成をみれば、例えばEvernoteのアカウントのつくり方とかでページを稼いでいないよね、ということがわかるはず。
本書で語られているのは、今までのHACK!と共通した。クラウドを使って仕事をどう効率的にストレスなく勧めるか、ということである。
当然、筆者の仕事がフリーエージェントであることから、そのワークスタイルに色濃く影響されたHACKではあるのだが、通常のデスクワーカーにとっても参考というか、かなり真似してみてもいいものが多いし、ノマド的な仕事は、デスクに座っていることが勤務時間の大半を占めてしまうホワイトカラーにとっては、憧れでもあるだろう。
前者については例えば
・Google Calender を自分の業務データーベースにするテクニック
や
・skypeによるミーティングやツィッターによる情報共有、普段の職場から離れた場所で行うチーム会議の効用
・参加者の意識の焦点をあわせる議事録ドリブン会議
といったことや、後者に関しては
・3種類(作業オフィス、発想オフィス、アウトプットオフィス)のノマドオフィスの確保の仕方
・メモのGmeil保存や外出先でのFAX、印刷
といった、普段はオフィスワーカーでも出張や取引先周りなどで活用できる具体的なノウハウが紹介されている。
まあ、こうしたHACK本の出来不出来は、読了した後、なにかしら自分の仕事の能力が増したり、自分でも何か真似してみようと思う量で量ればよいと考えているのだが、その意味で、本書は出来の良いHACK本であることは間違いない。
迷っているなら"買い"の一冊である
夢を叶えるには、「夢」について思いをより具体的に巡らすこと
LifeHacksの「夢をかなえるためには「夢が叶った一日」を具体的にビジュアライズしてみよう」によると
己啓発系ブログ「Pick the Brain」によると、夢が叶ったときの一日の過ごし方をビジュアルに思い描くことで、自分のゴールをより明確に知ることができるそうです。
とのこと。
確かに、夢はあるのだが、それに向かって何をしていいかわからないといった場合やなかなか夢の実現に向かって動けない、といったときは、「夢」の内容が抽象的で具体性がないせいであることが多い。
以前、少し凝っていた「マーフィー博士」ものでも、涸れは潜在意識、という言葉を使っていたのだが、夢が叶っている姿をありありと想像することが出来るようになれば、それは必ず叶うんだ、というようなことが確かあったような気がするのだが、それは、「思いの強さ」ということであるのだろう。
その「思いの強さ」を高めていくために、夢が叶った時の自分の具体的な生活、姿をよりリアルに思い浮かべることは、それに従った行動パターンを自らに課すことであり、夢が叶った状態とほぼ同じ心理状況を自分の中に作り出し、あたかもそれが既定の事実であるかのように自分を鼓舞し、努力させ、結果的に「夢」が実現するということなのだろう。
「空想ばっかりしていてもしょうがない」と中途半端に現実的にならずに、「夢」はきちんと空想すべきものなのかもしれない。
2011年12月17日土曜日
どんな本をスキャンするか
本をスキャンして電子書籍化する自炊も市民権を得てきたといっていいと思うのだが、さてここで、どんな本をスキャンすべきなのか悩んでいる人も多いのではないだろうか。
小山龍介さんの「クラウドHACKS」では
①アドバイスをもらえる「師匠の本」・・・ 自分が私淑している「メンター」が書いた本
②引用できる「権威のある本」
③困ったときに参照できる「マニュアル本」
を推奨。
皆神龍太郎さんの「iPadでつくる究極の電子書斎」では、、とにかく蔵書jのすべてを電子化してHDDに格納。1万冊あまりの書籍を常時持ち運んでいる(P27)という徹底ぶり。
まあ、たいていのビジネス本や書籍やビジネス書類の電子化について書かれた本では、蔵書として保存しておきたい本や、リアルで読んで印象に残ったところをスキャンすることを勧めているものが多い。
だが、極度に個人的な意見を言わせてもらうと、とにかくできるだけ多くスキャンして、電子書籍化しておくべき、と思っている。
なんといっても、デジタル化すれば嵩が減るので、16GのiPadでもかなりの分量の書籍を持ち運べるし、クラウドの入れておけば、どこでも参照できる。
しかも、iPadなどのi文庫ではしおりやメモもつけられし、PCでもPDFのコメントなどをつけられるソフトも無料で手に入るし、ということで、経費的な面も心配ない。(もっともOCRしておけば、検索性もということはよく言われるけれど、全文検索の状態にするのは時間がかなりかかるので、ちょっとお奨めしない)。
そしてそのときのクラウド構築で個人的なお奨めはPogoplug。スキャン量が増えてくると、そのデータ量も結構になる(私の場合150Gぐらいになっている)ので、できるだけ格安な容量確保が必須。その意味で、接続の機器さえ買っておけば、外付けのHDDの増設でクラウドの容量が増やせるPogoplugは、速度の面はちょっと難があるが「貧者のクラウド」といっていい。
蔵書の管理に悩んでいて、どこでも自分の蔵書を参照したい人は導入をおすすめ。(蔵書が一覧できないところかな。本棚を眺めて、これを読もうかなといったブラウジングができないのが難だが・・・)
蔵書管理に悩んでいる方々。一歩を踏み出すときですぞ。
小山龍介さんの「クラウドHACKS」では
①アドバイスをもらえる「師匠の本」・・・ 自分が私淑している「メンター」が書いた本
②引用できる「権威のある本」
③困ったときに参照できる「マニュアル本」
を推奨。
皆神龍太郎さんの「iPadでつくる究極の電子書斎」では、、とにかく蔵書jのすべてを電子化してHDDに格納。1万冊あまりの書籍を常時持ち運んでいる(P27)という徹底ぶり。
まあ、たいていのビジネス本や書籍やビジネス書類の電子化について書かれた本では、蔵書として保存しておきたい本や、リアルで読んで印象に残ったところをスキャンすることを勧めているものが多い。
だが、極度に個人的な意見を言わせてもらうと、とにかくできるだけ多くスキャンして、電子書籍化しておくべき、と思っている。
なんといっても、デジタル化すれば嵩が減るので、16GのiPadでもかなりの分量の書籍を持ち運べるし、クラウドの入れておけば、どこでも参照できる。
しかも、iPadなどのi文庫ではしおりやメモもつけられし、PCでもPDFのコメントなどをつけられるソフトも無料で手に入るし、ということで、経費的な面も心配ない。(もっともOCRしておけば、検索性もということはよく言われるけれど、全文検索の状態にするのは時間がかなりかかるので、ちょっとお奨めしない)。
そしてそのときのクラウド構築で個人的なお奨めはPogoplug。スキャン量が増えてくると、そのデータ量も結構になる(私の場合150Gぐらいになっている)ので、できるだけ格安な容量確保が必須。その意味で、接続の機器さえ買っておけば、外付けのHDDの増設でクラウドの容量が増やせるPogoplugは、速度の面はちょっと難があるが「貧者のクラウド」といっていい。
蔵書の管理に悩んでいて、どこでも自分の蔵書を参照したい人は導入をおすすめ。(蔵書が一覧できないところかな。本棚を眺めて、これを読もうかなといったブラウジングができないのが難だが・・・)
蔵書管理に悩んでいる方々。一歩を踏み出すときですぞ。
2011年12月6日火曜日
高畠正幸 「究極の文房具ハック」
発刊から年数が経過してしまった本書だが、Hackネタも古びないものは古びないもので、再読して、あーこれもやってなかったなー、と改めて再認識するのも、こうしたHack本の楽しみではある。
もともと本書は、筆者が「誠 Biz」で連載していたものに、Hackネタを追加してこしらえたもので、今でもその特集は読めるから、慎重な人は本書を読む前にそちらを読んでから購入してもいいのだが、買って損はないと個人的には思うんである。
目次がけっこう詳細につくられているので、そのまま紹介するとネタバレを起こしてしまいそうなので大項目だけ紹介すると
統の巻 できる限り規格を統一する
省の巻 仕事を自動化していちいち考えることを省く
即の巻 「いつか」ではなく「今すぐ」できるように環境を整える
仮の巻 「とりあえず」を肯定する
整の巻 身のまわりはちょっと大胆な方法で一気に整える
Dの巻 デジタルツールをアナログ視点で使いこなす
という感じで、文房具の使いこなし方だけでなく、身のまわり、仕事まわりを便利にするHackネタがふんだんに取り上げられている。
いったいに、こうしたHack本が魅力的かどうかは、そこに紹介されているネタが自分でもできそうかどうか、という点に大きなウェイトがあると思っていて、その点で、「文房具」を主体にしたこの本のHackは、敷居がそんなに高くなく、思い立てばそんな高額な費用をかけずにチャレンジできそうな点で得点が高い。(もっとも、筆者のように徹底してできるか、といった敷居の高さはあるのだが)
なんにせよ、こうした本は実際にやれるかどうかは別にして、読んでいてあれこれ想像を巡らしている間も楽しいもの。
LifeHackに興味ある人は是非どうぞ
もともと本書は、筆者が「誠 Biz」で連載していたものに、Hackネタを追加してこしらえたもので、今でもその特集は読めるから、慎重な人は本書を読む前にそちらを読んでから購入してもいいのだが、買って損はないと個人的には思うんである。
目次がけっこう詳細につくられているので、そのまま紹介するとネタバレを起こしてしまいそうなので大項目だけ紹介すると
統の巻 できる限り規格を統一する
省の巻 仕事を自動化していちいち考えることを省く
即の巻 「いつか」ではなく「今すぐ」できるように環境を整える
仮の巻 「とりあえず」を肯定する
整の巻 身のまわりはちょっと大胆な方法で一気に整える
Dの巻 デジタルツールをアナログ視点で使いこなす
という感じで、文房具の使いこなし方だけでなく、身のまわり、仕事まわりを便利にするHackネタがふんだんに取り上げられている。
いったいに、こうしたHack本が魅力的かどうかは、そこに紹介されているネタが自分でもできそうかどうか、という点に大きなウェイトがあると思っていて、その点で、「文房具」を主体にしたこの本のHackは、敷居がそんなに高くなく、思い立てばそんな高額な費用をかけずにチャレンジできそうな点で得点が高い。(もっとも、筆者のように徹底してできるか、といった敷居の高さはあるのだが)
なんにせよ、こうした本は実際にやれるかどうかは別にして、読んでいてあれこれ想像を巡らしている間も楽しいもの。
LifeHackに興味ある人は是非どうぞ
2011年12月4日日曜日
北 真也 「クラウド「超」活用術」(C&R研究所)
普段のSEの顔とLifeHackの手練れの二つの顔を持つ北真也さんの最新作。内容は、題名でわかるように「クラウド」をどう使うのか、なのだが、クラウドサービスの入門書を期待して、この本は読んではいけない。普通のクラウド本のような、EvernoteやDropBoxのアカウントのつくり方とか、ある程度の期間スマホやタブレットを使ってきた人ががっかりする、クラウド本を買って、アカウント作成などでやたらページを消費する、といったことはないので安心してほしい
本書で語られるのは、クラウドとアナログを連携させどう効率よく仕事をこなし、生活を充実していくか、といったノウハウである。詳細なノウハウの紹介は、営業妨害になるので本書を読んでほしいのだが、目次ぐらいを紹介すると
CHAPTER1 クラウドで実践するビジネスパーソンの情報武装
CHAPTER2 情報を「いつでも、どこでも」クラウドに収集するテクニック
CHAPTER3 クラウドの「セルフマネジメントシステム」を使いこなす
CHAPTER4 クラウドの「情報マネジメントシステム」を使いこなす
CHAPTER5 クラウド&iPhoneでアウトプットを活性化する
CHAPTER6 クラウド&iPhoneによるライフログとその活用
となっていて、クラウドを使って、情報をどう使い、アナログとクラウドの情報をどう連携をとり、いかにして質量ともにレベルの高いアウトプットをするかについて、はてなやGoogleのサービスとiPhoneをどう使っていくかのノウハウがかなり具体的に書かれていて、LifeHackにかなりの即効性がある。。影響を受けやすい私など、本書を読みながら、SimplenoteやTaskPortを早速ダウンロードしてみたり、しばらく放っておいたToodledoの手入れを始めてしまったぐらいの効果である。
Googleカレンダーの行動計画表化やToodledoの使い込み、DropBoxを使った編集作業や原稿書きの共有化は、これから試してみないと自分に合うかどうかわからないが、ひさびさに使えそうなノウハウ、ツールが書かれたクラウド本、Evernote本に出合った感がする。
Android使いの人には、紹介されているアプリなどでiPhone使いに比べンデがあるかもしれないが、LifeHcak本として、どちらの利用者にもお奨めと思う(私はiPhone使いなので、その辺は割り引いて考えてね)
本書で語られるのは、クラウドとアナログを連携させどう効率よく仕事をこなし、生活を充実していくか、といったノウハウである。詳細なノウハウの紹介は、営業妨害になるので本書を読んでほしいのだが、目次ぐらいを紹介すると
CHAPTER1 クラウドで実践するビジネスパーソンの情報武装
CHAPTER2 情報を「いつでも、どこでも」クラウドに収集するテクニック
CHAPTER3 クラウドの「セルフマネジメントシステム」を使いこなす
CHAPTER4 クラウドの「情報マネジメントシステム」を使いこなす
CHAPTER5 クラウド&iPhoneでアウトプットを活性化する
CHAPTER6 クラウド&iPhoneによるライフログとその活用
となっていて、クラウドを使って、情報をどう使い、アナログとクラウドの情報をどう連携をとり、いかにして質量ともにレベルの高いアウトプットをするかについて、はてなやGoogleのサービスとiPhoneをどう使っていくかのノウハウがかなり具体的に書かれていて、LifeHackにかなりの即効性がある。。影響を受けやすい私など、本書を読みながら、SimplenoteやTaskPortを早速ダウンロードしてみたり、しばらく放っておいたToodledoの手入れを始めてしまったぐらいの効果である。
Googleカレンダーの行動計画表化やToodledoの使い込み、DropBoxを使った編集作業や原稿書きの共有化は、これから試してみないと自分に合うかどうかわからないが、ひさびさに使えそうなノウハウ、ツールが書かれたクラウド本、Evernote本に出合った感がする。
Android使いの人には、紹介されているアプリなどでiPhone使いに比べンデがあるかもしれないが、LifeHcak本として、どちらの利用者にもお奨めと思う(私はiPhone使いなので、その辺は割り引いて考えてね)
2011年7月26日火曜日
速読術のコツ
原尻淳一氏の「READING HACKS」に出ていた速読術のコツ
速読術のポイントは、「高速で何度も眼を通すこと」
そのためには「キーワードの発掘」と「高速繰り返し読書」が必要で、そのテクニックとして紹介されているのが
①目次読書で本の構造と要点をつかんでおく
②ポストイットで本に杭をうつ
齋藤孝さんの3色ボールペンよろしく、3色のポストイットを使う。色の使い分けは
赤・・・著者が強調したい箇所。しっかも、それが教訓として位置づけられる部分
青・・・自分の課題に対応しているところ、さらに自分のビジネスにも使えそうなヒントとなる部分
黄色・・・文章表現として、大変参考になる箇所。自分自身が表現する上で土地入れたい文章のカマエとハコビ
というのが筆者の場合。このあたりは、それぞれが応用する範囲かと。
③見出しで「気になるキーワード」の見当をつけておき、太字ゴシック部分を読む
④短時間で本のポイントをつかむため、スキャニング、スキミングなどの技術を積極的に活用
・スキャニング(検索読み)・・・目標とする情報に狙いを絞って本を検索していく方法
・スキミング(飛ばし読み)・・・本全体にざっと眼を通し、その本の内容を簡単に把握する
・インデックス・リーディング・・・本にある索引をじっくり読んで、必要な言葉、面白そうな箇所を選んで読んでいくやり方
(ピンポイント・スキャニング)
「重要なのは目的意識。何を捨てるかが大事」だそうである。
読書好きなら、一度は夢見るのが「速読」だろう。
私も、いくつかの速読術の教習本やらを買ってチャレンジしてみるが、挫折してしまった経験が数多くある。
アクロバット的な速度術ではなく、こうした「速読」のテクニックの方がなんぼか役に立つと思うがいかがだろう。
速読術のポイントは、「高速で何度も眼を通すこと」
そのためには「キーワードの発掘」と「高速繰り返し読書」が必要で、そのテクニックとして紹介されているのが
①目次読書で本の構造と要点をつかんでおく
②ポストイットで本に杭をうつ
齋藤孝さんの3色ボールペンよろしく、3色のポストイットを使う。色の使い分けは
赤・・・著者が強調したい箇所。しっかも、それが教訓として位置づけられる部分
青・・・自分の課題に対応しているところ、さらに自分のビジネスにも使えそうなヒントとなる部分
黄色・・・文章表現として、大変参考になる箇所。自分自身が表現する上で土地入れたい文章のカマエとハコビ
というのが筆者の場合。このあたりは、それぞれが応用する範囲かと。
③見出しで「気になるキーワード」の見当をつけておき、太字ゴシック部分を読む
④短時間で本のポイントをつかむため、スキャニング、スキミングなどの技術を積極的に活用
・スキャニング(検索読み)・・・目標とする情報に狙いを絞って本を検索していく方法
・スキミング(飛ばし読み)・・・本全体にざっと眼を通し、その本の内容を簡単に把握する
・インデックス・リーディング・・・本にある索引をじっくり読んで、必要な言葉、面白そうな箇所を選んで読んでいくやり方
(ピンポイント・スキャニング)
「重要なのは目的意識。何を捨てるかが大事」だそうである。
読書好きなら、一度は夢見るのが「速読」だろう。
私も、いくつかの速読術の教習本やらを買ってチャレンジしてみるが、挫折してしまった経験が数多くある。
アクロバット的な速度術ではなく、こうした「速読」のテクニックの方がなんぼか役に立つと思うがいかがだろう。
2011年7月8日金曜日
あらかわ菜美 「「ワタシ時間」をつくる時間簿のすすめ」(講談社)
もともとは主婦のための時間の有効活用の方策の提案本として書かれているものだが、サラリーマンにも応用できるものは多いと思う。
というのが、筆者が「主婦の時間は特殊」といっているのが
①主婦の1日は「ながら時間」で構成されている ②主婦は年中無休 ③時間に制限はないが、時間に拘束されることも多い ④やることが日替わりメニュー ⑤季節ごとの行事に左右される ⑥天候に左右される ⑦細切れ仕事が多く、すき間時間ができる ⑧途中割り込みに邪魔される ⑨家族構成・家族の性格・家庭環境に左右される
といったことなのだが、「クライアント」とか「上司」、「自分の会社」とかに言葉を置き換えれば、サラリーマンとの共通していることがいかに多いか。サラリーマンの方々にはわかるだろう。
しかも、この本の提案の主要は、いわゆるタイムテーブルを使って、自分の時間の使い方、自分の時間の泥棒のされ方、といったことを正確に把握すること、そして、それを形に落とし込んだ「時間簿」を使って、より自分の夢ややりたいことを押し込める時間を、どう作っていくかということにあることをみれば、いわゆる時間管理についての手法を唱えるビジネス本と同列に本書は読むべきなのだろう。
そうした目で見た場合、不定型な仕事が多くて、子供とかご近所とか、サラリーマンよりは時間を拘束してくるものが多い主婦の時間の作り方が提案されている本書は、時間の大切さを謳う時間管理の方というよりは、時間をいかに作っていくかというTipsをまとめた本といっていいかもしれない
構成は、次のとおり
1「時間簿」ってなあに?
お金は家計簿、時間は「時間簿」/主婦ってなんて大変なんだろう/主婦のためのタウン誌づくり/時間は公平に与えられていますか?/「主婦の時間」を目で見える形に/「時間簿」をつけるとわかること
2 時間使いの上手な人、下手な人
「主婦の時間」は特殊なものです/データから見た「世代別時間の悩み」/下手にもいろいろあります/時間使いの上手な人とは/チャートで診断、あなたの「時間の使い方」タイプは?
3「時間簿」活用のすすめ
時間は使わなくても減っていく/こんなにある「時間簿」のメリット/たった1日分でも「自分」がわかるー時間簿のつけ方/「時間簿」のチェックポイント/少し突っ込んでみましょう/「1週間の時間簿」を」つくる
4 実践!「時間簿」を使っていきいきらくらく
「ワタシ時間」の作り方1ー時間帯ごとに徹底解剖/「ワタシ時間」のつくり方2ー行動パターンを変える/他人の「時間簿」をのぞいてみましょう「タイプ別時間簿」とアドバイス/子育てや家事だけでは充実感がない/子育てをしながら勉強時間をつくる方法/子どものリズム、機嫌にあわせる/「時間簿」で理想的な生活パターンを発見/人生設計にもつながっていく/シニアと「時間簿」/介護に携わる方こそ「時間簿」を
5「ワタシ時間」をつくる50のヒント
1日をダラダラ流されないで過ごすヒント/時間を徹底的にムダにしないためのヒント/掃除・片付けの時間を短縮するヒント/「家族時間」を」つくるヒント/主婦が無理なく仕事をするためのヒント
急いで、ノウハウを、という人は、4章、5章あたりを重点的に読んでもいいかもしれない。
というのが、筆者が「主婦の時間は特殊」といっているのが
①主婦の1日は「ながら時間」で構成されている ②主婦は年中無休 ③時間に制限はないが、時間に拘束されることも多い ④やることが日替わりメニュー ⑤季節ごとの行事に左右される ⑥天候に左右される ⑦細切れ仕事が多く、すき間時間ができる ⑧途中割り込みに邪魔される ⑨家族構成・家族の性格・家庭環境に左右される
といったことなのだが、「クライアント」とか「上司」、「自分の会社」とかに言葉を置き換えれば、サラリーマンとの共通していることがいかに多いか。サラリーマンの方々にはわかるだろう。
しかも、この本の提案の主要は、いわゆるタイムテーブルを使って、自分の時間の使い方、自分の時間の泥棒のされ方、といったことを正確に把握すること、そして、それを形に落とし込んだ「時間簿」を使って、より自分の夢ややりたいことを押し込める時間を、どう作っていくかということにあることをみれば、いわゆる時間管理についての手法を唱えるビジネス本と同列に本書は読むべきなのだろう。
そうした目で見た場合、不定型な仕事が多くて、子供とかご近所とか、サラリーマンよりは時間を拘束してくるものが多い主婦の時間の作り方が提案されている本書は、時間の大切さを謳う時間管理の方というよりは、時間をいかに作っていくかというTipsをまとめた本といっていいかもしれない
構成は、次のとおり
1「時間簿」ってなあに?
お金は家計簿、時間は「時間簿」/主婦ってなんて大変なんだろう/主婦のためのタウン誌づくり/時間は公平に与えられていますか?/「主婦の時間」を目で見える形に/「時間簿」をつけるとわかること
2 時間使いの上手な人、下手な人
「主婦の時間」は特殊なものです/データから見た「世代別時間の悩み」/下手にもいろいろあります/時間使いの上手な人とは/チャートで診断、あなたの「時間の使い方」タイプは?
3「時間簿」活用のすすめ
時間は使わなくても減っていく/こんなにある「時間簿」のメリット/たった1日分でも「自分」がわかるー時間簿のつけ方/「時間簿」のチェックポイント/少し突っ込んでみましょう/「1週間の時間簿」を」つくる
4 実践!「時間簿」を使っていきいきらくらく
「ワタシ時間」の作り方1ー時間帯ごとに徹底解剖/「ワタシ時間」のつくり方2ー行動パターンを変える/他人の「時間簿」をのぞいてみましょう「タイプ別時間簿」とアドバイス/子育てや家事だけでは充実感がない/子育てをしながら勉強時間をつくる方法/子どものリズム、機嫌にあわせる/「時間簿」で理想的な生活パターンを発見/人生設計にもつながっていく/シニアと「時間簿」/介護に携わる方こそ「時間簿」を
5「ワタシ時間」をつくる50のヒント
1日をダラダラ流されないで過ごすヒント/時間を徹底的にムダにしないためのヒント/掃除・片付けの時間を短縮するヒント/「家族時間」を」つくるヒント/主婦が無理なく仕事をするためのヒント
急いで、ノウハウを、という人は、4章、5章あたりを重点的に読んでもいいかもしれない。
2011年7月6日水曜日
原尻淳一 「アイデアを形にして伝える技術」(講談社現在新書)
HACKシリーズで売り出しのマーケティング・プランナーの原尻氏による知的生産の技術を語る本。実践で数々のプロジェクトをこなしているプランナーの手によるものなので、インプット、アウトプット両面にわたって、より具体的な手法が提案されている。例えばインタビューの項目では、直接インタビューする必要性のみならず、フォーマルなインタビューとインフォーマルのインタビューの違いやコツとかメモやノートの取り方まで言及されているなど、理念だけなく、細かな実施上の留意点にまで及んでいるのが本書の特徴か。
個人的に、興味深かったのは、オウトプットにまだまだ不慣れなせいか、情報を集める技術論のあたり。読書の3段階ー「目次読書」「フラグを立てる」「熟読」といった読書法や、ウェブ上に本棚をつくるといった発想やブログを読書ノートにする提案など、おおこれは!と頷かされるものが多かった。
目次は次のとおりなので、興味ある方型は「目次読書」をしていただいてからご購入の検討を
はじめに
アイデアが溢れてくる仕組みをつくる/鶴見良行先生のデータベースに衝撃/中村尚司先生の「3つのヒント」/本書の構成
第1部 インプットの技術
第1章 「現場の情報」力
なぜ現場の情報が必要か/はじめに本をたくさん読んではいけない/「参与観察」で思い込みをなくす/直接ターゲット(当事者)に」話を聴く習慣/インタビューのコツ/メモとノートの取り方/「仮説を生み出す技術」/自ら情報触媒になる
第2章 情報を集める技術、読む技術
一次情報と二次情報/本を読むのは3段階で/連想検索で一気に情報収集/ウェブ上に書棚をつくる/世界中の講義やプレゼンをストックする/日本語検索+英語検索+画像検索/本の著書にアプローチする/統計データと論文情報/ツィッターで「アイデア・ブレーン」をフォロー
第3章 データベース構築とアイデア発想
「知的生産の技術」の基本思想/知的生産の基本概念/クラウドサービスを活用する/ブログは「読書カード」がわり/Evernoteにあらゆるデータを集約/DropBoxでチームの情報共有/Facebookをどう活用するか?/出会いとアイデア/アイデア発想の基礎概念/アウトプットへの準備がアイデア力を高める
第2部 アウトプットの技術
第4章 型の活用
ドラッカーの執筆術が教えてくれたこと/まず「型」の理解から/企画書の基本構造/レポートの基本構造/マンダラートを活用してツリー構造をつくる/3つの編集技術/データベースの活用とリライト
第5章 わかりやすく自分らしい文書術
書くための基本3原則/自分らしい表現のための「ルールづくり」
第6章 企画書を書く
「名作ファイル」をつくる/企画書の基礎項目/原尻版<企画書の基本項目>/ビジュアルを使えば効果は倍になる/カレーレシピで説得力トレーニング/自分らしさを演出する企画書を々つくるか
第7章 伝わるプレゼンテーション
プレゼンは「知的エンタテインメント」をめざすつもりで/事前準備でおさえる3要素(目的・ターゲット・制限時間)/スライドは「トップラインで紙芝居をつくる」/「緊張」を緩和する3つのテクニック/ビジュアル・コミュニケーションの威力/共感を呼ぶ「つかみ」とは/わたしのロールモデルの探し方/おわりに 個人がパワーを持つ時代
個人的に、興味深かったのは、オウトプットにまだまだ不慣れなせいか、情報を集める技術論のあたり。読書の3段階ー「目次読書」「フラグを立てる」「熟読」といった読書法や、ウェブ上に本棚をつくるといった発想やブログを読書ノートにする提案など、おおこれは!と頷かされるものが多かった。
目次は次のとおりなので、興味ある方型は「目次読書」をしていただいてからご購入の検討を
はじめに
アイデアが溢れてくる仕組みをつくる/鶴見良行先生のデータベースに衝撃/中村尚司先生の「3つのヒント」/本書の構成
第1部 インプットの技術
第1章 「現場の情報」力
なぜ現場の情報が必要か/はじめに本をたくさん読んではいけない/「参与観察」で思い込みをなくす/直接ターゲット(当事者)に」話を聴く習慣/インタビューのコツ/メモとノートの取り方/「仮説を生み出す技術」/自ら情報触媒になる
第2章 情報を集める技術、読む技術
一次情報と二次情報/本を読むのは3段階で/連想検索で一気に情報収集/ウェブ上に書棚をつくる/世界中の講義やプレゼンをストックする/日本語検索+英語検索+画像検索/本の著書にアプローチする/統計データと論文情報/ツィッターで「アイデア・ブレーン」をフォロー
第3章 データベース構築とアイデア発想
「知的生産の技術」の基本思想/知的生産の基本概念/クラウドサービスを活用する/ブログは「読書カード」がわり/Evernoteにあらゆるデータを集約/DropBoxでチームの情報共有/Facebookをどう活用するか?/出会いとアイデア/アイデア発想の基礎概念/アウトプットへの準備がアイデア力を高める
第2部 アウトプットの技術
第4章 型の活用
ドラッカーの執筆術が教えてくれたこと/まず「型」の理解から/企画書の基本構造/レポートの基本構造/マンダラートを活用してツリー構造をつくる/3つの編集技術/データベースの活用とリライト
第5章 わかりやすく自分らしい文書術
書くための基本3原則/自分らしい表現のための「ルールづくり」
第6章 企画書を書く
「名作ファイル」をつくる/企画書の基礎項目/原尻版<企画書の基本項目>/ビジュアルを使えば効果は倍になる/カレーレシピで説得力トレーニング/自分らしさを演出する企画書を々つくるか
第7章 伝わるプレゼンテーション
プレゼンは「知的エンタテインメント」をめざすつもりで/事前準備でおさえる3要素(目的・ターゲット・制限時間)/スライドは「トップラインで紙芝居をつくる」/「緊張」を緩和する3つのテクニック/ビジュアル・コミュニケーションの威力/共感を呼ぶ「つかみ」とは/わたしのロールモデルの探し方/おわりに 個人がパワーを持つ時代
2011年7月4日月曜日
あらかわ菜美 「頭のいいポスト・イットの使い方 貼る技術」(祥伝社)
ポスト・イットを使って、収納・整理法から、ToDo、情報処理、果ては、生活改善や目標管理まで、かなり欲張った内容を提案している本。といっても内容的にはそんなに奇妙な提案がなされているわけではなくて、整理すべきものを分類したり、目指すモノを詳細に記録したり、目に付くところに貼って常に意識させたり、といった、いわゆる目標実現のため、あるいは効率的な業務処理のために、多くのビジネス本で述べられていることを、「非常に安価」なポスト・イットという文房具をアイテムに使うことを提案したところがミソだろう。
こうした手法は、ポスト・イットを使わなくても出来るのだろうが、やはり、安価なので躊躇なくメモできて、どこでも貼れ、貼り替えも簡単という、ポスト・イットならではの特徴が活かされているあたり、筆者の目のつけどころはさすが。
また、筆者の読者層が主婦が多いことを考えると、余計な機械などを使うことなく、手軽で安価というところも売りになっているのだろう。
目次は以下のとおり。
第1章 ポスト・イットで家の中をスッキリ
ポスト・イットで家の中の「モノ」と向き合う/ダイニングテーブルは片付けのスタート地点/ポスト・イットでモノを4つに分類する/ポスト・イットが貼られたモノを見る/着ない洋服をポスト・イットで整理する/押し入れの中をポスト・イットで整理する/ポスト・イットでなぜモノが減らせるのか
第2章 ポスト・イットで時間を上手に使う
ポスト・イットで時間簿をつくってみよう/ポスト・イットの時間簿を眺める/時間簿にポスト・イットが最適な理由/時間簿を見直すポイント/子育て中のママが「わたし時間」をつくる方法/ポスト・イットで、すき間時間を有効利用/ポスト・イットで、未来の時間簿を使う/ポスト・イットで、週刊簿をつくる/ポスト・イットで、家事カレンダーをつくる
第3章 ポスト・イットでお金が貯まる
ポスト・イットで買い物メモをつくる/ポスト・イットで洗剤類の量をチェック/ポスト・イットでお札を袋分け/ポスト・イットでお金の下ろしすぎを防ぐ/ポスト・イットで光熱費をカット/スーパーの情報は手帳に貼っておく/ポスト・イットでポイントカードの使い忘れを防ぐ
第4章 ポスト・イットでダイエット
見た目を大事にしな人は、人生を大事にしない人/ポスト・イットで、現実と向き合う/食べた時間を記録するだけで、太る現員がわかる/ポスト・イットだからやせられる/ダイエット時間簿のつけ方/ダイエット時間簿でわかった、行動パターンを修正する/ポスト・イットで、カロリーを把握する/運動のたけの運動は、続かない/「貼るだけダイエット」なら運動を続けられる/ポスト・イット1枚で意識改革をする
第5章 ポスト・イットで情報収集
ポスト・イットで手帳を使いやすく/ポスト・イットで毎日を楽しく/外出先でも便利なポスト・イット/ポスト・イットで雨の日リストをつくる/ポスト・イットで読書が深まる/ポスト・イットで外出をもっと楽しく/枕元にポスト・イットを/ぽすと・イットで忘れんぼ防止
第6章 ポスト・イットで夢をかなえる!
書くことで、夢に近づく/なぜ、書くと夢がかなうのか/ポスト・イットで、自分に自信をつける/ポスト・イットで、夢を見つける
こうした手法は、ポスト・イットを使わなくても出来るのだろうが、やはり、安価なので躊躇なくメモできて、どこでも貼れ、貼り替えも簡単という、ポスト・イットならではの特徴が活かされているあたり、筆者の目のつけどころはさすが。
また、筆者の読者層が主婦が多いことを考えると、余計な機械などを使うことなく、手軽で安価というところも売りになっているのだろう。
目次は以下のとおり。
第1章 ポスト・イットで家の中をスッキリ
ポスト・イットで家の中の「モノ」と向き合う/ダイニングテーブルは片付けのスタート地点/ポスト・イットでモノを4つに分類する/ポスト・イットが貼られたモノを見る/着ない洋服をポスト・イットで整理する/押し入れの中をポスト・イットで整理する/ポスト・イットでなぜモノが減らせるのか
第2章 ポスト・イットで時間を上手に使う
ポスト・イットで時間簿をつくってみよう/ポスト・イットの時間簿を眺める/時間簿にポスト・イットが最適な理由/時間簿を見直すポイント/子育て中のママが「わたし時間」をつくる方法/ポスト・イットで、すき間時間を有効利用/ポスト・イットで、未来の時間簿を使う/ポスト・イットで、週刊簿をつくる/ポスト・イットで、家事カレンダーをつくる
第3章 ポスト・イットでお金が貯まる
ポスト・イットで買い物メモをつくる/ポスト・イットで洗剤類の量をチェック/ポスト・イットでお札を袋分け/ポスト・イットでお金の下ろしすぎを防ぐ/ポスト・イットで光熱費をカット/スーパーの情報は手帳に貼っておく/ポスト・イットでポイントカードの使い忘れを防ぐ
第4章 ポスト・イットでダイエット
見た目を大事にしな人は、人生を大事にしない人/ポスト・イットで、現実と向き合う/食べた時間を記録するだけで、太る現員がわかる/ポスト・イットだからやせられる/ダイエット時間簿のつけ方/ダイエット時間簿でわかった、行動パターンを修正する/ポスト・イットで、カロリーを把握する/運動のたけの運動は、続かない/「貼るだけダイエット」なら運動を続けられる/ポスト・イット1枚で意識改革をする
第5章 ポスト・イットで情報収集
ポスト・イットで手帳を使いやすく/ポスト・イットで毎日を楽しく/外出先でも便利なポスト・イット/ポスト・イットで雨の日リストをつくる/ポスト・イットで読書が深まる/ポスト・イットで外出をもっと楽しく/枕元にポスト・イットを/ぽすと・イットで忘れんぼ防止
第6章 ポスト・イットで夢をかなえる!
書くことで、夢に近づく/なぜ、書くと夢がかなうのか/ポスト・イットで、自分に自信をつける/ポスト・イットで、夢を見つける
2011年7月3日日曜日
あらかわ奈美 「出しっぱなし整理術」(PHP)
普通、整理術、収納術といえば、部屋に散乱しているモノをいかに分類し、しまい込むか、ついでに収納のためのグッズの紹介ってのが定番なのだが、本書は、「しまわない」「出しっぱなし」を謳う整理術の本だ。といっても乱雑なままで"出しっぱなし"を推奨しているわけではなく
・「よく使う物」と「使わない物」を分類すること
・「よく使う物」は目に入るところ、つかうのに便利な場所に居場所をつくること
・物の置き場所の固定観念を捨てること
といった風に、「モノを整理する」という概念を問い直す本といっていい。
2003年の出版なので、紙類の整理には、デジタル系の整理法が提案されていないあたりは、ガジェット好きの私としては少し不満の残るところだが、PCならまだしもスマートフォンやドキュメントスキャナーやNASを使った整理法は、取っつきにくいと感じている人も多いだろうから、こうした、アナログ的な整理法のほうが、むしろ一般にはなじみやすいかもしれない。本書の提案しているものの中には、若干「見た目」を犠牲にするものもあるので、そこらあたりを工夫すれば、さらに面白いかもしれない。
ただ、惜しむらくは、「捨てる」ということにはほとんど言及されていない。整理術の別の側面である「整理しなければならないモノをいかに減らすか」といった点は、別の本を読んで補強しておいた方がよいだろう。
目次は、以下のとおり。
序章
一生懸命片付けることは、実は大きなムダだった!/散らかり物が教えてくれた最良の整理法/公開!「出しっぱなし」の基本ルール
第1章 オフィスでの出しっぱなし
仕事のできる人のデスクはすっきりしている/大量の書類や思料は「大型の封筒」で仕事ごとに分類/「カラーファイル」で仕事の優先順位を明確にする/新聞、雑誌の切り抜きは「パンチレスファイル」にはさむ/なくしたくない小さなメモの整理は「壁」を活用/今日中に必ず!というメモは「鏡」に貼る/思いつきや電話のメモは「カレンダー」に記入/増え続ける名刺は日付を記入してランダム・ファイリング/ダイレクトメールは「一時預かり袋」に入れて移動中に目を通す/整理しきれない書類は「迷い袋」に/カバン、ポケット、財布の中身は定期的に総ざらえ/整理には「スキマ時間」を有効に使う
第2章 家の中での出しっぱなし
よく使う物は出しっぱなしが一番/家にもたくさんある紙類は「ミニハンガー」に吊す/毎食使う箸やカトラリーは食卓に出しっぱなし/ちょこちょこ使うコップは食器棚にしまうべからず/違うカテゴリーの物を同じ場所に出しっぱなし/どのカテゴリーにも属さないごちゃつく雑貨は「ウォールポケット」に/家族みんなで見る手紙、ハガキは「状差し」に入れてリビングに/下着や靴下は、畳まずにカゴに入れたままにする/ぬれた傘は「タオルハンガー」で玄関ドアに吊す
第3章 時間がないときこそ、出しっぱなし
5分でできる散らかしっぱなしの部屋の片付け
"居心地の良い部屋"ってどんな部屋?/出しっぱなしにすると、ほんの5分あれば片付く/ダイニングテーブルの上のごちゃごちゃ/イスやソファーの背に掛けられた衣類/リビングに散らかった家族みんなの物/あちこちに散らかった本や雑誌類
10分でできる収納場所のない部屋の片付け
使いやすさを優先するには、立体的に考える/「園芸用トレリス・ラティス」で空間を利用する/家具の側面を徹底的に利用する/イスがひとつあればごちゃつきスペースが一気に片付く/家具の脚の下、家具の上のデッドスペースが生きた場所に
15分でできる来客時のとっさの片付け
急な来客でも困らないために/まずは玄関を片付ける/リビングのテーブル、棚、カウンターのごちゃごちゃ/ハンガーに無造作に重ね掛けした衣類/取り込んだままの洗濯物の山/お客様の座る場所/汚れた座布団・ソファー/シンクに山積みになった汚れた食器/洗面所のボトル類のごちゃごちゃ
第4章 こんなメリットもある出しっぱなし
出しっぱなしでダイエット&美容効果
気になることは、しっかり見える場所に/ヘルスメーターの置き場所を変えるだけでやせられる/青竹踏みは電話代のそばに置く/大きな鏡を玄関に置くだけで3歳若返る/子どもと向き合い場所に鏡を置いたら
出しっぱなしでうまくいく子どものしつけ
散らかし放題の子どもに学ぶ"物"とのつきあい方/テーブルの上に図鑑、辞書、アルバムを出しっぱなし/子どもの才能を伸ばすには、好きな物を出しっぱなしに/歯ブラシを机に出しっぱなしにしたら虫歯ゼロ/最終的には整理・整頓が上手になる
・「よく使う物」と「使わない物」を分類すること
・「よく使う物」は目に入るところ、つかうのに便利な場所に居場所をつくること
・物の置き場所の固定観念を捨てること
といった風に、「モノを整理する」という概念を問い直す本といっていい。
2003年の出版なので、紙類の整理には、デジタル系の整理法が提案されていないあたりは、ガジェット好きの私としては少し不満の残るところだが、PCならまだしもスマートフォンやドキュメントスキャナーやNASを使った整理法は、取っつきにくいと感じている人も多いだろうから、こうした、アナログ的な整理法のほうが、むしろ一般にはなじみやすいかもしれない。本書の提案しているものの中には、若干「見た目」を犠牲にするものもあるので、そこらあたりを工夫すれば、さらに面白いかもしれない。
ただ、惜しむらくは、「捨てる」ということにはほとんど言及されていない。整理術の別の側面である「整理しなければならないモノをいかに減らすか」といった点は、別の本を読んで補強しておいた方がよいだろう。
目次は、以下のとおり。
序章
一生懸命片付けることは、実は大きなムダだった!/散らかり物が教えてくれた最良の整理法/公開!「出しっぱなし」の基本ルール
第1章 オフィスでの出しっぱなし
仕事のできる人のデスクはすっきりしている/大量の書類や思料は「大型の封筒」で仕事ごとに分類/「カラーファイル」で仕事の優先順位を明確にする/新聞、雑誌の切り抜きは「パンチレスファイル」にはさむ/なくしたくない小さなメモの整理は「壁」を活用/今日中に必ず!というメモは「鏡」に貼る/思いつきや電話のメモは「カレンダー」に記入/増え続ける名刺は日付を記入してランダム・ファイリング/ダイレクトメールは「一時預かり袋」に入れて移動中に目を通す/整理しきれない書類は「迷い袋」に/カバン、ポケット、財布の中身は定期的に総ざらえ/整理には「スキマ時間」を有効に使う
第2章 家の中での出しっぱなし
よく使う物は出しっぱなしが一番/家にもたくさんある紙類は「ミニハンガー」に吊す/毎食使う箸やカトラリーは食卓に出しっぱなし/ちょこちょこ使うコップは食器棚にしまうべからず/違うカテゴリーの物を同じ場所に出しっぱなし/どのカテゴリーにも属さないごちゃつく雑貨は「ウォールポケット」に/家族みんなで見る手紙、ハガキは「状差し」に入れてリビングに/下着や靴下は、畳まずにカゴに入れたままにする/ぬれた傘は「タオルハンガー」で玄関ドアに吊す
第3章 時間がないときこそ、出しっぱなし
5分でできる散らかしっぱなしの部屋の片付け
"居心地の良い部屋"ってどんな部屋?/出しっぱなしにすると、ほんの5分あれば片付く/ダイニングテーブルの上のごちゃごちゃ/イスやソファーの背に掛けられた衣類/リビングに散らかった家族みんなの物/あちこちに散らかった本や雑誌類
10分でできる収納場所のない部屋の片付け
使いやすさを優先するには、立体的に考える/「園芸用トレリス・ラティス」で空間を利用する/家具の側面を徹底的に利用する/イスがひとつあればごちゃつきスペースが一気に片付く/家具の脚の下、家具の上のデッドスペースが生きた場所に
15分でできる来客時のとっさの片付け
急な来客でも困らないために/まずは玄関を片付ける/リビングのテーブル、棚、カウンターのごちゃごちゃ/ハンガーに無造作に重ね掛けした衣類/取り込んだままの洗濯物の山/お客様の座る場所/汚れた座布団・ソファー/シンクに山積みになった汚れた食器/洗面所のボトル類のごちゃごちゃ
第4章 こんなメリットもある出しっぱなし
出しっぱなしでダイエット&美容効果
気になることは、しっかり見える場所に/ヘルスメーターの置き場所を変えるだけでやせられる/青竹踏みは電話代のそばに置く/大きな鏡を玄関に置くだけで3歳若返る/子どもと向き合い場所に鏡を置いたら
出しっぱなしでうまくいく子どものしつけ
散らかし放題の子どもに学ぶ"物"とのつきあい方/テーブルの上に図鑑、辞書、アルバムを出しっぱなし/子どもの才能を伸ばすには、好きな物を出しっぱなしに/歯ブラシを机に出しっぱなしにしたら虫歯ゼロ/最終的には整理・整頓が上手になる
登録:
投稿 (Atom)