2008年12月27日土曜日

Ubuntuで仮想DVDを使う

茶の間ノート Ubuntu-ThinkPad A21eと本日も遊ぶ。
このノート 大変にレトロなマシンなので、DVDなんてものはRWはおろかDVD-Rもない。
光学ドライブは、レトロPCの定番「CD-R」である。(RWですらないのだよ、諸君)
まあ、光学ドライブが必要な時はWindowsの母艦で対応するので、今まで使ったのはUbuntuをインストールするときぐらいなのだが、なんとか仮想DVDが使えないかチャレンジすることにした。
(なんといっても、仮想DVDプレイヤーが使えれば、ISOファイルさえあれば、なんと茶の間ノートで、DVDが見られるということではないですか。まあ、あくまでISOファイルがあったとしたら、の前提ですがね・・・。)
Windowsなら、仮想DVD/CDのフリーソフトは、Daemon Toolsを始めとして数々あるのだが、Linuxにはないのかしら、と探索。
そうすると、Gmount-iso というのがあるらしいので、さっそくインストール。
「アプリケーション」→「システムツール」→「Gmount-iso」
を起動すると、こんな設定画面がでる。


どうやら、Mount pointを設定しないといけないらしいので、DVD専用のマウントポイントを作成する。
$ sudo mkdir /media/DVD
マウントポイントが設定できたら、読み込むISOファイルを、Gmountの設定画面の「Image File」 の横の「開く(O)」をクリックしてファイルを選択。
次に「Mount point」の横の「開く(O)」をクリックして、「/media/DVD」を選択。
で、仕上げに「mount」をクリックするとISOがマウントできる。
この後、DVDプレイヤーとして使う「SMplayer」の設定をする。
Smplayerはデフォルトでは、デバイスの設定がされていないので、「オプション」→「環境設定」→「ドライブ」でデバイスを設定

CDデバイスは、それぞれの環境で適宜。
DVDデバイスは、さきほどの設定にしたがって、「/media/DVD」を選択。
設定が終わったら、SMPlayerでマウントしたISOのファイルを再生すると・・・・・・
うーむ、綺麗ではないですか??。

2008年12月26日金曜日

UbuntuでNTFS形式のファイルを使う

明日から、年末年始の休暇に入ったので、久しぶりに茶の間ノートであるUbuntu-ThinkPad A21eをいじることにする。
Ubuntuは、FAT方式ならFAT16でもFAT32でもデフォルトで使えるので、通常のメモリーカードを読み書きする分には不自由ないのだが、USB接続のハードディスクなんかを使うときは、やはりWindowsとの共用になるから、そうそうUSBのHDDをext方式でフォーマットもできない。
NTFS方式でフォーマットしたHDDのマウントと読み書きができないか、試してみた。
あちこちググるとntfs-3gを使えばいいらしい。
Ubuntu 8.10だとデフォルトで ntfs-3gはインストールされているので、これに加えてntfs-configをインストール。
(apt で入れてもいいし、synapticでもよい)
インストールすると、「アプリケーション」→「システムツール」に
「NTFS Configration Tool」がでてくるので、これをクリック。
そうすると
ntfs-configのダイアログが開き、その中の
Enable write support for internal device
をチェックして再起動すると、fstabの設定も自動で書き換えてくれて自動マウントできます。
Webの情報では、「これで、OK。簡単だね!」のはずが、この項目をチェックボックスが開かない。
USBのHDDをつないでも、「マウントできません」と蹴られまくり。
うーむ。シクシク。
ということで、いろいろググるが、なんともよくわからない。
しょうがないので、自力でfstabを書き換えることにする。

まずはマウントポイントを作成。今回は、/mediaに/usb_hddというディレクトリをつくることにした(このへんの名前は、お好みに合わせて、どうぞご自由に。)
$ sudo /mkdir/usb_hdd
次はfstabの設定追加
$ sudo vim /etc/fstab
で/etc/fstabを開いて、最終行に
/dev/sdb /media/usb_hdd ntfs-3g force 0 0
を書き加える。(sdbは私の場合にHDDをsdbで認識しただけのことなので、環境によっては、sdaやsdc 、はたまたhdbの場合もある。そのあたりは試行錯誤かな)
ここまでできたら、システムを再起動。
そうすると、ntfs-configのダイアログが開き、その中の
Enable write support for internal device
にチェックできるようになる。
やれやれ、と思って、HDDをつなぐと、今度はrootじゃないとマウントする権限がない、と叱られる。
ubuntuは普通rootでログインする設定になっていないだろー、と思うが、叱られるものはしょうがない。これまた、あちこちのサイトを探訪。
Ubuntu日本語フォーラムのここで解決策を発見。
ここのご託宣にしたがって、/bin/ntfs-3gの設定を変更
$ sudo chmod u+s /bin/ntfs-3g
システムを再起動すると、これでNTFSでフォーマットしたHDDを認識するようになりましたー。

2008年12月25日木曜日

上山信一「だから改革は成功する」(ランダムハウス講談社)





一時代を席捲した「業務改革」の進軍ラッパのような本。

章立ては
第1章 Desigin なぜその改革は成功しないのか
第2章 Organize あの改革はこうして成功した
第3章 Work 本物の改革はこうしてつくられる
第4章 Skill 本物の改革屋はこうしてつくられる
第5章 Will 自分自身を改革する
の5章からなり、章立てでわかるように、改革の成功要因と失敗要因の分析から始まり、改革をするための手法の紹介、改革の実行部隊の作り方と志気の高め方、そうして、さあ頑張ろう、といった流れである。

本書が刊行されたのが、2005年10月で、2005年といえば、アメリカのジョージ・ブッシュが2期目の大統領になって、その年のハリケーンのカトリーナがアメリカを襲って、その対応で、ブッシュ政権の人気が急落した年だ。
日本は、といえば、名古屋で「愛・地球博」が開催され、夏には郵政民営化を焦点に、小泉首相が衆院を解散、自民党が圧倒的な勝利をおさめ、10月には道路公団が分割・民営化された年だ。
まさに、「改革」大流行の年に発行されたわけだ。


こうしたシチューションを踏まえながら、今改めて読み直すと、改革の本質は「改革と改善は違う」「組織の体質そのものを変える」「組織の存在そのものの否定も考える」というあたりや改革に挑むために、各部門、各分野のベストな人材を集めてドリームチームをつくる、などといった、「改革」が、錦の御旗になっていた時代らしい雰囲気がそこかしこに出てきていて、当時の、「それなりに」熱気あふれていた時代の息吹が感じられる。


とはいっても、当時の改革ばやりの世相だけを反映している訳ではなく、

例えば

改革屋になるための必要条件は

①「好奇心」そしてリスクをとることをいとわない精神力
②知らない分野の人たちと円滑な「コミュニケーション」がとれること
③謙虚さ

改革屋になるための十分条件

①物事を深く「分析」し、わかりやすく「まとめる」能力
②「チームマネジメント」の能力
③「ひらめき」と「カリスマ性」

といったあたりや

キャリアデザインを考える3つのポイントは

①得意技を伸ばすこと
②「やりたい時にやりたいことをやる」という楽観主義
③就職という概念を捨てること

といったあたりは、今でも通用するのではないだろうか。


まあ、こうした変転の時代に生きている以上、かってのような一種「平穏」な空気のもとで暮らしていけるケースは、むしろ稀で、自己否定を繰り返しながら、「改革」「変化」というものを、ある程度当たり前のように、こなしながら、ビジネスにしろ生活にしろ、やっていかないといけない時代になっている。

そうした意味で、「改革」の旗を振っていた、あるいは振っている立場から書かれた「改革を鼓舞する書」として、眼を通しておいてもよい本であろう。



2008年12月14日日曜日

ワカサギの煮付け

地元産ではないけれど、大きなのが手に入った。やっぱり、大きなのは、食べがいが、ありますな。


2008年12月7日日曜日

ステーキと赤貝の煮付け

本日はひさびさのステーキである。
奥さんの実家からの頂き物。
ここはレアで焼いてもらって、ポン酢で半分食べて、あと半分は、塩コショーだけで食す。


肉は、あれこれ細工をせずに、シンプルに食うのが一番。
で、こちらは赤貝の煮付け。
最近、よく赤貝が届くのだが、環境かなにかがよくなったのだろうか。(こちらの近くではサルボウとも言うらしいね)
醤油と砂糖とショウガで煮付けるのだが、貝の旨みがあって、小粒でも味は深いのである。


2008年12月6日土曜日

手帳あれこれーその2

もうひとつ、手帳ネタ
年収2000万以上の人の手帳術の特徴は
気付いたことやアイデアをすぐにメモする習慣がある。
特に付箋紙を使ってすぐメモする習慣があり、間違っても次の紙に書けばいいので、その場合の筆記具は鉛筆やシャープペンよりもボールペンや万年筆を使う。
内ポケットに入る小振りの手帳を選ぶ。そのため、行き先を書き写したり、貼り付けるスペースが少ないので、地図や案内は手帳にはさんでおく。手帳の大きさから考えると、それらは用事が済むと捨てられる。
ということらしい。
付箋紙を使うっていうのは、惜しげもなくメモできて、用事が済むと、惜しげもなく捨てられるってあたりがミソかもしれないですね。

2008年12月5日金曜日

手帳あれこれ

PDAにスケジュールやらTO DOを移行してから、私の場合、システム手帳は、すっかり、メモパッド入れ及びカードホルダーと化しているのだが、やはり、紙の手帳というのは気になるもので、時折、手帳の記事やら特集があると思わず目がいってしまう。
少し、旧聞に属するのだが、プレジデントの2008.11.3号に「年収 2000万の手帳術」という特集が載っていたので、いくつか気になる使い方を紹介しよう。
手帳づかいで、気になるのは、やはり組織のトップが、手帳をどんな風につかっているかということだと思うのだが、
中には、
ブリジストン 荒川詔四社長の「常務になった頃からは、メモはできるだけ取らないようにしています。いまは、特に変化の激しい時代です。瞬時の意思決定が求められる立場になって、情報は頭の中に直接叩き込まなければいけないと考えるようになりました。」
やら
SBIホールデングス 北尾吉孝CEOのように「手帳やメモはもったことがない」
とか、ちゃぶ台をひっくり返すような話もあるにはあるのだが、皆、ビジネスマンとしても優秀だったであろう人たちの手帳の使いようなので、ふむふむと唸らせるものは多い。

例えば
コマツ 坂根正弘会長の

発想がわいたらすぐに手帳を開き、実行日の欄に短いキーワードを書き込んでいく。当日、手著運はやるべき内容に関するキーワードが並ぶ。本のインデックスから本文をたどるように、そのキーワードをもとに頭の中に入れておいたファイルをたぐって開いていく。
こ の手帳術は、あらゆる面で「見える化」を追求するという、私の仕事の仕方から生まれた。いわゆる天才は、その場で頭の中からアイデアを引き出すひらめき的 な発想ができる。一方、凡才であっても、思いついたアイデアを常に見える化しておけば、発想が途切れず、天才とのギャップを埋めることができる。

商船三井 芦田昭充社長の

私は、仕事に役立ちそうな数字で役に立ちそうな数字も、ともかくアンテナに引っかかった数字はすべて、一冊のの手帳に収集している。
収集の仕方は、主に新聞の切り抜き。
気になった表やグラフを切り抜いて、手帳に貼り付けていく
小一時間でも時間ができると手帳を開く。そして張子である表やグラフの数字を片っ端から覚えていくのである。
頭に記憶させたさまざまな数字が有機的に結びついたときに、モヤモヤとしていた将来の世界経済の姿が、突然霧が晴れたように見えてきたりする。

などなど
ちょっと頑張って手帳を使いこなしてみようかな、と思うエピソードにぶつかるのが、こうした手帳特集の良さというものですね。