2014年10月29日水曜日

「朝型勤務が注目されている」という話に反発してみる

読売新聞で「朝型勤務で効率アップ、企業に広がる・・・残業削減」という記事を見つけた。(元記事はこちら)
 
 早朝に出社し夜の残業を減らす「朝型勤務」が企業の間に広がりをみせている。
 仕事を効率化させ、社員の私生活の充実や、残業代など経費の削減につなげるのが狙いだ。
 政府も6月にまとめた新しい成長戦略で、仕事と生活の調和を取るために朝型勤務の普及をうたっている。
 ただ、同じ企業内でも部署ごとに仕事内容が違うため、一律の義務づけは難しそうだ。日本総合研究所の村上芽めぐむさんは「(主に社内で仕事が完結する)総務系などの部門では実施しやすいが、社外とのやり取りが多い部門は朝型に抵抗を感じるだろう」と指摘する。 


取り組んでいる企業としては伊藤忠、八木通商、オプトといったところが取り上げられているのだが、「うーむ」と思うのは、朝型勤務が、いわゆる「残業代削減」という文脈で語られているところ。これは、政府の改訂成長戦略でも同様で、「働きすぎ防止のための取組強化」という文脈なので、フレキシブルなワークスタイルの模索と言うより、経営効率のよい「働かせ方」という臭いがして、このあたり好意的でない話もちらほらみかける。

  J-CAST ウオッチ  "政府主導の朝型勤務 「大きなお世話」"
 
 
個人的にいうと、「一律に朝型勤務」というのは単純に労働時間をシフトさせるだけの話だから、時間外短縮の効果ではどうかな、という気がするし、少数の取組なら穴場効果もあるが社会全体が「朝型」になるということは保育所から通勤とか結局、今の状態の時間繰上げになるだけでは、と思う次第。

望むらくは、働き方の自由化というか、フレックスや在宅勤務、ノマド勤務を含め、全体としての勤務環境の緩さの実現手法と、きちんとした勤怠管理、実績管理、貢献度管理(よく実績だけで仕事の成績を評価しようという話が短絡的にでるが集団的組織で仕事をする場合、組織貢献度的な側面も考えないとささくれた職場になってかえって組織全体の成績が落ちる気がしている)の手法の確立がまず全体として必要なのではないかと思う。

一頃のように「ノマド」が一番効率良く生産的な働き方といった論説は、生産現場や研究現場を含めた労働現場全体を見ていない話であったと同様に、今回、「朝型勤務礼賛」もそれがすべての解のようになってくると、これまた全体を見ていない、全体最適を考えない話のように思える。

まあ、あまり一つの方向ばかりに偏らず、、これはこれ、それはそれ、あれはあれ、と複眼的にやったほうがよいのでありましょうな。
 

手話を音声に変換するデバイスがもたらす世界

「IRORIO」のサイトでこういう情報を発見。(元記事はこちら)
UNI」というデバイス。タブレット端末のような見かけだが、内部には手の動きを認識する最新のモーション・センサーが取り付けられており、なんとその場で手話を音声に変換してくれる
    (中 略)
「UNI」は、現在クラウドファンディングの「Indiegogo」にて12月20日まで資金提供を受け付け中。
残念ながら、日本語にはまだ対応していないようだが、未来の社会への投資だと思って、出資してみては?


健常者→障がい者の意思伝達の方法ではないので、障がいのある人にとっては、まだまだ、という思いもあるかもしれないが、ICTや新しいデバイスがキャズムを埋めようとしている試みとして評価していい。健常者→障がい者への対応、例えば、AIを使って音声を手話や骨伝導に変えるとかのことができるようになれば、双方の意思伝達のストレスが激減するよね、と思う。

こうしたことは、「言葉の問題」にも言えて、非英語圏の人間が言葉のハンデを超える手段として、英語に堪能になるということも選択肢ではあるが、google翻訳のように外国語を母国語に引きよせる取り組みがもっと加速されてもいいような気がする。それは母国語が英語でない我々が先導し、英語圏の人々へリリースするという動きが大事で、googleなど英語圏の方から非英語圏のほうへよってくる形ではイニシアティブを向こうにとられたままで、向こう側から必要の薄い言語 と思われれば、はいおしまいということにもなりかねず、それは中国経済の大躍進で日本語を学ぶ欧米人やアジア人が減ったという現象の再来が頭をよぎるのである。

このあたり、「外国語ができる」というのは一種の売り込み材料だから現実的にやる動機が・・・、ということにもなるんだろうが、「ワークシフト」で描かれていた、仕事や業務のグローバル化はさけては通れないだろうから、未来において、「日本語」を母国語環境とする人々が悲哀を感じないように、まとまった形で始まらないものか、と夢想するのである.。

2014年10月28日火曜日

自炊したkindleのmobi、koboのcbzファイルを「iPad」で読む


持ち歩き書籍の減量化のため、書籍を自炊(PDF化)し、何冊かKindeやKoboで読む用にmobiやcbz形式にChainLPで加工してそれぞれの端末で読むということをしている。

KindleやKoboの端末にへは、send to kindle でkindleの個人用のクラウドに送るか、あるいはKinldeやKobo端末とPCをUSBでつないでファイル転送するのが通常なのだが、今回は、iPadで無理やり読めないか、と試してみた。

条件は

①ファイルはDropboxに入れて、そこからダウンドロードする
②ファイルはkindleやKobo用に余白を切ったり、スキャンデータのページ調整をしたmobiあるいはcbzファイル

ということで、まずはmobiファイル

Dropboxでファイルを選択し、開こうとすると「読み込みエラー」がでるので無視して、「アプリを選んで開く」を強行。
ここで「Kinldeで開く」を選び、Kindle for iOSのアプリで開くと、
 
iPadの画面大になったmobiファイルを読むことができる。


cbzのファイルの場合も「読み込みエラー」が出るのだが、「アプリを選んで開く」ではKoboアプリがでてこないので、別のアプリ「SideBooks」を使う。無料アプリなので財布には特段影響なし。


このアプリの下の方に小さく「dropbox」というアイコンがあるのでこれをタッチ。
 Dropboxにアクセスできるので、保管したところからダウンロードして開けばOK。


画面は同じくiPad大に拡大されている。
しおり機能もあってi文庫風ではある。しおりのメール転送機能もあるようす(試していないので挙動は保証のかぎりではないが)
 
iPadぐらいの画面サイズであれば、pdfファイルをi文庫でダウンロードして読めば、他所から借りた書籍などの必要なところをスキャンした見開きデータもあまりストレスなく読めるので、ここまでやらなくてもいいかもしれない。
 
iPad miniぐらいのサイズだと必要かもしれない。当方、iPad miniは持っていないので、そのあたりは検証できないところである。

2014年10月26日日曜日

佐々木正悟、青木さやか 「書類整理ハックス」(ソーテック社)

すでにコモディティ化してきているともいえるScansnapなどのドキュメントスキャナを使ったファイリングの、改めての入門編といったところだろうか。
こういった類いの書籍は、そもそもなぜスキャニングするのか、とか、いくつかの機種を選定して操作方法やらが書籍の半分ほどを占めてしまうことがよくあるのだが、類書と違って、「とにかくスキャニングする」を大前提にして、方法論からテクニックまでが記されているのが本書の良いところ。

いわゆる「自炊のススメ」というより紙データをどうするかが中心で、スキャンのメリットが,マニアックでなく説かれているのも好印象で、たとえば

紙もデジタル化したからといって、問題が何もなくなるわけではないが、少なくとも物理的にはちらからないし、テクスト化すれば検索できる。
最も重要なメリットは「クラウドに一元化」できること。どんな情報でもiPhoneやiPadがあれば読めるようになる(P48)

と割り切られているところが小気味よくてよい。

本書を読みながら思うのは、やはり、未だ「紙」のデータの豊富さというか、多さだろう。一頃、メールやウェブサービスによって「紙」媒体がとってかわられるような話があったが、自分の身の回りを見渡しても、電気などの請求書、企業からのお知らせ、ダイレクトメールなどなど日常生活で「紙」によって伝えられてくるものは大量にあるし、仕事上に至っては、紙書類は減ってはいるのだろうが未だ膨大であるという事実である。
だからこそ自衛の手段として、こうした「スキャニングのススメ」がまだまだ枯れたネタにならないところで、このあたりは同じような時期に流行った「ノマドのススメ」と違うところだ。


いくつか本書のトピック的なところを紹介すると

従前のドキュメントスキャナを使った紙データ管理に加えられているところは「スキャンしたデータはクラウドにアップする」(P68)、
「大事なものはクラウドのあげる」というルールづくりは不要。買い物メモだろうと、落書きだろうとかまわないからとにかく機械的にアップすること。クラウドにメモの履歴、メモの歴史を築いておく(P72)

とクラウドでの管理が前提となっているあたりは、Dropboxなどのクラウドサービスのコストがとても安価になっている時代背景とマッチしているといってよいし、

レシートのスキャンは習慣化する。1日分まとめてスキャンする。予定というものはカレンダーを見ればなにがしかのことはわかるので、これに紐づけできるようにする(P99)

といったところは昨今のライフログ・ブームにも沿ったところではある。

また、取り込んだ情報の整理に「ピンポイント情報」かどうかという尺度を入れて

「ピンポイントで必要になる情報」は「それが何であるか」で分類する、例えば「名刺」であれば「名刺」というフォルダやEvernote の「名刺」と名付けたノートブックにいれる、とか
「領収書」「交通費」「クレジット明細」など「それが何であるか」で分類整理するのがもっとも現実的
ピンポイント型情報では、「それがいつ利用したものか」をスタンプする
ピンポイント型情報の書類は「もらった日に取り込む」「手に入れた日に取り込む」という習慣をつける。「一言コメントをいれる」習慣をつける)日付、場所など)(P92)

といったところも参考になるか・・・

何にせよ、紙データのスキャニングは、始めないことには実感しようもないものでもであることは事実で、個人的な経験でもやりはじめると、みるみる周りの紙が減っていってすっきりしていくのも事実であるし、スマホやタブレットを使っている人であれば、いつでもどこでもスキャンしたデータにアクセスできる便利さはこたえられないものがある。いきなりハイエンドの機種には敷居も高いかもしれないので、モバイル用のものからスタートするというのも一つの選択肢、本書の購入とセットでドキュメントスキャナ・デビューというのもいかがか、とおススメする次第である

2014年10月25日土曜日

「買い物難民、2025年には598万人に」に思う、集中か分散かの選択

読売オンラインの記事で
 
 農林水産省の農林水産政策研究所は、自宅から生鮮食料品を扱う店まで500メートル以上あり、自動車を持たない65歳以上の「買い物難民」が2025年に全国で598万人にのぼり、10年の382万人から200万人以上増えるとの推計をまとめた。
 
  ( 中 略 )
 
推計によると、買い物難民は、「都市的地域」と「農村地域」のいずれでも増加する。より顕著なのは「都市的地域」で、10年の181万人が25年には349万人とほぼ倍増し、「農村地域」の249万人も上回る。
 
 
というのを発見。
 
日本創生会議が人口激減のシミュレーションを発表してから、人口減少問題や地方の活性化で喧しいのだが、それと同等に。この「地方部、都市部問わず買い物難民増加」の推計もまともに考えないといけないことではないか、と思う。
というのも、創生会議のシミュで人口が持ちこたえるところである都市部ですら「買い物難民」が増加するということは、マスとしての総人口論ではなく、ミクロの個人の暮らしが成り立っていかない、ということを示しているのではないかと思うからである。もちろん、体の丈夫な若い世代や車の運転できる層が引き受ければいいんじゃない、ということかもしれないが、車の運転ができる層が、周りの老人、子供、幼児、障がい者などなど数多の「車の運転ができない人」の買い物や日常生活の細々を代行できようとも思えないのである。
 
こうしたときにとかくコンパクト・シティ、都市化と集中化を進めようということになりがちなのだが、この際、分散して住む、その際の生活手段の解決を機械的な仕組みを使ってなんとかする、てな方向にいかないものだろうか。
というのも、集中化っていうのは手っ取り早いかもしれないが、集中化は一頃のような過度の競争と周辺部の荒廃を招く公算が高い。それに人間というもの、孤立して快適生きていける動物ではないが、さりとて、ひどく密着して生きるのが心地よいほど群集的な動物ではない。
 
分散によるフラット化とフラット化による薄く広がった開発構造にしていくほうが、むしろ息の長い緩やかな発展が望めるのではないか、と思う次第(ひどく感覚的なんだがね)。国土のかなり隅々までカバーしだしているネット・インフラや、ドローンのような物理的な輸送手段の現実化によった社会システムができないものだろうか・・。
 

「ノキア」ブランド消滅に思う「ブランド力」というもの

日本経済新聞のWebなどによると
 【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフト(MS)は24日、ノキア(フィンランド)から買収した携帯端末事業のうち、主力のスマートフォン(スマホ)のブランドについて、「ノキア ルミア」から「マイクロソフト ルミア」に名称を変更すると発表した。
 近く発表する新製品から切り替える。「フィーチャーフォン」と呼ばれる従来の携帯電話機は「ノキア」ブランドを当面使い続ける(元記事はこちら)
とのこと。マイクロソフトの公式発表ではないから、定かなことではないかもしれないが、買収の頃から名前がいつまで使ってもらえるか、といったことは取りざたされていたから、ああ、その時期が、ついに来たかといったところではある。
「ブランド名の力」ということを考えれば、今回MSが名前を使うのをやめるというのはわからなくもなくて、新技術と世界標準を示していた「ノキア」という「名前」は、すでに「Apple」や「Google」といったブランドに取って代わられているし、普及性という意味では「Samuson」いや「Xaomi」にすら取って代わられている状態なので、昔、携帯の世界標準であった「ノキア」という名前を使うのは「昔は家柄もよく云々」を表していいるだけになっているから、企業戦略としては納得がいくものではある。
一方で、ひと頃は、アメリカなどの超大国ではない、北欧の中小国であるフィンランドを世界ブランドに押し上げ、フィンランドの教育から社会体制まで、ありとあらゆることを日本は見習うべき、といった論調の根拠(例えば「フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453))
」など)になっていたメーカーであり、ブランドでもあるので時代の趨勢の変化というのはなーという思いに駆られないでもない。
ノキアの凋落はスマホ対応やら諸々理由があるだろうから、そこは識者の分析に任せるとして、思うのは、ひとつのブランドにイメージを頼ることの怖さであって、このあたり、Samusungと韓国、ひところのSONYと日本といった構図でもある。もちろん、Nokia,Samusung,SONYの業績が悪くなることは、それほどの規模の企業となれば当然その国の経済に悪影響を与えることは間違いないのだが、それ以上に企業のイメージが色あせるのが、国のイメージが色あせてくるような感じがするのだ。
このへん、ひところのGM,,GEといったイメージから何でもありのイメージとなったアメリカや、もともと企業イメージではなくてChineイメージのみの中国とはかなり異なっているように感じていて、複数のイメージを抱え込んでいくほうがかなりタフな戦略をとれるような気がしているのである。

2014年10月23日木曜日

iPad2にiOS8.1をインストールした

iOS8.1がリリースされたので、おそるおそるではあるが、iPad2にインストールしてみた。
 
「おそるおそる」というのはiOS8.0の時に勇んでインストールしたのはいいが、CPUが非力なためか視覚効果が悪さしてなんとも動きが遅くなり、iOS7に戻そうにも時間切れで戻せなくなってしまったことがよぎったため、
(動きの遅くなったことには、こちらのサイトを見てたいしょしたことはしたのだが、もっさり感は拭えないままである。)
 
インストールは、ダウンロードにもかなり時間がかかって、寝る前にダウンロードを開始させて放置、早朝にインストール。
出勤時間までにインストールが間に合わなかったので、再び放置して出勤、仕事が終わって帰宅後、挙動を確認
 
というかなり時間だけは費やしたアップグレードになった.
 
アップグレード後、操作してみるが、どうも挙動が安定しないので、一旦電源を切って再起動。
 
もっさり感はいまいち残り、アプリが起動するまでに一瞬待つ感じはあるが、、どうにか我慢して使えるレベルまでに達したような感じ。
 
視覚効果を切っているので、スタート画面はこんな感じになるのだが、慣れればなんとかなるか。

とはいっても、買い替えの時期は近いかもしれないですな。
 
 


Yosemiteアップグレード後

" 先だってMac OSをアップグレードしたのだが、その後の状況。
 
Fiderの挙動がうまくいってない印象がある。
PDFの編集をするのに、WindowsのようにAcrobatやCubePDF-Utilityといったアプリを個別にインストールしなくてもデフォルトのFiderでページの削除や結合が簡単にできるので重宝していたのだが、どうもページ結合がうまくいかないことがある。
 
OSを立ち上げて動かすとどうということもなく、ドラッグ&ドロップでPDFの加工ができるのだが、それを閉じて別のファイルを編集しようとするとフリーズしてしまう状態になる。ここでOSを立ち上げなおすと再び編集ができるようになるので、コピー・ペーストの機能がなんかうなくいっていないのかもしれない。
 
OSアップグレード後は、よくある現象といえばそれまでなのだが、早く落ち着いてほしいものではある(まあ、WindowsのOSのアップグレードの場合と比べたら些細なものなんだけどね・・)
 

2014年10月21日火曜日

iOS8.0をiPad2にいれたら激遅になってしまったので改善策を試す

幸いというか、ぎりぎりというかiOS8はiPhone4SとiPad2までは対応しているので、喜び勇んでインストールしたのだが、視覚効果の拡充やらが古いCPUでは荷が重いのか、激しく遅くなたのと、よく落ちるようになってしまった。
 
iOS7まではなんとかついてきていた感じがあるのだが、やはりここらが限界、新しいiPad-Air2も出たので買い換えろ、ということなのかもしれないが、ここはいろいろ足掻いてみるのが、資金難のデバイス好きというもの。
(すでに時間切れでiOS7には戻せないしね)
 
で、ここらのサイト(iOSを入れたiPhone4S/iPad2の動作を軽くする3つの方法)を参考にiOS7の時にも古い機種で効果があったらしい「エフェクト効果」をいじってみる
 
操作は
 
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」とたどり、
 
「視差効果を減らす」を ON
「透明度を下げる」を ON
 
画面の印象が結構変わるので、好き嫌いはあるかもしれないが、iPad2を使い続けるなら我慢のしどころ。
劇的にサクサクというわけにはいかないが、改善はしたように思う。
 
iOS9あたりになると、iPad2やiPhone4Sは、おそらくは対応機種から外されてしまうのだろうが、まだ使える機種の範疇と思うので、ぎりぎりまで頑張ってみようかと思っている次第。
 
このほかにもiscle 「動作が重いiPhone・iPadを軽くする5つの方法」あたりをみると
・常駐アプリの削除・終了
・メモリ解放アプリを使う
・キーボード入力を軽くする
・変換学習をリセット
などいくつか対処方法もあるようなので、順番に試してみますかねー
 

2014年10月20日月曜日

MACのOSをYosemiteにアップグレードした

リリースされてから、App Storeの表示がダウンロードを急かして煩いので、新OSリリース時点でよくあるドライバなし、とかの不具合を気にしながらダウンロードすることにした。
 
かかった時間は20分から30分ぐらいだと思うが、出勤前の慌ただしい中でのアップグレードだったのでやけに長く感じたのは確か。ひょっとするともっとかかっているかもしれないが無事アップグレード成功。

 

今のところ、周辺機器のトラブルは極小で、まずまずに滑り出しというところか。
デザインは、iOS8特有ののっぺりしたデザインなのだが、まあiOS7のあたりからその嗜好に慣らされてきた身としては、いずれ気にならなくなるだろうと思う。
 
ただ、妙に用意周到なAppleらしく、デザインに締まりがないと感じた人向けにいくつか設定がいじれるようになっているらしいので興味ある方は試してみてもよいかも
 
 

2014年10月19日日曜日

iftttを使ってみた

アカウントはとっていたのだが、なんとなく億劫で放置していたiftttを遅ればせながら使ってみた。
 
独自のレシピをつくる能力はもとよりないので、既製のレシピを使うことにして、やり方は HOMR画面のChannelsのところで、「Pocket」とか「Toodledo」とかのマークを選んで、レシピを選んで「Add Recip」をクリック。
 
それぞれのアプリを認証を求められるので、それそれ認証して、「Done」をクリックすると My Recipesに追加される
 
日本語表記のものもたまにはあるが、ほとんどが英語表記なので、そのつもりで望むこと
 
今回、導入したのは
 
・PcketでスターをつけるとEvernoteへ保存
 ・Googleカレンダーで新規予定を登録するとToodledoへ保存
 
という二つを一先ず登録
 
なんということもなく、動くのが拍子抜けなのだが、それぞれ反映されるには少々時間がかかるのであせらないことが要点
 
痒い所にイマイチ手が届いていない感じもあるのだが、まあここはおいおいカスタマイズすることにする。
 
いろんなことが自動化されるっていうのは、ちょっと良いことなのだとあらためて思う次第。
 

2014年10月5日日曜日

IIJmioの格安プランがさらに拡大。OCN モバイル ONEも追撃。

Nexus7はSimフリーのタブレットなので、Docomoとかのメジャー・キャリアではなく、MVNOのキャリアを使うのが定番といえば定番で、ここがメジャー・キャリアの勢力下に置かれているiPadのセルラー版へのアドバンテージ。
 
で、私の環境と言えば、以前、安売りしていたビックカメラ系のIIJmioを使っていて、最近、b-mobileやOCN、イオンに押されているよね、と思っていたら、10月1日から、一番安価な月額900円のミニマム・スタートプランで、1Gから2Gへ高速通信のデータ通信の容量が増量された。
 
私が購入した頃は500Gで、少々心もとなかったのだが、それが1Gに増量され、さらに今回2Gになったという次第、誠に喜ばしい。というのも、最近、デスクワークが多くて、Mac book airを持ち歩くことが多いのだが、今までのiPad-wifi+Mac book air+rNTTの光ポターブルからNexus7+Mac book air(with Nexus7のテザリング)という環境にして出来るだけ普段の持ち物が減らせないかな、と思っていたからでもある。
 
もちろん、メインのスマホとして使うには足りないかもしれないが、メインはiPhoneで、MVNOのSIMで使うのはタブレットの通信+Mac Book airのテザリング利用なので、まあこれぐらいあれば、高速通信の切り替えをアクセクしないでも、一応快適に使える状態になるかもしれないと淡い期待を抱く。
 
しかし、Dropboxの容量拡大といい、IIJmioの今回の増量といい、クラウドと通信の世界は、新たなダンピングの世界に突入したような気がする。メガ・キャリアが今後どう動くか、楽しみでもあり、怖くもあり、なのである。
 
とここまでエントリーしたところで、JJImioだけかと思っていたら、OCN モバイル ONEも月額900円のプランで50G/日を70G/日に増量するらしい。こうなると解約しようと思っていた光ポータブルの復活もありか・・・。OCNは追加SIMの料金が安いのと、容量をシェアできるのが強みなんだよな。
 

Nexus7の「マイ・ライブラリ」を編集する

iOSだとこういうお節介な表示は出ないのだがAndroidmを使っていると邪魔になってくるのが、この「マイ・ライブラリ」と「おすすめアプリ」
 
で、この表示を編集・削除する方法を検索。
 
やり方は次のとおり。
 
①「マイ・ライブラリ」「おすすめアプリ」を長押し。そうすると、範囲を編集する囲みラインと「× 削除」の表記がでる(画像の場合はでていないけど)ので、削除ならば×をタッチ(かなり早い速度で消えるのでスピードが大事)。大きさを小さくしたりしておく程度の編集でよいなら「ー●ー」をタッチ、大きさを調整。


②削除してしまったけど、もう一度復活させたいな、という時は、「設定」→「ウィジェット」と辿ると「再生ーマイライブラリ」というのがあるので、これをタップ。そうするとこういう画面になるので、どれを再生するかを選択。
 

まあ、これで大きな面積を占有していた「マイ・ライブラリ」などのアプリの表示面積を編集できる。
ただ、Nexus7はメーカー系の余計な細工が入っていないので、Android端末としてはこれ以上のものはないように思うのだが、iPadに比べてこうした既設定なものが多いような気がする。もともと、Appleのおせっかいなシステムに飽き飽きしたユーザーが飛びついたOSなのだから、基本はスッピンで提供して欲しいところであるな。
 
とはいっても、iPadやiPad miniよりも大きさも小さく、セルラー版にしてもかなりお安いというのはアドバンテージは以前あるのは間違いないな。
 

手書き機能はiPad一択。Nexus7はストレス溜まる。

タブレットを利用するなら手書きで様々なメモや記録残しておきたいのだが、iPadとNexus7を比較すると、やはりiPadに軍配が上がる。
 

同じアプリて試して見ても、Nexus7の方向は感度が悪い。
 
使ったアプリは
Note anytime
Evernoteの手書き
Stetchの手書き機能
 
使ったスタイラスは
Bamboo solo
エレコムのタッチペン
Sofmapの安売りで売っていた伸び縮みするタッチペン
Su-penの改造ペン(Su-penのペン先だけを購入して鉛筆のホルダーに装填したもの)
 
であるのだが、どのアプリ、どのスタイラスもNexus7では途中で反応しなくなったりして、続けて書くには、ストレスが溜まる一方であった。
 
iPadの方は画面サイズが大きいということもあるのだが、やはり専用といわれているBambooやsu-penではさらさらと書けて、途中で反応しなくなることもなかった。しかもさほど力を入れなくても良い。
 
一方、Nexus7の場合は、書いている途中で反応しなくなるトラブルにかなりの頻度で見まわれ、使いものになったのは、Note anytime+Su-penの組み合わせの場合ぐらい。しかも、この場合もかなり強く書かないと難しい、といった状態であった。(Su-penで書いたところはこんな状態。)


Nexus7にはケース付属の安物のフィルムを貼っているのが原因かもしれないが、ひとまず手書きでノート代わりにしようということは考えない方が良さそうだ
 
 

常見藤代「女ノマド、一人砂漠に生きる」(集英社新書)

2012年の初版なので、当時流行していた「ノマド本」と間違われることも多かったであろう本書。
内容は、エジプトの砂漠に住む女性(かなりの高齢だが)のところへ、日本の会社を辞め、フォトジャーナリスト志望の若い女性が、砂漠の生活を何度かともにする、そうした何年かの記録である。

訪問は数年にわたり、はじめは4泊5日から、そして20日と砂漠の生活を送る時間も増えていく。そこで、砂漠あるいは遊牧生活というものが、我々農耕民あるいは定着人と全く異なるメンタルかというとそうでもなくて、砂漠ではあっても、そこに携帯、車といった現代文明はかっちりと根をおろしているし、また、それに伴い、人の意識も変わってくる。また、イスラム世界の一夫多婦制がもたらす、女性の人間関係の軋轢など、洋の東西を問わず、人間(ひと)の世でおきるものは、どこでもおきるのである。

さらに、

彼女の持ち物についても同じだった。最初の頃は、サイーダはラクダに積みきれるだけの荷物で暮らしていると思っていた、しかし、実は、砂漠の中に荷物置き場を数カ所持っており、すぐに必要のない荷物を保管していた。そこにはドラム缶が数個あり、色とりどりのガラビーヤが入っていた、それと一緒にマニキュアや手鏡数個、スカーフ数枚、指輪3個・・・なども。(P244)

のように、そもそも身近な物以外は持たない、というノマドあるいは遊牧民への、定着民の勝手な幻想も、そこここで壊されるのも面白い。

一方で例えば

鍋に小麦粉と水、塩ひとつまみを入れ、ゆっくりとこねる。こね終わる少し前に、山のように盛り上げた枯れ木に火をつけておく
枯れ木が炭になったところで、それらを脇にどけ、」熱くなった地面に平たくしたパン生地を置く。それに炭をのせて片面を焼く。時々棒で表面を触って、焼き具合を確かめる
片面が焼けた頃を見計らって、生地を裏返し、もう片面も焼く
表面についた廃を布でパンパンと勢いよくはたく。ところどころにできた焦げ目を小石で削り落とせばできあがり(P34)

という「ゴルス」という炭と砂で焼くパンや結婚における

遊牧民同士の結婚では、男が新生活に必要な物すべてを用意する。しかし、相手が遊牧民ではない場合、新郎新婦それぞれが分担しあうのが普通(P155)

という風習や女性が人前に出ることが戒律で極度に制限されているがゆえの

結婚した女性の異性との接点は、夫婦間に限りなく限定されていく。そして夫婦関係は緊密になり。それが相手への強い執着につながる(P190)

という性向には、砂漠特有のものやイスラムならではのものを感じさせるし、

遊牧生活は、天候など周囲の環境に大きく左右される。家畜を増やしたくとも、雨が降ってく差が生えなければ、どうすることもできない。そんな彼らの置かれた状況が、運を天にまかせる。すなわち人間以外のもっと大きな、神のような存在を信じる姿勢につながっているのではないか(P80)

には、植物が放っておいても繁茂する、「湿気の多い」島国のメンタリティとは異なる「一神教」の世界を垣間みるような気がする。

ただ、そうはあっても、変わらない、共通するものはある。
世界の隅々まで機械化と断片化とネットワーク化が進んできたことのあらわれなのだろうか、砂漠の民もやはり「自由への渇望」は強いらしく、居住地で働く20代の男性の「昔の遊牧生活は体力的にキツくて収入も少なかったけど、自由に働けるのがよかった」や「昔は仕事は今より大変だったけど、みんな助け合った。今はみんあ自分のことしか考えちゃいな。人のつながりは弱くなってしまった」といった話や「今は1つの場所にたくさんの人が集まっているから、問題が起こる。ずっと昔から、私たちは離れて暮らしてきた。でも心は近かった。今は近くに暮らしてても心は遠い」は、ここ極東の地でも同じようなことが囁かれているのではないか。

昔の姿を懐かしむ意識、しかし、定住を含めた現代文明の流れはとめようもなく、心があちこちできしんでくる、そういった思いを感じさせる「砂漠の滞在記」である。

2014年10月4日土曜日

遅ればせながらNexus7 2013 のバージョンアップ

しばらくOSの管理は放っておいたせいもあって、Nexus7のOSのバージョンが4.4.4にアップしていた。
 
内容はバグ修正とかマイナーな修正のようで、ネットを見てもそうそうのトラブルはないようだから、アップデートすることに。
 
タブレット情報→システムアップデート とたどり、4.4.4が降りてきているのを確認してアップデート。
あとは緑のドロイドくんの腹のところでぐるぐる動いているのを見るだけ・・・
 
自動的に再起動して終わり。不具合も特段発見されないし、そのかわり体感的な変化もない。
 
Nexus7のよいところは素のAndrloidなのでシステムアップデートがあると大概サポートされるところ。
iOS8も出たところであるし、そろそろ次のバージョンのLolipopがリリースされる頃合いでありましょうか?
 
Nexusの2014バージョンの噂もちらほらしているし・・・