2006年2月23日木曜日

いつの間にか、ロケット打ち上げ

なんとはなしにasahi.comを見ていると、2月22日の記事に、ロケット打ち上げ成功の記事が載っていた。 赤外線天文衛星「アストロF」を載せた国産ロケット「M(ミュー)5」の8号機が22日、鹿児島県肝付町の宇宙航空研究開発機構・内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、衛星の分離に成功した。衛星は「あかり」と命名された。地球を周回しながら宇宙からの赤外線を観測し、星の成り立ちなどの研究に役立てられる。  M5の打ち上げは、X線天文衛星「すざく」を載せた昨年7月の6号機以来。1月24日と2月18日には種子島宇宙センターから大型のH2Aが打ち上げられたばかりで、1カ月に3機の打ち上げラッシュを乗り切った。 日本のロケット開発といえば、2003年11月のH-ⅡAロケット6号機の打ち上げ失敗のあたりに、かなり派手に取り上げられ、日本のロケットは、もうダメかなーという印象をもったままだったので、「知らないうちに成功してたのね・・・」と古い知り合いが、いつのまにか有名になってマスコミに出ていたような感慨に襲われる。 どうやら、2003年の失敗からほぼ2年後の2005年7月に打ち上げ成功し、2006年1月に1本、2006年に2本、打ち上げに成功したとのこと。 この3本まとめて成功の時期が、メダルのとれないトリノ・オリンピックと重なって、ほとんど話題になっていないようなのが、なんとも運の悪さを感じてしまうが、運の悪さが本業(ロケット打ち上げ)の方にでないのは「目出度い」とすべきなのだろう。 私の子供の頃は、未来は宇宙の時代だとばかりに、21世紀になったら宇宙旅行も可能になり、月に基地ができているのは当然で、次は火星移住だ、ってなことが子供雑誌には載っていたものだが、現実は甘くない。火星どころか、月にもアポロ計画以降は行っていないし、「アポロの月面着陸も実はヤラセだった」といった話もちらほらする。 そうはいっても、「フロンティアは深海と宇宙しかないだろー」とブラッドベリやハインライン世代のおっさんは思うわけで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)には頑張ってほしいのである。

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