2006年2月22日水曜日

オリンピック メダル異聞

トリノ・オリンピックいよいよ終盤間近。今朝は、フィギュアスケートの話がNewsの目玉になっている。
昨日は、息子の宿題にも、オリンピックについての感想を書いてくることが出されていて、息子は、「なぜ日本人はメダルがとれないか」をテーマにとりあげて、「寒さに弱いせいだ・・」という妙な結論を出していたので、ついでに、というこことで、オリンピックのメダルについて、ネットで検索。
JOCのオリンピック憲章のページにはこんなことが載っている

個人種目では、優勝者には銀台金張り(またはメッキ)のメダルと賞状が授与される。第2位には銀メダルと賞状、第3位には銅メダルと賞状が授与される。
メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされていなければならない

満薗文博さん(東京中日スポーツ報道部長)のこんな話もあった。

『オリンピックのメダル』の話
近代オリンピックの第1回、アテネ五輪では1位の「銀」と2位の「銅」しかなかった。これは当時のオリンピックは「栄誉だけ」のもので、言ってみれば財宝の象徴のような「金」はいかがなものか……と考えられて、銀と銅になったという説が有力。
(中 略)
第4回のロンドン大会からやっと「金メダル」が正式に登場する。また、第2回のパリ大会ではメダルは四角だった。これは当時、オリンピックそのものが世界的にまだ認知されておらず、パリ万博のイベントの1つという位置付けで開催されたため、万博でいろんな人に与えられるメダルを流用したせい。そこでも一応、金メダルも渡されたけど、正式に決まるまでは第4回までかかった。

金メダルがメッキとは知らなかった。おまけに大きさの下限まである。
大きくするのは良いが、小さくするのはダメ、不純物の多いものはダメというわけだ。
「悪メダルが良メダルを駆逐する」のを防ぐ趣旨かな。
また、金メダルが銀メダルの金メッキなのは、最初、財宝の象徴の「金」が避けられたことと、「やっぱり、一等賞は”金”だよね」といった庶民感覚との折衷案か、あるいは、全て金製にするとお値段がばかにならないせいか、謎は深まる。
まあ、今のところ日本はメダルは一個もとれていないわけで、「フィギュアで日本たった一つのメダル。その人は○○○。涙の会見」といったシチュエーションになるのか、「日本メダル0.再起を誓う○○」といったシチュエーションになるのか、結果はもうすぐ。

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