2006年2月18日土曜日

男の自立

父親が入院しており、ほぼ毎日見舞いも兼ねて様子を見にいくのだが、老人の多い病棟なので、いろんなことがある。
今日、出会ったのは、奥さんの姿を捜し求めて、うろうろしたり部屋の入り口で待ちわびている旦那さん。
様子を聞いてみると、ずっと奥さんが付き添っていたのだが、退院が近くなり、家の片付けとか退院の準備があるため、奥さんもちょくちょく家へ帰ったりしていて、付き添う時間の間が空くらしい。
その時間が、どうも、すごく不安らしくて見舞い客がくれば覗きにくる。当然、奥さんではないから、あたりを探し回る。最後には、部屋の前で奥さんの帰りを待ちわびる、といったことになるらしい。
看護士さんが気がつくと、ベッドに戻すのだが、しばらくすると、また同じ行動。
うちの家人は、「すごく奥さんのことが気になっているんだろうねー。珍しいねー」と言うのだが、多かれ少なかれ、男は、そんなところがあるよなー、我が身を振りかえって、そう思う。
いわゆる「濡れ落葉」ってやつなんだろうが、幼い頃は母親を頼り、成長してからは配偶者を頼り・・・。
うーん、男はいつまでたっても自立できていないのかもしれない。

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