2005年12月12日月曜日

人間・サイボーグ・機械

NIKKEI BPのサイトで立花 隆さんがロボットからサイボーグへのシフトについてコラムを書いている

人体と機械の融合目指すサイボーグ医療の時代が到来
来るべき未来工場はロボットからサイボーグへ

いずれもロボット研究からサイボーグ研究へのシフトをレポートしたものだ。
人工の腕とか耳とかは、不幸にして事故で失った人とか先天的に失っている人の、いわば腕代わり、耳代わりといった臓器や身体の一部の代替品として開発や研究が進められてきていたものだが、それが、例えば放射能や超低温の中でも作業できる腕などへ機能をアップさせる方向で研究が進んでいけば、当然、それを装着した人間の機能自体をあげ、それをどう使うかという方向へ進んでいくのだろう。

しかも、自分の身体同様に動かせるのだから、性能の悪い(人間の脳に比較してですよ)CPUに操作を任せるようなロボットよりも格段に機能や能力は高いから、今の工場などの生産形態が根本から変わってくるだろうことは容易に予測できる。
また、そうした技能というかサイボーグ化した労働者がハイレベルの労働者・技術者として生産の主力になる、ということもありうるだろう。
21世紀の後半はこうしたサイボーグ技術の研究が最先端になるのでは、と立花さんのコラムでは予測されているのだが、

さて・・・・

である。

SF小説好きなら、ここで思い当たる人も多いだろう。人間と機械が融合できるか、また、融合したものは「人類」「人間」なのか、ということをテーマにしたSFが数多くあることを。

そこで描かれていた世界は、ほっとするものから暗くなるものまで、いろんな世界が描かれていたように思う。

「人間と機械」


結構古びたテーマだが、今、身近なものとして捉えなければいけない時代がすぐそこにきているということか。

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