極東ぶろぐさんほどの詩的なものではないが、私にも「一生分食った」と思い当たるものがある。
小学校に上がる前の幼児の頃、両親とも共働きであったため、親が帰るまでは父方の祖母さんに預かってもらっていた。祖母さんは、その頃80歳を超えていたが、元気で、おまけに、とてつもなく躾に厳しい、負けずぎらいのばあさんであった。
そして保育園から帰ると、おやつを祖母さんにねだるのだが、大概、出てくるのは
「南瓜の煮つけ」 か 「煮豆」
なんで、これがおやつなんだ・・・、と子供心に思っていたが、口に出すと叱られそうなので、黙って口に入れていた。そんなに大量に食ったわけではないのだろうが、心象的に、一生分食った思いがしている。駄菓子とかがまだ高級品だった頃の子供時代の思い出である
。
今でも。「南瓜」と「煮豆」は、ほとんど口にしない。
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