2006年4月13日木曜日

白バイとサザエの刺身、もずくスープ、カレイの煮付け

刺身は、滅多にないことに貝づくし。白バイとサザエである。どちらもコリコリしていて磯の香り満点のもの。山葵(残念ながらチューブ)をたっぷり利かせて一切れずつ大事に食べる。合間にビール。コリコリ、グビ、コリコリ、グビ、といった塩梅。
そういえば、水木しげるの妖怪解説本に「さざえ鬼」っていうのがあった。大きなサザエが変化して、人を食うようになったものだったようにおぼろげに記憶している。サザエは、あまり大きなものよりも少し小振りな方が、身が締まっているように思うのだが、これは貧乏ゆえの幻想だろうか。
もうひとつサザエといえば、以前は、夏の海水浴の海の家では、こうしたサザエの壷焼きがもうもうと煙をあげていた。大抵は、父親達(私の子供の頃は海水浴は大イベントだった。近所が連れだって、弁当もちで出かけていた)の酒の肴なのだが、匂いが何と言っても旨そうだった。匂いと実際の味のギャップが大きいのは、サザエの壷焼きが最たるもののように思う。

もずくスープは豪快に、一気に飲み込むように、ずるずると啜る。実は、余り得意なおかずではない。


カレイの煮付けは、煮魚の定番。今夜のカレイは、かなり大きな子持ちであった。


もうひとつ、ビールの肴に、ハムの残りモノを炒めてもらった。ハムは生で、という人が多いかもしれないが、私は炒めたものの方が好きだ。脂のクドさが、炒めることで浄化されるのだ。


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