小山龍介「クラウドHACKS!」(東洋経済新報社)
P101
IDEOのトム・ケリーの言葉
上司にとって安心な部下は、常にデスクに座り、書類と向き合って仕事をしているような人かもしれないが、ほんとうにそれでいいのだろうか。IDEOでは、外へ出て専門家の意見を聞き、そして現場に行って文化人類学のように観察を行う。ここからイノベーションが生まれる
現場主義とはよく言うが、実は仕事が立て込んでくればくるほど、現地で出ることは難しくなる。そこを、なんとか出る。定例化した仕事をこなしながら、暇を作り出して現地へ出かける。直に話を聞くことは大事、ということなのだろうが、この言葉でおっと思うのは「文化人類学者のように」という件(くだり)。
未開地や異文化の地へ出かけ、くらして、そこの住民と交わりながら、けしてそこの風土に溺れることなく、その地の文化・暮らしのなかにある普遍的な原理を探文化人類学者のように、現場に飲まれることなく、現場の雰囲気に盲従することなく、クールに、根底にあるものをつかめ、ということのように思う。
現場に溺れることなく、現場の事象の根底にあるものをみつけよ、ということか・・
0 件のコメント:
コメントを投稿