2011年12月17日土曜日

どんな本をスキャンするか

本をスキャンして電子書籍化する自炊も市民権を得てきたといっていいと思うのだが、さてここで、どんな本をスキャンすべきなのか悩んでいる人も多いのではないだろうか。
小山龍介さんの「クラウドHACKS」では

①アドバイスをもらえる「師匠の本」・・・ 自分が私淑している「メンター」が書いた本
②引用できる「権威のある本」
③困ったときに参照できる「マニュアル本」

を推奨。

皆神龍太郎さんの「iPadでつくる究極の電子書斎」では、、とにかく蔵書jのすべてを電子化してHDDに格納。1万冊あまりの書籍を常時持ち運んでいる(P27)という徹底ぶり。

まあ、たいていのビジネス本や書籍やビジネス書類の電子化について書かれた本では、蔵書として保存しておきたい本や、リアルで読んで印象に残ったところをスキャンすることを勧めているものが多い。

だが、極度に個人的な意見を言わせてもらうと、とにかくできるだけ多くスキャンして、電子書籍化しておくべき、と思っている。

なんといっても、デジタル化すれば嵩が減るので、16GのiPadでもかなりの分量の書籍を持ち運べるし、クラウドの入れておけば、どこでも参照できる。

しかも、iPadなどのi文庫ではしおりやメモもつけられし、PCでもPDFのコメントなどをつけられるソフトも無料で手に入るし、ということで、経費的な面も心配ない。(もっともOCRしておけば、検索性もということはよく言われるけれど、全文検索の状態にするのは時間がかなりかかるので、ちょっとお奨めしない)。

そしてそのときのクラウド構築で個人的なお奨めはPogoplug。スキャン量が増えてくると、そのデータ量も結構になる(私の場合150Gぐらいになっている)ので、できるだけ格安な容量確保が必須。その意味で、接続の機器さえ買っておけば、外付けのHDDの増設でクラウドの容量が増やせるPogoplugは、速度の面はちょっと難があるが「貧者のクラウド」といっていい。
蔵書の管理に悩んでいて、どこでも自分の蔵書を参照したい人は導入をおすすめ。(蔵書が一覧できないところかな。本棚を眺めて、これを読もうかなといったブラウジングができないのが難だが・・・)

蔵書管理に悩んでいる方々。一歩を踏み出すときですぞ。

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