2011年12月23日金曜日

「ウェアラブル・コンピュータ」に思う

瀧口範子さんのNewsweekのブログ@シリコンバレーJournal」によると、アップルとグーグルが「ウェアラブル・コンピュータ」の開発に取り掛かっているらしい。
記事によると、コンピュータの概観は、グーグルのほうはよくわからないもののアップルのほうは

「腕にガラス製のバンドをつけ、その中にiPodナノのような小型のコンピュータ機器が内蔵されているものを構想中。それが、スマートフォンと刻々とブルートゥースなどを経由してデータをやり取りし合う。」

とあるので、今のiPod ナノを時計のようにするリストバンドをつけたような感じか。

でも、その大きさだと、ちょっと操作し辛いよな、と思っていたら、c-net japan で「身につけるだけでライフログーー「Jawbone UP」に見るガジェットの可能性」を見つけて、おお、こんな手があるじゃないか、と思い当たった。

Jawbone UPはリストバンド型のガジェットで、腕に巻いて日中どれだけ雨後しているか、歩数は、とか寝ている時間や眠りの深さといったことを記録してくれるものらしいのだが、「ウェアラブル・コンピュータ」となれば、これ以外に、日中のつぶやきや、GPSを使ったその日の行動とか、ほぼありとあらゆるライフログ、いや思考のログさえもとってくれそうな気がする。

で、おそらくは、そうしたデータはクラウドとの連携が必須となるだろうから、個人個人の行動や思考の軌跡が、自動で記録されていくことともあんり、ライフログ愛好者にとっては理想的かもしれないが、そうしたデータがなんやらわからないうちに、どこかの企業や果ては国家に筒抜けになってしまうような気がして、そうなると、まさにオーウェルの「ビッグ・ブラザー」の登場だよな・・。


おそらくは、アップルとグーグルのこと、おまけに両社が競争し始めたときの開発の早さは並大抵ではないから、近い時期に現物が登場してくるような気がする。

さて、そうした時、幸福か否か・・。うーむ、なんともいえませんな。

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