2011年12月4日日曜日

北 真也 「クラウド「超」活用術」(C&R研究所)

普段のSEの顔とLifeHackの手練れの二つの顔を持つ北真也さんの最新作。内容は、題名でわかるように「クラウド」をどう使うのか、なのだが、クラウドサービスの入門書を期待して、この本は読んではいけない。普通のクラウド本のような、EvernoteやDropBoxのアカウントのつくり方とか、ある程度の期間スマホやタブレットを使ってきた人ががっかりする、クラウド本を買って、アカウント作成などでやたらページを消費する、といったことはないので安心してほしい

本書で語られるのは、クラウドとアナログを連携させどう効率よく仕事をこなし、生活を充実していくか、といったノウハウである。詳細なノウハウの紹介は、営業妨害になるので本書を読んでほしいのだが、目次ぐらいを紹介すると

CHAPTER1 クラウドで実践するビジネスパーソンの情報武装
CHAPTER2 情報を「いつでも、どこでも」クラウドに収集するテクニック
CHAPTER3 クラウドの「セルフマネジメントシステム」を使いこなす
CHAPTER4 クラウドの「情報マネジメントシステム」を使いこなす
CHAPTER5 クラウド&iPhoneでアウトプットを活性化する
CHAPTER6 クラウド&iPhoneによるライフログとその活用

となっていて、クラウドを使って、情報をどう使い、アナログとクラウドの情報をどう連携をとり、いかにして質量ともにレベルの高いアウトプットをするかについて、はてなやGoogleのサービスとiPhoneをどう使っていくかのノウハウがかなり具体的に書かれていて、LifeHackにかなりの即効性がある。。影響を受けやすい私など、本書を読みながら、SimplenoteやTaskPortを早速ダウンロードしてみたり、しばらく放っておいたToodledoの手入れを始めてしまったぐらいの効果である。

Googleカレンダーの行動計画表化やToodledoの使い込み、DropBoxを使った編集作業や原稿書きの共有化は、これから試してみないと自分に合うかどうかわからないが、ひさびさに使えそうなノウハウ、ツールが書かれたクラウド本、Evernote本に出合った感がする。

Android使いの人には、紹介されているアプリなどでiPhone使いに比べンデがあるかもしれないが、LifeHcak本として、どちらの利用者にもお奨めと思う(私はiPhone使いなので、その辺は割り引いて考えてね)

0 件のコメント:

コメントを投稿