2011年12月6日火曜日

高畠正幸 「究極の文房具ハック」

発刊から年数が経過してしまった本書だが、Hackネタも古びないものは古びないもので、再読して、あーこれもやってなかったなー、と改めて再認識するのも、こうしたHack本の楽しみではある。


もともと本書は、筆者が「誠 Biz」で連載していたものに、Hackネタを追加してこしらえたもので、今でもその特集は読めるから、慎重な人は本書を読む前にそちらを読んでから購入してもいいのだが、買って損はないと個人的には思うんである。

目次がけっこう詳細につくられているので、そのまま紹介するとネタバレを起こしてしまいそうなので大項目だけ紹介すると


統の巻 できる限り規格を統一する
省の巻 仕事を自動化していちいち考えることを省く
即の巻 「いつか」ではなく「今すぐ」できるように環境を整える
仮の巻 「とりあえず」を肯定する
整の巻 身のまわりはちょっと大胆な方法で一気に整える
Dの巻 デジタルツールをアナログ視点で使いこなす


という感じで、文房具の使いこなし方だけでなく、身のまわり、仕事まわりを便利にするHackネタがふんだんに取り上げられている。

いったいに、こうしたHack本が魅力的かどうかは、そこに紹介されているネタが自分でもできそうかどうか、という点に大きなウェイトがあると思っていて、その点で、「文房具」を主体にしたこの本のHackは、敷居がそんなに高くなく、思い立てばそんな高額な費用をかけずにチャレンジできそうな点で得点が高い。(もっとも、筆者のように徹底してできるか、といった敷居の高さはあるのだが)


なんにせよ、こうした本は実際にやれるかどうかは別にして、読んでいてあれこれ想像を巡らしている間も楽しいもの。
LifeHackに興味ある人は是非どうぞ

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