メモにキーワードは書かない

2011年5月17日火曜日

ノート術

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ノートは表(おもて)だけ使いなさい~超人気メモ・ノートを開発したノートのプロが教える情報活用術~を読んでいて「メモにキーワードは書くな!」というところが気になったので、備忘録的に記録するのと感想をちょっと。

要点は、

メモにキーワードだけ書いてあっても、何の話だったか思い出せないようであればメモした意味がない。
最初からキーワードを書き留めようと思っていると、情報の鮮度と精度は確実に低下するので、耳にしたことはすべて書き留めるという意識をもつだけで仕事の質は変わってくる。
情報をインプットするときは、その作業に集中しれ、ひたすらメモをとる。
その後、じっくりと時間をかけて取捨選択に取り組む

ということらしい。

確かに、メモをしたはいいが、後から見返して、自分の字の汚さに唖然とすると同時に(私の場合、メモした字が読めないことあるものね)、書いてあることの意味がわからないっていことは誰でも経験すること(字が判読できないってのは、「誰でも」ではないか・・・)

その意味で、現場の相手の発言などを逐一、できるだけ正確に記録するってことは、メモの後活用のことを考えると有意義だと思う。ただ、残念なのは、その「正確に記録する」っていうのが、手書きのスピードでもなかなかおいつかないということ。

さらには、インプットだけの状態ってのはそんなに仕事の現場にはなくて、多くの場合は、こちらが何かを説明し、相手の質問に答えながら、メモするというのが通例だろう。こうしたときに、インプット、つまりはメモだけに集中する暇はほとんどないってところが難点。

(時として、メモだけに専念していると、「メモ取りだけしているなら、この場(会議やプレゼンの場面)にいる必要なんかないだろ!と怒られることだってある。)
かといって、速記などは、それを普通に読める状態に復元するのに時間と手間がかかるから、あまり推奨できる方法ではない。

今のところ、自分的にオススメなのは、単なるキーワードではなく、発言をできるだけ長目にメモするように心がけるとともに、イラストなどを交えながら書いておく方法。

メモの記録だけになよらず、現場の雰囲気やシチュエーションといったものを思い出しやすいように、メモを残しておく。そして、その会議や、折衝が終わった後、できるだけ早い時期に、メモや記憶を頼りに、そのときの状況や発言の復元を図るということが今のところ、一番確かなのではないだろうか。

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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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