2011年4月18日月曜日

気になった記事 "同業者の動向を気にしない"

プレジデントロイターの連載 社長の仕事術 でCoCo壱番屋の創業者の宗次特別顧問が「なぜウチのカレーは高くても売れるのか」と題してコラムを連載しておられるのだが、
2011.4.12の記事で印象に残ったのが
 
私は同業者の動向を気にしたことはありません。ほかのカレーチェーンへ入ることもないし、今、話題の300円弁当を気にすることもありません。他店のことを考えるよりも、自分たちの商売に徹するのがうちのやり方です。
 
 大切なのはお客さまが何を欲しているのか。私は常にそれだけを考えてきました。自分たちの考えが正しいかどうかを教えてくれるのはお客さまだけだと思っています。それに、うちはただの町の食堂ですから、難しいことを考える必要はないんです。
 

という冒頭のところ。
 
こういった飲食業に限らず、何らかのビジネスをやっていれば、他店とか同業他社の動きというのは気になるものだし、またマーケットの動向とすいて同業他社の動きはきちんと押さえるように言われるのが定番なのだが、やはり、一代で店を大きくする人というのは、剛腹というか大胆だな、と思う。
 
 氏は、「02年、53歳で引退するまで、年間5000時間以上も働いたこともある]といった猛烈な働き者だから、こういった言葉もまた迫力が違ってくるのだが、そこまで、自店のサービスに磨きをかけ、自店のサービスを深掘りすれば、確かに同業の些細な動きには惑わされることはなくなるのかもしれない。
 
ただ、こうした自店の深掘りは、自己満足にならないようにすることがセットにあって、はじめて有効なものになるのであって、月6万通から7万通届くアンケートに全て目を通すという営みが基礎にあるからこそできることなのだろう。
 
 
  サービスとはお客さまの身になって、洞察力を働かすことです。という氏の言葉をかみしめたい。

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