2011年4月17日日曜日

美崎栄一郎 「iPadバカ」(アスコム)

ノート術の達人で「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」などの著者である美崎栄一郎氏のiPad本。

ノート術や文具などのビジネス・ハウ・ツーやLifeHacksに長けた人っていうのは、その分野に関して、どこか良い意味での「狂」的な部分を持っているもので、美崎氏のiPadの使い倒し用は半端ではない。いわくアプリに10数万使い試したアプリは800種以上、とか、所蔵の書籍の1000冊余りを自炊して、iPadに格納し、iPadは常に持ち歩く、といった感じで、まさにiPadを「しゃぶり尽くす」といった印象である。

ただ、通常のiPad本と違って注意してほしいのは、単なるiPadの使い方マニュアル本、クラウドのマニュアル本ではなく、いかにビジネスに、プライベートにiPadを使い切るか、といった類の本である。

そうした感じは、本書の

そうした感じは、本書の
1 iPadバカのフォルダー術&マルチタスク活用術
2 絶対外せないiPadバカの7つ道具
3 iPadバカの書類整理術
4 iPadバカの時間&タスク管理術
5 iPadバカのノート術
6 iPadバカのプレゼン術
7 外出先でもiPadバカ
8 家族を愛し、趣味を楽しむiPadバカ

といった構成にも現れているといえる。

また、800種試したというだけあって、紹介されるアプリもGoodreaderやMobileRSSといった定番系だけでなく、すでにiPadを使っている人も、こんなのがあったのか、とものが見つかること請け合いである(GooereaderやDropBoxなんかを麗々しく取り上げているiPad本って多いんですよね)

とりわけオススメは、書類、手帳、ノートをどうやってiPadと融合させるか、とったところで、このあたりはさすがノート術の達人、と思わせるアイデアが満載である。さらに、「書類はスキャンして月ごとにフォルダーにする」とか「資料に書き込む時は、買い込んだことがわかるように色を変えて書き込む(筆者の場合は青らしい)」といった小ネタもうれしい。

ありきたりのiPad本を読んだ後で、オススメしたい一冊である。

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