2009年6月25日木曜日

ネットブックに何を求めるか?

C-netで、ちょっと気をひくNewsを見つけたので一言
ネットブックをめぐる期待と現実のギャップ--米調査で明らかに
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20395573,00.htm
少し引用すると

NPD Groupのアナリストが、米国時間6月23日に発表した調査リポートによれば、ノートPCを購入するつもりだったのに、ネットブックを購入した消費者のうち、その購入結果に大変満足しているとの回答者は、わずか58%に過ぎなかったという。
・・・
「NPD's Netbooks II:A Closer Look」と題する同調査リポートは、ノートPCの代わりにネットブックを購入するに至ったユーザーの60%が、ノートPCでも、ネットブックでも、特に機能面で違いはないと考えていたことが判明したと伝えている。

私の周りにも、このネットブック・ブームに乗っかって、初めての個人用PCをネットブックで調達している人も多い。それなりの機能だよね、という感覚で使っているうちはいいのだが、例えば、動画を扱うにはパワー不足だとか、EeePCのSDDのCドライブが少ないモデルを買って、ソフトのインストールに苦労して、「使えない」といった愚痴を聞くことはある。
といったことを考えると、最近の通信カードの2年縛りと抱き合わせで、かなりの安値でキャンペーンがされている日本でも、おそらくは同様なことなのだろう。
これはAtomの性能への過剰な期待もあるだろうが、やはり「PC」「パソコン」という形に対する幻想もあるのだろうと思う。最近のネットブックは、画面も広くなってきていて、チープ感も薄れてきているし、ASUSとかエイサー、工人舎といったメーカーだけでなく、HPやNEC、TOSHIBAといったメジャーなメーカーが製品を出しているということもあると思う。
ただ、できれば、せっかくネットブックを買ったのだから、プチ改造とか、いろいろ楽しんでもいいのじゃないかなー、と私としては思うのである。
私の環境的には、ネットブックは、ちょっと古びてしまったEeePC 901-X(16Gモデルではありません)なのだが、メモリの増強やSDのHDD化、E-RAMの導入をやっているせいか、結構使えるマシンになっているな、という感じを抱いている。
もちろん、動画のエンコードといった負荷のかかる作業は、メインのデスクトップで処理しているという事情もあるのだが、携帯性やちょっと雑に扱っていいというSSDの安心感は、普通のPCにはないものがあるし、Atomのパワーも、ネットブックのはしりの、さるメーカーのGeodeのマシンに比べたら、雲泥の差である。
中古でも新品でも、かなり価格が下がってきているネットブック。メーカーからしたら眉をひそめる話しなのだろうが、機能の力不足を嘆くより、携帯マシンとして、あれこれと改造と強化を図る方が楽しいのではなかろうか。
 

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