2009年6月10日水曜日

まぐろのトロ

今年初めての、地のマグロである。
境港の方にやっと、今年もマグロが揚がり初めて、近くのスーパーの店頭に並んでいたのをゲット。
お値段は、それなりに、おっというぐらいなのだが、まあ初物ということで財布の方には勘弁してもらう。
なじみの魚屋が元気な頃は、こうしたきちんとした身のところではなく、はしっこのところとか、メジャーのところではないところの身が手に入ったのだが、魚屋の主人が体調を崩して、休業してしまったので、それも思うに任せない
もともと、たくさん揚がり始めて、地元の特産として売り出し始めてから、関西あたりへの出荷や料亭向けが中心になってしまい、地元の近くに住んではいても、ほとんどお目にかからなくない。
特産品として有名になるのもいけど、地元の庶民の口に入らなくなってしまうのは、なんとなく腑に落ちない気がしないでもない。現代版「花石綱」ではないか、などど気色ばむ気は毛頭ないのだが、もっと
気安く口にすることができないと、地元民として応援する気も、なんとなく萎えるよね、という感じである。
なにはともあれ、初物のマグロ。刺身として、まず食す。脂がのっていて非常に美味。
刺身だけではつまらないので、醤油にちょっと漬けて、しばらく置く。そして、白い熱々のご飯の上に海苔をちぎって撒く。さきほどのヅケにしたマグロを載せて、わさびを溶かしたさしみ醤油をかけまわして、「マグロのづけ丼」の出来上がり。これは息子のお好みの一品である。


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