当然、あちこちで旨い魚や珍味に舌鼓をうつことになる(著者の大好物、カツオも当然でてますよ)のだが、この本では、「うどん」が目立つ。
瀬戸内海の島、四国では当然のようにうどんなのだが、長崎の五島列島でもうどんである。
また、このうどんがどこも旨そう。日本人は麺類だなー、とあらためて実感。
それぞれの章で、著者が撮影した写真が掲載されているのだが、子どもたちの笑顔がどれも元気そうで良い。
収録は8編
○土佐の三角ミステリーゾーン
高知の室戸岬で、カツオとお遍路さんにまぎれこむ旅。
カツオのタタキが旨そう。
○海女ふんせん記
能登の旅。中心はの舳倉島。ここはバードウオッチャーのメッカらしい。舟しか本土との交通手段がないから、海が荒れて欠航すると宿にたれこめて延々と鳥の話をするしかないらしい。会社勤めの人は、当然、仮病でお休み状態。
○ヤマネコ島演歌旅
西表島の旅。何度目かの訪問らしい。昔、会ったちんちん少年や博多のみゆきと再会するための旅。ヤマネコには会わない(当然か・・・)
○瀬戸内海ジグザグ旅
瀬戸内海の橋げたになっている島や、なっていない離島への旅。出発地、丸亀では当然「うどん」。うどんの注文のシーンは、おもわず、こちらもうどんが食いたくなる。
島へ渡るには一旦丸亀に戻ってわたる以外ないらしく、丸亀のうどんは何度も登場。
あとは島の知人宅でのソーメン。
○五島列島かけのぼりはしご旅
福江島の空港から五島空港まで島巡り。うどんとカツオの話満載。五島のうどんも旨いようだ。出汁はアゴ(トビウオ)。<余談だが、うちのところでもトビウオをアゴという。出汁はとらないが、竹輪は旨い。子どもの頃は、おやつにもらっていた。)
○カニ這い前進日本海
富山である。越前である。当然、カニである。カニをくいまくる旅のお話。
(うちのところは松葉カニなのだが、食べるのが面倒臭くって、カニはそんなに 好みではない。好むのはカニの味噌汁までかな)でも、富山に限らず日本海の魚は旨いよね。
○まぼろし半島吹雪旅
北海道の根室半島の花咲、野付半島。やっぱり、カニ。日本人はカニ好きだなー。
ここはロシアとの貿易も多いから、ロシア人もたくさんいるらしい。
野付半島のあたりは、幕末に会津藩の北方警備のために藩士を派遣していたらしい。
今は見る影もないが、かなり人は多かったとのこと。会津藩って京都だけでなく、幕 末には、いろいろ頑張ってたんだ、と感心。
○甑島でたとこ行脚
鹿児島のはるか沖の島。北で冷えた体を暖めるためか。ここでは、マグロ。冷凍ものかと馬鹿にしていたが、どうしてどうして、近海もののマグロに普通の居酒屋で遭遇。
この島では、道に出会う人同士が、それぞれみんなが挨拶するとのこと、特に中学生。 確かに道で挨拶することなくなったよなー。知り合いに会っても、口の中でもごもご だものなーと我が身を反省
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