2011年9月23日金曜日

iPhoneというお姫様の行方

iPhone5の販売がソフトバンクだけでなくauでも、という報道があちこちで飛び交って(元は日経ビジネスオンラインの「KDDI、「iPhone5」参入の衝撃 ソフトバンクの独占崩れ、auで11月にも発売」という記事が共通のソースなのかもしれないが)、結局、最後のところはアップルのプレス・リリース待ちといったこととなるのが、iPhoneに関するニュースの通例なので、一日ほどスルーしていたが、日本経済新聞のWebの記事でも「KDDI、iPhone販売へ ソフトバンク独占崩れる 来年から」といった記事が出始めたので、ここらで、ちょっとコメントをしておくことにした。
 
基本的に複数のキャリアからiPhoneが出されるのは、ソフトバンクには悪いが歓迎。もっとも、ウィルカマーのようにソフトバンクに悪いイメージを持っているわけではなく、アップルの方針を呑んだとはいえ格安の利用プランでiPhoneを普及させたソフトバンクはスマホの普及の面で多大な役割を果たしたと思っているので、ソフトバンク関係者の方はお許しを。(むしろBlacckberryという当時、素晴らしい端末を販売しておきながら、馬鹿高価いプランで、実質的に日本のスマホの普及を遅らせてきたDocomoの方が罪は重いのではないか。Docomoが仮にiPhoneの販売権を取っていたら、今のようなスマホの普及はなかったのでは)
 
ただ、やはり、ソフトバンクの電波の悪さというのは、なかなか解消されていないわけで、auでもiPhoneを科販売するということで、両社の競争の中で、少しでもそのあたりが良くなれば、と思う次第。(ウィルコムを子会社化することで、基地局の共同利用なんて話もあったが、最近、とんとその辺で電波事情が良くなったということを聞かないしね)
 
 
しかし、スマホの一端末がどこのキャリアで販売されるかどうかで、ここまで大きな報道になっていくなんて、やはりiPhoneの強大な鋭意協力というものを感じざるをえない。このあたり、androidの端末では、どの機種も持ち得ない影響力というか、優れたガジェットの持つカリスマ性の凄さを思い知らされるのだが、ひょっとするとauのiPhone発売で一番影響を受けるのは、どこかのニュースのエントリーにもあったが、ソフトバンクではなくて、国内の携帯キャリアなのかもしれない。最近、尖った端末といえばサムスンかファーウェイとかが多くて、国内のandroid端末はなんとなく、ガラケーにandoroidを乗っけた、つまりいままでのsynbionがandroidに変わっただけのようなものが多いと思うので、ここらで踏ん張らないと、国内メーカー総崩れなんて悪夢が起きてしまいそうで怖い。
 
ま、かといって、iPhoneを使うために、docomoからソフトバンクに乗り換えた私としては、iPhoneが使えている限り、auには乗り換えないと思いますので、ソフトバンクの皆さん、安心して、電波環境の改善に取り組んでやってください。(音声はWillcomなので、完全にソフトバンク・グループに取り込まれているといえなくもないのだが・・)
 

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