2011年9月25日日曜日

中国とカレー

日経電子版の"「中国にカレー売り込め」ハウス食品、五輪選手起用し販促。3年後めど、売り上げ2倍に"という記事を見て、日本の食文化も寿司、スキヤキの次はカレーか、と思った。記事を見る限り、2011年の売り上げ見通しが10億円ということなので、まったく売れていないマーケットとも思わないが中華料理のレシピにカレー粉が使われているものをあまり見かけないので、やはり中国全体としては、カレー、カレー粉のシェアは、そんなに大きなものではないのだろう。
その上に、カレーないしカレーライスというのは、インド料理というよりは、日本両栄として進化しているような思いがあるから、中国においてカレーが普及していくというのは、電気製品やアニメ、オタク文化と同じように日本の食文化が外へ出て行くようで、なんとも日本の地位が国際的に低下しているような折、妙に嬉しさを覚える。

ちなみに、世界のカレー粉、カレールウの消費量を調べると、インドがNo1、日本がNo2で、中国はちょっと見当たらない。もともと料理国粋主義の面では、フランスと双璧をなす中国のこと、扉をこじ開けるのは難しいだろうが、一旦消費するとなると、日本アニメと同様、貪婪ともいえる消費欲で日本の消費量など、あっという間に追い抜いてしまううだろうな・・・。
ハウス食品はもともと薬種問屋に勤めていた浦上靖介氏が設立した「浦上商店」がもとで、「ホームカレー」をつくっていた稲田商店を吸収したことで、本格的なカレー製品へ参入したというヱスビー食品と並ぶカレールウメーカーの老舗。バーモントカレー、ジャワカレーの産みの親でもある。健闘を祈っております。
ちなみにアンサイクロペディアによるとカレー好きのことを「ルーマニア」というらしいですね。でルーマニアの多数政党は、福神漬けを好む右派のルーマニア自由党。対抗政党にらっきょうを好む左派のルーマニア共産党(鳥取県に多いらしい)、マヨラーとかがいるらしい。
ついでに、ヨーロッパの国のルーマニアには「ルーマニア」はほとんどいないらしいので念のため
<詳しくはアンサイクロペディアのルーマニアの項を見てほしい>

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