Newsweekの「『平均的な労働者はどん底におちる』」で思ったこと

2012年1月29日日曜日

働き方

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「平均的な労働者」ってのは私のことでもあるのだが、「まじめの罠」を読んでから日が浅いせいか、こうした記事が、目に飛び込んでくる。
 
 
・今の不況は、産業の時代の終焉を象徴しており、さらには「平和な労働者」の時代の終焉を示しており、今の不況は永遠に続く
 
・産業経済の時代が終わった今、与えられた仕事そすればいいという考えは捨てるべき
 
・誰かが評価してくれるのを待つのではなく、自分の力でキャリアを切り開くことが必要。大企業に選ばれるのを待つのではなく、自分で自分を選ぶ時代がきた。
 
ということなのだが、この記事のもとが、そこらの日本のしたり顔の経済人などではなく、アメリカ人で、ヤフーの元副社長でマーケティングのベストセラー作家 ゴーディン氏のトーク番組というあたりが興味深いところ。
 
どうやら、こういった事態は、日本だけではなく、アメリカでもそうなのだ、というところで、ちょっと大げさに言えば、世界的なホワイトカラーの終焉といったところか。
 
さらに、最近のノマドといったワークスタイルを考えると、普通に会社や役所に勤めている人も、フリーランス的な精神を根底に持っていないと、いつの間にか切り捨てられてしまうよ、といわれているように思えてならない。
 
長い不況の中で、再生の切り札として、日本的な勤務環境の再生が言われている。しかし、そのわりに状況が好転しない今、性根を決めて、企業や役所といった「固い組織」の中にフリーランスの精神をどう取りいれるか、外部との「協働」ではなく内部における「連携」による仕事とはどうやればいいのか、ちょっと考えてみるべきなのかも。

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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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