2012年1月29日日曜日

「iPhoneは米国で生産しない」が清々しく聞こえる。

J-CAST Newsによると、アップルのCEOであったジョブズが、オバマ大統領と会談した際、iPhoneをアメリカ国内で生産するつもりはないか質問されたが、言下に「そのつもりはない」と答えたそう。

世界的なビジネスを展開しているアップルであるから、その製造が、一国の状況に左右されてはたまらん、ということもあるのかもしれないが、製造の拠点の存置や誘致を望む国や自治体の多い中、こうしたアップルの態度は肝に命じておくべきだが、一方で、テクノロジーや知財の拠点は引き続きアメリカにある、ということに注意しておくべきだろう。
アップルのiPhoneをはじめとした製品の製造は中国であることや、Googleのandroid端末の製造の相手方が韓国のSamusunであり、台湾のHTCであることは周知のことなのだが、技術や研究の中心は依然としてアメリカであることは間違いない。円高が続き、大震災のあと、海外に製造拠点を移す企業が多い中、この際、産業立地について研究機能、開発機能のみを残す方策を考え始めたほうがいいのかもしれない。つい前にエントリーした産業経済の終焉ということが目の前にあるのなら、google,Appleを誘致するにはどうしたらいいか、ぐらいのレベルで考えないといけないのかもしれないですね。

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