やけに威張って皿にのっかっているのだが、威張るにふさわしい味である。
カニというのは、殻をわったり、ほじったり、結構食べるのが面倒くさくて、普段は、あまり食べないのだが、このわたりがには、手間をかけるだけの価値がありましたよ、旦那。
身の質は、松葉ガニや越前ガニのようなカニとは違って、ぷりぷり、こってりとした、どちらかといえば上海ガニとか、毛ガニ系なのだが、くどいこってり感がないのが 良 である。
割るときにちょっとは力がいるのだが、割ったところから、ぷりんと身がでてくるところなんか、なんか妙な色気を感じてしまって、なんか食べるのが惜しくなる・・・はずもなくて、割るそばからかぶりつくのである。
これは後ろから。
割るとこんな感じ。どうです・・・。身がぷりぷりしてるでしょ。
腹のところには、しっかり卵ももっている。このカニの子がまた美味いんだ。
なんてことを言いながら、カニの足をしゃぶっていたら、その様子を見ていた息子と娘が寄ってきて、「おとうさーん」と妙な猫なで声。
「そうか、そうか。みんなで分けような」というやいなや、二人で、わさわさと食べられてしまったのありました。
「みんな」と言ったのにーーーー
0 件のコメント:
コメントを投稿