2011年8月15日月曜日

「自炊」は世界共通につながる言葉となるか?

Tachcrunchの「日本のBookscan」が子会社1DollarScanをアメリカで立ち上げ」によると
 
 1DollarScanは、日本のBookscanの合衆国版だ。Bookscanはこの種のサービスとしては日本最大で、同社によると年商は数百万ドルにも達する(つねに大繁盛なのでユーザは通常、自分の本などをデジタル化してもらうのに数か月待たなければならない)。
1DollarScanのやり方も、Bookscanと同じだ: ユーザから本や文書などを受け取るとそれをスキャンし、PDF化してDVDに焼く。ほかのメディア変換サービスと、やることは同じだが、1DollarScanはその名のとおり、最低料金が1ドルだ(写真なら10枚、本なら100ページまで)。
そのねらいは、取っつきやすい料金にすることによって、大量受注を可能にし、競合に勝ってアメリカという大きな市場を手中にすることだ。1DollarScan曰く、事業のやり方は日本に学んだ、とくに、トヨタのkaizen方式を厳しく適用することによって、業務の効率化とコストダウンを図りたい。
ということで、トヨタのKaizenの話は別として、アメリカでも、「自炊」の潜在需要はあるということだろうか。
 
アメリカといえば、Kindleなどの電子書籍サービスが、日本と比較にならないほど発達しているから、電子書籍の提供の少なさに耐えかねて、アナログの書籍をデジタル化しようというわけではないだろうし、家の広さも日本よりははるかに広いだろうから、日本とは異なる需要があると見込んだのだろう。
さて、「自炊」は「スキヤキ」や「カイゼン」「オタク」と並んで、共通語になるだろうか、この後の同社の業績を期待したいところ。
 
日本のBookscanのサービスは、かなり混雑しているようで、ひょっとしたらアメリカも柳の下のなんとか、といったことになるかも。
 
ただまあ、日本のちょっとDIY好きの人は、ドキュメントスキャナを買って、ぽちぽちとやるっていうのが結構ひそかな楽しみではあるんだよな・・・(私の場合、数百冊の蔵書はほとんどスキャンしました。レッツノートビジネススキルアカデミーで原口龍介氏は900冊あまりをキャンした、と言っていたので、とても、そこまで追いつかないけどね)
 

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