2011年8月13日土曜日

思い出ビジネスってのは、これからかなり有望なビジネスになるのかも

 
という記事を発見。これによると
 
ネブラスカ州オマハのPeggyBankは、ちょっと違う。同社は、宛先として自社の住所が印刷された箱を、まず郵送してくる。そこに、写真、スライド、ネガ、8ミリ映画、VHSなどなどを入れて同社に郵送する。すると、それらの画像?映像を変換し、同社のサイトで見れるようにしてから、元のメディアを返送してくる。それらのファイルは、リンクを共有してもいいし、自分のハードディスクにダウンロードしてもいい。もちろん、DVDやCDに焼いてもいい。
 
(中略)
 
もっとすごいのは、現在の業績だ。今同社は、すでに黒字で、月商は5万ドル以上ある。一つの注文の平均サイズ(料金)は、数百ドルだ。
 
どうやったのか?
 
CEOのJim Simonは、自サイトへのトラフィックを作り出すために、もっぱら、(複数の)日替わりお買い得サイトを使いまくった。最初はGrouponを使ったが、利用者の取り分が少なすぎるし、契約条件が複雑なので、すぐにやめた。彼によれば、New York TimesやLA Timesなどの新聞社がやっているお買い得サービスがパーフェクトだ。
 
とのこと。
 
生活が豊かになって、自分や家族の過去の記録を残すことが、かなり容易になって、日本でも、家族の様々なイベントを記録したDVDやビデオテープなどをたくさん所有していているのだが、さて、それをこれからどう保存して、どう子供たちに引き継ぐかに悩んでいるお父さん、お母さんは多いはず。日本より、数十年以上前に、こうしたお手軽ライフログの世界に突入したアメリカでは、そうした人はもっと多いはず。
 
そして、生活が豊かになって、自分たちの過去の記録を持ってしまったら、それをどうやって永久に(人類の夢だよな)残すかということが、次の課題になるはず。技術的には、PC雑誌が思い出したように1年に1度は特集する「アナログデータをデジタルに」の手法をマスターしていればできるはずだから、これを安定的なビジネスにするには、そうしたデータを大量に持っている人たち(多くは、幾分歳を召した人であろうし、成長した子供をもつ、会社の中枢にいそうなお父さんたちだろう)をどう、その気にさせるかということがキーになるのだろう。
 
その点、同社は、新聞社のサービスを利用したあたり、さしずめ、日本の新聞でよく見る記録物のDVDのシリーズ販売や通信教育みたいなものかな、と想像する。
 
とはいて、これから、我々の生活が、過去の様々で、多様な媒体に記録された思い出とともにあるようになるのは間違いないことで、それらのデジタル化、つまりは半永久化を提供する、こうした「思い出ビジネス」は、なんとなく流行っていきそうな気がするのだが、どうだろうか。
 
 
 
昔のフィルムやVHS、8ミリビデオのデジタル化に興味ある人は、こんなものを検討してもいいかもしれない
 

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