米Googleは現地時間2013年1月9日、テキサス州の再生可能エネルギープロジェクト「Spinning Spur Wind Project」に約2億ドルを株式投資したと正式発表した。出資の手続きは2012年12月に実施している。
(中略)
Googleの再生可能エネルギーに対する投資は同社のエコプログラムに基づくもの、とされているのだが、さまざまなプロジェクトの裏には、計り知れない深謀遠慮があるのが同社の常なので、おそらくは単なるエコだけを考えているのではないだろうと思ってみたりする。
(最近のシュミットGoogle会長の訪朝はは、実はオバマ大統領の命を受けて、中国の影響を排除して、あの国とコミットしようとしているのだ、ってな与太ともなんとも言えない話だってあるんだから→「プリンストン発 新潮流アメリカ」のこのコラム)
アメリカは資源大国でありながら、実は将来の資源枯渇を睨んで、自国の資源の乱開発を極力抑えているのでは、なんて謀略めいた話を以前何かで読んだ気がするのだが、Googleの再生可能エネルギー投資も、環境のことは当然だが、何か将来的な同社やアメリカのエネルギー戦略を含んでのことのような気がしてならない。同社の11件のエネルギー投資がすべてアメリカ国内向けのものなのかどうかは調べきれていないが、ネットで見る限り、多くはアメリカ国内のものように見受ける。
日本の商社をはじめとした再生可能エネルギーへの投資家たちは、日本国内だけではなく、海外も含め、貪欲に投資をまき散らしているように思うのだが、将来的なエネルギー安保やエネルギー自給のことを考えると、当座の採算性の課題はあろうが、国策的に国内向けの投資を最優先すべきだろうと思うのだが、いかがか。
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