2013年8月28日水曜日

部門を超えたコラボレーションを容易にするオフィス

斬新なアイデアを生み出す方法の一つとして、異分野の人が出会うこと、ということがあるようなのだが、その参考となりそうなものを、
 
記事の趣意は
 
「友人関係の形成の鍵となるのは「物理的な空間」で、友人関係は、自宅への行き帰りや、近所の散歩中などに起きる、些細で受動的なコンタクトを基に構築される」という心理学の一つの考え方がジョブズがPixer社のオフィスビルを建築したり、Googleの社屋にも影響している。例えば、Pixerは経営陣からコンピューター技術者、アニメーターが一緒の社屋に入居しているし、 Googleではレストラン、カフェテリアをオフィスの至る所につくり、社員が軽食をとるたびに他のチームの社員と顔を偶然に会わせる機会をつくっている
 
というもの。
 
その上で、コラボレーションができるオフィスの共通点は
 
・偶然の交流を促進する建築設計(大勢の人が通る階段など)
・必要最低限「以上」の共有スペース
・一人用の個室ではなく、複数人で共有する空間に重点を置く
・オープンな空間に多目的の「シンキング」エリアを設置する。一人で籠るではなく、人がいる場所で考え事ができる環境
 
だそう。
 
で、何か似ているものが近くにないのか、と思ったら、これって、まさしく日本の前近代的なオフィスと言われる大部屋と給湯室の構造ではないか、と思った次第。
 
案外、日本の経済発展は大部屋で経理から営業までいろんな部署の人間がるつぼのようになっていたことが起因しているのかも、と夢想してみるのである。
斬新なアイデアが出やすいオフィスというのも、大掛かりな改造を考えなくても、よくある大部屋を工夫することで実現できるのかもしれませんですな。

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