単身赴任をしていると、呑み会のある時はよいのだが、ない時はどうしても一人で晩飯を食うことになる。手料理をつくってみようか、と思ったのははじめのうちだけで、手間暇のことを考えるとどうしても、どこかの店に入ることになるのだが、中華料理屋や焼き肉、レストランといったところは、続けては飽きがくる。
そこで、「定食屋」の出番となるのだが、残念ながら、県庁所在地でない地方都市からは、どんどん支店がなくなってい状態で、それとともに単身赴任の減少→定食屋の激減といったことになっている。
そんな時に有り難いのが、チェーンの「定食屋」の存在なのだが、当方のアパートからは一番近いのが、この「まいどおおきに食堂」系列のこの店である。
基本は、調理してあるおかずをチョイスしていくシステムなのだが、ここでは「卵焼き」と「麺類」は注文を受けてからつくるスタイルである。店によっては、魚も注文を受けて焼いてくれるところもありますね。
で、本日は、塩サバ、イカ天、納豆といったところをチョイスしたのだが、ふと周りの客層をみて思ったのが、老人夫婦、親子連れ、お母さんと子供といったお客さんの比率がかなり高いことである。
もちろん時間帯にもよるのだが、単身者だけでなく、こうした層に利用者が広がっているのは、日本人の外食習慣が定着していくにつれ、外食が「ハレ」ではなく日常化し、「家庭内で調理する」という傾向が変わっていっているのかもしれないな、と思った次第である。知ったかぶっていえば、シンガポール化している、といった感じである。
で、この傾向は、単身老人であるとか独身者、シングルマザーなどの増加によって増えこそすれ減ることはないような気がする。おふくろの味、家庭の味というのも変化していくんでしょうね、と思ったのでありました。
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