2012年12月8日土曜日

デジタルの所有は「所有しない」ことなのか?

さきほどのエントリーとデータ元は同じらしい(Mary Meeke氏のスライドの最新版)が、ちょっと違う切り口で、Wiredが取り上げている。
 
少しばかり気になったところを紹介すると
 
いっぽう人々の間では、なるべくモノとして所有しないライフスタイルへのシフトが進んでいることもミーカー氏は指摘。同氏によれば、すでに文書ファイルや音楽データなどあらゆる情報を物理的に所有する代わりに、デジタル化してクラウド上で管理する傾向が目立つという。そして自動車から住宅まで、今後は様々なものを共有する経済が繁栄するだろうとの見通しをミーカー氏は示している。
 
ということなのだが、「所有するかわり」というところは、本当かな、という感じ。
 
個人的にKindle本やKobo本、e-book本のほか、所有の蔵書はほとんどをデジタル化しているのだが、「所有」という概念で我が身を振り返ってみると、共有というイメージではなく、リアルではないが「個人有」の気持ちが強い。
 
そのあたり、先日の(確かイギリスで)Amazonのアカウントが停止された事件で、Kindle本が所有ではなく利用権である見解をAmazonが示したことを承知はしているのだが、そうでありながら「所有」している感覚が強い。
こんな感覚を持っているのが少数派とは思いたくないが、今後、様々な意味でデジタル化が進む中、私有の感覚とどう折り合いをつけるか、ってのが結構難儀な話になるかもしれないですね。

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