2012年12月8日土曜日

モバイルの王国はなぜ失われたのか

風邪を引き込んでしまい、10数日、青息吐息で過ごしていたのだが、ようやく癒えてきたので、ひさびさのエントリー。今年の風邪はしつこいので皆様ご用心を。
 
さて、メディアパブによると
 
 
ということで、今更のことながら、モバイルへのシフトは、もう止まりようもないようなのだが、それにしても、10年ほど前は、こうした「モバイル」の技術なりガジェットなりは、日本のメーカーもかなりの地位を占めていたように思うのだが、その栄華は一体どこにいってしまったのだろうか。
 
ちょっと思いつくだけでも、CLIE、ザウルス、GENIO などなど、いくつかの機種は保有してわくわくしながら使ったものなのだが・・・。
 
このあたりは、識者も多くて、私の論などはヨタ話のようなものなのだが、個人的には日本特有の携帯の特異進化のせいのように思えてならない。この特異進化の中で、いわゆるPDAというものは全くのあだ花に終わってしまい、携帯に資本と技術を集中させたがために、携帯後のスマホに乗り遅れてしまった。さらに、携帯の日本市場はそれなりに堅調だったから、サムソンやHTCのようになりふり構わずスマホ路線に突っ込むこともしなかった(なにせ、携帯のガリバー、Docomoが一頃まではスマホに全く乗り気でなかったからね)、といったところのように思っている。
 
根付けやや細工物など、日本人の細かなものを繊細に作り上げる能力は欧米人の及ぶところではないのだから、本性の赴くままPDA開発を進めていればスマホに乗り遅れることもなかったのだろうが・・。そして今更のようにスマホに手を伸ばしている日本のメーカーがなんとも後追い後追いのような気がしてならないのだが、どうだろうか。
 
こうなりゃ、一か八か、ウェアラブルの世界に食指をのばす冒険者は「いないものだろうか・・・・
 

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