2008年11月16日日曜日

ドバイよ、お前もか・・・

毎日JPの11月11日の記事にこんなのがでていた。

わずか半年前の「繁栄」が消えうせていた。ペルシャ湾岸のアラブ首長国連邦(UAE)で、オイルマネーを湯水のようにつぎ込み摩天楼の建設ラッシュが続いた金融センター・ドバイ。金融危機を引き金にUAE全体で60兆円規模に達する建設工事(計画を含む)が相次いでストップ、不動産市場では「売り手しか見つからない状態」(地元不動産会社)に落ち込んだ。
 ペルシャ湾でヤシの木の形をした人工島「パーム・ジュメイラ」の開発を手がけるなどドバイ繁栄物語の象徴だった政府系開発会社・ナキール社の経営破綻(はたん)説も流れる。同社の事情に詳しいガルフ・リサーチ・センターのエッカート・ウォルツ氏は「すでに工事は一部ストップしている」と指摘し、「大きすぎてつぶせないんだ」と危機の深刻さを語った。

ああ、ドバイも無傷ではなかったのねー、という感じで、アイスランドといい、ドバイといい、一頃の金融バブルやオイルマネーでわが世の春を謳歌していたところが、こんな具合の凋落するのを見ると、ありきたりの言葉だが、諸行無常といった感じが漂う。
もっとも、一時期とはいえここまで達することのできない国はたくさんあるし、アイスランドにしても、調子のいいときはEUの中でも、かなり強気に出ていて、それがためにイギリスの支援が受けられなかったのだ、といった話もあるから、単純な話ではないのだが、それにしても、まあ、といった感が強い。
一頃は、ドバイでは、日本のリンゴが1個1000円で売られている。珍しいものなら何でも売れる、といった具合で、わが国の農協やら貿易関係者やらも、懸命に売り込みに努めていたようだが、どうやら、ちょっと小休止といったところだろうか。
ただ、株の話ではないのだが、下がったところが買い時といった話やらがあるから、これから、こうした売り込みを全くやめてしまえば良いというわけにはいかないのが、難しいところではありますな。

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