「もうPDCAの時代じゃない!恐れずにDCPAサイクルへ」に現場が再評価される時代の到来を感じた

2018年5月11日金曜日

ビジネス

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 DIAMOND ONLINEで尾原和啓さんの著書「どこでもだれとでも働ける」の中の“PDCAサイクルの否定”のことが取り上げられていて、それによると

・PDCAのアプローチは周回遅れになりつつある。プランづくりに時間がかかり過ぎるという致命的な問題がある
・ネット時代にふさわしいのは、とにかくどんどん実行してみて、あとから軌道修正を図るDCPA。より正確には、DC→DC→DC→・・・とドゥとチェックを短期間で何度も繰り返して、とにかく答えを見つけること。求められているのは、できる限り速く(あるいは限られた期間内に)結果を出すこと
・完璧な分析、緻密な計画というやり方は、短期間で結果を出すことの最大の障害になっている。一方で、実行するためのハードルはどんどん上がっている。これはインターネット化が進むほど顕著になる
・このことは、ビジネスだけでなく、働き方も同じ。何度もトライできる時代だからこそ、みんなと同じゲームで戦うよりも、みんなと違うゲームに行ったほうが、競争は少ない
といったことが提案されている。
生き方・働き方のところは、また別の機会に譲って、今回思ったのは、DCPAへの転換によって、今までPDCAを精密にやるために重視されがちだった「本社」のもつシンクタンク的な機能より、「現場」の持つ身軽な実行力のほうが重要になるのでは、ということ。そして、何度も試すためには、大きな組織よりも小さな組織のほうが適しているのでは、とも思う次第である。
このあたりは「世界一速く結果を出す人は、なぜメールをつかわないのか」でも
・日本の企業で研修をしていて思うのは、「検討しすぎる」ということ
・あらゆることを「検討」してから何かを始めるのではなく、まず「直感」に従ってみる
というところとも共通している。
となると、これから組織論で注目しておかないといけないのは、大規模組織をどうコントロールするか、組織をどう構成するか、ではなくて、実行力ある組織を、現場の近くにどうつくり、独立性を保ちながら、どう有機的につなげるか、といったことなのかもしれない。
分社化の弊害から、組織統合があちこちで進んでいるように思うのだが、もうしばらくすると振り子は、再び分割に振れるのかも知れない。

そして、PDCAが「優等生的なやり方」であるに対し、「DCPA」は現場主義の野戦軍的なやり方であり、体系的なやり方ではないだけに、実施する上ではいくつか注意点がある。
 
① 考えながら動くこと
 
 DCPAは机上で考えるプランニングよりも、現場で有効な作戦を見出そうというものだから、とにかく速度が大事。「思いついたら吉日」が原則。
座ってぶんせきして、という時間があったら、まず動いて、実戦で検証することが大事
 
②完璧を期さない
 
 PDCAはきちんと計画を立てて、それをどう実行し、チェックし、改良しという一連のプロセスが大事。いわばお行儀のよいシステムでもある。(もっとも、最近読んだ「鬼速PDCA」は結構野戦軍的だけどね)
 「まず、やってみて、チェックする」のDCPAとは発想が異なる。
 「とりあえず」というスピード感を大事にするためには、完璧を目指して考える時間を減らさないといけないし、「完璧にやりたい」という心理的プレッシャーに勝たないといけない
 
③失敗にめげない
 
「考え抜いて」というところからはちょっと遠いから「失敗」の数も当然増えるので、それにめげないこと。もっともあれこれスピード感を重視してたくさん手数をうつ、という方法なので、数は多いが、失敗の規模は小さいはず
 
最後にDCPAはあくまでPDCAの弱点を補う方法であることを認識しておかないといけない。DCPAにもPやA(調整)が含まれているとおり、最終目標は何なのか、目標と手段との「調整」は定期的にやって、方向性を見失いよう点検していくことは必須のである。その意味で「PDCAなん古臭い」と思わずに、基本はきっちりと学習しておくことも必要かと考えますね。
 

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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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