「段取り力」っていうのは、いうまでもなく、筆者の造語。
一言でいえば何っていうのは、ちょっと難しくて、
・質の違いをきっちり見分ける
・大筋を外さない力と優先順位をつける力
・与えられたものの順番を入れ替えて、自分なりに組み替える力
といった表現で表されているのだが、要は感覚的に「段取りが良い」「段取りが悪い」といった感じであらわす以外ないものらしい。
ただ、的確な一言で表されなくても、物事をきちんと要領よく処理していく能力には間違いなくて、本書では
・トヨタのカイゼン
・建築家 安藤忠雄の例
・「プロジェクトホテル」の窪山哲男氏の話
など具体例をとって、さまざまな成功事例の中にある優れた「段取り力」を解剖していく。
で、後半部分からはその「段取り力」の磨き方というか鍛え方が紹介されていく。
どんなものかってネタばれしてしまうと、営業妨害なので書かない。本書を読んでください。さすが斉藤先生という感じで、サクサク読めて、ふーむ、と関心してしまう本である。
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