2013年6月2日日曜日

定住・地域活性化のやり方・技術論としての「ノマド」

最近は、ライフスタイル、ワークスタイルの面で語られることの多い(いや、既に話題の中心からそれていっているのかもしれないが)「ノマド」論について、昨日に引き続き考えてみる。
ノマド論は働き方の側面で語られることが多いのだが、定住のあり方、とりわけ地方分部における働き方として考え直してもいいのではないか、とも思う。

というのも、このブログの表題そのものの日本の田舎に住んでいて思うのだが、田舎・地方における人口問題、定住問題が、その地方における定職をどう提供するかということとセットするがで論じられることが多いのだが、これを切り離して、「住んでもらう」ということだけを考えた定住対策を考えてもいいのでは、と思っているのである。まあ暴論に近いといえば近いのだが、定住という形で、フルスペックで住んでもらうには都会の持つ利便性と事業機会の多さは計り知れないのは事実なので、自然であるとか人情とかいったふわついたものだけでは、とても太刀打ちできないような気がしている。

ということで、フルスペックでなくパートタイム的な定住を増やせないかな、ということ。極端にいえば、快適な「デジタル出稼ぎ環境」を創っていけないかな、ということである。

例えば東南アジアのいくつかの国では、先進国に出稼ぎに行き、本国を送る仕送りがその国の経済活動に多くの影響を与えるように、週の幾日かを過ごしてもらい、住民税を払ってもらう、というレベルでの定住を考えることはできないか(東京近郊のベッドタウンに居を構え、普段の日は残業で午前様、我が家にいるのはせいぜい日曜日、なんていう企業戦士も言ってもレバ同じようなもののような気もする)ということを考えてもいいのではないだろうか。

もちろん、都会の持つ魅力に効し難いところもあるから、全ての人というわけにはいかないだろうが、通信環境が整っていさえすれば仕事ができる人たちにとって住みやすいところを考えていく、というのもこれからの定住対策を考えていく一手法なのかもしれませんですね.

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