2010年4月17日土曜日

モバイルとクラウド

昨年来からiPhoneをはじめとしたスマートフォンが大流行で、たまに出張で東京やら大阪やらに行くと、あちこちで画面を撫でている光景にぶつかるし、最近では管理人の住まう辺境の地でも、そんな光景を見かけるようになって、目出度いというか、アドエス使いとしては、かなり肩身の狭い、今日この頃である。

で、最近のブームで、ちょっと気になっているのが、このスマートフォンブームは、クラウドを志向しているのか、それともモバイルを志向しているのか、というところ。



というのも、端末の通信速度のほかに、端末の容量やらデザインやらを気にする話が多くて、個人のスケジュールやデータをクラウドにおいて利用するという形 態ではなくて、そうしたデータをノートPCの代わりに持ち歩くことが主目的になっているんじゃね、という気がしてならない。
もちろん、デバイスの中に多くのデータをいれて持ち歩くことは、精神安定上良いことは良いのだが、やはりスマートフォン利用の主眼は、データをどうウェブ 上において、どこでも、同一の環境下で仕事をしたり、暮らしたりするか、ということにあるのでは、とVisorやClie、ZaurusといったPDA使 いから転身した私としては、思ってしまうのである。

そうした意味で、伊藤浩一さんの「モバイルライフ応援日記」の「iPhoneとAndroidのどちらを選ぶ?(第148回)」

iPhoneもAndroidも、さらに、Windows Mobileも、どれも同じように便利で楽しい」ということです。優劣を期待した取材の方には、申し訳なかったと思っています。私にとって、スマートフォ ンとは、カスタマイズできる端末です。つまり、カスタマイズすることで、自分に合ったスタイルにできるiPhone、Android、Windows Mobileは、どれも使いやすい端末です。  また、私のモバイルのポリシーとしては、時間と場所と端末を選ぶことなくシームレスに作業ができること、です。つまり、iPhone、Android、 Windows Mobileの中で、どの端末を使っても、同じように作業できるように環境を作っています。

    (略)

カスタマイズをして、クラウドサービスを活用することで、スマートフォンは、機種を選ばす、どれも使いやすいものにすることが可能です。

という件は、さすが筋金入りのモバイラーだけあって、すがすがしい。

 iPhoneやXperiaなどのスマートフォンが大流行の今こそ、端末だけでなく、公衆無線LANの整備やら、インフラの整備も進んでいかないものか、と枯れた技術のPHSでモバイルしている管理人は切に願うんでアル。

(でも、テザリング利用のことを考えると、ウィルコムは、速度は遅いが結構割安だと思うんだが・・・。ウィルコム頑張れ)

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