辺境駐在員の備忘録
日本の人口最少県である鳥取県に住まう、リタイア生活の途上人の田舎の日常のあれこれ。「辺境」には地理的、意識的の二つの側面があり、 あくまで『”中心”ではない』と宣言中である。
2012年8月11日土曜日
鉱石の中の水分
つい最近、金属精錬をする工場の方に話を聞いたのだが、その工場で輸入する鉱石(たしかニッケルだったかな)の3割が水分なのだそうだ。輸入物だから、船で運ぶ際の運賃なども目方で勘定されるだろうから、水の豊富な日本に、ざわざお金を払って水を運んでいるようなものですよ、とのこと。
では、この水分が少なければ少ないほどよいかというとそうでもなくて、25%を切ると、粉塵が相当発生するので、その場合は水分を補わないといけないそうだ。
ムダとおもえる水分だが、じつはそうではない、というわけで、こうしたことが、私たちがビジネスをしていく上であちこちであるのかもしれないですね。ムダと思って削減したら、そのせいで余計なコストが発生したり、とか・・・。
一見ムダと思われるものの隠された効用を見抜くというのが、プロジェクト・マネジメントには求められるのかもしれません。
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