2018年2月25日日曜日

Coco壱 鳥取湖山店で「7種の具材 あんかけカレー 揚げそばいり」を食した

Coco壱は時折、妙なご当地メニューを出してくるので結構侮れない。

近くの「大戸屋」もご当地メニューを出しているのだが、当方は以前、注文がとっちらかった対応をしてもらい、しかも大盛りを注文したにもかかわらず普通盛を提供され、「普通盛と同じ値段なので追加料金は入りません」という妙なマニュアル対応をしてもらった経験がある。

その点、Coco壱はそういったこともなく安心して小さな挑戦ができるので、まあ安心できる。

今回は「7種の具材 あんかけカレー 揚げそばいり」を注文。で、これが現物。

あんかけではあるが、そんなにドロッとはしていなくて、固めのキャベツが辛めのカレールーの舌休めにちょうどよい感じ。

揚げそばは、意外とカレーに合うのは驚き。ルーにからめて少ししんなりしたぐらいがちょうど良い。変わり種カレーとしては「アリ」ですね

2018年2月22日木曜日

我が家にスマートスピーカー Ankerの「EuFy」がやってきた

【2018.02.20 開封編】 

先だって注文したAnkerの「EuFy」が到着した。先週の金曜日に注文して到着は日曜日。招待メールがくるまでは少々時間がかかったが、いったん注文するとAmazon Primeの配達は早い。

とはいうものの、セッテイングは単身赴任崎にレオパレスなので、実際にセットしたのは昨日の月曜日の夜。それでは、久々の開封の儀というやつをレポート。

まずはパッケージの外観



開封すると、こういうシンプルな梱包。

 


取り出すとこんな風。本体とマイクロUSBの電源コードだけというこれまたシンプルなもの



電源につないで、セッティングした後は、スマホにまず、「EufyHomme」をインストール。その後、アカウントをつくり、使用するスマートスピーカーを選定し、Wifiにつなぐ。ここで「EufyHomme」の役目はひとまず終了。

スマートスピーカーの機能はAlexaのシステムを使う。「Amazon Alexa」のアプリをインストールし、Amazonのアカウントでログイン。と、これだけで使えるようになりました〜。

こうしたデバイスは当方の場合、説明書もろくに読まずに、勝手に変な箇所をいじったり、余計な操作をして、はまってしまったりということが多いのだが、アプリのガイダンスに従うとほとんど悩まずに設定できた。このあたりは、熟練者を期待しないアメリカのシステムの素晴らしいところですな。

ひとまず、時刻を尋ねたり、お天気を聞いたり、Amazon musicで音楽をかけてもらったりといったところで、夜も更けてきたので昨夜のお遊びは、ひとまず終了。本日からは東京へ出張、明日は実家泊なので、あれこれいじるのは明後日以降になりますな。


【2018.02.22 設定篇】

eufyで音楽やらスケージュールを聞くための設定をする。

設定はAmazon Alexaンのアプリから行う。

アプリを立ち上げて、「三」のところをタッチして、次の画面を呼び出して「設定」をタッチ

 


すると、次の「Alexa Preferenes」の画面が出てくるので、ここで各種の設定をする



まず、音楽の設定は「ミュージック・メディア」から

ここではこういう設定画面だ。当方の場合はAmazon Primeに加入しているので、Amazon Musicを設定。



次はニュースのところ。ひとまず一般ニュースを設定する。デフォルト以外は「その他のフラッシュニュースコンテンツ」から選択。CNNとかWIREDとかあるので、お好みのままに。



次はカレンダーの設定。当方は、Googleカレンダーを使用しているのでこれをチョイス。Googleのアカウントを入力すればOK。ただ、今のところ、開始時間のアナウンスが変。なぜか9時間ずれてるんですよね。



さらにプルダウンすると「通知」「定形アクション」「音声ショッピング」「履歴」といったアカウントの設定もあるが、これはまだ未挑戦。またレポートします。

とりあえず「Alexa Preferenes」で一通りの設定はできました〜


2018年2月21日水曜日

AIによる行政の窓口サービスは、「たらい回し」という悪しき伝統を消し去ることができるかも

 

C-netで「住民からの問い合わせにAIが対応ーーMRIと30以上の自治体が実証実験」と題して

三菱総合研究所(MRI)は2月19日、「AIスタッフ総合案内サービス」の実証を開始したと発表した。自治体に対する住民からの問い合わせを対話形式でAIが応答する。

AIスタッフ総合案内サービスは、子育て、引越し・住所変更の手続き、ごみの出し方、住民票や戸籍、各種書類の請求など住民からのさまざまな問い合わせ全般に対して、対話形式でAIが応答して必要な行政サービス情報を案内するもの。クラウド型で提供し、各自治体は導入・サービス利用コストの負担を抑えるとともに、常に最新の技術を利用できる。

という記事がエントリー。実証実験の中心は区・市で、基礎自治体の住民サービスの案内サービスが対象の様子であるのだが、実証実験の結果はどうでようが、この試みは非常に賛成。ただ、応答はLINEのような形式がイメージされてるので、ちょっとこれは減点。

できうれば、スマホには抵抗感のある向きも含めて面倒をみるために、音声サービスまで乗り出してほしいもの。

ただ、そうした減点部分はおいといても、人間による窓口サービスの応答が、行政サービスがどこの部署で提供されていて、その手続はどうかということが、人間ではとうてい覚えきれず、カバーしきれないということを考えると、AIの活用により、たらい回しや取次ミスが少なくなるのでは、という期待ができる。

さらに、その手続的なことになると、その部署の職員でないと行き届いたサービスができない、ということも多いから、すくなくとも事務的な部分については、AIによって一定程度代用できるということもできるのだはないだろうか。こうした手続面でのQ&AはHPなどでも出ているのだが。あれを見てすとんと理解できる人はよほどの専門家か経験者でないとムリ、というな場合が多い。できれば、紹介のパターンとか内容とかも、AIで記録して、分析することによって、アドバイスうる内容も、今より分かりやすくすることも可能になるんではないでしょうかね。

2018年2月20日火曜日

批判や反対だけしてくる人にどう対応するか

 先日、仕事の関係で複数人で対談する機会があったのだが、その中の一人がとにかく反対したり、批判だけをしてくる人で、司会もちょっと手を焼く事例に遭遇した。

なにせ、当日の対談の内容について「あえて、情報を入れないで臨んだ」といったことを広言して来る態度なので、まあ何おか言わんや、なのであるが、出席者の発言は発言なので、ほっとくわけにはいかない、といった状況。彼の意見へ反論を少しすると、「自分はこう思うから」といった態度で、他人の意見は全く聞き入れないので、なんとも手に負えないのである。

で、当方としては、批判のための批判のあたりは無視、彼の言葉の端っこをこちらに都合のよいようにとって、話をほかへ膨らましていくといった態度で対応。結局のところ、はたからみていると、おそらく話が噛み合わないままに終わったように見えたのであろうが、とかく批判だけしている人とは議論にならず、下手をすると中傷合戦になることが多いので、それだけは避けることができた(公開討論の中傷合戦はどちらが正しくても、あまり美しくないので、好きではない)

こうした時の対応で、一番まずいのは、正面から受けて議論を拡大して説得しようとすること。なにせ、相手は話題についての知識・情報をあえて少ない状態でやってきているのだがら、もともと自らの感覚だけで反応している状態なんで、感情的なやりとりに陥ってしまうことが多いような気がする。

こうした時の対応としては

①こちらから遠ざかっていく。離れたポジションを確保して関わらない

②別のエリアにもっていって、「すれ違い」にあえてなる

といったやり方が、こちらの被害が一番少ないと思う。

「全員がこちらを理解してくれるわけではない」、そんな感覚で物事に対処することも必要なのでありましょうね。

2018年2月18日日曜日

キャッシュレス時代を「地域振興」復権・「コミュニティ経済」復権に活かすべき

 NewsPicksの共同通信配信の記事「お年玉もキャッシュレス、中国」によれば、中国のIT大手「テンセント」が中国の旧正月のお年玉「紅包」を同社の通信アプリによるスマホの決済サービスで送った人が6億人以上にのぼったらしい。

 

さらに、C-netによれば「屋台でもスマホで決済—首相の”鶴の一声”で加速するシンガポールのキャッシュレス化」ということで、同国の大手電子決済サービス会社が提供するサービスでQRコードに寄る決済システm樹を小売店や飲食店などにも利用範囲を拡大をはじめたとのこと。さらに、スマートウォッチによる電子決済も導入され、小学生に6000個の端末が配布されたらしい。

 

このあたり、中国は国土が広く、しかも国内の出稼ぎ大国なので、遠くの知り合いに現金を渡す必要性と偽札問題といったこともあるだろうし、シンガポールは電子国家はうちが一番ってな矜持があるので、中国には負けたくない、といったところであろうか。

2018年2月17日土曜日

AnkerのEufy Genieを注文した。スマートスピーカーのデビュー間近

 AmzonのEchoやEcho Dotの招待メールを送るのだが、一向に招待がかえって来ないので、欲求不満が溜まってたところなので、AnkerのEufy Genieの招待メールを出していたら、ありがたいことに許可されました。感謝、感謝。


そんなにスマートスピーカーが欲しければ、Goolge Homeでもいいのだが(AppleのHome Padは日本ではまだ手に入らないしね)、「OK Google」と呼ぶのはちょっと違和感があるし、申しわけないがLineの物は食手が動かなくて、Echoの招待を待っていたのであるが、「待ちかねた〜」という次第。


もっとも、単身赴任中の部屋はスマートホーム化してみるかってな欲望にかられて、Urantのスマートコントロールを購入していて、エアコンとかテレビのONOFFとかチャンネル替えとかは、スマホで出来るようにしているのだが(Wifeが切れがちであはあるのだが、これはガジェットのせいななのか、レオパレスのWifiの容量がいっぱいいっぱいのせいなのかはわからない)、スマートスピーカーには、これとは違ったちょっと違った期待感がある。


それは、「IoT」「Ai」が身近に感じられる生活というのはどんなものか体感できるかな、というところ。スマートコントロールといったガジェットはスマホを介してのものになるし、例えばIoTにしても冷蔵庫やテレビやそこらの家電が勝手にネットにつながって何をしてようが、まあ知らねえよ、ってなものなのだが、もっとも肉質的である「言葉」で反応してもらえるってのが気を引くのである。


ここらあたり、日本人の鉄腕アトムに代表されるロボット好きなところかもしれない。最近、Aiについて、そのブラックボックス的なところを懸念する声がだんだん拡張してきているようで、これはPCとかスマホが生活の中に入ってきた時と同じような感じがして、こうした心理的な尻込み感のせいで変化が起きていかないのは寂しい感じがする。


まあ、そんなに「生活に変化」といったことはないのかもしれないが、Eufy Genieが届いたらまたレポートいたしますね。

2018年2月15日木曜日

電子国家、電子地方政府の進展は、人手不足対策の有効策と思うが、それには働き方モデルケースの確立が必要と思う

 PLANET WAY on ASCIIのサイトで、「安倍首相のエストニア訪問で高まる機運、日本が電子国家に向けて本格稼働」として、

インターネット、クラウド、人工知能などデジタルテクノロジーの発展と普及は世界の変化スピードを加速させている。デジタルテクノロジーをうまく取り込んだ国は、これまでとは異なる発展経路を辿り、猛烈な勢いで変化・成長を遂げている。

そのような状況下で、かつて世界2位の経済大国であった日本の地位や影響力は相対的に弱まっている。少子高齢化や人口減少にも歯止めがかからず、この先さらに国力が衰退していくことも考えられる。

変化スピードが加速する世界で日本が生き残っていくためには、デジタルテクノロジーをフル活用することが必要不可欠といえるだろう。

として、安倍首相のエストニア訪問を題材に日本の電子国家化についてのニュース、提案がされている。

エストニアといえば、電子国家の先陰の国といってよく、サイトでも、オンライン上で電子住民になれる制度とか、これにより、エストニア内で会社を設立したり制度が紹介されている。

電子国家というとe-Taxとか、電子申請とか一頃大流行であったのだが、今はなんとなく閑古鳥が鳴いている感がする、例えば。鳴り物入りで始まった個人情報カードも、仮カードでなく、本カードをつくっている人は2017年10月時点で10%というぐらいであるので、電子国家の実現には程遠い状況である。

で、安倍首相がエストニアに行ったから、じゃあ電子国家化が格段に進むか、というと当方としてはけして、そうは思えない訳で、それは、日本の今には、ネットとか、電子の世界で生きるという概念がまだ未成就であるからだと思っている。

だって、考えてもみてくださいな、「電子住民」というのは、けして「実体」としてあなたの側に住んでいるわけではないのだが、「住民」として受け入れるということが必要になるわけですよ。そして、ひょっとすると、ネットを通じ自治体の議会や公聴会にも参加ってなことも受け入れる必要もでてくるんである。そして、そのためには、ガチガチのセキュリティを考えつつも、オープンなシステムが前提となると思うんである。

当方としては、電子国家化とかなんとか言う前に、テレワークに対応した労働法制とか、あるいはワークスタイルの模索であるとか、その辺を地道に創っていくことが先決であると思うのであるがどうであろうか。例えば、セキュリティを確保した形でのホームワークのモデルケースづくり、とか、テレワークを前提として会議とか、意思決定とか、勤務時間管理とかのシステムづくりとか、民間にあれこれとテストケースを押し付けるんではなく、政府や地方政府がその鉄板のパターンを創ってみるっていうのが、海のものとも山のものともわからない分野には有効な場面も多いのではないだろうか。人口減少の中で、人手不足をどうにかするのは、今の「会社社会」から締め出されている層(老人とか介護離職、育児離職をしている人)をいかに労働力として活用するかにかかっていると思っていて、それにはテレワーク、モバイルワークに代表される「電子ワーク化」と「副業化」ではないかと思うんであるがいかがであろうか。

2018年2月14日水曜日

伊東屋の社長のノート術に学ぶ「書きなぐること」の効用

 伊東屋の社長のノート術が「伊東屋の社長が「絵」でノートを獲る理由」としてPRESIDENTのWebに掲載されている。記事の主眼は、「絵でノートをとる」ということで、その意図は

絵は多色ボールペンがあれば、1,2分でサッと描けてしまいます。それをみんなに「こんな感じ」と見せれば、私が意図していることは大体伝わり、到達点やイメージを共有することができます。まず解釈に齟齬が生じることは無いでしょう。一方、言葉で到達点やイメージを共有すようと思っても、上手く伝わらないことは多い。たとえ意味的にはd¥正しい言葉を使ったところで、1つの言葉が受け手によっていろんな意味に変換され、齟齬が生じることもあります。

と、これはこれで示唆深いのだが、当方的に「おや」と思ったのは

書く行為が思考を塗り替えることもあります。意外に面白いのが、書きなぐってみると思ってもなかった発見があることです。書き間違えた言葉から新しい考え方を学ぶこともあるし、自分の勘違いで書いたメモが結果的に学びになることもあります。

といったくだり。とにかくノートに「書きなぐる」という行為は、自分の思ったことを、とにかく書き出すのは、GTDの「タスク」を全部書き出すことによって、自分のやるべきこと、やりたいことを棚卸するということに通じるものがあるし、一種の一人ブレーンストーミングの効果もあるようだ。

この時、キーボードを叩いても同じ効果が得られないのは、どうしても構えてあ¥しまって、思考が自由奔放に広がっていくのが、手書きで大きな字で書きなぐることにどうしえもおよばないことにもよるし、人間のアナログの性というものか、手を動かしていると、思考がどんどん伸びていくよう感じが得られる「手作業の効用」によるところもあるのであろう。

メモやノートでは、デジタルよりも、アナログに一日の長のあることも認めないといけないようですな。

2018年2月13日火曜日

自然が豊富だからと言って、「自然回帰(バイオフィリア)志向のオフィス」が移転してくわけではないと思うよ

 NewsPicksに「バーや卓球台は時代遅れ、オフィスの最新トレンドは「自然回帰」」ということで、Amazonやサムスン、アリババの本社オフィスで、従業員の満足度と生産性を維持するために、今までのバーや卓球台をオフィスに備えることに代わって、オフィス内に植物を大量に植えたり、庭や滝をつくったり、ということがブーム(「バイオフィリア」というらしい。)になっているらしい。

こうした先端企業のトレンドは時間をおいて、日本でも流行するのはGoogleのオフィスを真似たオフィスがあちこちにできたのと同様、きっと東京ででてくるよね、と思う。

で、こうした時、地域振興の従事者が勘違いしがちなのは、自分の地域では自然がもっと豊富なのだがら、オフィス移転も夢ではない、本社機能の移転も現実になるぞ、という幻想に陥ってしまうことだろう。

よく考えて欲しいのは、バイオフィリアを導入したといわれる企業のオフィスの所在地は全て都会地にあるということ。

つまりは、企業活動の生産性と便利さを犠牲にするつもりはなく、あくまでも社員の生産性を増加するために一つの手段である、ということ。なので、いくら巨大なバイオフィリアだと、自然の真っ只中のオフィスをつくっても、オフィス移転には結びつかないのでは、と思うのである。

むしろ、考えるべきは、会社全体で自然回帰するつもりはなくても、個人として自然回帰したがっている人は増加しているということにいかに対応すべきか、ということであろう。それはおそらく、自然豊かな環境の中でシームレスに仕事ができるテレワーク環境の整備であろうし、地域全体で、テレワークができる環境をつくる、あるいはテレワークに的sた揮毫や個人の移転を支援するといった取り組みなのではないだろうか。

「自然があれば、必ず人はやってくるよ」といった、自然幻想は早々に捨てたほうが良いと思いますね。

2018年2月11日日曜日

「だれもが楽しめる”とっとりの山”」シンポジウムに行ってきた

米子市で開催された「だれもが楽しめる”とっとりの山”」に行ってきた。

冒険家の風間深志さんのトークは面白く、南極やチョモランマをバイクで登るという荒業をする人の発想はかなりユニークであるなと感じさせたところもあるのだが、笑えたのは、山登りのほとんどはバイクを押して歩いている、とか、地元の人や他の登山家に出くわすと、バイクで登っているのが怪しまれて通報される恐れがあるので、人影が見えなくなるまで隠れていた、とかのエピソード。

パネルディスカッションの方は、途中で仕事の電話が入ってきてその対応に追われていたので、聞けず終い。
本来のテーマの障がいのある人や、高齢の人、外国人、誰もが楽しめる「山の環境」とは、といったところは聞きそびれてしまったのだがお許しあれ。


2018年2月6日火曜日

「一兵卒」という言葉への批判に思わず我が身を振り返ってしまった・・・

 PRESIDENT ONLINEでコラムニストの河崎 環さんが『「一兵卒」という言葉に酔う男たちの限界』という表題で、滅私奉公、軍隊的な組織への忠誠心といったことに象徴される「男中心の会社(日本的組織)社会」についての辛口のコラムを寄せている。

原本は

http://president.jp/articles/-/24292?display=b

で確認してほしいのだが、偏見を恐れずに感想を言えば、女性目線からの切り口が尖すぎて、結構、切れ味するどい。

彼女の言う

自覚的なようで無自覚な「一兵卒マインド」の怖さは、その視線が組織の中の人間関係にしか向いておらず、判断基準が組織で共有されるローカルルールにすぎないということだ。したがって本人はグローバルだったり、名が知れたりの大組織の一隅に所属する者として視野が広いつもりが、残念ながら極狭小で、組織外から見る人々の違和感や拒否感、すなわち世間との乖離に鈍感なのだ。

どうやら男にとって、何かに所属して頭と運命を預け、「部品になる」ことというのは、えも言われぬ快感なんじゃないか? そう考えなきゃ、学生時代や若手の頃はあれほどまでに優秀だったはずの人材たちが、喜んで大きな機械に組み込まれ、歯車やネジとなって周りも見えずにうっとりグルグル回っている様子に、納得がいかない。

といったところには、当方も男として「そうはいうが・・」と反論を試みつつも、そういえばな・・、と組織の中にいる心地よさと根拠のない安心感に思い当たって唖然とするのである。

ただ、これが「男性」特有の病理・性向であるといった主張には、素直には首肯できなくて、要は組織内に取り込まれることが男性が多かったゆえであって、現在のように、女性も組織の中に取り込まれることが一般化した企業社会では、男女とも「一兵卒」幻想に取り込まれる可能性は、どちらも一緒、、という気持ちがしている。

もちろん、組織に所属したいという意識がどちらかといえば男性に強いことは否定しないが、女性の過労死の事件などを見るに、好む好まないにかかわらず、男性・女性とも、「組織)の「内部化」される傾向は同じになっているのではないだろうか。

もちろん、こういう組織への一体化がバラ色ということを言いたいのではなく、むしろ、組織と一定の距離をおいた「個」としての働く場、働き方を確保することが必要と考えている。ただ、個人的には、それはフリーランスのような「個人企業」的な働き方ではなく、「モバイルワーク」「ノマドワーク」のように、組織に属しながら、「働く」行為は組織の外にあるという方法論のほうが、実現性が高い、のではないだろうか。

まあ、「一兵卒」という言葉に象徴される「組織所属の幻想」からは、一定の距離を置いとけよ、という主張には大賛成。あとは、その方法論をあれこれ考えないといけないですよね。

2018年2月5日月曜日

寒波と突然の大雪で「単身赴任」がとてもわびしくなったので、「ワーク・シフト」をふたたび提唱したい

昨夜、今年最大の寒波が訪れて、日本海側の当方の住まう地域はお決まりのように突然の「大雪」。本日は午前中にはずせない来客があったので、昨夜遅く、実家から単身赴任先へ舞い戻った。


雪の具合はこんな風で、まあこの地域にしては大雪で大混乱というわけではないのだが、精神的にこたえるのは、家族でわいわいやっているところから、一人暮らしの「寒い」環境へ、夜更けて移動するというところ。
単身赴任先に女性問題云々ということが起こるのも、こうした心のスキマが生じやすいせいであろうし、またモチベーションの関係でも、単身赴任を勤め上げた先に昇進とかお土産があれば別なんであろうが、そのまま定年といった具合では、なんとも意気が揚がらないのは間違いない。
で、提案したいのは、もっと家族で一緒に暮らして、しかも遠隔地で働く、といった働く環境の整備を公式に進めるべきでは、ということ。最近は人生100年時代の「ライフ・シフト」が政府関係でも「働き方改革」としても大流行のようなんであるが、提唱者のリンダ・グラットンを呼ぶのであれば、彼女の前作「ワーク・シフト」の方で提言されていた「場所から開放された働き方」の方も、ちまちましたテレワークじゃなくて、もっと本格的に取り組んでみたらどう、と思う次第。

レオパレスをはじめとした単身赴任ビジネスは困るかもしれないが、地方の人口対策や高齢者の活用といったところでも「ワーク・シフト」は寄与すると思うんですが、どうでありましょうか。