兄弟が名古屋にいるせいで、時折、こうした東海のB級系の味が楽しめるのは、最近のロジスティックのお陰というべきかもしれなくて、今日の昼ご飯は冷蔵物の「三重 亀山みそ焼きうどん」
とはいっても、山陰の辺境に住まう身としては、通常のルートでは、全国ものの北海道ないしは九州レーベルか、あるいは岡山レーベルが主流ではあるのだが(関西レーベルはすでに全国臭が強くてご当地レーベルとは言えないような気がする)、三重 亀山といったちょっと西日本ではなじめのない味が楽しめるのは良しとすべきであろう。
できあがりはこんな感じなのだが、そこは伊勢が近いせいか、津山のホルモンうどんの様子と違って、麺が伊勢うどんに近くて柔らかめのような気がする。しこしこというよりは「もちもち」と柔らかめなのが、讃岐とも津山とも稲庭とも違う感じが出ていて面白い。
このあたり、「うどん」と一言で言っても、やはり、それぞれの地の「粉」なり、「水」なりが影響して、それぞれの地の味と風合いが出るのが、狭いとはいえ百数十年までは、藩を中心とした連邦国家であった「日本」という国の面白さなのかもしれない。
「江戸」あるいは「東京」という価値の大きさ、力強さがあたりを睥睨していたのが明治以来のこととは思うのだが、どうも、最近のインターネットの普及や賛否はあろうがスコットランド、ウクライナ、バスクなどなどの事を思うと急速に「リージョン」化は進んでいっているような気がして、食品における「ご当地」化は復権というべきかもしれない。
そうしてみると、批判もいろいろあろうが、今の政府の「地方創生」というのも、「リージョン」を志向したものといえるのかもしれないな、と妄想するんである。
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