2019年10月31日木曜日

「都会から地方への副業斡旋」は一極集中の風穴になるか?

 日経新聞の2019年10月30日付けで「人材各社、「地方で副業」仲介。スキル持つ都市部、ミドル社員に照準 テレワークを活用」という記事を読んだ。

記事の要点は

・都会の大手企業で働く会社員を対象に、IT技術や財務などの都会の大手企業で培ったスキルを地方の中小企業で活用してもらうための「副業紹介」のサービスが増加中
(特に40歳代から50歳代の管理職を対象に横暴が増加しているとのこと)
・転居を伴わず、週に数日、時にはリモートで働けける副業という形で、地方の中小企業の人材不足、特に中堅の専門家の不足に対応しようというもの
・この動きには地方の公共団体も反応していて、広島県では副業対象の県内企業の事業説明会を都内で開いたり、長野県塩尻市や奈良県生駒市のように、自ら副業・テレワークOKの外部人材を採用するところもでてきている。

というもので、実例としては、横浜の大手アウトドアメーカーのIT部門で働く管理職の会社員が、「もう一度プレーヤーとして働きたい」ということで、長野県白馬村のリゾート運営会社で、月2回の出勤とリモートワークを提供する「副業」を始めたものが紹介されている。

当方も務めている地方の企業にとって、財務とかITの人材は社内に必要なことは間違いないのだが、さりとて専任で雇い入れるにはちょっと、ということもあるし、待遇や地方へIJUターンするには家族の同意が・・・、といったこともあって苦戦しているのが現状のところである。

その意味で、こうした動きが広がれば、無理ない形で地方の中小企業の事業支援、人材不足解消に役立つのは間違いない。

その上で当方が妄想するのは、この動きが広まってリモートによる副業が当たり前になれば、職住近接に縛られた「都市集中」も風向きが変わっていかないかな、と思うところである。
先だっても、いわゆる「地方創生事業」による東京への一極集中を是正する政府目標の期限延長が報道されたところで、当方が考えるに、オフィスの近くに住居を構える、というところを変えない限り、この課題は解決しないように思うのであるがどうだろうか。

自然災害の猛威が続いて、地方部においても被害が相次ぐので、地方・田舎なら安心というわけにはいかなくなっているが、少なくとも都会地への台風や水害による社員が出社できなくなたりといったリスクは、社員の居住地を分散化とリモート化によって防げるところも多数あるように思える。

そして、こうした形で都市と地方、地方と地方の関係が複数つながることが膨らんでいけば、人口の一極集中の話も様相が変わってくるのかもしれないですね。

2019年10月29日火曜日

来来亭の「チャーシュー麺」+「チャーハン」を食す


ちなみに麺を持ち上げるとこんな感じ。ここの麺は細いストレート麺ですね。
スープの味がけっこう濃いので、ちぢれ麺より、こういうタイプの麺のほうがほどよく絡む感じがいたします。


チャーハンはこんな感じ。

黒っぽいですが、味のほうはコクはあるがあっさりとした味です。模様がカスレているチープな感じがいかにも流行っている街のラーメン屋という雰囲気があって、当方は好きですね。

2019年10月24日木曜日

大山1300年祭のフィナーレイベントに参加した


当方が鳥取県西部に赴任した3年間を特徴づけるイベントで、自分も深く関わったと思っているので、感慨深いフィナーレでありました。
毎年やっている「お焚き上げ」も初めてみることができて感激であります。



最後にこんなお守りもらいました。神棚にあげておこうっと。


2019年10月17日木曜日

AppleWatch5の発表の誘惑に負けず格安中華スマートウォッチ「Fitfint」を買った

 Applewatch5などの新機種の発表がすでにされていて、格安デバイスを追い求める当方としては、これに対抗するデバイスの発掘をしなければ、と思うところなんであるか、今回、「Fitfint」という中華製の格安スマートウォッチを発見・購入したので、レビューいたします。

当方の興味を引いたのは「通話機能がある」とのふれこみ。AppleWatchなどの高級機種であれば、Bluetoothでのハンドフリー通話やSimも入れられるものなどは当たり前になっているのだが、5~6千円程度の格安スマートウォッチでは、時計から音声がでるなんてのはとても高望みな機能なんである。このほかネットの情報では、健康管理機能では、活動量計、睡眠記録のほか血圧記録もある上に、SMS通知や着信のお知らせ、音楽プレイヤー、計算機、天気のお知らせなどもできる、といったまさに「満漢全席」っぽい仕立てである。

◇外観など◇

製品はこんな箱で届く。当方はAmazonで注文したのだが、かなりしっかりとしたつくりの箱で歪みとかはなかったですね。 中にはマニュアルと、中華スマホやガジェットらしく優待ギフトの案内も入っているので、優待ギフトのほうは興味のある方はどうぞ。



箱を開けるとこんな感じ。時計の画面はデフォオルトで8種類の画像が選べるようになっているのだが、追加はできない設定。ちなみに、写真のものはディスプレイ用にシールで貼られている。



当方が選んでいるのはこんなデザイン。



なお、時計の横のリューズまがいを押すと点灯する。腕のシェイクでも点灯することになっているのだが、感知機能を鈍くしてあるのか、かなりの確率で失敗します。長押しでOn-Offが切り替えられます。

同梱されているのは、時計本体とUSBの充電ケーブルのみのあっさりとしたもの。充電ケーブルは端子がこのウォッチ特製で、他のものには転用ができないので、これが通常のmicro‐USBなどの端子で充電できる形になると嬉しいのですが・・・。



時計裏面の4つの端子にマグネットで繋いで充電する仕組みになってます。



また、操作マニュアルは最近の中華デジモノの常として、少し変な日本語混じりの簡単なモノしか入っていないので、基本はいじり倒してみたり、Amazonのレビュー欄などで自分で情報収集することがベストです。

この製品で嬉しいところは、時計のベルトがフツーの時計の20センチ幅のベルトと交換できるところ。デフォルトでついてくるベルトも、マットな黒で、肌触りも悪くないのだがいかんせん安っぽいし、いかにもスマートウォッチ着けてます、といった感がでるのが玉に瑕。



この時計であれば、お堅いビジネス職場にお勤めの方もベルトを交換すればよいかと思います。ちなみに、当方は安価な「カーフ」の時計バンドに交換してみました。色と厚みからいうと、金属バンドのほうがマッチするかもしれません。



◇時計本体の機能◇

時計本体の機能は前述したようにかなり多種です。

〇健康管理機能〇

【活動量計】

時計を右にスライドするようにタップするか、左にスライドしてでてくるメニューの中の「スポーツ」を選ぶと「スポーツ」などの活動量が記録ができる画面がでてきます。メニューは

・屋内ランニング
・屋外ランニング
・ウオーキング
・サイクリング
・登山
・運動記録

となってます。
写真では光っていて見にくいですが、使いたい項目をタップすると「スタート」の画面になるので、ここをタップして記録を始めるようになってます。



【ヘルスチェック】

それぞれの画面をアップしておきます。ここは画面をみてもらえば操作方法はわかると思います。ただ血圧などの数値は専用デバイスと比べると精度が落ちるので参考値ぐらいに考えておいたほうがいいと思います。

・血圧



・心拍数



・歩数計




【通知機能】

ふれこみでは、時計本体で通話ができるとなっていますが、Amazonのレビューでは音量が小さいといった不評がありますね。当方は電話かけられることが少なくて、まだ時計での通話は試してません、すいません。電話のお知らせはかけてきた人の名前の表示も含めて、ちゃんとしてくれます。

SMSとかの通知は、なかなか連携しなくて苦労したのですが突然連携し始めました。通知画面はこんな感じで、かなり文字も大きくて見やすいです。ただ、Gメールはどういうわけかひろってくれません。LINEの通知がほぼ全文読めるのはよいですね。ただ、返信機能はないのでご了解を。



〇その他の機能〇

ストップウォッチ、音楽プレーヤー、目覚まし時計、ビジネスシート症候群チェック(このデバイスでは「座りがち」チェックになってますね)、タイマー、リモート写真、カレンダー、ボイスメモ、電卓、Siriとたくさんあります。ここまで格安中華スマホで格安なのはあまりないと思います。いくつか、特徴的なものの画面を紹介するとこんな感じです。

・カレンダー



月次カレンダーのみです。残念ながら、スマホのスケジュールとの連携はしてません。

・電卓



12桁までの加減乗除に対応してます。ちょっとした計算が便利ですね。

・Siri



Androidユーザーには申し訳ないのですが、AppleのSiriしかありません。

・音楽プレーヤー



スマホの音楽プレーヤーと連携して時計で音楽が聴けます。スマホのほうで楽曲を選んだら、スタート・ストップが時計で可能です。音声が時計から流れるのでちょっとびっくりしますね。

この応用でもあるのですが、Goolgleマップでナビシステムを使っているとき、連携しておくと案内の音声が時計から流れます。うるさい車内では、かなり便利です。

・ボイスメモ



これはチャレンジしてみたのですが、残念ながらうまく使えません、記録はしているようなのですが、再生の仕方がわからないといった状況です。

◇i-PhoneとのBlueTooth接続◇

まず、管理アプリをスマホにインストール。アプリストアからi-Phoneの場合は「SMART-TIME」というアプリをインストールして、利用者登録をしてください(アプリの詳細はまた別途)。

次に、アプリのほうの「設備」というところで時計を登録。「R2_JAPAN_LE」という名前で登録されると思います。その後にスマホのBlueToothでデバイスを探します。



ここで注意しておきたいのは、BlueToothで最初に見つかる「R2_JAPAN」というデバイスに最初に接続すると、当方の場合はSNS通知のお知らせ機能がうまく連携できませんでした。「R2_JAPAN_LE」をまず接続して、詳細メニュー(〇に「i」マーク)をタップして「システム通知を共有」、次に「R2_JAPAN」を接続。
途中で、「接続するデバイスに〇〇〇〇という数字が掲示されていますか」といった警告と確認ボタンがでるので確認せずに「OK」、時計の方には「接自なんたらかんたら」という多分中国語でi-Phoneと接続しますか、といった掲示がでるのでこれも「OK」をタップすると、当方の場合はBlueTooth接続に成功しました。

また「R2_JAPAN」の「連絡先を同期」をチェックしておくとスマホの住所録を時計に流し込んでくれます。

SNSの通知機能のほうは、同期したては通知してくれなかったのですが、しばらく時間をおいたら突然通知してくれるようになりました。SNS通知を有効にするにはAmazonのレビューでは、BlueToothで連携した「R2_JAPAN」の詳細画面で「通知機能を同期」にチェックすればよい、的な書き込みがあるのですが、当方の場合はその項目自体がなかったので、SNS通知機能が突然動き始めた理由は不明のままです。

正直言って、i-Phoneとの接続はかなり苦労したのは確かですね。

【総評】

1万円以下で買えるマートウォッチにしては、多機能でお得だと思います。itDEALのようなブレスレット型のものはお堅い職場の場合はいまいちフィットしないし、よくあるスクエア型のものはいかにもスマートウォッチという感じで抵抗のある人もあると思います。このFitfintのようなラウンド型であれば、どんなシチュエーションでもマッチするので、スマートウォッチ入門機としてはもってこいなのではないでしょうか。



2019年10月12日土曜日

「選択しない」を集めることがこれからのセールスの前提になるのかもしれない。

 2019年10月8日付けの日本経済新聞で「オイシックス 「買わない」を分析」と題して、生鮮食品宅配の「オイシックス・ラ・大地」の独特のデータ収集のやり方が記事になってました。

要点は

・「オイシックス・ラ・大地」では、買い物かごから商品を外す「カゴ落ち」の情報を収集して分析したデータを使って業績を伸ばしている

・この食材サービスは、あらかじめ一定金額で契約を結び、食材を定期的に届けるサブスクリプション・サービス

・このサービスでは、会員は毎週更新される、あらかじめ野菜や果物、レシピと具材を組み合わせた「ミールキット」など15種類の入ったリストから、不要なものをはずし、欲しい食材と入れ替える注文方法。

・アマゾン・フレッシュや楽天、あるいはイオンなどの大手スーパーといった強豪がひしめく中、売上を伸ばしている

というもの。

キモのところは、お客が自分の好きなものを選ぶのではなくて、あらかじめセッティングされたものから不要なものを「外して」「入れ替える」ということで、オイシックス・ラ・大地の「キュレーション」をベースに自分の好みでアレンジできる、というところですね。


記事の中でも、アマゾン・フレッシュとの注文方法の比較があるのですが、多くのネットショップを「品揃えの多さ」を競っていて、ほとんどのネットショップやリアル店舗でも、これでもかっといった具合に大量の品物がリストアップされていたり、店頭に並んでいるのだが、買う方からすると、大量の商品情報の中で溺れそうになるばかりであるし、自分の好まないものが閲覧履歴などで押し売りのように「オススメ」される、というのがかなり「煩い」と思うのは、当方だけではないと思うところ。


かといって、変なものをつかんで「損」はしたくないな、というのもあって、ここは詳しい人やこだわりのある人がテーマにそって「チョイス」してメニュー化されたものを見て選びたいのが実感であろう。


そんな観点から考えると、このオイシックスの方法は、自分の「好まない」ものを外してキュレーションしてくれるシステムで、これはこうした食材サービスの他にも、ファッションであるとか、本やDVDのサブスクリプション・サービスでもっと提供してほしいサービス。


情報がますます増加していくなかで、商品のセールスの場面で、「キュレーション」ということは、ますます求められるようになってくると思うのですが、これからのキュレーションのキモは、「オススメ」をいかにたくさん提供するかではなく、その人にあわせて「キライなもの」「好みでないもの」をいかに除くことができるか、にあるのかもしれません。

2019年10月3日木曜日

遅れ馳せに、無料バージョンの「一人Slack」を仕事で使ってみた個人的な感想まとめ

 Slackといえば、グループ内のチャットや、資料共有などができる便利なお仕事アプリとして多くの人が使っているのだが、一人利用のSlackという使い方があるようなので、当方の仕事環境で使えないものか試してみた。(もちろん、というかSlackの運営サイトには申し訳ないのだが、無料バージョンで)


参考にしたのは、こちらのサイト


”Business Chat Master”  ひとりSlackのすすめ!個人ツールとしてもSlackは有益


“stamemo”  ひとslackでできることと半年使った所感をまとめる


【試したみた理由】


今回試してみた仕事は、とある社会福祉法人の本部の事務系の仕事で、当方が3月前に転職した仕事。


仕事やITまわりの環境は

・仕事の内容が多種というより雑多

・中小規模の法人(職員数が700人ぐらい)なので、細かな話から経営全体に関係することまで大小取り交ぜてある。

・ITのセキュリティは結構「ゆるゆる」なので、職場のPCからネットアクセスはほぼ制約なくできる

といったところである。


しばらくのうちは、Evernnoteにメモする形で、やっていたのだが、

・当方のEvernoteは、このブログの原稿・下書きや、プライベートな記録も放り込んでいるので、かなりごちゃごちゃ

・仕事関係のちょっとした思い付きや、打ち合わせのまとめといった、小さめのTipsを入れておくのはEvernoteは大げさすぎる

・ScarapboxやGoogleKeepは、ブログ用のアイデアメモや参考データやURL、本の引用メモ置き場、といった形で使っているので、ここにいれてさらに、ごちゃごちゃ感をつくりたくない、と

いったことから、「一人Slack」に落ち着いたということである。


【使い方】


「1人Slack」なのであまり詳細な運用ルールを定めても仕方ないので、次のような基本ルールだけを決めておいた。


①まず、それ専用のSlackの「ワークスペース」をつくる。

「一人Slack」には個人の批判も書くことにするので、できるだけ他と混じらない、独立した構成をとりたかったことによる。

②チャンネルは「general」と「random」以外には、当面は、なんでも入れるもの一つで済ませるなど、チャンネル数はあまり増やさない

③スレッドは多用して、階層構造を保つようにする

④放り込むデータの種別は問わない。


【やってみた感想まとめ】


3か月ほど使ってみたのだが、その感想をざっくりいうと


・書く記事の種類が増えてきて、少々、ごちゃまぜ感がでてきたのだが、記事の冒頭に<  >といった感じで見出しをつけるやり方で今のところは仕分け可能。テーマごとにチャンネルを少しづつ増やしていくことで、仕分けと一覧性を両方確保できるような気がする

・スレッドが使えるので、Evernoteのようなごちゃまぜ感は少なめ。Evernoteも「検索機能」を使うことで、疑似スレッド化できるのだが、デフォルトで1テーマがまとめておけるのはストレスが少ない。

・クラウド・アプリなので、書き込むデバイスやOSを選ばないので、いつでも、どこでも環境が簡単につくれる

・無料バージョンなので、閲覧できる記事数に制限がある。有料プランはちょっとお高めなので、片が付いた仕事とかは、Evenoteに書き込みをまとめて移管するといったのがリーズナブル


といった感じで、個人用の仕事のアイデア・メモと協議や交渉記録などをまとめておく、プライベート・グループウェア(変な名称ですが)としては十分な印象ですね。

2019年10月2日水曜日

鳥取市の「笑福」で「豚入りラーメン 野菜増し」


これから医者に行くので、本当は余り大量に食さない方がよいのだが、もやし大量であればよいだろうと勝手に解釈。ただ、当方も年齢を重ねているので、「増し」ぐらいの量でちょうどいいぐらいですね。