2017年8月30日水曜日

「食費バカ高世帯」への処方箋を仕事のオーバーフローに応用できる?

 President Onlineで「「贅沢してない」食費バカ高世帯の常套句」という記事が掲載されている。

そこそこの収入がありながら赤字家計の世帯にアドバイスをするもので、食費がやけに高い家庭へのアドバイスがされているのだが、食費の高い家庭の特徴は「みんなが食べたいメニューを食べる」「食べたいと思ったものはその日のうちに食べないと気がすまない」「食べることに対して全く無計画」といった特徴があるようだ。

これって、仕事がオーバーフローを起こしている時によく似ていて、組織の受け入れ体制を感上げずに仕事をうけてアップアップしたり、メンバーがぞれぞれの思いで仕事を勧めまとまりがつかなくなっている状態と同じ。

この記事の処方箋は「現金主義」「1週間単位で支出を管理する」というアドバイスがされているのだが、これは仕事のオーバーフローに対処する時にも共通で

今の受け入れ体制に応じて、仕事を分割する、あるいは小分けにして片付けていく

ということが有効で、なによりの基本は、自らの組織のリソースをしっかり把握しておく、ということが基本でありますね。

2017年8月29日火曜日

Seriaのタッチペン 2種を比較する

 以前はタッチペンも値がはったものだが、最近は百均で数種類店頭に並ぶ、という豪勢な時代になってきた。

今回は、Seriaで販売されている二種を比較してみた。Seriaで販売されているのは、ボールペンと併用しているの少なくて、タッチペン専用が多い。今回購入したのは、導電性繊維仕様と、ゴム先の仕様のもの二種。

導電性繊維を利用したタッチペンは、以前、Su-Penというのがあって、iOSがバージョンアップしたところで使い勝手が悪くなり、当方のiPad Pro、iOS10という環境下では反応しなくなっている。
使用できた当時はかなり使い勝手がよかったのだが、このペンは、そのSu-Penの書き味を再現しているような気がする。



双方のペン先を比較するとこんな感じだ。色の違いはあれども形状は変わらない。当時の値段を思うとこれが108円で購入できるとは驚きではある。



iOSのメモ帳にメモしたのがこんな感じ

 


ペン先がゴムのものの外観はこれ



書き味は悪くないし認識性もよい。ただ。ゴムのふにゃふにゃ感は否定できないので頼りなく感じるのと、細かな描写はちょっとやりにくい感じ



どちらも実用性はあるが、書き味は、伝導性繊維を使用したもののほうが好み。
なんにせよ、108円は安価い。

2017年8月27日日曜日

Canonドキュメントスキャナ DR-150のOCR機能が結構素晴らしい

 当方は紙の書籍も大概は裁断して自炊してタブレットで読むという所業に及んでいるのだが、読んだ本の抜き書きをつくるのが、結構面倒なのだが、 Canonドキュメントスキャナ DR-150は、MacのDR-150用のソフトで読み込むと自動で読み取り可能なPDFにしてくれるようだ。

ところがDR-150でスキャンしたものをiOSの「i文庫」の「しおり」機能で書中の文章をマーキングすると、かなりの精度でOCRがされている。i文庫の「しおり」機能は、しおりで取り込んだり、書き込んだものを、まとめてEvernoteに送信できるので、読書メモが簡単に出来上がるという次第。

マニュアルを調べると、どうやらデフォルトでOCR機能が働くようになっているらしく、Scansnapのように設定をあらためてする必要がないようだ。しかもWindows、Macとも対応している。

DR-150はすでに旧版となっているので、中古機であればかなり安価に手に入る。本格的な”自炊”には力不足だが、ちょっとした自炊作業には十分な機能を持っているし、たとえば職場のサブ機でおいておくとかにはこれで十分な気がする。

入門機としてマークしておいてはいかがか。

2017年8月24日木曜日

EnacFire Bluetoothイアホン 片耳ミニを買った。小さくて「良し」

 両耳対応のBkuetoothイアホンを持ってはいるのだが、あごのあたりにコードがプラプラするのがするのが煩くなったのと結構古びてきた。さらには、若い別嬪さんが片耳イアホンで通話しているのを目撃して、ちょっと物欲が刺激されしまった次第。

購入したのはEmacfireのBluetoothイアホン、2500円足らずのもの。

大きさは2.6cmで、Amazonのサイトによると連続通話時間は6−8時間、待機時間150時間とある。



パッケージはこんな風で、結構御大層なものである。中国製なのだが、最近は中国製のほうがこういう豪華なパッケージなのかもしれない。


製品のスペックといい、製品配送といい、日本メーカーはもう大幅に遅れをとっているのかもしれない。きっと、中国の消費者を含め多くの消費者がこういうパッケージを求めるからであろう。きっと簡素パッケージを求める時代になれば、一挙に簡易パッケージに変わるのであろうな動きの速さに敬服はしたい。


箱の中身はこんな風で、USBに充電アダプタは2個、イヤーピースの換えも2個同梱されている。日本語マニュアルも嬉しいところ。



まずは充電。充電プラグはUSB端子のところなので、ACコンセント用には携帯用の充電プラグを使う。100均で売っているもので十分対応可能である。



充電には長時間は不要で、青いランプが消えればOK。


次はiPhoneとのペアリングなのだが、スイッチボタンに少々手間取る、思ったより長押ししたほうがいい。もともとiPhoneのペアリングは気まぐれなとことがあるのだが、このイアホンとのペアリングはあまりストレスなく終了。「CF8001」という機種が出るので、これをタップすればOKである。


音質は可もなく不可もなくといったところ。もともとそんなに気張って音楽も聴くほうではないんで、あまり違いがわからないというところである。


なによりも小さくて、装着しているように見えないのが有り難いところであるが、こうしたイアホンの装着者が増えて、道端で独り言を言っているのか電話をとっているのかわからない輩が増えると一種異様な近未来の光景であるな、と妄想をしてみるのであった。


ちなみに、こんな携帯用のケースもついてくるので二重にお得でありますな。中国メーカー恐るべしでありますな





2017年8月20日日曜日

東京駅の駅弁二種「牛たん弁当」と「深川めし」を食した

出張や旅行というと、辺境の地に住む身ゆえ、飛行機での移動が主となってしまうのだが、最近、北関東の栃木県という空港のない県への出張があり、ひさびさに新幹線利用で、東京駅で昼時を迎えた。

お盆ということもあって、かなりの混雑であったのだが、二日間の出張旅行で、昼飯に確保したのが、1日目が”伊達の牛たん”の「牛タン弁当」で、2日目が「深川めし」。

いずれも東京駅の中で売っていて、いつも大混雑で有名な「駅弁屋 祭」「駅弁屋 踊」以外で購入。

「牛たん弁当」はこんなので、1380円のものをチョイス。2000円のものとの違いは明確ではないが、車内のお昼ごはんとしては、値頃で、ボリュームも十分。

内容は、白ご飯に、牛たん、辛味噌の漬物、ミソの大葉巻、牛肉の佃煮と、牛たんをしっかり味わえる。

「深川めし」はパッケージも江戸前風。

内容は、炊き込み御飯、穴子の蒲焼き、小ハゼの佃煮、アサリの煮付けに漬物各種

炊き込みごはんはしっかり味が沁みているし、穴子蒲焼きも豪華感あり。これで800円はお値打ちであろう。

先だってブックレビューした鴻上尚史氏の「クール・ジャパン」でも

日本人が知っているタイプの「駅弁」は、世界で日本だけです。主要駅で売られておる、主要駅に関係するデザインで、主要駅や地域にちなんだ食材で知られた食材で作られた駅弁、という意味です

といった記述があるのだが、深川めしはご当地としても、宮城の牛たんをはじめ各地の「特産」が一同に集まってしまうというのは東京ならではの現象で、こうした中央へ集まる性向がある限り、地方回帰、地方創生っていうのは、限られた展開にならざるをえないよね、と思わないでもない。なんといっても、日本各地、世界各地のうまいものが一つところで食えるってのは、とんでもないアドバンテージであるな。

ならば、ムリに地方への移住定住に躍起になって、地方同士が争って疲弊するよりも、税金をどいうとるかといった問題はあれども、地方滞在あるいはノマドワークやテレワーク拠点といった、時限的な来訪対策をとったほうが全体調和するのでは、などと思うがいかがか。

まあ、安価で旨いものはすべて良し。ひとまずは、各地の駅弁各種をたくさん楽しめることを喜びましょうかね。

2017年8月16日水曜日

日野町"そば道場たたらや”で「たたらんち たたら鉄板焼き蕎麦御前」を食して、「食」による地域おこしを考えた

 先だって、鳥取県日野町に仕事で出向いた際に、訪問先の人から珍しいものがあるから、といって予約してもらったのが、”そば道場たたらや”の「たたら鉄板焼き蕎麦御前」



ここ日野郡はたたら製鉄が盛んだったということで、それにちなんだ「食」による地域興しに取り組んでいるとのことで、この店も、本来は蕎麦屋であるのだが、一肌脱いで独自メニューを提供している。メニューは、夏、冬とあるのだが、本日は夏メニューの「鉄冷やし水そば」、「せいろ蒸し大山おこわ」、「そば刺し」、「じゃぶ汁」、「カシスソルベ&ケラチョコ」を食すことに。



大山おこわ、じゃぶ汁も郷土色豊かな料理なのだが、本日、「ほう」と思ったのは「鉄冷やし水そば」と「そば刺し」。


「鉄冷やし水そば」はこんな風で、冷たいそばなんであるが、出し汁にオクラが入っている。オクラのネバネバ感とそばのつるつる感のマッチングが良。さらに、「たたら」といえば製鉄なので”熱する”イメージが強いのだが、今回は”鉄で冷やす”というのはこの店のオリジナル発想らしい。


秀逸は「そば刺し」。広めにカットしてある蕎麦に、薬味としてわさびと粗塩、蕎麦だしをつけて食す。特に粗塩は人工塩ではないらしく、味に深みがある。

これを少し蕎麦にまぶして食すと蕎麦の香りが感じられて風情がありますな。季節の野菜で日南町のトマトが添えてあって、蕎麦に巻いて食べても、ということであったが、当方的にはこれ単独で食した方が美味であった。


で、これを食しながら、最近、地元の食材や料理をテーマにした地域興しが数々あるが、さてどれだけ残っていくのかな、と思った次第。このたたらんちもお値段は1200円で、この店の他のメニューに比べて、馬鹿高価い、というわけではない(ちなみに、ざるそばは820円らしい)のだが、手間が尋常ではないようだ。


「食による地域興し」で、ネックになっていくと思われるのが、地元の「食習慣に根ざしているか」ということと、並んで「将来にわたって恒常的に提供できるか」ということがあるように思う。

旨いものをつくるのは、そこはプロの料理人がかかれば何とかなるものなのだが、それを「常態」として提供していけるか、となると、食材の値段や仕入れのしやすさ、普段食として提供できる手間の少なさがキーになるような気がするんである。


さて、日野のたたらんち、このハードルを超えて、繁盛してほしいものですね。