日本の人口最少県である鳥取県に住まう、リタイア生活の途上人の田舎の日常のあれこれ。「辺境」には地理的、意識的の二つの側面があり、 あくまで『”中心”ではない』と宣言中。このサイトは、本編「辺境駐在員の備忘録」の過去ログ+私的な記録+補遺なのであしからず
2016年3月25日金曜日
Tayの停止で改めて「教育」の大事さを考えた。
Microsoftは昨日(米国時間3/23)、ユーザーのメッセージに返事をする人工知能ボット、Tayをリリースした。Twitterに加えてチャット・サービスのGroupMeとKikが対象だ。しかしMicrosoftはこのTayをスタート早々停止してしまった。問題はこの人工知能が侮辱的ないし人種差別主義的メッセージをそれと認識できないところにあった。
ということで、まあMicrosoftの技術者の方はお気の毒であるのだが、ある意味面白がって絡んできそうである、Twitterで実権してみようと思うのが無茶であったことの実証でも有る。
AIであるから知能や学習機能は高いといっても、ある意味赤ん坊状態であるのだから、世間の悪い風にさらされたら染まってしまうのも当然でしょ、と何やら昭和世代の青春ストーリーを復習しているような思いでもある。
なにより今回の事例で心せねばならないのは、AIであるからといって潜在的に善悪をわきまえているわけではなくて後天的にそれを知るのだ、ということで、古来からの「タブラ・ラーサ」の概念の正当性を思う次第でもある。
なんにせよ、これからあらゆる場所や機械に導入されて、私達の暮らしの多くの部分のイニシアティブをとるであろうAIであろうから、「教育」はしっかりしてほしいですね、と願うばかりである
2016年3月24日木曜日
「AIに奪われる職業」で「教育現場もAIに」と妄想してみる
2016年3月12日土曜日
スーパーはくとの無料Wifiが少し残念であった
子どもの入学準備で、本日は京都へ。
そうした時、山陰東部の交通手段としては「スーパーはくと」がメインである。
この路線、三セクで開業して、なかなかの営業成績で、全国的にも健闘している路線である。
そんなスーパーはくとに無料Wifiがあるというので、本日早速試してみた。
パスワードは各車両の先頭に掲示してあって誰でもアクセスできる。無料Wifiで時折ある、別途、土管だけが用意されていて、FretsspotやSoftbankのWifiなどのサービスに別途加入しておく必要がないのは良心的である
しかし、しかしである。この日は乗客が多かったせいか、アクセスが確立しづらいのと、時折かなり遅くなる。この智頭線、山陰線区間は電波状況がかなり悪くて、トンネルに入ろうものならブチブチと接続が無情にも切れてしまうところが多いので、Wifiのおかかげで「切れない」というのは有り難いことではあるので贅沢はいってはいけないのだが、もう一声、レベルアップをお願いしたいところでありますな。
【追記】2019.5.24
先だって姪っ子の結婚式があって「スーパーはくと」に乗車する機会があったので近況を追加。
接続状況は鳥取駅出発の頃はアンテナも4本立って快調であったのだが、智頭のあたりから4本と2本の間を行き来して安定しない状況になりましたな。
特に県境あたりではアンテナ2本が続く状況。このあたりでは、スマホ(当方はSoftbankなので山岳地帯は弱いのですが)の4Gは「圏外」になってしまうのは、以前と変わらないので、まあWifiが繋がりそうになるのはありがたいのは前のエントリーの時と同じ。ただまあ、全体としてストレスは溜まる感じでありました。
ちなみにスーパーはくとのWifiのパスワードは車両の前後の壁に掲示してあるのだが、「大文字」で入力しないとつながらないので注意が必要ですね。当方も最初、接続を蹴られて戸惑いましたので念の為。
通信速度の関係もあるので、長時間連続して動画などを鑑賞するのは不向きな感じがします。そんなときは、ダウンロードしておいてオフラインで鑑賞するほうがストレスがないと思いますね。
2016年3月5日土曜日
米子市淀江 「ひの木家」で ”山色そば” を食す
実は、4月から米子市へ単身赴任することになって、本日はその宿舎を探しに来た次第。
長い期間、赴任するということは今のところ想定せず、まあ1年から、長くて2年という気持ちでいるので、選択はレオパレスとかの家具家電つきとなるのが世のならいで、まあ、現実もそうなりそうな次第である。
それはさておき、アパートを探した帰りにちょっと遅目の昼食を、ということで昔ながらの「ひの木家」を訪れた。
最近は支店も増えてきて、そちらのほうはかなり綺麗なつくりであるのだが、淀江の本店は、年を重ねるにつれ古びた感じが増してくるも味わいというべきか。
注文したのは、定番ともいえる「三色そば」で、基本は割子そばなのだが、巨大ともいえる天ぷらがついてくる。
天ぷらの正体はイカ天なのだが、イカが分厚いのと熱々で食せる。イカの甘みがしっかりして、衣サクサク、イカの歯切れも良しという逸品である。
そばは器は四角いが、割子仕立てで、普通の蕎麦、やまかけ、イカ天のせ、という三種。ついている蕎麦つゆをかけて食すのだが、残った汁は、次の割子にかけるのがお決まりではないかと思うのがマイルール。なので、わさびは注意しないと、濃厚になっていくばかりなので時折ツンとくるはめに陷るかも。
食べる順番はお好みのままなのだが、蕎麦の味でしめるか、天ぷらの味でしめるか、といったところが分かれ目。個人的には、その日の気分で決めるがよろしかろうかと思う次第であります。
2016年3月3日木曜日
無印良品の戦略に地域活性化の原点を感じた
東洋経済オンラインで、「激売れ! 無印の「海外商品」が強いワケ」を読んだ。記事の内容は無印良品の商品開発の原点や無印がなぜ国内外で売れるかという、商品開発の戦略論なのだが、その中の
無印良品には誕生した当時から、ものを「つくる」というよりは、「探す、見つけ出す」という考え方がありました。日本に昔からあるいいもの、あるいは日常生活で使われているものの中から、優れたものを見つけ、無印良品のコンセプトを入れながら、商品化していくという道をたどってきたのです。
(中略)
ところが、一時期「見いだす力」が衰えてしまった時期がありました。
世界中からいいものを見つけてくる活動は、時間もコストもかかります。そこで、商社の人たちにお願いして商品を探し出してもらう方法に切り替えたのです。商社にはさまざまな調達部門があり、大量の情報やネットワークを持っています。そこを頼みにしたのです。
しかし、商社の人の中には無印良品の哲学をきちんと理解してくれている人と、そうではない人たちがいました。その結果、玉石混交のものが集まるようになり、そこから選別しているうちに、今まで使っていなかったような色やデザインが紛れ込んでしまい、無印良品らしさが失われていってしまったのです。
というあたりに、地域活性化の出発点を感じた次第。
地域活性化というと、どこかから新しいコンセプトをもってきたり、新しい商品を開発したり、といったことになりがちなのだが、案外、今まで身近にあるものの中から、いかに「探しだすか」といったことが大事であるような気がしてくる。もちろん、どんなものを探しだすかということが目利きの腕次第ということではあるのだが、新規なものを持ち込んでくるよりも、より地域への愛情やら地域を知るという行動が必要な分、地域に密着したものになるはずである。
なによりも「足元が大事」ということですかね